AKB49 エターニティ   作:とらとらこ

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2.再会

時は戻り

 

「いやー・・・実は私もわからなくて、ハハハ」

 

「ハハハじゃないよ!」

「・・・とっとりあえずみのりっち元気だった!?」

 

 

精一杯出た言葉がそれて。。今思うと恥ずかしい。

 

 

「おかげさまで元気ですよ!」

 

 

「今日もリボンかわいいですね!」

 

 

などたわいもない挨拶をしていた時、スタッフより手紙が渡され読むように促される。

ちくしょー!もっとみのりっちと話したいのに。。。

 

手紙を受け取り一行目を確認すると、たかみなは固まる。

・・・明らかにこれはただ事じゃない雰囲気を醸し出してる始まりだったからだ。

 

 

「えっと今スタッフさんから手紙を受け取ったので読まさせていただきますね。」

 

 

聞いてるリスナーの方たちにもわかるように説明する。

 

 

「・・・業務報告」

 

「"秋元"です。ファンの皆様、突然のことで驚かれてるかと思います。」

 

「なぜこの場に"浦川みのり"がいるのか説明します。」

 

「1年前に"浦川みのり"はAKBを卒業しているのは周知の事実ですが、」

 

「我々AKBグループは先ほど"浦川みのり"と再度契約を交わし、再度デビューすることを

ここに宣言いたします!?」

 

 

たかみなは読みながら興奮気味に語尾が上がる。

 

 

「ごほん、失礼しました」

たかみなは謝罪し、次の文章を読む。

 

「ただしAKBとして今まで通りシアターに立つわけではございません。」

 

「詳細につきましては後日HP等で発表します。以上」

 

みのりは「そうゆうことになりました!」と言わんばかりに照れくさい顔をたかみなに向ける。

 

たかみなは嬉しさが爆発しそうな笑顔で

 

「おめでとう!みのりっち!みのりっち!」

 

 

みのりの手を握りぶんぶんする。

 

 

「あ、ありがとうございます!、っと私ひろこのピンチヒッターらしいので

私の話よりコーナー進めませんか?」

 

「えっ進行わかるの?」

 

「私このラジオ毎週聞いてるんで流れ大丈夫っす!」

 

「先週の焼き芋事件がめっちゃおもしろくて~~~~」

 

 

この夜ネットは"浦川みのり"の話題であふれることになる。

 

------

 

次の日、というかラジオが夜中まで放送してるので今日なのだが

俺は"浦山実"として秋葉原の駅前に来ている。

 

 

「1年ぶりだな秋葉。」

 

なぜ秋葉原に居るのかというと秋元先生に呼び出されたのだ。

なんで駅前なんだろ?と疑問に思いつつ携帯で時間を確認する。

約束の時間まで少しあるし久々にこの辺歩いてみようかなっと思っていたその時。

 

 

俺の後ろに止まっていたバンから手が伸び車に押し込められる。

 

 

なっ!え??

 

 

 

 

・・む?

 

 

車の中には知ってる顔が2人。いや3人いた。

 

1人目は"有栖 莉空"

 

2人目は"吉永 寛子"

 

そして3人目は俺とひろこのマネジャーをしてくれていた"春山リリィ・尚美"

 

 

意味が分からない。えっなんで?

混乱する俺にひろこは

 

 

「久しぶりだね浦山くん」

 

 

暖かく優しい声

実に1年ぶりぐらいの再会だ。

 

車は尚美さんの運転で動き出すと同時に

 

 

「みのり先輩!」

なにかと『キス』をしてこようとしてくる女性の頭を押さえて俺は抵抗する。

 

一応これでも恩人である。

 

この子は"アリス"元AKBで次世代のエースと呼ばれていた時もあったが

耳に障害があり俺の不祥事も重なりAKBを卒業することになってしまったが

耳は治療を重ね左耳だけは補聴器で聞き取れるまでになった

 

 

アリスはラジオで俺の話を聞いた瞬間、秋元先生に連絡し情報を聞き出したらしい。

アリス曰くお前もみのり復帰の手伝いに協力しろとのことだ

 

 

少し落ち着きを取り戻したので俺はひろこに質問する

 

 

「それで"吉永さん"なんで・」

「ひろこでいいよっ!」

 

「あ、えーと、"ひろこ"なんで俺がまたアイドルになる事に賛成なのか聞いてもいいかな?」

 

 

一番聞きたかったことをシンプルに聞いてみた。

 

 

「えっとね何個か理由があるんだけど、公演のネタとかでね、

みのりの恰好して挨拶とかしてみたりしてるんだけど」

 

 

DVDで見た事あるなそのシーン。

 

 

「やっぱ皆みのりの事思ってくれてるんだよ! だって1年前だよ?卒業したの。

それなのにいまだにみのりコールが鳴りやまなかったり」

 

「あとね私もGEKOKU嬢としてまたやりたい!みのりと歌ったり踊ったりしたい!それに岡部先輩にも会いたいよ」

 

「・・でもねこれが一番の理由。私がみのり推しで大好きで復帰してほしいからだよ!」

 

!!?

 

 

俺はどうしていいのかわからず、なんとなくアリスのほうを向いてしまった。

アリスは冷たい目でこっちを見てくる。。

 

 

ここで運転していた尚美さから

「話はここまでにして、さぁついたわよ」

どこかのビルの地下駐車場にいつの間にか到着していた。

 

 

俺たちは車を降り尚美さんの案内の元、ビル内を移動する。

地下からエレベーターに乗り、ある階で停止する。

 

 

「ここよ」

部屋に案内され俺たちは扉を開ける。

 

そこには秋元先生にアフロディーテが、それにあの後ろ姿、間違いない!

 

 

 

"岡部愛"が待っていた。

 

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