AKB49 エターニティ   作:とらとらこ

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間話です。
次回から2章開始!


11.未来永ごー

“浦川みのり”ライブチケット

 

有効期間:未来永ごー

ステージ時間:私がいいと言うまで

 

私はとんでもないチケットを持っている

 

私はこれをみのり先輩に見せる。

 

「まっまじ?」

 

「マジです!」

このチケットはいつでもどこでも駆けつけ”浦川みのり”のワンマンライブが見れる奇跡のチケットだ。

 

最近みのり先輩は公演の準備で忙しくあまりかまってもらえてない。

みのり先輩がまた戻って来てくれて嬉しいんだけど、また逆に寂しい。

コンビニにちょくちょく行っていた時は何となく独占してる気持ちになれていたのだが。

みのりパワーが足りていないのが日に日に感じ取れる。

 

そうだ!

 

私は家に大事にしまっている宝箱からあるチケットを取り出す。

 

冗談で作ったこのチケット。でも今の私にはどうしても必要そうだ。

 

次の日私はレッスンの合間を見て先輩にチケットを見せる。

「先輩!次のお休みの時、公演お願いします!」

 

「まっまじ?」

 

「マジです!」

 

真剣な眼差しで先輩を見つめる。

 

先輩は真剣な顔で考える。

 

チケットとアリスの顔を交互に見ながら

 

考える。

考える。

 

「・・・わかった。次のオフの日だよな」

 

「はい!ワンマンライブですからね!」

 

「わかってるって。」

 

「場所はどこにする?」

 

しまった。場所まで考えてなかった。

流石にこのスタジオはなぁ。

 

あっ!

 

「私の家とかどうですか?」

「アリスの家か、大丈夫なのか?親御さんや家政婦さん達とかは」

「大丈夫です!親は仕事で海外ですし、家政婦さん達にもその日は大丈夫って伝えます!」

 

「了解。じゃぁ今度のオフ日な」

「はい!お待ちしてます!。忘れないでくださいよ!」

 

ついに使っちゃった!

私だけの特権。

今まで使わなかったのは訳がある。

先輩がAKBを満足いく卒業を迎えられたなら、私は遠慮なく使ってたと思う。

でも実際は苦しく辛い卒業だったし、

私がこのチケットを使わなかった理由は、

また”みのり”になる事自体が嫌な思い出が蘇るのではと思ったからだ。

辛そうな先輩は見たくない。

 

でも今先輩はみのりに向き合いまた歩き続けた、

だから私は遠慮なくチケットを使えた。

 

私はこの展開を心のどこかで待ち望んでたに違いない。

 

 

----

 

 

次のオフ日

 

 

 

「お待ちしてました!先輩!」

 

「よっおはよう」

 

「相変わらず広いよな。」

「ささっ!今日はこのホームシアターがある部屋が会場です!」

 

「あー。前にカラオケした所だな」

 

私は昨日のうちにホームシアターにあった机やらをどかし、即席でお立ち台なども用意した

 

「こっちのドレッシングルーム使ってください!色々衣装用意したんで!」

 

「いっ衣装?!」

 

「はい!だって公演ですよ?私服でどうするんですか!」

 

「番号振ってあるんで1から着てくださいね!」

私はこの為だけに衣装さんに無理を承知でお願いして借りてしまった。

 

「あ!あと着方わからなかったら言って下さい!手伝います!」

 

「頑張って1人で着ます。」

 

みのり先輩はトボトボと歩きドレッシングルームに入り着替える。

 

私はワクワクが止められない!

今から始まる、私だけの特別な公演。

 

みのりは着替えてホームシアターに戻ってくる。

最初の衣装は私たちが初めて出会ったTV撮影の時の衣装だ。

 

先輩は気づいてないかもしれないけど私には思い入れがある。

 

「なぁアリス。この衣装ってお前が俺に初めて会った時の衣装だよな。」

 

覚えてた!なんか嬉しい。

 

 

「覚えてたんですね!」

 

「ああ、だって初対面で俺のこと好きとか言っただろあの時」

 

「あはは、突然すぎましたね」

 

先輩は冗談のように捉えていたが私はあの時本気だったんだよ?

 

 

「さてやろうか!最近の特訓の成果を見せてやるよ!」

 

「この衣装てことはギンガムチェックからだな」

 

「あーまって先にこれを!」

 

私はovertureを流し、ライブ感を演出する。

 

先輩は苦笑いだったがすぐにアイドルの顔に戻る。

 

ワクワク!

 

overtureが終わりギンガムチェックのイントロへと移る。

 

♪   ♪

  ♪   ♪

 

 

「あ~~~!よっしゃいくぞー!タイガっファイアっ~」

アリスは楽しそうに掛け声を送る。

 

 

  ♪   ♪

♪   ♪

 

 

♪♪僕の迷いはギンガムチェーック♪~~♪

 

音楽も終わりアリスもハイテンションだ。

 

「えーと!次は!」

 

♪~~

 

何曲目ぐらいだろう

みのり先輩も何度か着替えを挟んでるから多分10曲は超えただろう。

 

ああもう我慢できない!

 

 

「先輩!私も一緒に歌ってもいいですか!?」

 

「無茶するなよ?」

 

「はい!」

 

そういう心遣いが大好き。。はぁ充電されてく!

 

アリスは大事な人と、みのりは恩人と、このひとときを忘れないように。

お互い感謝しながら時は流れる。

 

 

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