「たかみな先輩今日楽しかったすね!」
「みのりっちのおかげだよー!参加してくれてありがとねっ!」
今日はAKBのロケに出演する為にメンバーと同行している。
撮影も無事に終わり帰りのロケバスを待っているのだが、
2台あったロケバスのうち1台がトラブルで動かなくなってしまった為、
急遽別の車を1台手配してもらっている。
その後仕事があるメンバーと明日朝早いメンバーは1台目に押し込め先に帰ってもらった。
ちなみにアリスもその1人である。
アリスは次期シングルの振付担当という仕事が待っている。
次のシングルは手話を使った振付らしいのでアリスが適任という事になった。
大丈夫だろうか。すごく心配である。
今残っているメンバーは俺を含めるとたかみな先輩、さっしー先輩にゆい先輩が残っている。
「すみません、もうすぐ来ると思いますので・・・」
「いやいやそんな謝らないでくださいって!」
スタッフさんから丁寧に謝られた。別に故意じゃないんだから頭下げないでくれー!
「みのりちゃん最近どーなの?」
ゆい先輩が俺に声を掛ける。
「最近ですか?あー先週知ったんですけどGEKOKU嬢のシングルがゲームとタイアップするらしく。いつのシングルでってのは知らないんですけど」
「えー!すごいじゃん!」
「暇があればアリスとひろこにゲームの知識を詰め込まれて大変すよ。」
「あー・・うん。頑張って!」
「それにしても。」
キョロキョロと頭を振り、近くにスタッフさんが居ない事を確認し、
「みのりちゃん本当に男の子なの?」
「いやまぁはい。。」
「肌キレーだし全然見えないんだよなぁー」
「昔から女顔とか言われていじられてましたからね」
横で聞いていたさっしー先輩はどっからか出したコスメセットをみのりに渡す。
「みのりちゃんこれちょっと試してみてよっ!」
「コスメすか?未だに私苦手なんですよねこうゆうのって」
「いつもテキトーに女に見えれば程度で。。」
「もったいない!今度私が教えてあげるよ!」
「それじゃぁ使い方だけでも今いいですか?」
「もちもち!」
「これの01番のベージュをね!」
すげー丁寧に説明してくれたおかげで1ランクアップした気がする!
ていうかしてる!
試しにやってくれたけどこれは可愛いすぎるでしょ!
岡部も凄かったけどさっしー先輩もすげーな。
俺がテキトーすぎるだけなら気もするが。
ありがとうさっしー先輩!
「あっ!そうそう!HKTのメンバーが会いたがってたよ?」
「今度劇場おいでよ!」
そういや劇場行ったことないな。行ってみたいなぁ。
「(メイクぐらいなら私が教えてあげるのに!)」
「ん?なにか言いました?たかみな先輩?」
「いっいや!何も言ってないよ?」
「あっ!車来たよ!」
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「みなさんーお待たせしました」
「私いっちばーん!」
「たかみなさん子供っぽ!」
「あははは」
「みのりちゃん次どうぞ」
「ありがとうございます!」
俺はバスに乗り込み、どこ座ろうかなーって考えていると
ドン!
え?
「あっみのりちゃんごめ・・・」
さっしー先輩がゆい先輩と夢中に話していた為俺が前で詰まってることを気づかずにぶつかる。
ぶつかった勢いで俺は一番後ろの席に座っていたたかみな先輩に俺は覆いかぶさってしまった。
顔と顔が接近する。
あっぶねぇ!
ギリギリだった。
あと数センチで色々と大変な事になる所に。
冷静に冷静に。
「だっ大丈夫っすかたかみな先輩。」
明らかに顔が赤いたかみなに声をかける。
「え、え、あ!うん。大丈夫。。だよ?」
「よ。よかった!」
ふー!危ない危ない。と俺は落ち着いたが、
周りを見ている人からはそうは見えていなかった。
明らかに動揺している様子が見えて取れた。
俺何もしてないっすからね!
と!とりあえず座ろう。
周りを見渡すと。少し赤らめている先輩たちが。
俺が目を合わすと視線をずらすかのように近くの席に座っていく。
モタモタしていたからか席がねえ!
しょっしょうがない!
「たかみな先輩。隣いいっすか?」
「う、うんどうぞ。」
ちょっと気まずい。
車も動き出し、ちらっとたかみな先輩の方を見ると外を眺めていたが顔をみるとまだ赤かった。
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みのりっちいきなりすぎだよ。。
私にも心の準備ってものがありますよそりゃ。。
どうしよどうしよ!張り裂けそうに胸が苦しい。
みのりっちの方見れないよぉ・・
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会話もないしひじょーに気まずい。
俺は打開策はないかと、たかみなの逆側を見ると左前に座っていたさっしー先輩と目が合う。
指原先輩は視線を戻そうとするが俺はチャンスだと思い声をかける。
「あ!さっしー先輩!」
「ん?どうしたの?」
「総選挙1位おめでとうございます!ごめんなさいタイミングなくて言えてなかったです!」
「ああ!ありがとー!来年みのりちゃんでなよ!」
「いやー。私資格あるかも分からないですし、それに私のことを応援してくれるより他の子を応援してくれる方が今は嬉しいっすね!」
「ゆい先輩も選抜入りおめでとうございます!それにだいぶ遅いっすけど次期総監督就任もおめでとうございます!」
「ありがと!たかみなさんいるからちょっと緊張するわ!」
ツンツン
俺はたかみな先輩の方を見ると「私は?」みたいな顔をしている。
やっべ!
たかみな先輩にも言い忘れてた!
「たかみな先輩もおめで・・」
「うあっ!」
バスが急カーブに差し掛かり俺はたかみな先輩に寄りかかってしまう。
目と目が合う。俺は謝るより先に体を立て直す。
「ご、ごめんなさい!大丈夫でしたか?」
「う、大丈夫だよ?」
明らかに動揺している。
ほんとすみません。。
なんか今日の俺ダメだ。。
後日
あるラジオのCM中
「秋元さん!ちょっと聞いてくださいよ!」
「ロケバスが揺れてみのりちゃんがたかみなさんに覆いかぶさっちゃって顔が接近したんですけど、その後からずっとたかみなさん赤真っ赤で!」
「私も見てたんですけど、あれは恐らく///」
「ほー高橋と浦川が?面白いなそれ。ちょっと詳しく教えてその状況」
「えっとまず私がみのりちゃんと車の中でぶつかったときに~~~」
さっしーとゆいはあの時の状況をラジオ番組のゲストとして来ていた秋元先生に説明する。
秋元先生はその後何か考え、思い付いたかのようにペンを勢いよく走らせる。
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「~~それで!私は和食選んだんですけど」
「あの時秋元さんはどれ選びます?」
秋元はここがラジオスタジオでありゲストで呼ばれているのも忘れ、何かに取り憑かれたかのように文字を書いていた。
「秋元さん?」
「ん?ああ悪い」
「今歌詞を思いついて台本の裏に書いてた」
「え!秋元先生ちょっと見せてくださいよ!」
「え!ちょっとこれって!」
「センターは高橋だな。」
今思いつき書かれた歌詞、いつ発売される分からない次期シングルのセンター指定、異例な出来事にネットはお祭り騒ぎとなる。
歌詞の秘密はあの場にいたさっしー先輩、ゆい先輩それに当事者であるたかみなしか分からないかもしれない。みのりは、、