AKB49 エターニティ   作:とらとらこ

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30.姉な一日

「みのり明後日予定してた撮影だけどズレたからその日はオフで」

「マジすか尚美さん!」

おっしゃ!明後日ラッキーオフじゃん!

 

でも急すぎてやることが特にない。その日は来週撮影予定のテレビ番組でもみて復習でもしてるかーと思った時

 

ピロン!

 

雅希)明後日オフだよね?

 

なぜ俺の予定をいち早く把握できるんだ。。絶対俺が知らないコミュニティがあるに違いない。

 

雅希は買い物に行きたいらしい。

まぁたまには付き合ってやるか。

とはいえ雅希も研究生とは言えAKBのメンバーである。

男、つまり(みのる)が隣を歩いてた日には色々と勘違いされる可能性もある。

雅希も当日はみのりで!と要望もあったのでみのりで行くことにした。

誤解を生むよりはみのりであったほうがその可能性は低いだろうしな。

 

当日

 

「みのり(ねえ)ー!」

・・・慣れないんだがその呼び方。。

 

「よ、よう雅希」

 

前に研究生の公演を見に行った時に俺が雅希を呼び出しちゃったおかげで雅希はみのりとの関係を色々と探られたらしい。

最初のうちは誤魔化してたようだがついには限界が来たようで、

 

 

「私とみのり先輩、(じつ)従姉妹(いとこ)なんです!」

 

 

と言っちゃったらしい。

その情報が研究生から正規メンバーに伝わり

あれよあれよとAKB内に広まり俺は雅希の従姉妹という設定になった。

(みのる)として会う時が怖いぞ、あいつ素で間違える気がするんだが。

 

「みのり姉そんなリボンしてたっけ?」

「ああ、これか。たかみな先輩に貰ったんだよ。普段使いしてほしいって」

「へー。高橋先輩が」

「みのりがリボンしても別にいいだろ?男じゃないんだし・・・」

あれ?なんか自分で言ってて恥ずかしい。。

でも気に入ってる。私服でみのりの時はコレ!と定番化しているぐらいに。

「まぁいいから乗れって」

俺は車に乗り込む。

 

そう!俺は念願の車を手にした!

 

AKBを卒業し大学受験の勉強をしつつコツコツ教習所に通い免許を手に入れたのだ!

「みのり姉、安全運転でお願いね?」

「任せとけって!」

 

免許を取って車を買ったまではいいが最近までほとんど運転する時間がなかった。

時折時間をみつけては家の周りをぐるぐる回る程度だったしな。

俺がガチガチに緊張してい姿を見るのが楽しいんだろう、岡部とアリスは結構俺の練習に付き合ってくれてたりした。

付き合うっつっても助手席に座って駄弁るだけだったが。でもおかげで普通に運転できるまで成長したし感謝はしているぞ。

 

「で、なにか買いたいんだ?」

「ジャージとか色々」

「お前なぁ。ジャージぐらい一人で買えよ!」

「別にいいじゃん!」

「ほら私たち親戚に女性って私だけじゃん?だからこーゆう買い物とか憧れがあったの!」

そうゆうもんなのか。

 

「ジャージは私が払うから他の支払いはみのり姉のおごりね!」

「おごりってお前な。。」

「知ってるでしょ!?研究生はビンボーなの!」

知ってるよ!俺も経験してんだし・・

「わかったわかった」

「やったー!さすが!」

ショッピングモールに車を止めてお店を徘徊する。

 

雅希はハッちゃけたように俺を連れまわし、新しいメイク道具とか服とか色々と買わされたがまぁ充実した時間だった。

初めてかもしれないな兄弟二人で買い物とかするの。今は従姉妹だが。

買い物も一旦落ち着いたのでカフェに移動して休憩することにした。

「でっ最近どーなの?公演とか」

自分の事が忙しく研究生のことがあまり把握出来てないんだよな。

 

「んーぼちぼちかな」

「あっ最近チームAのアンダーやったよ!」

「おーどうだった?ちなみに私が初めてチームKのアンダーやった時コテンパンに心折られたぞ!」

その後岡部に助けられたんだよな。

あの時の悔しい思いが俺の何かを変えた。それぐらい初めてのアンダーは思い入れがある。

 

雅希お前もそんな経験したんだろ?

「めっちゃ楽しかったよ!」

へ?

「楽しかった?」

「うん!めっちゃ高橋先輩とか気にかけてくれたりして。すごーく楽しかった!」

「へ、へー」

これぞジェネレーションギャップなのか!?

 

「あと、みのり姉の事めちゃめちゃ聞かれたよ(笑)」

「え!お前余計な事言ってないよな?」

「余計な事かどうかわからないけど、昔はどんな子だったの?とか何か恥ずかしいエピソードは?とは色々と」

「ちょっと!それ詳しく!」

「ダメー!内緒って高橋先輩と約束したんで!」

っち!先手を打たれたか

 

「私もし正規メンバーに昇格出来たら高橋先輩がいるチームAがいいなー!」

「たかみな先輩な事好きだなお前」

「色々と話しているうちに好きなっちゃった!」

色々って言葉がどうしても気になる。お前マジで何話したんだよ!

 

「私の話よりみのり姉は最近どーなのよ」

「ああ、映画にちょい役で岡・・じゃなかった。エレーナと一緒に出たぞ、アメリカの映画だが」

「え!まじで!どんな役なの?」

う!あまり言いたくないんだが・・

 

「エレーナと俺の姉妹役だよ。俺が妹役な。。」

「えー!妹役なの!?」

「うっさいなー!色々あってそうなっちゃったんだよ私だって姉役やりたかったんだからな!」

「へーへー!みのり姉が妹役だったんだ!なんだかこんがらがってくる(笑)」

「どうせ日本じゃ公開されないB級映画だろうからなお前が見ることがないだろうな」

「えー!写真とかないの!?」

「あー、あるっちゃあるけど。。」

「見せてよ!」

うーん。

 

「内緒だぞ?監督さんにはあまり見せないでって言われてんだからな」

俺はスマホから写真を探す。

 

「えーっと。あった。これだよ」

「え!どっち!?」

「お前な、兄妹・・じゃなかった従姉妹ならわかってくれよ!」

「あっああ!こっちかっ!」

「てかパジャマじゃん!(笑)」

「笑うなって!そういう役なんだよ」

「私もどんな映像になるかまだ見てないんだって!完成したら完成会をやるみたい」

「ちょっとDVDとか発売したら買ってきてよ!」

「発売したらな」

「ほらあとお前のジャージ買って帰るぞ」

「えーもう帰るの?」

「たまにはもうちょっと一緒に居てもいいじゃんか!」

「お前そんなデレだったっけ?」

「うっさいな!たまにはいいでしょたまには!」

「わかったわかった。じゃーあっちのお店ちょっと見ていくか。」

「うん!」

 

なんだかんだそのあともたっぷり雅希と買い物を楽しんだ。

その後車で雅希の家まで送り届け。俺はある人物に電話する。

 

「pppp」

 

ガチャ

 

「はいーどうしたの?みのりっち」

「いやーちょっと聞きたいことが」

 

雅希が何話したかこってり絞らないとな。

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