AKB49 エターニティ   作:とらとらこ

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Epilogue

「じゃぁお母さんとお父さんは出かけてくるね!」

「絶対に写真撮ってきてね!絶対だよ!」

「はいはい。愛莉(あいり)も今日の公演頑張ってね」

そう言うと私は家の扉を閉め男性が待つ車の元に向かう。

 

「おまたせー!」

「戸締りは大丈夫?」

「うん!愛莉(あいり)にあとは任せちゃった!」

「うんじゃぁ行こうか」

 

車を運転している男性は私の夫である"実さん"だ。

なんと昔は女性アイドルグループに所属していた経歴を持つ。

今はそのグループの運営のお仕事をしている。

 

ちなみに私はそのグループに"実さん"と一緒にアイドルをしていた(笑)

 

「いやー久しぶりだなぁ4人揃うなんて」

「ほんとーだよね!岡部先輩がなかなか日本に帰ってこれないからねー」

「あいつマジでどこまでの上り詰める気なんだ?もう俺たちが知らない世界に居る人だよなあれじゃ」

「あとで聞いてみようか!」

「そうだな」

 

私は時間ぴったりにある家に向かう。

 

 

家のインターホンを押すと幼い声で迎えてくれた。

 

「先輩ー!待ってましたよ!」

「よーアリス」

「久しぶりー莉空ー!」

「遅い!」

「え?ああ岡部もういんのか!」

「あれ?莉空の旦那さんと子供はどうしたの?」

「今日は旦那に子供預けて外に出かけてますよー!」

「えー残念。ちっこい莉空に会えると思ったのに。」

「まぁまぁ!今日は特別な日なんで!子供抜きってことでっ!」

莉空も立派なお母さんだ!

 

「岡部お前今日大丈夫だったのか?仕事とか家の事とかさ」

「仕事は。。そうね最近は落ち着てきたかな?来週あたりに大きな仕事があるけどね」

「家事は、まぁ子供がいるわけじゃないからね、でも夫との関係は良好よ」

「そっか。」

2人の話を聞いてるとなんだか時が立ったんだなーって実感する。

 

「じゃぁ!早速ですけど【みのり】になってください先輩!」

「なぁ本当に、マジでなるの?みのりに。あれから何年たってると思ってるんだよ!俺もいい年なんだが…」

ほんと久しぶりにみのりが見れるっ!って私は少しドキドキしてる!

 

「まだいけますって!ねっ!ひろこ先輩!」

「うんうん!実君ほとんど顔変わらないし」

「それに。」

「それに?」

莉空が聞き返す。

 

「愛莉にも写真頼まれちゃったし」

みのりは頭上に?を出す。

 

「まさか、俺、っていうかみのりの写真頼まれたの!?」

「うん!」

嬉しいのか悲しいのか何とも言えない表情はなんとも可愛かった!

 

 

 

----

 

 

「うわー久しぶりだわまじで」

俺は3人監修の元、もう何年振りか分からない【みのり】になった。

あらやだ!みのりだわ!

完璧なほどにみのりで、服も岡部が用意した海外ブランドを着こなし、女優ぽい仕上がりになっていた。

 

「じゃー改めて!」

「GEKOKU嬢同窓会すたーとっ!」

アリスが音頭をとる。

 

「えーっとまずは!」

 

 

カシャ!

 

 

「え!なに?」

不意にスマホを向けられ写真を撮られたけど。

「先輩知ってました?先輩死亡説とか今流れてるんですよ?」

え、そうなの?俺まだ死んでないぞ?

 

って思ったけどみのりのほうか

 

「仕事柄AKBの子たちは色々と情報チェックしてるけどさ、みのりはノーマークだったわ」

「これを何年かぶりにGEKOKU嬢の公式Twitterにアップすればそんな噂吹き飛びますし、それに絶対バズりますよ!」

そんな話をしながら、こなれた様子でスマホを操作する。

すると、30秒後にはアリスのスマホの通知が鳴りやまなくなった。

 

「ほらほら!先輩見てくださいよ!このツイート数とイイネ数!」

俺は恐る恐る見ると。

 

「うわー・・・これはえぐいな」

あっという間に拡散しコメントも色々とついていた。

 

 

こっそり後で見てみよう。。

 

 

「そいや岡部、グラミー賞3冠おめでとう!」

「岡部先輩すごいですね!」

「あっありがとう。」

恥ずかしそうに岡部は答える。

 

「でも正直グラミーよりオスカーのほうが欲しいわね今は」

「みのりまた一緒に映画出ない?サラも復帰希望してるみたいよ?」

「え!いやー俺は無理だよー」

「半年に一度はあいつから同じような連絡来るけどさ」

「みのりとして頑張れる自信はもうないぞ俺。」

「あなたなら大丈夫よ。それに今のみのりって女優そのものよ?」

お前がそう思うってことはマジで女優いけるぐらいの容姿してんだろうな。。

 

「顔とかさ、しぐさとかは行けるかもしれんけど、声とか高い音でない気がするんだが。」

高い声出すとみのりに聞こえて仕事に影響するからずっと出してないんだよな。

 

「ちょっと失礼。」

岡部は俺のお腹を触る。

 

「ちょっ!なんだお岡部俺の腹なんて触って。」

「はい。I want you~]

「え! I want you?」

 

「もう一度。 I need you~」

「I need you~」

 

「最後に I love you~」

「I love you~」

 

「ほらあなたまだ声出るじゃない!フリまで!もう職業病ね」

体が勝手に動く。。

 

「ちょっと後でカラオケ出すんで4人で歌いましょうよー!」

「いいねそれっ!」

ひろこはノリノリだった。

 

「見学希望で!」

「却下します!」

「今準備してきますね!」

ドタドタとアリスは去っていく。

 

流れ作業のように俺の意見は却下されていた。。

 

はぁ。まぁ久々のみのりを満喫するか!

 

「そうそう!」

岡部が思い出したかのように俺たちに声を掛ける。

 

「最近の愛莉ちゃんすごいじゃない!」

「研究生で異例の15位よ!?」

「そのままその日に正規メンバー入りしちゃうなんて!」

「そうなんだよな、ひろこの子とか公表してないのにさ、努力家なんだよ俺たちに似て」

「それにアイドルとしての才能と運もあったんだろうな愛莉のやつ」

「まさに名前通りに成長しちゃったね!」

 

俺とひろこは女の子を授かった。

名前はかっこいい先輩と明るく元気な後輩の二人から頂戴し"浦山 愛莉(うらやまあいり)"と名付けた。

岡部からは"愛"を、アリスからは"莉"を。

特にアイドルをやって欲しい!とかそういう願望は全くなかったのだが結果的にそうなってしまった。

俺の仕事がAKB関係だしな、何かと興味があったんだろうな。

 

「とはいえ!総選挙で最高順位9位と1位との子供ですからね!」

「まさにアイドルのサラブレットですよ!」

カラオケの準備をしながらもアリスは会話に入ってくる。

 

「最近ひろこの昔の事とか調べててさ、それで【みのり】と【ひろこ】の深い繋がりを感じたんだろうな。めちゃみのりに会いたいって駄々こねられて結構参ってるよ。」

家にひろこが総選挙で獲得した数々のトロフィーの中に何故か俺の9位のトロフィーが家に飾られているし不思議に思うだろうな。

 

「みのりに憧れがあるんじゃないかしら?会ってあげればいいじゃない」

「いやいや!一発でバレるぞ!俺がみのりが、父親ってこと!」

「別にいいじゃない。親と子の間で隠し事は良くないわよ?」

それはそうなんだけどさ。

 

「お父さん変態!とか言われたくないじゃん。俺立ち直れないよ?」

「私は逆で愛莉喜んでくれると思うんだけどなー」

「そうゆうもんなのかな。。」

うーん。ひろこがそうゆうなら正体を明かしてもいいのかもしれん。

 

「ささ!先輩たち準備できましたよ!」

「莉空ありがとう!」

「歌い終わったら劇場とか行っちゃいます!?」

えー。行くの?

 

「行ってみたい気持ちはあるんだけど。今日の公演愛莉のチームなんだよね。少し行きにくい。」

「大丈夫ですって!ほら!ここにみのり先輩もいますし!」

「どーゆう理屈だよ!」

「まぁ。ちゃんと歌えたら考えなくもない。」

「え!行ってくれるんですか!?」

「もし歌えとかなったらめんどくさいしさ。」

「あははは!あなた劇場で歌う気なの?」

「劇場っつったら歌ったり踊ったりする場所だろ!」

「心構えしておいて損はない!」

「なにそれー!」

 

 

 

 

 

 

 

これが私たちの出会いの物語。

 

 

 

楽しいことばかりじゃなかったけど。

 

 

 

みんなもそんな体験をしたくないですか?

 

 

 

勇気を出して夢を追いかけませんか?

 

 

 

素敵な仲間たちと一緒に!




Thank you for watching at AKB49~恋愛禁止条例~ and AKB49 エターニティ.
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