AKB49 エターニティ   作:とらとらこ

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28.みのりとエレーナ 3日目

「これってドッキリじゃないですよね?」

「ええ。ドッキリでもなんでもない事実よ?」

俺は頭を抱え今の状況を整理する。

何で?何でこうなっちゃったの?

 

 

----

 

 

今日はエレーナのレコーディングに付き合う。

さすがにみのりにメイクしてエレーナと共に迎えを待つ。

 

「なぁ何で俺もレコーディングに付き合うの?」

「いやさ別にいいんだけどさお前のレコーディング見たかったし」

少しワクワクして昨日ちょっと寝れなかったしな。

 

「・・・オフレコよ今回の映画、主題歌は私が歌うことになったのよ。」

「うぉぉぉ!マジかよ!」

ヒューヒュー!さすがはエレーナ!

 

「落ち着きなさいって!」

「あなたも歌うのよ?みのり」

「は?」

えーと今なんて言った?

 

「だからエレーナとみのりのWヴォーカルよ」

「ほんと何も聞かされてないのねあなた」

「これってドッキリじゃないですよね?」

「ええ。ドッキリでもなんでもない事実よ?」

アフロディーテさんなんで教えてくれないの!それにこれってラウル絶対絡んでいるよね?

 

「ちょっと本気で言ってる?」

「本気よ本気よ、これ歌詞ね。」

俺は歌詞を渡され絶句する。

 

「全部英語じゃねーか!」

「そうに決まってるでしょ!ここどこだと思ってるのよ!」

「あとこれ。」

岡部から音楽プレーヤーとイヤホンが渡される。

 

「ここに私がいれた仮歌入ってるからこれで覚えなさい」

「歌割りはこれからだけどこの半分をあなたが歌う感じになるはずよ」

あーこれマジの奴だ。

 

俺は即座にイヤホンを耳に着け必死に曲に集中する。

無意識の中迎えの車に乗り車の中でも必死に覚えていた。

でも。

 

15分じゃむりっ!

 

レコスタにつき俺はひたすらに頭の中に曲と歌詞を入れ込む。

岡部はその姿を見てニヤニヤ笑っている。何が面白いんじゃー!こっちは必至なんだよ!

 

えーっと発音はこれでいいんだろうか。仮歌のまま歌ってもしょうがないしな

「エレーナちょっといい?」

「ん?なに?」

「ここの発音って"ányway"と同じであってる?」

「ええ大丈夫よ」

「OKサンキュー!」

 

3時間ほどたっただろうか、一度通しで歌ってみる。

 

「どう?」

「うーん。まだ及第点だけど大体はいいんじゃないかしら?」

ほんと天才ねみのりって。

「ちょっとここなんだけど」

 

----

 

本当は主題歌は私だけにオファーが来ていた。

でも私がママに言ってみのりと一緒に歌いたいと駄々をこねた。

ママもこのことが分かっていたのかどうかわからないけど、

すんなりとみのりとのWヴォーカルで調整してくれた。

みのりも私と一緒に歌っちゃえばみのりも海外での仕事が舞い込んで一緒の時間が過ごせるかも?と私は考えた。

結果はおそらく成功すると思う。だってみのりは天才だもん。私が認めるぐらいに。

はぁ!楽しみだなこれから!

 

----

 

「エレーナちょっと合わせてもらってもいいかな?」

ほんと早い。

1年以上英語に触れてなかったとは言え、もうここまで出来るなんて。

 

それから1時間後本レコに入る。

 

「浦川みのり行きます!」

 

♪   ♪

 

  ♪   ♪

 

♪The power is love of ~~♪♪

 

エレーナとのデュエットもなんとなくこなし無事にレコーディングは終了した。

 

「よっしゃー!これならどうよ!」

スタッフさんからgoodを貰い俺は安堵する。

 

「くあー!めっちゃきつい!AKBの時も、こーゆうギリギリのレコーディングあったけどさ」

「全編英語はきついって!」

「お疲れ様。じゃぁ次の曲ね。」

えっと。岡部さんなんて言いました?

俺の聞き間違えじゃないよね?次の曲って言ったよね?

いや聞き間違えだよな。

 

「・・・今次の曲っていった?」

「ええ言ったわよ?」

 

 

「私帰る!」

岡部に首根っこつかまれ

 

「ダメよ、OPもEDも私たちなのよ」

助けてくれ・・・・

 

その後4時間ほどかけてもう一曲レコーディングするのであった。

おそらく過去一であろう。頭がパンク寸前、、いやパンクしながらもここまで突っ走ったのは。頭の中が様々な歌詞で溢れている。。

そういや昨日映画撮ったんだよな。もうあまり憶えてないぞ?

 

レコーディングを終えた時アフロディーテがスタジオに来ていた。

「アフロディーテ!なんでここにいるかはさておき、レコーディングあるなんて聞いてないっすよ。。」

「あなたの実力が知りたいってエレーナ陣の方々が言うから黙ってたのよ」

「でっ結果は合格みたいね」

スタッフさんからgoodのサインと拍手が起きる。

 

「それじゃあなた達帰るわよ」

俺は死にそうな顔をしながらスタッフさんに会釈しこの場を離れる。

 

「これでみのりもアメリカでシングルデビューかもね」

「これから大変よあなた」

ああ、愛しき大学生活よ。

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