緋弾のアリア GuiltySniper   作:TaMaNeGi

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やっとこさ更新。
大学の授業が忙しすぎる。

しかしカタナの燃費どうにかんねぇかな。
一週間に一度入れてる気がする・・・(´・ω・`)

ただ単に信号が多いからなのかそれとも俺がぶん回しすぎ?


第六発目

 

 

 

「なぁキンジ。なんでこんな事になってんだ? 経緯を教えてくんねぇか?」

 

 いまだ事態が掴めていない俺がキンジに言う。

 

「ああ、そうだな。 今日の朝、俺がチャリジャックにあったってのは知ってるよな。」

 

「周知メールでな。――やっぱりそれ絡みなのか?」

 

「まあな、長くなるが――。」

 

 とキンジが今日の朝のことを話しだす。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ってわけだ。」

 

「なるほどな。 あっちのお前さんを見られちまったってことね。お前さんもツイてないね。」

 

 "あっち"とはキンジの家系に代々伝わる特異体質のことでHSS:ヒステリア・サヴァン・シンドロームを発症させたキンジのことだ。

 コレは性的興奮がきっかけで動体視力や反射神経などその他諸々の身体能力が向上する体質で、要するに男が女を守ろうとしてパワーアップする本能が異常に発達したものだ。

 俺たち二人は長ったらしいのでヒステリアモードと呼んでいる。

 

「そういうなっての・・・。 俺だってまさかアリアでなるとは思ってなかったんだ。」

 

「まあでも、お陰で神崎がお前に拘る理由は分かった。」

 

 つまりは神崎は偶然発症したヒステリアモードのキンジを見てしまったが故にパーティに欲しいってことになる。

 確かにあの状態のキンジは間違いなく東京武偵校でトップクラスの実力だしな。

 色々と思考を巡らせているとキンンジが――

 

「とりあえず部屋に戻らないか? あれから軽く40分は経ってるぞ。」

 

「そうだな、流石に野宿は洒落にならんしな。」

 

 そう言って俺達は部屋に戻りそーっと玄関の扉を開ける。

 自室なのになんでこんなコソ泥みたいな真似しなきゃならないんだと思いつつ様子を伺うべくリビングへ向かう。

 が――。

 

「いない・・・?」

 

 おかしい、あんなに強情な奴がそう簡単に折れるはずがない。

 俺が不審に思っているのに対しキンジは安堵の息をついていた。

 

「とりあえず帰ってくれたみたいだな。」

 

 そう言うとキンジは手洗ってくると言って、洗面所に向かってしまった。

 嫌な予感しかしないのは気のせいか・・・?

 

 

 

 

 

 

 俺達が部屋に戻るとアリアは居なかった。

 帰ったのか――。

 と俺は安堵していた。タケはどこか納得してないようだったけど。

 

「流石に泊まっていくなんてハッタリだったんだろうよ。」

 

 そう言い一応外から戻ってきたんだし・・・、と言う事で俺は手を洗いに洗面所へ――。

 サァァァァ――。

 風呂場からシャワーの音がする。

 見るとバスルームの明かりが灯っている、うっすらと見えるちっこい人影。

 どうやらアリアが風呂に入っているらしい。

 

「なっ!?」 

 

 ――風呂だと!アイツ何考えてんだ・・・。

 洗面所の隅においてあるカゴの中にはアリアの制服が入っていた。

 その中には二挺の拳銃と二本の小太刀が一緒に突っ込まれていた。

 ひとまずこれ以上この部屋で暴れてもらっちゃ困る。

 今のうちにアリアの武器を――。

 

「おい、キンジ?」

 

 武器を回収しようとしていたところに余りにも戻ってくるのが遅い事を不審に思ったタケが洗面所にやってきた。

 

「何やってんだ、お前・・・?」

 

 アリアの服の中に手を突っ込んでいる俺を見てしかめっ面をしながら聞いてきた。

 俺はジェスチャー&小声で風呂場を指す。

 

『神崎か?』

 

 どうやら気付いたようで小声で俺に返す。

 

『そうだ、これ以上暴れられたらたまったもんじゃ無いからな。今のうちに――』

 

 武器を回収する、と言おうとしたのだが。

 

 ――ピン、ポーン――。

 これでもかと言うくらい慎ましいドアチャイムが鳴る。

 タケもそれに気付き・・・。

 

『星伽か?』

 

『あの慎ましいチャイムの鳴らし方は間違いない・・・!』

 

『取り敢えず俺が出て時間を稼ぐからどうにかしろ。』

 

 そう言うとタケは玄関へと向かった。

 さて、今のうちに――。

 

 

 

 

 

 ひとまず俺は星伽の相手をするために玄関へ向かった。

 

 ガチャ。

 

「星伽か?」

 

 玄関から出てきた俺を見て星伽は少し落胆したように見えた。

 

「えっと、キンちゃんいる?」

 

 キンちゃん――十中八九キンジのことだろう。

 以前話していた時にそう呼んでいるのを聞いたからな。

 

「ああ、済まない。 アイツ今風呂入っててな。――何か渡すもんがあるのか?」

 

 荷物を持っていたので聞いてみると。

 

「あっ、お風呂だったんだ。えっと、今日周知メールで自転車爆破事件って回って来たから・・・。」

 

 成る程、心配で来てみたってことか。

 キンジは気づいていない様だけど星伽はアイツにぞっこんだからな。

 無理もないか。

 

「その事か。 大丈夫だ、ピンピンしてるよ。」

 

「そっか、良かったぁ。 あ、それとこれ。夕ご飯作ってきたんだけど良かったらキンちゃんと一緒に。」

 

 そういい、大きめな包を俺に渡してくる。

 ――重箱か、これ?――

 

「スマンな、俺も一緒に貰っちゃっていいのか?」

 

「うん、いいよ。元々多めに作ってあるし、キンちゃん一人じゃ食べきれないと思うから。」

 

「そうか、んじゃご好意に預かるとするよ。キンジにも後で電話か何か入れさせるよ。」

 

 ホントならキンジと話したかったはずだしな。

 

「ありがと、長臣くん。」

 

「いや、礼をいうのはこっちだよ。 それじゃまた学校で。」

 

 と会話を終え、星伽が帰るのを見届けて部屋に戻り扉を閉めた。

 ――直後。

 

「~~~~~~~~死ね!!」

 

 ゴスッ!!

 

 ――神埼の叫びと妙な音がしたので見るとキンジが洗面所から飛び出してきた。

 何やってんだか・・・。

 

 

 

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