久しぶりに会ったひろこ、岡部それにアリスを加えて今後の話を打ち合わせし、
次の土曜日に集合の約束をし今日は解散となった。
次の日
俺は大学の講義に来ていた。
この1年間必死に勉強し、なんとか大学に合格。今年から大学に通うことが出来ている。
ちなみにマネジメント学を専攻してる。
講義半分昨日の出来事半分の頭で俺は少々死にかけている。
気分転換でふと窓から外を見る。
ん?
そこには見覚えのある人が黒服を連れて歩いてるのが目に入る。
え。
あれって
アフロディーテ!?
なんで大学にきてるんだ!?
講義が終わり俺はすぐアフロディーテに電話をする。
『~~~♪ ハローみのり』
『ハローじゃなくて!なんであなたが大学に来てるんですか!エビみたいな恰好して!』
『これはシャコよ』
『それはどうでもいいです!でっなんで来てるんですか?』
『あなたを探してたのよ。今すぐ学長室に来てくれるかしら』
『学長室?』(なに考えてるんだよ。。)
電話を切り俺は急いで学長室に向かう。
トントントン
「失礼します。浦山実です」
「どうぞ入ってくれ。」
「失礼します。」
学長室なんて初めて入った。
そこには奇抜な恰好(シャコらしいが)をしたアフロディーテと学長の姿があった。
「浦山君だね。どうぞ掛けたまえ」
「あ、はい!」
俺はアフロディーテの隣に座る。
「浦山君・・・その。アフロディーテさんとはどのような関係なのかな」
「か、関係ですか?えーと・・・」
流石に俺がみのりでアフロディーテの妹分なんて言えんしな。。
「・・親戚のような方ですかね。」
「なるほど。」
「わかりました。」
これで良かったのか?
「浦山君」
「は、はい!」
「突然なんだが当分の間アフロディーテさんと行動を共にしてほしい。」
「はい?おっしゃってる意味が。」
「・世界を見て体験して社会学を学んで欲しいのだ、もちろん休学扱いではないよ、単位については私が保証しよう。」
ほほーん。なるほど理解できた。
そうゆう事にしたからみのりはGEKOKU嬢に集中しなさいってことね。
「そうゆうことだから今から行くわよ」
「あっはい!じゃなくて!俺この後バイトがまだ」
「問題ないわ、既に手を打たせていただいたわ」
バイト先には急遽留学することになったと話がついてるらしい。突然なこともあり何らかの補償もしたそうだ。
これが権力か・・・
学長室を後に俺はアフロディーテについていく
「アフロディーテちょっと無茶すぎませんか?なんか学長あたふたしてた気がするんですけど。」
「今は特に大事な時期だからよ、あなた達がGEKOKU嬢として活動する以上私は最高の環境を用意するだけよ」
なるほど。
「さぁ行くわよ。」
「ちょっと!どっか行く前にいったん家に寄らせてください。」
「家?残念だけどもう家はないわ」
「はい?」
「勝手だけど防犯上引っ越しさせていただいたわ、これからあなたが住む場所に向かうのよ」
権力・・・
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「さぁここが【あなた達】の部屋よ」
なぜ【あなた達】かというと、途中で合流した岡部が隣にいる。
岡部は日本に家を借りていないため、俺と同室となった。
アフロディーテに言えば隣とか別に部屋に移動できたと思うんだけどなぁ。
アメリカで行われた最終審査では、2週間共同生活を過ごしたとはいえ
あの時は【形上】女女だったが、今回は男女だ。大丈夫なのか?
岡部にそのことを話したが「気にしないわ!ただ私の前にいる時はなるべく"みのり"でいなさい!」
とお達しを下されたので守らないとボコボコにされそうだ
気づいたらアフロディーテは帰ってしまっていた。
部屋は4LDKで、既に部屋割りも完了していた。俺の部屋のドアには"みのり"プレートが掛けられている。
部屋に入ると既に前の部屋にあった荷物が運ばれていた。
軽く荷ほどきをしクローゼットを開けるとそこには"みのり変身セット"が用意されていた。
・・・岡部のこともあるし久しぶりに"みのり"になろう。
1年ぶりだが慣れた手つきでメイクをしウィッグを被る。まぁ5年も"みのり"をやっていたわけだし、そうそう忘れない。
ささっとウィッグにクシを入れ鏡を見る
・・・うん。みのりだ
少しゆっくりしたいのだが・・・
ぐ~~~
とお腹がなる。
何か作るか。冷蔵庫って何があるんだろ。買い物からしないとダメかな?と考えながらリビングに向かう
リビングに戻ると岡部はくつろいでいた。
「おーい岡部、今日何食べたい?何か作るよ」
俺は冷蔵庫を開けながら岡部に話しかける。
おっ!ほとんどの食材が入ってる!
岡部は俺の姿を見て
「・・・あんた本当にみのりなのね」
「疑ってたのかよ。それより何食べたいよ」
岡部は遠慮なく和食!と答える。わかるわー!俺もあの時ひろこの手作り弁当がめっちゃうまかったし。そのあと飲んだ味噌汁なんて・・・
よっし。あの時俺が体験した事と同じことを味わってもらおう!
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食事の用意をしながら岡部に質問する。
「そういえばお前、アフロデ・・お母さんとは仲直りしたのか?一緒にいたから気になってさ」
「・・・グラミー賞を取ったあたりから連絡をお互いする様になったわ。」
「まだまだ未熟な部分があるらしいけど関係は良好よ」
「そっか。良かったな!」
「ふんっ!」
ハハハ!岡部らしいな
岡部は俺の作った和食に感動していた。おかわりするぐらいに。
食後、岡部は先にお風呂に入るといってお風呂場に行ってしまった。
ふぅ俺も一息つこう。なんか色々ありすぎて、どっと疲れたな・・
少・し休憩・・・zz
俺はそのまま眠りについてしまった。
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岡部はお風呂の中でもがいていた。
"実君"が"みのり"だったなんていまだに信じられない!
あの時もこの時も近くにいたなんて。
ラブソングの時も支えてくれたり。。
私は今AKBではない、つまり恋愛禁止令も引っかからない、それに
私は"実君"に対して宣言している。
『君のことを 想っていたら
その時は 譲らないっ』
そしてその気持ちは今でも変わっていない
あーもう!どうしよう!
元々ママが日本であなたに仕事を頼みたいって依頼してきたことが事の発端だ
エレーナとして活動している以上なかなか日本に来るチャンスがない
・・正直仕事なんてどうでもよかった。仕事でもなんでも日本にいれればいつか"実君"に会えるかもしれない
そう心の隅で思っていただけ。
理由なんてそんなもんだ。
・・・一瞬で叶ってしまった。これも運命?それともママ私たちの関係知ってるのかしら?
ママありがとう!心の中で感謝する。
なるべく"みのり"でいなさいって言わなかったら多分私の心臓は持たないだろう。
「ずっと"実君"が近くにいるなんて無理だよ・・」
鼓動が早くなるのを感じる。
ドキドキして胸が張り裂けそうな気持を押さえ私はお風呂から上がるとリビングで寝ている"みのり"が座っていた
起きる様子はない
ドキドキしながら顔を見る。
そういえばママ、"みのり"は【妹】だって言ってたよね。
てことは私が【姉】なのかな?姉妹?
「・・姉妹ならいいよね」
みのりの頬に【キス】をし、
幸せそうに"みのり"の顔を眺める。
この時間がずっと続きますように!と祈る岡部であった。