AKB49 エターニティ   作:とらとらこ

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48.おめでとう

「AKB48 チームK」

「吉永寛子!」

 

きたー!

 

「なぜか吉永さんより浦川さんのほうが泣いてるように見えるんですが…」

「泣いてますねあれは」

実況席に居るたかみな先輩がツッコんでいるようだが俺は聞こえていない。

 

「お"めでと"う"ううう」

 

「ありがとうみのり!」

 

「それでは吉永さんスピーチの方よろしくお願いします」

ひろこはゆっくりとセンターに歩み寄り、一息ついた所でマイクに口を近づける。

 

「AKB48 チームK GEKOKU嬢兼任の吉永寛子です!」

「まずはギリギリまで投票してくださったファンの方に感謝を申し上げます。」

ひろこは10秒ほど深々と頭を下げる。

 

「この年いろんな変化が私の中でありました!」

「その中で一番の変化はGEKOKU嬢の復活だと思います」

「なぜかこの場にいるみのりに、岡部先輩、それに莉空」

「私は特別何か一人で出来る人間ではないと思っていますし、この3人のおかげでまだ私は上を目指せる!と確信した1年でした。」

「6位。立派な順位ですけど次は1位を目指して日々邁進していきたいと思います。」

「これからもAKB48グループをよろしくお願いいたします!」

「本日はありがとうございました!」

 

ファンのみんなから盛大な拍手が送られる。もちろん俺も拍手でたたえる。

 

総選挙の結果、さっしー先輩が2連覇という偉大な記録で幕を閉じる。

ちなみに雅希は38位だった。去年無事に昇格し今はチームAに所属している、めちゃ人気あるじゃんか!

 

 

総選挙も終わり関係者で行われた打ち上げに少し遅れて俺も参加した。

メンバーは40名ほどだろうか、スケジュールに余裕があるメンバーや、今回選抜に選ばれたメンバー全員は参加している。

 

「おつかれさまですー」

「おーみのりちゃんおつかれさまー!」

「みのりちゃん遅いよー!」

「ちょっと秋元先生と話してて、現状の報告とかいろいろと。」

「みのりっちなんかビジネスウーマンだね!」

ウーマンね。。

 

「私もみのりちゃんからトロフィー貰いたかった!」

「あっ私今持ってるんで」

ごそごそとバッグからトロフィーを俺に渡す。

俺は?が頭の上に浮かぶ。

 

「トロフィー授与してください!」

あーそうゆうことね

 

「おめでとう!」

俺は一言添えてトロフィーを授与する。

選抜メンバーにしか直接渡せなかったからな。

 

「私も私も!」

つぎつぎとトロフィーを持ってきては俺に渡し、おめでとう!と言って渡すを繰り返した。

喜んでくれてなによりだよ!

 

「あっあとでみんなの写真!集合写真撮ってもいいですか?サラが撮ってきてってうるさいんで。」

「私たちよりみのりちゃんのほうがよっぽどすごいと思うけど!ハリウッド映画とか出ちゃってさ!」

「そんな事ないですって!それに、サラは単なるAKBオタクなだけで!」

「(それと張り合ってるのがすごいんだけどなぁ)」

 

「ひろこ改めておめでとう!」

わいわいと打ち上げが行われる中、やっと話すことが出来た。

 

「うん!ありがとう!」

「すこしビックリしちゃったよ!みのりが壇上に上がった時っ!」

「あー、一応さサプライズってことだったからだだっ広い会議室にずっと引きこもってたよ」

「あはは、大変だったね!」

「今日来てくれてありがと!すごく緊張してたねみのり!私たちまで伝わってたよ?」

「うんうん。みのりちゃんのおかげで私たちの緊張解けたし!」

さっしー先輩は俺の緊張してる姿を見て時折笑いながら順位を聞いていたらしい、さすが大物。

 

「何が私が渡すほうが面白いだよ!あのおっさん!」

「秋元先生の依頼だったんだ!」

「来年またみのりちゃんからもらいたいなー!」

「今からお願いしにいこう!」

「いこういこう!」

「こら!」

 

「ねぇねぇみのりちゃん!たかみなに見せたっていう映画衣装着たオフショット見せてよー!!」

 

ギク!

 

「なんでその存在を。。」

このことを知ってるのはごく少数のはず。

 

「たかみなにゲロらせた!」

「ごめーんみのりっちぃ。」

「でも写真だけは頑なに見せてくれなくてー」

存在が知られた以上たかみな先輩困らせるのもなんだしな。

 

「内緒ですからね?拡散はだめですよ?」

「きゃー!これが!」

「ちょっと!みんなー!」

「わー!だめですって!!」

 

----

 

 

「もうちょっと寄ってくださいー」

「それじゃ撮りますね」

 

カシャ!

 

俺は即座にサラに送る。

これで俺のミッションは終わりだな。

 

「ppppp」

「え?」

 

サラから電話がかかってくる。

《みのりですけど》

《まだみんないるのよね?この会話をスピーカーにしなさい!あと私の言葉訳しなさい!》

わがまま娘め!

 

「あのぉーみなさんなんかサラがみんなと話したいみたいなんですけど大丈夫ですか?」

 

!!!

 

わーわーっとサラの声がスマホから聞こえてくる。

もういいや!スピーカーにしちゃおう!

 

《ちょっと!まだなの!??ねぇみーのーりー!》

「今スピーカーにしたよ」

《お!》

「ゆっくり話してくれ、訳す時間が欲しい。」

《OKOK》

 

《みなさんこんにちわー!あ、日本だとこんばんわー!か》

《総選挙おつかれさー!ネットでみてたよー!!》

おいおい、お前完徹なのか?

 

《みのり発表しちゃっていい?》

「そのメンバーが今日決まったしな、それに、それを言いたくて電話してきたんだろ?」

 

《あはは!そうだね、じゃぁ発表しちゃいます!》

 

《7月に私のライブにAKB選抜メンバーを招待して歌ってもらいます!》

「は?」

 

みんな俺の方を向き説明を求める。

「詳しくは後日多分話があると思うけど本当だよ」

 

メンバーがざわつき浮かれている様子が表情で分かる。

時折キャッキャしていた。

《めっちゃ楽しいライブにしようね!》

《あっあとみのり!》

「うん?」

《総選挙限定のグッズ買ってきて!》

はぁそれかよ!でもそのわがままも既に対策済みだ!

 

「言うと思ったよ、もう既にスタッフさんにお願いして手配してもらったよ」

《さすがみのり!分かってるー!》

「じゃぁもういいか?お前も早く寝ろよ、午後から確か撮影だろ」

《はいはい。じゃーみのり後よろしくね!ほかのメンバーさんにも伝えておいてね!》

 

ふぅ。疲れた。

 

「ほかのメンバーにもよろしくだってさ」

「サラさんてほんとにAKBの事好きだね!」

「オタクだからなあいつ。」

「みのりは2週間ぐらい日本にいるんだよね?」

総選挙の他に日本でGEKOKU嬢関係のお仕事を幾つか入れたので2週間ほど滞在予定である。

 

「楽しみだなぁ!」

 

あはは、俺も楽しみだわ!

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