AKB49 エターニティ   作:とらとらこ

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記念すべき49話!


49.伝説のアンダー

ごめんみのり!私のアンダーやってくれない?

 

 

突然のお願いからこのお話はスタートする。

 

 

「ちょっとまってひろこ!」

アンダーって俺がAKBの公演に出るってこと?

「なんで俺!?」

 

「研究生にお願いしてたんだけど風邪ひいちゃったみたいで代わりの子がいないのー」

「じゃぁ違う研究生に頼めば。」

「研究生の間というかAKBの間で流行っちゃったみたいで。」

「公演中止も検討されたんだけど、私がみのりならやってくれるかも?と戸賀崎さんに相談したら、みのりがOKなら続けてもいいって」

俺は何でも屋か!?

 

「でっどうかな?やってもらえないかな?」

グッとひろこが顔を近づける

 

ちかいちかい!ひろこのお願いを俺が断れるわけないだろ。

 

「わかったわかった!やるよ」

無理やりロンドン連れてったツケの可能性もあるだろうし。

 

「ほんと!うれしい!戸賀崎さんに連絡しておくねっ!」

 

そんなこんなで俺は1日限定ではあるがAKB48チームK兼任となる。

 

 

----

 

 

公演は2日後。予定がキンキン過ぎるぜ。俺はダッシュでその日のうちにAKBのレッスンスタジオに赴く。

 

ロビーでは俺を待ち構えるように女性が待っていた。

「おーみのり!」

お!春子じゃん!相変わらず元気だな

 

「おっす春子。てか私がここにきて驚かないってことはもう知れ渡ってるんだな」

「ああ、つってもさっき聞いたばかりだけどさ」

そんな話をしながらスタジオ内に入る。

 

「おっきたきた!」

既にスタジオ内にはチームKのメンバーが数人レッスンしていた。

 

「えーっと浦川みのりです!1日だけですけどひろこの分まで頑張りますのでよろしくお願いします!」

 

 

パチパチパチ

 

 

俺は拍手で迎えられた。

 

「それじゃぁ早速だけどやろうかー!」

「みのりちゃんこれ公演のセトリ。多分わからない曲もあると思うから適宜聞いてねっ!」

「あっはい!」

えーっとセトリはっと。。7割ぐらいは知ってるけどあと3割はわっかんねー。

俺は無理やりレコーディングさせられた映画のOPEDで培った集中力で曲を頭の中に入れダンスも体の中にしみこませる。

 

正直いうと周りは引いていたよ。春子ですら俺を茶化さずにそっとしておいてくれたぐらいに。

翌日、曲は完璧に頭の中にいれた。あとはフォーメーションを完璧にするだけだ。

 

最初のチームKの考えだと俺に合わせた立ち位置になる予定だったとの事だが、「ひろこがいると思ってそのままでお願いします!」と俺は言い切った。それほどまでに俺はこの公演に集中する。

 

そして公演の日

 

3公演を予定している結構ハードな公演となる。

全盛期よりは体力は落ちているが3公演全力で出来るぐらいの体力は戻ってきてるので多分大丈夫だと思う。

 

俺が出演することはサプライズらしくお客さんには告知していない。単純にひろこがアンダーになることだけ告知している。

 

「ARE YOU

 

 

 

  READY?

 

 

 

   AKB48!」

 

overtureが流れ公演が始まる。

 

涙サプライズのイントロが流れるなかチームKは舞台に勢ぞろいする。もちろん俺もな。

お客さんは俺の存在に気付いた様子で興奮気味にコールが起きる。

 

あはは!めっちゃ楽しい!

 

曲が終わりMCに移る。

「こんにちわーAKB48チームKの舞台へようこそー!」

「じゃーまず自己紹介から!」

「まずはーひろこのアンダー務めている子から!」

 

お客さんからはみのりー!と送られ続けるなか俺は挨拶する。

 

「えーっと!AKBグループ GEKOKU嬢 AKB48チームK兼任の浦川みのりです!今日限りですがひろこのアンダーを務めさせていただきますっ!」

「皆さんよろしくお願いします!」

 

「かったいなー(笑)

「でもこれってすごい事なんですよね?」

「えーっとたぶん?」

どうなんだろ。これは凄いことなのか?まぁ確かにチームに所属してない奴が公演に出るって凄いことなのかもしれない。

 

「なんと!今回のこの公演の為に!みのりちゃんの肩書を一時的に変更させてもらいました!」

「今はAKB48のメンバーですっ!」

これは本当の事で今の公演開始時刻から公式HPのチームメンバー紹介には俺の名前が載っている。なんなら劇場にも壁写が飾られていたりなんかスゲー凝ってる。

 

「まぁまぁ私の事より次の方お願いしますよ!」

 

 

----

 

 

盛り上がる中、無事に1公演目は終わり俺は反省点を頭のなかで確認し修正する。

「うーん。やっぱM14のステップが甘いよな」

「ほーどれどれ」

さや姉先輩!?

 

「すこしは休憩しなよーこのあとも公演だよ?」

「ええ分かってるんですけど完璧に仕上げたくて。」

 

さや姉は少し考える俺にアドバイスする

「そこの足はね、体をこっちに持ってくと回りやすいよ!」

「あっほんとうだ!」

「ありがとうございます!」

「それじゃちょっと休憩ね!」

「あっはい。」

楽屋にはかなりに無防備なメンバーがいるため俺は入り口近くで休憩する。昔は気にしなかったが今はどうしても意識してしまう。

俺の事情を知ってるメンバーも多数いるので配慮してもらえた形だ。まぁ別に形上なだけでみんな堂々としてるよ。配慮とはいったい。。

 

多少休憩した所で次の公演が始まる。

2公演目となると俺がアンダーを務めていることが知れ渡っているようだった。

俺も本当にHPに載ってるのか確認したし壁写があることも確認済みだ。

運営さん俺で楽しんでますよね!?

 

1公演目と違うことは俺の色のサイリウムが7割は占めていたり俺のグッズを持ってきている人が大勢いた事だ。

ありがたいな本当に。

後日ネットではこの日みのりグッズが秋葉原から消えるとニュースになるぐらい話題となる。

 

 

----

 

 

ふぅ次がラストか、1日限定公演とはいえめちゃめちゃ楽しかった!!

 

とそこに

 

「やっほーみのりっ!」

 

え?

 

え!

 

「ひろこ!?」

「おーおつかれさまー!計画通りだねっ!」

他のメンバーもひろこを労う。

 

「え?計画通りってどうゆう事・・・」

「ごめんね!実はみのりに公演楽しんで欲しいと思って!」

「この事実知らないのって私だけだよね。。」

メンバーはうんうんと首を振る。

 

「はぁひろこー言ってくれればいいのにー。」

ってことは俺はお役御免かな?と思ったのも束の間

 

 

「みのりと公演楽しみっ!」

え?

 

 

「いやいや私ひろこのアンダーだよ!?」

ひろこが来た以上俺の役目は終わりだよね?

 

「今みのりちゃんはチームKのメンバーなんだから公演に出るのは義務だよ!?」

「さや姉先輩。」

うん。そうだよな。

 

「わかりました。じゃぁみんな最後までよろしくお願いします!」

「ひろこと公演なんていつぶりだろうな。それに春子も一緒ってすごいよな!」

「ねっ!私もそう思った!」

 

 

----

 

 

この公演を見たお客さんは言う

 

あんな公演はおそらく一生見られないと思う。

俺はチームKを見に来たんだ、でも何故か二人の目が奪われる。

とはいえ完全にではなく、ちゃんとチームKにうまく溶け込んでいるのがすごい。さすがだと思った。

俺はこの公演を一生忘れないであろう。

 

3公演目はひろことみのりのWセンターで公演が進む。

予定にはないWセンターで二人ともぐたぐただったけど楽しかった。

アンコールでは予定にはなかった"ハニー・ミルク・ラテ"も披露したりお客さんも相当喜んでたし満足だわ。

 

"ハニー・ミルク・ラテ"ってミリオンセールスしてるのに俺がアメリカに行ったりしたからあまり生で披露出来なくて迷惑かけた曲なんだよな。

だから俺もひろこもアンコールで歌うって決まった時めちゃめちゃ興奮した。

 

無事に公演も終わりお客さんもいなくなる。

この後俺にはちょっとしたイベントが待っている。

 

メンバー立ち合いの元、公演中に飾られた壁写を取り外す。

 

これ外すのって2回目でなんかハズイ。外すとき動画も取られたし何に使うんだよ。。

こうしてチームK兼任は終わったのであった。

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