原作と本作【完結済】を一読を【推奨】致します。
場合によってこのお話はなかったことになる可能性が御座います事をご了承願います。
キミを想う気持ち
今年の東京は異例の寒さを感じる中、東京の秋葉原にあるAKB48専用の劇場は外の気温などもろともしない程、熱気に溢れていた。
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♪♪僕の迷いはギンガムチェーック♪~~♪
アンコールを終え、汗をキラキラと輝かせながら私達は公演を観に来てくれたファンに挨拶する。
「えー皆さんご来場ありがとうございました!」
「「「ありがとうございましたー!」」」
興奮が冷めやまぬ中、私達は手を振りながら舞台を後にする。
「今日もすんごい人だったね!昨日も来てくれてた人もいたよね!」
「最後までM12のステップがズレてたなぁ」
それぞれの想いが交差する楽屋は少女達の意見で賑わいを見せていた。
今日も公演は盛り上がりを見せ無事に千秋楽を迎え、
私、吉永寛子は楽屋でなんとか乗り切った事に安堵する。
「ひろこーおつかれさまー。お先に失礼ー」
公演が終わるとそのあと仕事がある人は直ぐに次の現場の向かったり、感動を分かち合う時間もなく散り散りに解散していく。
みのりが卒業して1か月、世間はあっけないものだった。卒業してから2週間ほどはニュースなどで騒がれていたものの、静かに業界を去ったみのりの意見を尊重するかのように、一部を除きみのりの存在を忘れたかのように静かになる。
この1か月、AKBにとって浦川みのりは重要な存在だと痛感する毎日だ。それは私だけではなく他のメンバーもそう感じていると思う。
特にみのりの卒業公演に参加したメンバーは特にそう思っているだろう、みのりの存在って偉大だなーって。
劇場のシャワー室で汗を流し帰り支度をしている所にある人から声がかかる。
「お、吉永まだ居たのか」
この方はAKBシアターの総支配人の戸賀崎さん。
みんなのお父さんみたいなひとかな?(笑)
「お疲れ様です戸賀崎さん、もう帰りますよ、明日撮影ですし」
「あー、そうなのか」
「戸賀崎さんどうしたんですか?」
「いや、お前大丈夫か?みのりが抜けてから働き詰めだろ」
「お前まで抜けられたらたまらんぞ、今後海外公演などビッグイベントが控えてるんだからな」
今、下手に休みを取ってしまうと余計な事を考えてしまいそうで、それに見てくれているか分からないけど少しでも私の存在を忘れないで欲しくて、、
「とにかく早く帰れ」
私は追い出されるかの様に劇場を後にしタクシーで自宅に戻る。
家に戻り、お風呂でお湯に浸かりながら私は考える。
彼は今何をしているのだろう。メールを送っても電話をしても返事はない。それは他のメンバーも同じで、たかみな先輩なんてラジオでぶーたれてたぐらいだ。
元気ならそれだけでも教えて欲しいよホント。
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ある日
『トントン』
番組の収録でテレビ局の楽屋で台本を読んでいた時、ドアがノックされ私はドアを開ける。
「はーい」
もうスタッフさんが呼びに来たのかと思ったがそこには意外な人物がドアの前に居た。
「おう、吉永」
「え!秋元先生!?」
「秋元先生どうされたんですか?」
「ちょっと打ち合わせがあったんでな」
どうやら秋元先生はテレビ局で別の打ち合わせをしていた様で私の様子を見に来たらしい。
でもそれだけの理由で訪れるだろうか?私は不振に思い少し身構える。
「お前にとって、浦川みのりはどんな人物だった?」
身構えておいてよかった。でも唐突な質問に私は困惑する。
「私は…」
これが答えだと思わないが、今思ったことを素直に答えた。
「みのりは私のヒーローで、ライバルで、それに、」
言葉が詰まる。
浦山くんの事が好きって叫びたかったけど、ぐっと我慢した結果それ以上言葉が出なかった。
「そうか」
秋元先生が理解したかのようにそれ以上の事は言わなかった。
「吉永」
おそらく今の話は前置きだろう、チームKを離れて違うグループと兼任とかの話だろうか。
「これからの話は全て妄想だ、実現するかはこれからだが一応話しておく」
妄想?現実?
「もしもの話だ」
「俺はあいつを」
「"浦山実"いや」
「”浦川みのり”を再度AKBの一員として迎え入れる準備をしている」
思考が止まる。
「吉永俺は、」
と秋元先生が話す声を私は「ちょっと待ってください!」と話を打ち切る。えーっと。整理したい。
みのりをAKBに!?
まだ整理がつかない中、秋元先生は続ける。
「俺はこんな形で終わらす事に後悔がある。」
胸が張り裂けそうな思いが私を襲う。
「吉永、あいつを呼び戻す手助けを頼みたい」
心臓の鼓動が早くなる。興奮が止まらない。
「手伝います!」
私はいち早く声を上げる。
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翌朝、目が覚めた直後に昨日の出来事を再認識する。
興奮のあまりほとんど寝れていなく体はしんどいが、心は満たされていた。
何も聞かずに手伝うなんて言っちゃったけど後悔はしてない。
メンバー全員がみのりに連絡が取れない状況である今、秋元先生は知っているのだろうか気になっていたが、どうやら元気にしているらしい。
情報先は不明って事にされたけどおそらくアフロディーテさんだと思う。
ただ、
みのりはAKBを守るためにAKBを去った。
気持ちを考えると私なら戻りたくても戻れない。
「あれ?服逆に来てる…」色々と考えながら就寝準備をしたからだろう、服は逆に着てるわろくに髪を乾かさず横になってしまったので髪が大変な事になっているし…
お昼から仕事とは言え時間も限られているが心を落ち着けるためにお湯に浸かりながら考える。
「みのり今何してるんだろ」
かなり不定期での投稿となります。