AKB49 エターニティ   作:とらとらこ

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10."0st"

「浦川お前は【ここ】に行かないといけないんだ」

「えーっと。俺が行かないと?どこにっすか?」

「急げこのままの衣装でいい」

 

?訳もわからず俺たちは劇場下に止まっていた車に押し込められ移動する。

 

「なぁ何か聞いてたりする?」

俺は押し込められた車の中で2人に相談してみる。

「何も聞かされてないよ。。」

「あんたまた何かやらかしたの?」

「俺は知らんぞ。。」

 

目的の場所はそう遠くなかった。

 

「こちらでお待ち下さい。」

到着早々俺たちはスタッフさんに部屋に押し込められる。

 

「なんか、事情分からずアメリカに行かされた時と似てるわ。。」

「じゃぁアフロディーテさんの仕業なのかな?」

「あり得るわね。ママこういう事好きだし」

俺たちがこの状況を推測していると、部屋のドアが開きそこには見知ってる人がいた。

 

「みのりせーんぱい!」

「あ、アリス!?」

抱きつこうとするアリスを手で抑え・・られず俺の右手に絡みつく

「なんでお前がここに!それにこれはどうゆう事なんだ!?」

にやにやした顔でアリスは

「ふっふっふっなんでしょうね!」

「さっ!先輩たちついてきてください!」

俺たちはアリスに引っ張られる形で部屋を後にし、

おそらくスタジオであろう扉の前に案内される。

「じゃーみのり先輩たち。楽しんできてくださいね!」

「え!楽しむ?」

アリスは俺たちの声を無視して扉を勢いよく開ける。

 

 

え!?

俺たち3人は口を抑え絶句した。

そこにはAKB劇場を模様したセットが組まれている。

「すごい。。」

完成度にひろこも驚いてる。

「どうして劇場がここに?」

1周して劇場に戻ってきたのだろうか?

俺たちはセットを見渡していると

「ねぇ緞帳(どんちょう)の先から声聞こえない?」

「ん?」

 

  ざわ

      ざわ

 

「・・たっ確かに。なぁこれって・・」

ふわっとスタジオが暗くなる

 

「AKB〜!」

overtureが流れ出す。

「え!ちょっと!」

 

overtureが流れる中、舞台袖からスタッフさんが出てきて俺たちを誘導する。

その中には見覚えのある人もいる。サクラさんだ。

 

「浦川さんこの立ち位置で」

「岡部さんはこっちで」

「吉永さんは反対にお願いします」

 

サクラさんに話す暇もなく言われるがままマイクを渡され岡部たちに目で訴えかける。

(何始まるんだよ。)

(知らないわよ!)

(…)

ひろこはテンパってる様だ。

 

overtureが終わり幕が上がる。

 

嘘だろ。

 

幕が上がり俺たちが見た光景に唖然とする。

 

人がいる。【200人】は下らないであろう観客が。

 

「みーのーり!みーのーり!」

みのりコールが響く。

ステージの背後が明るくなり、3人はハッとステージを見上げるとそこには

 

《GEKOKU嬢 0st シークレットライブ》

と記載されてる大型モニターが、

「ねぇみのり、ねぇ。」

ひろこが俺を呼んでるみたいだが俺はただ立ち尽くす。

ひろこは俺の肩を叩き俺はやっと元に戻る。

「あっ。ごめん」

「みのりあれって」

ひろこが見る方向には知ってる顔が観客席の1番前にいた、奥平先生だ。

 

「先生!?なんでここに?」

「みのりちゃん!さっきのLIVE配信お疲れ様っ!」

「ありがとうございます!っじゃなくてどうしてここに?!」

「ふふ。じつはね!」

 

携帯を取り出しメールを見せる。

俺は携帯をとり、俺を囲うように岡部とひろこが集まる。

俺たちはみのりコールが鳴り止まない中メールの文章を読む。

 

----

 

【特別公演のお知らせ】

 

AKBグループを支えていただいている皆様、

いつもご声援ありがとうございます。

こちらのメールは1年前に行われた、

”浦川みのり”卒業公演にご参加いただいた方のみに送らせていただいております。

その節は誠にありがとうございます。

そのお礼というわけではございませんが

【特別公演の実施】を考えております。

また特別公演実施、内容については『他言無用』でお願いいたします。

 

特別公演の出演者は以下の通りです。

 

■出演者

 

・浦川みのり

・岡部愛

・吉永寛子

 

以上で実施いたします。

尚、公演日に関しましては約1ヶ月後を予定しております。

参加をご希望の方は以下のアドレスよりご登録をお願いいたします。

https~~~

 

----

 

 

・・・メールが送られた日付ってあの浦川みのり復帰宣言したラジオの日じゃん!

あの時からこうなることを?あのたぬき親父め!全て計画のうちかよ。

 

と、一瞬冷静に考える。。

 

つまり?

 

このお客さんて、

 

俺の卒業公演に来てくれた人たち?!

 

俺は即座に土下座し謝罪する。

 

「あの時、私、直接謝れなくて、、ごめんなさい!」

「それに、今まで黙っててくれてありがとう。」

「そのおかげで私はまたこの場所に立つ事が」

 

「あたりまえだー!みのりちゃんはみのりちゃんなんだから!」

「俺たちはみのりちゃんが復帰した事が嬉しくてたまらないんだ」

「そうだそうだ!」

いろんな励ましの声に俺は泣き崩れる

 

「みんな。。」

 

と奥平先生が

「さぁみのりちゃん立ち上がって!」

「「みのり!」」

岡部とひろこが手を差し伸べ俺は手を取るが、色々な思いがこみ上げて手は震え涙は止まらない。

それに気づき岡部は頭をなで、ひろこは抱擁する。

 

「大丈夫だよみのり。私たちがついてるから」

ひろこは優しい声で語りかける。

岡部は大丈夫大丈夫と言いながら頭をなでる。

 

「・・・みんなありがとう」

「もう。。大丈夫っ」

 

俺は立ち上がり、腕で涙を拭う。

「みんな!今日は私たちの特別公演に参加してくれてありがとう!」

2人の方に振り向き確認する。

俺たちは無言で頷く(うなず)

 

よし!

 

マイクを握りしめ、みのりはセンターに立つ。

 

「GEKOKU嬢シークレットライブへようこそ!」

「私たちにもシークレットだったんでセトリが分かりません!だから好きに歌おうと思います!」

「まずはあの曲からよねみのりっ!」

俺たちは顔を見つめ合いタイミングを合わせる。

「聞いてください!」

「せーの!」

 

「「「放課後⭐︎下剋上!」」」

 

 




これにて1章終了です
間話を挟み2章に入ります
物語的にはシームレスに続きます
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