すすきが原住宅街
「イテテテテ………サヤカちゃんも酷いよなぁ………今回ばかりは僕、何も悪いことしていないのに………」
復元光線でタケコプターと石ころ帽子を修復し、瞬間クリーニングドライヤーでずぶ濡れだった体を乾かした玲雄は、タケルに合流するべく空へと浮上する。
「おや?」
既にのび太は家へ戻っているという
「うーん………こっちも気になるけど、僕の本来任務はのび太君の監視と護衛だからなぁ………」
静香の事を放っておいて、のび家へと移動しようとする玲雄。
しかし………
『静香おばあちゃんの方を見てて、レオ』
「静香さんを?何故?」
『あんな事があったばかりだからね。静香おばあちゃんの傷付いた心も心配なんだ』
「スパイ衛星は静香さんもマークしているんだろう?」
スパイ衛星はのび太、ドラえもんだけではなく、それぞれの先祖全員………武、スネ夫、静香、ジャイ子全員にセットされていた。
直接玲雄達がのび太とドラえもんに張り付いているのは、ひみつ道具が身近にあることに他ならない。特にドラえもんは『地球破壊爆弾』やら『銀河破壊爆弾』、『熱線銃』、『ジャンボガン』、『マシンガン』など、お世話ロボットが持ち歩いて良い危険兵器をネズミを駆除する為に使用しようとした事もある為、瞬時に対応が必要がある。※1
今は静香は何のひみつ道具も持ち歩いてはいない為、静香に張り付く必要が無いと考えていただけに驚いた。
『良いから。このままではとても良くない事になる。なんとなくだけど、僕はそう思うんだ』
何となく………とヒデキは言っていたが、もちろん彼がそんな勘だけでそんな事を言うはずが無い。
本来任務である世界崩壊の阻止。その鍵となるのがドラえもんと5人の先祖達であると考えていた。
航時局がドラえもん達の要請を破棄しようとした時、ノイズが走った5人の子孫。大袈裟だが、その先祖達が大きな鍵であるとヒデキは確信を持っていた。
のび太は今、静香に嫌われようとしている。今の静香を放って5人の先祖の絆にヒビが入ってしまえば………
ジジッ!
「ぐぅ!」
ヒデキにしては荒唐無稽だと思っていた玲雄だが、一瞬だけ走った強烈なノイズ。まるで消えていくかのように、きらめき、薄くなりかけている自分の体。
「これは………」
『行って!レオ!君ほどではないけれど、僕達にも同じような状態になっている!きっと僕の予想は当たっているんだ!』
「くっ!わかったよ!君の言うとおりにするよ!」
崩壊を始めていたのは自分達とドラえもんのごく一部だけ。つまりは未来関係の物だけだ。世界崩壊に関係するのは今後に起こる何かだと言うことだろう。何故玲雄が特に酷かったのかはわからないが、ヒデキの指示に従う他はなさそうだ。
玲雄は方向変換をして静香の後を追った。※2
玲雄が見守る中、静香は彼女らしくなく荒い歩調で歩いていた。
「信じられない!のび太さんなんて知らない!」
『あんな事をする人だったなんて!刷り込みたまごだって、きっとあたしにイヤらしいことをする為だったんだわ!キライキライ!本当にキライ!』
(当然だけど、本当にこれは嫌っているなぁ………刷り込みたまごの件も含めて併せ技一本ってところかな………)
柔道が苦手なクセに、柔道用語を口にする玲雄。
状況が非常事態と判断したタイムパトロールは、『さとりヘルメット』の使用を再び許可が下りる。玲雄自身としては乙女の内心を許可なく盗み聞きするのは気が引けたが、世界の危機に四の五の言っている訳にはいかない。
(世界の危機だから、悪いけれど………)
玲雄は四次元ポシェットからひみつ道具を取りだす。
先端にバッテンが付いている棒。『まあまあ棒』だ。
玲雄は『まあまあ棒』のバッテンを静香の口に押し付ける。
「まあまあ」
『まあまあ棒』はバッテンを怒っている人物の口に押し当て、まあまあと唱えれば怒りを鎮める事が出来るひみつ道具である。
怒りが鎮まった静香。すると、変化はすぐに起きた。
『でも………のび太さんは堂々とスカートめくりをするようなガサツな人では無いはずだわ………しかも、あんな場面で脈絡もなく突然…』
(うん。のび太おじいちゃんの普段の言動が無ければ、静香さんがこうも簡単に思い返す事は無かったね。普段の言動って本当に大事なんだなぁ)
玲雄が思う通り、普段ののび太がガサツな物であれば、結局静香はのび太を嫌ったまま家に帰っていたことだろう。
『本を返しに来た時も様子がおかしかったし、追いかけて話しかけた時もあたしを無視して………普段ののび太さんでは考えられないことばかりだったわ………』
そこで静香はスカートめくりをした時ののび太の姿を思い出す。
ギュッと目を瞑り、辛そうに………。
(凄い洞察力だな………ハイスペックすぎるでしょ………静香さん………)
大人でもそこまで冷静に分析するのは難しい。それを子供が、しかもスカートめくりをされているという、とても冷静ではいられない状況での洞察力には舌を巻く玲雄だった。
小高い丘の道端。
一方でのび太は静香からビンタを受けた後、一人寂しく街を眺めていた。
「これで良いんだ………でも、辛いなぁ………」
(そりゃ、好きな女性からビンタをされたら理由はどうあれ、ショックだろうよ………)
相棒の玲雄がいないので、やる事なく崖の
そんなのび太の側を、英才が通りかかる。
「あっ、野比君じゃないか。どうしたんだい?」
あからさまにドンヨリムードを醸し出しているのび太を見た英才は、心配して声をかける。
落ち込んでいる級友がいるならば、心配せずにいられない。それが出木杉英才という人間だ。付け加えればのび太から一方的にライバル視されているが、英才はのび太の事を嫌っておらず、むしろ個人的には好意的だったりする。※3
(さすがはヒデキやサヤカちゃんの先祖………人間ができてイルゼ)
英才に声をかけられたのび太はくるりと向きを変え、無理矢理笑顔を作りながら、両手で手を取り………
「出木杉くん!君は良いやつだ!しずかちゃんの事、頼んだぞ!」
と一気にまくし立て、英才が反応する前にその場を走り去って行った。
さすがの英才と言えども、あまりに唐突で、状況が理解出来なかった為、しばらくポカンと走り去って行くのび太の背中を見送ることしか出来なかった。
(そりゃ、あれだけじゃ普通は反応出来ねぇよな?悪いな、ヒデキのご先祖様………)
しかし、英才がここでのび太に出会ったのは、小さくとも大きかった。
住宅街………
色々と思い出し、のび太の事をますます心配する静香が考えながら歩いていると、のび太に会った英才と会う。
「あら、出木杉さん」
「あ、しずかくん。ちょっと良い?」
のび太が心配で仕方なかったが、話しかけられては無視することは出来ない。
英才の表情も、深刻そのものといった感じだ。
「さっき、野比君と会ったんだけれど、どうも様子が変なんだ………」
「やっぱり………」※4
話題がちょうどのび太の事だった事もあり、静香の中の不安がますます膨れ上がっていく。
『のび太さん、どうしてしまったの!?嫌な感じがどんどん膨れ上がっていくわ!』
「ありがとう。やっぱりあたし、のび太さんに会ったら今度はきちんとお話をするわ」
「うん。あんなに思い詰めた野比君を見るのは初めてだから心配なんだ。君なら野比君の力になれると思う。頼んだよ」
(英才さんがのび太おじいちゃんに会ったって事は、のび太おじいちゃんに張り付いていたジャンボが何かやったのかなぁ…)
タイミングが良かっただけに、タケルが何かしたのかと思った玲雄であるが、これは本当にただの偶然である。タケルはまさか英才が静香と鉢合わせるなんて思ってもいなかったのだから。
英才と別れると、再び静香は考え事をしながら道を進んでいく。
すると、公園の前を通りがかったとき、遊んでいた武とスネ夫が会話をしていた。
「のび太のヤツ、今回の0点はかなり堪えたみたいだな」
「そりゃそうでしょ。先生に小学校を卒業出来ないなんて言われたら、僕だったら死にたくなるね。ハハハハ!」
と呑気に残酷な事を言っていた。
もっとも、辛辣な事を言っている二人だったが、さとりヘルメットを装着している玲雄の耳には………
『まぁ、打たれ強いのび太の事だから、明日にはいつものようにケロッとしているだろ』
と、ある意味ではのび太に対する信頼のようなものがあったのだが、一時は玲雄達も非常事態態勢を敷くほどのび太の自殺を心配していただけあり、それを聞いていた玲雄にとってはシャレにならなかった。
テスト直前まで挑発とも取れる態度を取っていたのび太にイラ付いていたのも、二人がシャレにならない会話をしていた理由だったのだろう。
(イヤイヤイヤ………これはのび太おじいちゃんにも原因がある。相手は子供だし、ジャンボやスネトの先祖だ………怒ったらいけない。冷静にぃ、冷静に………)
不謹慎な発言にイラッとした玲雄だったが、二人に怒ったところで何の意味もないと自分に言い聞かせ、自分の口に『まあまあ棒』を押し当てて、モゴモゴと「まあまあ」と言う。
玲雄がひみつ道具で自らの怒りを飲み込んだ一方で、同じくこの会話を聞いてしまった静香は更に衝撃を受ける。
『のび太さんの今までの行動は………パパにも『さようならって伝えて下さい』って言っていたし………』
「まさか!」
『自殺!?』※4
(やっぱりそう思うよなぁ………でも、さっきの現象が起きたということは、まだその可能性も捨て切れないんだ………)
現段階でのび太が自殺を考えていないという事を知っている玲雄だから、そこまで慌ててはいなかったが、そんなことを知らない静香がそう結論つけてもおかしくはない。むしろそう考えるのが普通だろう。
『のび太さん!あなたは弱虫よ!意気地なしよ!先生に叱られたくらいで!』
のび太の自殺の可能性を感じ取った静香は居ても立っても居られなかった。
「のび太さん!」
大急ぎでのび太の自宅へと走る静香。静香の悪い予感は、この時最高潮に達していた。
『お風呂はよく覗かれるし、この間みたいな事をしてくるどうしようもない人だけど………でも、あたしはのび太さんの事が嫌いじゃないわ!どこか憎めない人だもの………早まらないで!のび太さん!』
のび太の自室では、のび太が机に突っ伏していた。その頬にはこれまで耐えていた涙がつーっと伝っている。
『もう、良いよね………しずかちゃんの前で涙を流さなくて、本当に良かった…しずかちゃんって本当に勘が良いから、もししずかちゃんの前で涙なんて見せていたら、気が付かれちゃっていたかも知れない…よくやった、のび太!』
これまで我慢していた涙がここにきて、決壊したダムのように一気に吹き出てきた。
その様子を星野スミレのポスターを背に、押し入れの中から見ていたドラえもん。
「うーん………」
『バカバカしいけど、いじらしくもある………』
(いや、いじらしくもある………じゃねぇよ!ノイズが起きたって事は、何かがこれから起きるんだよ!呑気に構えてるんじゃねぇ!)
ドラえもんの心の声を拾っていたタケルが内心でツッコミを入れていた。
ドラえもんは押し入れから飛び降り、のび太の前に好物のドラ焼きを差し出す。
「のび太くん。どら焼き食べる?ここのは特に美味しいんだ!」
空腹では気持ちもどんどん落ち込んでいく。健康な体は健康な心からと言うが、その逆も然り。取り敢えずは空腹を満たせば心も満たされると考えたのだろう。
何より気持ちが落ち込んでいる時に誰かに優しくされれば少しはマシになると言うものだ。例え上辺だけであっても。
しかし、それもタイミングというものがある。
「いらないよ!今はそんな気分じゃない!」
今が絶望のピークであるのび太には逆効果であったようで、のび太は顔をプイッと逸らす。
「一口食べてみなよ」
「ドラえもんじゃないんだから!」
のび太は差し出されたドラ焼きを押し退ける。ドラえもんの気遣いはのび太の神経を逆撫でするだけだった。
声を荒げるのび太だが、案外頑固者であるドラえもんも負けていない。
「とにかく食べてごらん!」
「しつこいな!いらないって言っているだろう!」
「僕がドラ焼きをあげるなんて、滅多にないんだぞ!」
(イヤイヤ………だから何だよ………お世話ロボットが対象の神経を逆撫でしてどうするっての!)
ある意味では怒らせる事で落ち込みモードからのび太を一時的に立ち直らせたという点では効果覿面だったのだろうが……そんな意図が無かった事はさとりヘルメットから丸わかりである。
つまり、本気でのび太とドラえもんはケンカを始めようとしていた。
(これはマズいぜ………)
タケルも玲雄と同じように『まあまあ棒』で二人の怒りを収めようとした時………
「のび太さーん!いるんでしょ!出てきて!」
野比家の外から静香の声が聞こえた。
という事は玲雄も近くにいるはずなのだが、どうやら玲雄は静香の方に張り付いているので、外にいるようだ。
「しずかちゃんだ!」
『なんで!?スカートめくりまでして、徹底的に嫌われたはずなのに!?』
のび太は侮っていた。静香の洞察力とお人好し加減を。
洞察力が高いからこそ普段ののび太と違う事を察した。
それに、完全にのび太の事を嫌っていたとしても、一度自殺の可能性が頭を過ぎれば、同じようにこの場に来ていた事だろう。※6
「わー!どうしよう!ドラえもん!早くしずかちゃんに嫌われなくちゃ!」
先程までケンカをしていた事を忘れ、のび太はドラえもんに助けを求める。のび太の頭の中には既にしすかに嫌われる事で一杯だった。
「まだそんな事を言って!君がしずかちゃんに嫌われたら、僕は困るんだよ!」
(俺も困る………いや、未来人全員が困る!)
「いいから何とかして!」
しずかに嫌われる事の一点で頭が支配されているのび太。
そして、それに折れたドラえもんがついにアクションをしてしまう。
夢や空が広がっているはずのポケットの中に入っている、のび太が望む悪魔のひみつ道具を取り出す為に………
続く
※1
地球破壊爆弾、熱線銃、ジャンボガン
コミック7巻、『ねずみと爆弾』に登場したひみつ道具。
熱線銃は鉄筋コンクリートのビルを一瞬で溶かす威力があり、ジャンボガンは戦車をも吹き飛ばす。
極めつけは地球破壊爆弾。
本当に地球を破壊できる威力があるのかどうかはファンの間で何度も議論され、公式もその辺りはボカしていたのだが、わさドラ版『ねずみ年だよドラえもん』において登場する『銀河破壊爆弾』なる地球破壊爆弾の完全上位互換のひみつ道具が登場。
公式サイトにおいて『銀河破壊爆弾』の説明では
銀河全てを破壊する程の威力を持つ爆弾
と説明された。いや、某百科事典サイトの説明の言葉を借りれば、されてしまった。
つまり、これによって地球破壊爆弾も「これ、マジで地球を破壊する威力があるんじゃね?」と某動画のチャンネルを信じるならば、ファンの間で物議を醸し出しているとかいないとか………
いずれの戦略兵器もドラえもんは『ネズミを駆除する』………ただその一点だけの為に使用しようとしたところであろう。
逆を言えば………その下位互換性の○○破壊爆弾を使えば魔王デマオンも鉄人兵団も牛魔王も瞬殺できたんじゃね?とも思えなくないが、それを言っちゃあおしまいだ!と、物語が一気につまらなくなるので、○○破壊爆弾については本作でも封印致します。
魔王デマオン「ホッ………」
いや、あなたはどの道巨大銀の矢がぶっ刺さりますからね?
牛魔王「え?俺も?」
あなたは原作ルートでは巨大如意棒がぶっ刺さりますが、違うルートではワンチャン救済ルートがあるかも?
※2
静香を怒らせ、絶交状態だと………
静香がファインプレーをする「宇宙開拓史」「大魔境」「海底鬼岩城」「鉄人兵団」「アニマル惑星」「夢幻三剣士」「銀河超特急」「宇宙漂流記」「ワンニャン時空伝」で確実に詰みます。
「宇宙開拓史」では静香がジャイアンとスネ夫を増援に呼んだことでガルタイト工業の猛攻を凌ぎ切るキッカケを作ることが出来ずに詰み。
「大魔境」では静香が「先取り約束機」で未来の自分達を召喚する事が思い浮かばずに詰み。
「海底鬼岩城」ではバギーちゃんとの絆が出来ず、ポセイドンに全滅させられて詰み。
「鉄人兵団」ではリルルを過去のメカトピアに連れて行くことが出来ずに詰み。
「アニマル惑星」ではウサギの耳でチッポの声を拾えず、救出することが出来ずに詰み。
「夢幻三剣士」では白銀の剣をビッグライトで巨大化できず、のび太が敗北して詰み。(夢幻三剣士の場合は詰んでも現実には影響なさそうであるが)
「銀河超特急」ではヤドリの弱点が真空ソープである事に気が付くことが出来ずに詰み。
「宇宙漂流記」ではフレイアを説得することが出来ずに詰み。
「ワンニャン時空伝」ではネコジャラとの最終決戦にてトラックを運転する者が登場せずに詰み。
他にも「宇宙小戦争」では(新では改変されてしまったが)静香が持っていたうさぎのぬいぐるみがパピを救出することが出来ず、物語が始まらずに詰み(ギルモアが地球侵略に乗り出していた可能性がある)。「ドラビアンナイト」は物語自体が始まらない(黄金宮殿の未来技術がアブジルに乗っ取られ、過去改変が起こる危険性がある)。
何より、STAND BY MEドラえもんでのび太が死んでいた可能性もあるので、この段階でのび太&玲雄が詰んでいた可能性があっただろう。
ドラえもんとのび太ばかりが活躍する映画版、大長編だが、静香のファインプレーで状況が一変した物語が意外に多い。
それは静香だけではなく、ジャイアンとスネ夫にも言える事だが。
※3
出木杉はのび太に好意的
意外な事に、出木杉はのび太に対して好意的である。ドラえもんの力がある事も理由の一つであることは確かなのだが、何か問題が起こればのび太に相談することも少なくない。また、のび太が何かに出来杉を誘えば、彼は嬉しそうに参加してくれる模様。
更に『のび太の結婚前夜』では剛田家の飲み会に参加し、更に未来では息子であるヒデヨを火星出張に出掛ける際には親ではなく、野比家に預けている。
いくら静香がいるからとはいえ、両親の所ではなく野比家に預けていることから、かなりのび太を信頼していることが伺える。
また、のび太の方も静香が関わらなければ出木杉とは仲良くできるようで、未来ではかなり仲良く交流しているようである。
映画や大長編で出番が無いのは、彼(やドラミ)がレギュラー化すると、ドラえもん達が試行錯誤しながら事件を解決する様は無くなり、アッサリと終わらせてしまうのでリストラされてしまうのだと『空想科学読本』で分析されている。
出木杉やドラミは優秀すぎる故に活躍の場面が削られてしまった可哀想なキャラである。
いや、ドラミちゃんはのぶドラ時代でも『魔界大冒険』や『パラレル西遊記』で見せ場があったり、スピンオフ映画が出来ていた事を考えると、出木杉の扱いは可哀想としか言いようがない。
一応は『大魔境』『魔界大冒険』『パラレル西遊記』『創生日記』で出番があったわけなのだが、ちょい役過ぎて………。
※4
出木杉と静香の会話
原作でもわさドラアニメでも映画でも、ここまで長々と話してはおらず、二人の会話は………
「どうも様子が変なんだ」
「やっぱり!」
で終わっている。このシーンの加筆は本作オリジナルである。
※5
「まさか………自殺!?」
原作ではハッキリと言い切っている静香だが、時代の変換からか「わさドラアニメ」や映画版では「まさか!」で終わっている。
全年齢対象という配慮から、自殺という直接的なワードを避けたのだろう。
※6
静香もまた、お人好し
顕著なのは『鉄人兵団』におけるリルルへの対応だろう。
のび太と同様に、敵であるリルルに対して最後までリルルの面倒を見ていた静香。
他にも「宇宙小戦争」では臆病風に吹かれたスネ夫を最後まで信じてピシアとの戦闘へ赴き、「宇宙漂流記」では敵のスパイだったフレイアを信じ、あまつさえ「海底鬼岩城」では絶対的な悪であったポセイドン相手でも説得を諦めなかった静香。
ヒロインは伊達じゃない!
静香達の心情が上手く表現できているのかドキドキ物です。
案外、長丁場になった『しずちゃんさようなら編』もついに次回完結!
………すれば良いなぁ。
それでは次回もよろしくお願い致します。
のび太の結婚前夜編についてのベースは?
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STAND BY MEドラえもんルート
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旧のぶドラ映画版ルート
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その折半ルート