AKB49 エターニティ   作:とらとらこ

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41.記念公演

12/8 AKB48は毎年この日に重大な特別公演が行われている。

 

 

AKB48劇場初回公演から毎年恒例となっている周年特別公演。

 

 

そう!

 

 

今回はメモリアルである10周年記念の特別公演に出演する為AKB48劇場に来ている。

 

記念イベントということで劇場には多くの元メンバーが公演に参加する予定でいる。

俺含め岡部もアリスも出演予定であり、もちろん現役メンバーにひろこも参加だ。

 

GEKOKU嬢3人娘は今日に限りAKB48のメンバーとして基本別々の曲で参加する事となる。

 

事前に誰と一緒に歌いたいかこちらで相談してもいいみたいなのでせっかくだからその制度を利用しようと思ったのだが、

俺だけはなぜか既にたかみな先輩とあつこ先輩の3人指定で歌って!と釘を刺されている。何故?

この事をひろこ相談したら羨ましがっていた。ひろこはあつこ先輩のファンだしなそうなるわな。

 

岡部は柏木先輩と一緒に歌うらしい。チームBの時に暴れまくってたからなあいつ。それの埋め合わせをしたいみたいだ。

アリスは珠理奈先輩を指定していた、この前の手紙のお礼をしたいみたいでお願いしたそうだ。

 

 

「うぉ!すごい人数。。」

劇場は既にメンバーが押し寄せており昔話や今の様子など話に花を咲かせている。

 

「これ入りきれるの?」

「さぁ。どうなんでしょう。。」

現時点で現役メンバー・元メンバーで100人は超えている。

発表されてるメンバーは129名であるが、発表されていない卒業メンバーも合流する予定らしく

おそらく170名は超えるのではないかと思われる。

 

「愛ー!こっち!」

「じゃわたしはあっちでリハらしいからあとでね」

「おう。また後でな」

 

その直後ふらふらと人込みをかき分け近づいてくる人物が。

「っよ!アリスちゃん!」

「珠理奈先輩!?」

「つっかまえた!」

アリスは強引に珠理奈先輩に連れていかれてしまった。

 

勢い凄まじく俺は早くも1人になってしまう。

「・・・たかみな先輩でも探すか」

 

と思っていたのだが誰かに手を引っ張られる。

ん?

 

「こっちきて。、たかみなが探してるから」

あつこ先輩!?

 

「あっはい!」

俺は言われるがまま、あつこ先輩についていく。

 

みんな様々な場所でリハしてるな。。

「おっきた!」

「連れてきたよ。」

「あつこありがとう!」

たかみなはレッスン着でストレッチしながら話す。

 

「時間ないからささっとリハしちゃおう!」

「ちょっとその前に!なんで私だけ指定だったんでしょうか。」

「私がお願いしたから」

「あつこ先輩が?」

「うん。だから今日よろしくね」

まじすか・・・

 

「あっ歌割なんだけど、みのりっちはこの赤マーカーしたところ歌ってね!」

「あつこは青で、私はきいろー!」

 

あつこ先輩と同じ公演に立った事がない俺は声が裏返るぐらいめちゃ緊張していた。

「みのりっちもっと力抜いて!」

「ごめんなさい!」

「もう一度」

リハとはいえ厳しく教えてくれるのは嬉しかった。

 

「ねぇみのりっち。あつこの事怖いんでしよ」

 

ドキッ!

見抜かれてる。

隣に本人いるしどうしたものか。

 

「・・怖かったのが正しいのかもしれませんね。そりゃ緊張はしますよ?」

「でも今はかっこ可愛い先輩で頼りになる感じっすかね!」

とたかみなに自分の気持ちを伝えると隣にいたあつこは特に気にする様子もなく

 

「もう一度いくよ」

「あっはい!」

「よかったね!かっこ可愛い先輩だって!」

「茶化さないでよ。たかみなも他のリハあるんだから急ぐよ」

「はいはい」

 

ちなみに俺もあつこ先輩もたかみな先輩もからラスト5曲目前からラストまで出ずっぱだ。

岡部とはその次に、アリスとひろことも岡部の次に合流予定である。

結構ハードだったが偉大な先輩、卒業メンバー、現役メンバーとまた公演に立出る事にワクワクしてる。

それにあのAKB大好きっ子を公演に招待してるからあいつの為にも頑張りたい。

 

公演30分前

 

「おーい浦川!」

「あっ!はい」

リハも終わり客席で卒業メンバーや色々な人と話していた俺は戸賀崎さんに呼ばる。

って事は到着したのかな?

 

「秋元先生が呼んでるぞ。それにお前とんでもない人呼んだな・・」

「冗談でメールしてみたら見に行くっつ聞かなくて。」

「・・席は検討しておく、バレて騒ぎになったら支配人の俺の責任だしな」

戸賀崎には迷惑かけてばっかだなぁ。

今度菓子折りでも持って行くか。

 

 

トントン

 

 

会議室のドアを叩き部屋にはいると早々に秋元先生が俺に話かける。

「浦川忙しいところ悪い。」

 

ドタドタドタ!

 

「みのりー!」

凄い勢いでハグしようとする少女の腕を押さえ未遂で済ます。

 

「やぁサラ」

「約束通り来たよ!」

サラとマネジャーらしき人が会議室で座っていた

「本当に来たんだな、秋元先生も迷惑かけてすみません。」

「いや、先ほどまでサラさん達と今後の事で打ち合わせ出来たから問題ない」

あ!そうかサラのライブにAKB出るって話が!

 

「それに多少だがまとまったしな」

「ねーみのり皆んなの事紹介してよー!」

お前テンション高すぎだぞ!

 

「まてまて!」

「今は公演前でピリピリしてるんだから後でな」

「ケチ」

「お前もとんだ大物に好かれたな」

秋元はクスクスと笑いながら話す。

 

「はぁ。」

「浦川、出番までサラさんと一緒にここで見てろ」

「なっ!?」

「心配するな高橋にはお前がここにいる事を教えておく。出番になったらくるはずだ」

「はぁそれで有れば」

「ねぇみのり!何歌うの?」

「ああ、えーと」

 

----

 

「ARE YOU

 

  READY?

 

   AKB48!」

サラはovertureからテンションマックスなんだけど、、こいつを客席に連れて行ったらどうなるんだろうと色々と想像してしまった。

 

公演も始まり俺は色々とサラに質問されながらもそろそろ出番だよな?とセトリ表を確認する。

そろそろたかみな先輩が迎えに来るはずなんだけど、サラと合わせていいのか疑問である。

 

 

トントントン

 

 

「みのりっちー?入るねー」

「あ、はい!」

頼むから暴れないでくれよと祈る。

 

 

ガチャと音が鳴り扉が開かれ

 

「みのりっちそろそろ出番だよ・・・へ?」

「きゃー!本物のたかみなさん!」

「え!なに!え!え!なんで女優のサラさんがここに!?」

たかみなはパニクってる。

俺は頭を抱える。やっぱりこうなったか。

 

「サラちょっと落ち着け!たかみな先輩も大丈夫ですか?」

「ええ。あーびっくりした。。」

「私が招待したんですよこの公演に」

ビックリさせちゃってごめんなさい!

 

「呼ばれました!」

たかみなはオドオドしつつも俺の方を向き

「サラさんてAKBの事知ってるの!?」

 

俺は言うか迷ったけど正直答えた。

「大ファンだそうです。」

「握手してください!」

英語はできないが手が目の前にある以上たかみなは手を握り返す。

 

「ってそろそろやばいからみのりっち早く戻ってきて!」

握手しながらもここに来た用事を俺に伝える。

 

「サラ、私たち出番らしいから行ってくるわ!お前はここにいろよ?」

「私も行く!モニター越しじゃ折角来た意味ないよ!」

もう!わがままいわないで!

 

俺はたかみなにサラが駄々こねてるっ訳した。

「うーん、対策になるかわからないけど深く被れる帽子ないか衣装さんに頼んでみる!」

じゃぁ俺もサラに忠告しておくか、

 

「いいかサラ。絶対に袖から出るなよ?あと騒ぐなと、メンバーがいても声を掛けるな!約束できるなら連れてく。」

「えー!」

「わかった。約束する」

全てサラの想定範囲内な気がする。あいつがすぐに引き下がるなんて。

 

「戸賀崎さん呼んでくるね!あと帽子!」

「時間ない中すみません。」

 

結果戸賀崎さんは頭を抱え、戸賀崎さん同伴で有れば袖見学が許された

 

 

 

----

 

「たかみなにみのりいくよ?」

「うっす!」「OK!」

淡いブルーのライトを浴び左右の袖より歌いながら純白のワンピースを着たたかみな先輩とあつこ先輩が登場しどよめきがおきる。

歌いながらお互いセンターに近づく頃、俺は回転扉から登場する。

歌った感想は?そんなの楽しかったに決まってる!緊張もしたけど憧れの先輩と歌えて誇らしかった。

 

次の曲は、出演者は卒業生とその時代を共にした人達が中心、つまり神7なんだが、そこに俺と岡部が何故組み込まれているのか謎である。

岡部は堂々としてたけど、俺は置物のように邪魔にならないように!邪魔にならないように!と思いながら歌っていた。

 

次に行く前にMCとなる。

「ここまで現役メンバー、卒業メンバーのユニットでお送りいたしましたけど"ゆうこ"どうだった?」

「AKBってこんなにスカート短かったんだー!って思った(笑)」

「みのりっちはどうだった?」

「…ほんと恐れ多いすね。こんな素晴らしい先輩方に囲まれて。ほんとお恥ずかしいです。」

「ちょっとみのりなんでそんな離れていくのよ(笑)」

「ほんと私なんてこの位置でいいんで!」

「なんでよー!」

ネタではなく本当に俺はそう思った。

だって俺がAKBに加入したときの神7と同じ舞台に俺も立ってるなんてありえないよこんな事。

 

「はいはい!次いきましょーよ!」

俺は早く次いって!とサインを送る。

 

それを察してくれたのかたかみなは

「私たちの始まりはパーティーが始まるようであり、そしてこの曲でした未来への扉をこれからも一人ずつが開いていけますように、そんな祈りを込めながら歌わせてください、それでは聞いてください。

「桜のはなびらたち」

 

♪  ♪

 

 

----

 

 

「終わっちゃいましたね!」

劇場の裏はメンバーで大混雑している中俺はアリスと感想を言い合う。

 

「ああ、どうだった?アリス」

「サイコーに決まってるじゃないですか!」

「あははは!そうだよな。私も楽しかったよ」

最後ちょっと泣きそうだったよ俺はっ!

 

「そうそう!ちょっと聞きたかったんですけど、あの袖に居た方って。」

アリスが気づいたってことはひろこも気づいてそうだな、岡部は今日来ること知ってるけど。

「多分想像している通りだよ、あとでみんなに紹介するから内緒な!」

 

話していると、戸賀崎さんがみんなが集まってる前で労う。

「みんなお疲れさま」

「最後にだが全員の写真を撮りたいらしいからまた舞台に集まってもらってもいいか?」

その言葉で全員が動き出す。

 

 

最終的には総勢175人

 

AKBの歴史上もっとも有名な公演になった事は間違いない。

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