AKB49 エターニティ   作:とらとらこ

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しれっと始まる5章の導入回です


As an idol
44.ひろこの冬休み 1


1月下旬 ロンドンにてマジックマジカルの撮影が始まる。

 

それに参加すべく俺と岡部はロンドンの地に降りた。

 

 

~~第11章 マジックマジカル 謎の鏡~~

 

消失した魔法は見つからずに時は過ぎる。半年後セリスを訪ねてきたのは以前手伝ってもらった天才姉妹だった。

彼女たちの報告によると消失した魔法は鏡の世界にあると分かる。

セリスとその仲間は鏡の世界に飛び込み魔法を探す。

 

大まかな映画の概要は以上である。

 

マジマジは撮影前に豪華な懇親会をするのが恒例となっている様で、本日ほとんどキャストが揃っている。

 

 

「こらみのり。姿勢を正しなさい。みっともないわよせっかくのドレスなんだから!」

AKBの衣装ぽいけど生地は高級だろうな。手触り肌触りが体験したことがないほど気持ちいいのだが。

でも俺ドレスに合わないんだよ、胸ないから。

 

「ハロハロみのり!」

サラが俺に突っ込んでくる。

 

「ちょ!危ないって!」

「1か月ぶりー!」

てか1か月しかまだたってないじゃん!

 

「素敵なドレスじゃん!」

「あ、ありがとう。」

あまり褒めないでくれ。。

 

「どう?少しはみんなと仲良くなれた?」

どうやら俺が知らないところで"みのり"は有名なようでやたらと他の演者にさっきまで絡まれた。

「みのりってあのアフロディーテの妹分なんですよね!?」とか「みのりってアキハバラでアイドルなんだろ!?」とか。

 

「意外と私の事知ってるみたいで正直驚いてる。」

「みのりは有名人だもんっ!当たり前だよ!」

うーん。あまり自覚ないんだけどなぁ。

 

「まぁいいわ!これからよろしくね!」

「ああこちらこそよろしくな」

「あっあと!今日は予定通りでいいのよね?」

実は今回の海外はホテルを手配して貰っていない。

ロンドン在中であるサラの家に俺と岡部はお泊り予定である為だ。

俺は笑顔で返事をすると満面の笑みでクルクルとダンスを踊るように回っていた。

 

未成年もいるためか夕方には解散となり俺たちはサラの家に向かう。

 

 

----

 

 

「でっけぇ!」

デカすぎるだろサラの家。。

 

「まーアメリカの私の家ぐらいの敷地ね。」

はっ?お前そんなデカい家持ってるの!?

俺は今住んでる日本の家ですら広いと思ってんだが?

 

「まーまー!入って!」

「おっお邪魔します。」

ひろこの家の時もそうだが女性の部屋に入るのはいささか緊張する。

 

「リビングひろ!」

全てが広すぎて、、これ掃除大変そうだな。とか考えてしまった。

「あーあ。ひろこちゃんもアリスちゃんも懇親会来ればよかったのに!」

大き目のソファーにぼすん!と座りサラは不満そうに訴えかける。

ひろこもアリスも第11章に引き続き登場することになった。

監督がえらく気に入ってAKBにもドはまり中らしい。

 

「ひろこは今リクアワのリハとかしてると思うぞ?」

残念だがひろこはAKB48のリクエストアワーに出演予定で本日の懇親会は欠席している。

アリスは検査入院の為日本に置いてきた。最後までついてくって粘ってたが。

 

「リクアワですって!?どーして先に言ってくれないのよ!」

「私も見に行きたかった><」

主役が懇親会欠席してどうすんだよ。

俺たちも被ってなければ参加する予定だったんだぞ!放課後☆下剋上ランキングしてんだからさ!

ゆうこ先輩とたかみな先輩が俺たちの代わりに歌ってくれるらしい。感謝!

 

「サラ早く用件を言いなさいよ!別に女子会したかったから私たちを呼んだわけではないんでしょ?」

岡部は今までの会話をぶった切り早く用件を言え!と圧力をかける。

 

「あははは、そうね。」

「あっでも女子会は開きたかったよ?」

岡部は呆れていた。

 

「えっとね2月末にロンドンで大きな音楽イベントがあるの」

「そこに私と一緒にエレーナとみのり参加してみない?」

「「え!!」

これには俺も岡部も驚きを隠せない様子だった。

 

「サラと一緒に?」

「うん。エレーナはともかく特にみのり!」

え!なに!?

 

「あなた海外の音楽界隈で今ホットな人間なのよ?知ってた?」

知るわけないでしょ。

 

「映画"マインドリーム"でOPとEDをエレーナと共に歌ったアフロディーテの妹分。」

「知名度ばっちり!発声法はまぁまぁだけど。」

まぁまぁでごめんなさい!歌詞が日本語に方が私頑張れます!

 

「それにあなたたち私が誘ってるAKBのライブには参加する気ないんでしょ?」

ギクリ。

そこまでわかってんのか。

 

「でも私たちでいいの?」

「もちもち!私はみのりとエレーナに参加してもらいたいの!」

「私はいいけどさ、エレーナはいいのか?」

岡部は少し黙った後にこう答えた。

 

「サラ分かってる?私たちライバル関係ってことになってるのよ?」

あーそんな事言ってたな。

 

「あっ。」

サラさん!?考えなしにこの案出したんですか!?

 

「あー。うーん。あっ!」

サラの色々な表情を温顔だところで何か思いついたようだ。

 

「これで仲直りって事にしようよ!」

「メディアの前でも普通にエレーナと接したいよ私は!」

「サラがそれでいいのなら私の方は異存ないわ」

 

「OK参加するよ。でもスケジュール次第だからな?2月って結構忙しいんだよ」

「私もよ。私たち2人のスケジュール空いてる日なんてあったかしら。」

「いいじゃんー!私の為にどかそ!仕事なんて!」

軽々言うなよ。。

 

「あーあとひろこちゃんも呼べないかなー!アリスちゃんも!」

「アリスは体調次第だから何ともだけど比較的余裕はあるはずだよ。ただなぁ」

問題はひろこである。

最近のひろこの多忙ぶりには心配になるレベルだ。

 

「ひろこは厳しいと思う。」

 

「そうだよねー。うーん。厳しいか。」

いつか体壊しそうで俺が心配なんだけど。

たまにはさゆっくりして欲しいわ。

 

 

ん?

 

 

突然俺の頭の中に電流疾る。

あー。そうかそうか。そうすればいいんじゃね?

 

「サラ。」

俺はマジトーンでサラに話しかける。

 

「うん?どうしたの?」

「呼べるかもしれない。」

「呼べるって誰を?」

「ひろこ。」

「!?」

サラは意味が分からない。ほんの30秒ほど前にその線は絶たれてるはずなのに。

 

「仕事と評してロンドン呼べばいいんじゃない?」

「それだ!」

「実際は私たちのライブを楽しんでもらうサプライズでさ!」

「AKBはサプライズ好きだもんね!」

「全は急げだ。すぐにマネジャーさんにスケジュール確認してもらうよ!」

 

《もしもし?ああこんな朝から電話して申し訳ないです》

《ひろこのスケジュールなんですけど2月の末ってどうなってますか?》

 

「みのりってすごい行動力あるよね」

「あのこはAKB時代からあんな性格よ」

「そんなところが好きなんだけどね」

「え!みのりの事すきなの!?」

「あっ。そういうわけじゃなくて!」

 

《え!わかりました!そう伝えておきます。詳しい日程は後程メールしますね。ええ。では》

 

「どうだったの?」

「埋まってたけど。マネジャーも私たちと同意見だったよ。オフ日取らないで困ってたらしい。」

「退かせる仕事のようだったから退かしてもらったよ」

「つまり!?」

 

「仕事ってことにしてサラのライブに呼べることになったよ」

「やったー!!!」

「でもさ本当にいいのか?サラのソロだったんだろ?」

「音楽はみんなで楽しんだほうがいいに決まってるじゃん!」

「それに映画の撮影前にまたひろこちゃんたちに会える!」

「お前絶対それ狙いだろ。」

「さぁね?」

 

サラが作った料理はめちゃウマだった。

今度岡部にも習わせたい。。

 

「気ぃつかうなぁやっぱ。」

サラは俺が男だと知らない。アリスには髪の毛で気づかれてるからなるべく注意しないとだよな。

 

シャワーを浴びようと思ったとき

「みのりー!一緒にお風呂はいろー!」

「いやだよ!」

「えー!一緒に入ろうよ!」

岡部ぇええ助けて。。

 

「みのりは恥ずかしがり屋なのよ。あきらめなさい」

「えーえー!」

その後もサラはごねるが岡部が相手している間に俺はささっとシャワーを浴びて修羅場を乗り越えた。

明日はこれからのスケジュールの説明を午前中に打ち合わせし午後には帰国となる。

 

 

翌日

 

 

サラと一緒にスタジオに向かい午前中にスケジュールの説明を受けた。どうやら2月から本格的な撮影が行われるらしい。予定は空けといてって事前に言われてたので大丈夫だが。

 

「そんじゃーまた来月なサラ」

「うん!今度は一緒に入ろうね!」

その話題は忘れて欲しい。。

 

 

「あ、そうそうこれ」

 

 

「ん?ナニコレ?」

俺は紙袋をサラに渡す。

昨日渡したかったんだが色々あって渡し損ねてた。

 

「開けてみてよ」

ガサガサと開けてみると。

 

 

「え!えええ!ええ!」

 

 

「AKB48の新曲だよ。日本では来週発売のCD。特別に1枚貰ってきたんだ」

「サ!サイン!サインがいっぱい!」

「サラに会うってたかみな先輩に言ったらさ、あれよあれよとみんながサインしてくれてさ、多分選抜メンバー全員入ってると思うぞ」

「パッケージ開けてみなよ」

サラは恐る恐る開けてみると中にもサインがたくさん書かれていた。

 

「ちょっと!これやば!え!やば!」

さすがAKBオタク。

 

「ありがとうみのり!大切にするよ!」

「また何か持ってくるよ」

「まじでー!」

そんな喜んでくれるとは思わなかったわ。また持ってこよ!ファンあってこそのAKBだしな。

 

「じゃぁ俺たちはいくわー」

「気を付けてね!」

あれで大物女優だもんな。あの姿見てる限りじゃ普通の女の子だよな。

 

「なぁ岡部」

「うん?」

「もしだけどさAKBも出会わず、アフロディーテも普通のお母さんだったらさお前は今頃何してた?」

「突然ね。多分アイドルを夢見るだけの女の子だったかなー」

「ここまで来れたのはママのおかげであると私は思ってるわ」

「そうか。そうゆう面の姿も見てみたかったな。」

「あら?みのりはそうゆうの好みだったりするの?」

「茶化すなって」

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