AKB49 エターニティ   作:とらとらこ

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GEKOKU嬢の2ndライブも満員の中無事に終えスケジュールに多少だが余裕ができた為、

俺はあるイベントに参加することにした。

ひろこがどうしてもっ!とお願いされたのも要因ではあるのだが。

 

 

 

【AKBグループ ソロシングル争奪じゃんけん大会】

 

じゃんけんの結果のみで選抜メンバー16名を決め、優勝者はソロシングルデビューとなり2位~16位はソロシングルのカップリング曲に参加できる年1回のイベントである。

 

俺は一応AKB48のメンバー扱いの為じゃんけん大会の資格があるらしい。

岡部はエレーナとして仕事があるそうで辞退、アリスは俺のセカンドを務めたいらしく辞退となった。

 

「じゃんけんぽん!」

これで7連敗。10戦のうち2勝の成績である。

 

「なぁアリス。俺ってじゃんけん弱くね?」

「こんな弱い人初めて見ました!先輩じゃんけんセンスなさすぎですよ!」

「・・・否定はしない」

でも、俺はウキウキしている!

 

「いやーでも久しぶりにAKBのイベントだな!」

「1stと2ndの間隔がほとんどなくて、ずーっと練習に取材に大変でしたもんね」

 

ひたすらレッスンスタジオの往復をここ毎日していたもんな

TVCMとか俺だけの仕事も依頼は来ているのだが基本お断りしている。

アフロディーテ曰く「仕事も大事だけど今の時間も大事にしなさい!」ってことだ。

それには俺も大賛成である。

一人の時間よりAKB、みんなとの時間のほうが今は何より大事だ。

 

「先輩はどんな格好していくんですか?」

 

あー。なにも考えてなかったわ。

服装か。うーん。

過去の映像とか見るとみんなこだわりがあるんだよな

和服に制服に水着なんでもありだ。

 

長考した結果俺は

 

「俺は、このままの"みのり"でいいかなー」

 

「えー!もったいない。パリコレで着てたイカみたいな服で出ましょうよ!」

あれは遠慮したい。。

どうしてもってことであれば考えるか。

 

あ!

俺はハッっと思いついた。

「いいこと思いついたかも、ちょっとアリス待っててくれ!」

 

俺は自分の部屋に戻りクローゼットの中を探す。

「確かあったはずなんだよなー、えーっと」

あったあった!

 

「アリス!これどう!?」

「これって。あー!なるほどそーゆうことですか!」

「アリスちょっと手伝ってくれ!」

 

これでお返ししてやろう!にししし!楽しみだなぁ!

 

 

----

 

 

「先輩先輩!見てくださいよ!始まっちゃいましたよ!」

「なんでお前そんなテンション高いんだよ」

「だってこの格好で先輩じゃんけんするんですよ!?早くみんなにも見てもらいたいです!」

俺はみんながじゃんけん大会前のミニライブに参加している中ささっと着替えてアリスと他愛もない話をしていた。

 

俺は本選前に行われたミニライブには参加していない。参加したかったが色々と追われてる時期とリハが重なったため断念した。

ミニライブが終わり楽屋は人でごった返えす。

そうだよな100人以上参加しているイベントだしな。

 

----

 

「皆さまお待たせしました。」

「これよりAKB48グループ じゃんけん大会を開催いたします!」

 

「さー今年もやってきました~~~」

 

ついにじゃんけん大会がスタートする。

 

「あれ?ひろこ?楽屋こっちだっけ?」

「うん?あれ!?ひろこ・・じゃない!みのりちゃんじゃん!」

「ぷっ。あはは!先輩たち!お久しぶりです!」

「ちょっと!みんな!みのりちゃんだよ!アリスちゃんもいる!」

「え!どこどこ!」

大混乱である。

そう俺はひろこの恰好でじゃんけん大会に出場することにした。

 

俺はあの時クローゼットの中に黒髪のウィッグがなぜかあった事を思い出し、

それをアリスに渡して美容院でひろこの髪型にしてもらうようにお願いしたのだ。

俺がいなかった間のライブではさんざんネタにされ続けてたからな。お返しすることにしたのだ。

 

「ちょっと!みんな落ち着いてくださいって!」

「これから本番なんですからケガとかしたら大変っすよ。」

「これはファンに受けるよ絶対!」

そうだといいんだがなぁ。

 

 

だが、ここである問題が発生する。

 

 

俺は楽屋の一番奥の席であるのだが、俺の事を男だと知らない人も楽屋が同じなので堂々と着替えだしたのだ。

やべぇどうしよう。

 

「先輩見ないでください!」

アリスは手で目を覆う

この状況はまずい、何とか抜け出したい。

おい。なんで俺の事知ってるやつも着替えだすんだよ。。

 

「っよ!ひろこー。。。?じゃない!」

「みのりっちだ!」

「あ!」

 

救世主現る

 

「何も言わず聞いてください!私をここから連れ出して!」

先輩はきょとんとしているが周りを見渡すと状況が分かったようで

 

「ちょっとみのりっち体調悪いみたいだから保健室に連れてくねー。はいーちょっと入り口開けてー」

俺は先輩とアリスに肩を預け楽屋から出る。

 

「た、助かりました!ありがとうございます!」

「ちょっとスタッフさんにどこか部屋空いてないか確認してくるからここで待ってて!」

「なにからなにまですみません。」

「いいってー!こーゆうときの総監督よ!」

 

まじで助かった。。

「危うく先輩の目をつぶさないといけないところでしたよ。」

アリスよ冗談でもそんなことをいうんじゃないよ!

その後、無事部屋を変えてもらい落ち着くことが出来た。

 

----

 

落ち着いたのも束の間

 

 

コンコン

 

 

ドアがノックされる。

 

移った早々誰だろ?

 

「はーい?」

「あれ?ここに浦川みのりが移動したってお聞きしたのですが・・・」

ひろこは俺がみのりと認識していなかった。

 

「ぷぷぷぷ!あははは!」

「え!その声って!」

「俺だよみのりだよ」

「みのりなの!?って私!?」

「俺は今回この格好でじゃんけん大会に出場するぞ!」

「・・てかひろこ。お前もなのかよ。。」

「え。あっ。うん!私もみのりの恰好で出場だよ?」

お互いわけがわからない感じになっちゃったなこれ

 

「あっこれ荷物!」

「あっありがとう!

「今日頑張ろうね!」

「ああ!と言いたいけど絶望的にじゃんけん弱いんだよな俺。」

「私も去年1回しか勝てなかったから今年の目標は2回勝つことだよ!」

「俺も負けないよ!」

「それじゃぁみのりまたあとでねっ」

「ああ!」

 

 

----

 

参加辞退者がおり抽選の結果俺はなんとシード権を得ることができ1回戦は免除となる。

 

そして2回戦目が始まり、俺の出番となった。

 

時は来たようだ。

俺は裏でスタンバってる。

「先輩ちょっと顔こわばってますよ!今や次期センターのひろこ先輩の姿なんですから堂々と!」

「逆に緊張するじゃねーか!」

 

出場者の選手コールが流れる。

「それでは選手入場です。赤コーナー」

 

2回戦目の相手はというと

俺がいなかった間に設立されたチーム8のメンバーだ。

後輩だろうが容赦せんぞ!でもかわいいなちくしょー!

服装は何かのアニメのキャラクターらしい。俺はわからなかったけど隣にいたアリスは興奮していた。

 

 

「青コーナー」

俺はまず選手コールからやばかった。

 

「不死鳥のごとく舞い戻る!生ける伝説!AKB48グループ GEKOKU嬢 浦川みのりー!」

すげー名前付いちゃってるんだが。。。

 

俺が登場するとファンは笑い声で一杯だった。

「ひろこー!ひろこー!みのりー!」

挨拶する前にファンは大喜びの様子だ。

うむ。狙い通り!

 

「みなさんーこんばんわー!AKB48 チームK GEKOKU嬢兼任の吉永寛子です!」

「なんちゃって!」

「えーっと改めまして。AKB48グループ GKEOKU嬢の浦川みのりです!」

「なんかいつもネタにされているみたいなのでやり返してみました!」

「こういう舞台に立つの復帰後初めて何で緊張してみますがじゃんけん頑張ります!」

 

「それじゃーお互い準備はいいですか?」

「レディー?」

「じゃんけんぽん!」

 

 

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なにこのじゃんけん。

精神が削られる。。

 

「先輩!私の言う通りになりましたね!」

「確かに予想通りだったな」

俺は無事に2回戦を突破した。

アリス曰く統計学上パーが一番勝ちやすいとアドバイスを貰っていたのでその通りだしたら勝っていた。

 

その後の俺の快進撃は続き2回戦、3回戦目も突破した。アリスに鍛えられたかもしれない。絶好調だわ!

4回戦目は研究生の子だった。

雅希の研究生公演の時に握手求められた覚えがあるな。

でも、研究生だからって手を抜かないぞ俺は!

 

 

 

 

 

なん   だと!?

 

 

俺はここで負けてしまった。

惜しい勝負だった。あいこが3回も続き場の雰囲気も最高潮に達していた。

なんであの時グーを出さなかったんだ俺は。。。

 

とはいえ俺はカップリング曲に参加する事になった。

 

最後にひろこと写真を撮ったのだが、その写真はネット記事になるぐらいだいぶバズった。

 

ちなみにひろこは2回戦負けであった。

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