「きたか」
秋元先生の声にアフロディーテと岡部が反応しこちらを向く。
「えっ!」
岡部は驚いた様子で顔が赤くなっている。
ん?この部屋そんなに暑いか?と考えていた時、
ふとガラス越しに俺の姿が映る。
!?
やっべ!俺みのりじゃない!
俺は慌てふためく。
「秋元先生!これはどういう事!?」
「なっなんで浦山くんがここに!」
顔を真っ赤にしながら岡部は秋元先生に訴える。
「浦山くん?」
アリスがまだライバルがいたのかと冷たい目線で訴えてくる。
岡部は秋元先生のお腹をドラムのように両手で叩きながら何かを言っているようだ、ちらちらこちらを向いてくる。
「ああ、そうかお前知らなかったのか」
「今、目の前にいる彼こそ」
「ちょっちょっと!」
反射的に俺は割り込んだ、この状況でいうの!?
「"浦川みのり"だ」
言っちまった。
さすがに岡部もこの発言には反応できないようで静寂が流れる。
5秒ほどの静寂。
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それを破ったのは俺だった。
「岡部聞いてくれ、今の話は・・・本当なんだ、俺が、私が浦川みのりだよ!」
「今まで、、騙しててごめん。一部のメンバーやお客さんには既に知れているんだ、俺が男だってことを。」
「でもけじめはちゃんとつけたつもりだ」
岡部は言葉を発しない、いろいろと頭の中で考えているようだった、時折顔が赤くなる。
目線をアフロディーテに合わせる。
「改めてお聞きしたいアフロディーテ。なんで俺を再デビューさせようと考えているんですか?」
「教えてくださいアフロディーテ!」
「・・まずは卒業の事件の件謝らせてもらうわ。つらい思いをさせてしまてごめんなさい」
「いやあれは俺が原因で・・・」
すると秋元先生が
「あの事件は事前に防げていたはずなんだ」
「そうね、こうなる可能性を考えていたのだけど実際は防げなかったのは私たち大人の責任だわ」
「それでね、お詫びってわけでもないんだけど。あなたに何かしてあげられないかって秋元さんと考えていたのよ」
「いやいや十分受け取ってますよ!ラウルとアフロディーテの記事に差し替えてもらった。
俺はおかげで今普通に生活がおくれてる」
「それだけで十分ですよ」
「・・・ありがとう」
「でもこのプレゼントは受け取って欲しいの。ここにいる妹、娘、ひろこちゃん、そしてアリスちゃんにもよ」
娘という言葉に岡部も自分の世界から戻ってきた。
アフロディーテに代わり秋元先生が
「周知の通りだが浦川、岡部、吉永にはGEKOKU嬢としてユニットを再結成する」
「また2か月後に公演を行う予定だ」
「もちろん私監修よ、今度こそ誰にも邪魔させないわ!アリスちゃんには総監督をお願いします。」
「で、でも・・・」
俺は未だにアイドルをしていいのか葛藤してる。
すると岡部が
「引き受けなさい、私にもけじめをつけなさい」
「引き受けたら今までの事は許してあげるわ!」
この言葉で俺は吹っ切れたようだった。
(ありがとう岡部)
「・・・わかった。引き受けるよ」
「ひろこもアリスもいいか?」
「もちろんだよ!GEKOKU嬢再結成だね!」
「私も大歓迎です!また先輩の公演を見られるなんて!」
覚悟は決まった。
"浦川みのり"として
またアイドルに私は戻る。
次の話まで毎日投稿です
その後は平日隔日投稿に戻ります