もう一度
浦川みのり まとめwikiより抜粋
AKB48第12期研究生オーディションに合格。
研究生時代にAKB内グループである3人組ユニットアイドルGEKOKU嬢を結成、正規メンバーに昇格後全兼任の経験を得て渡米。
アフロディーテの妹分として数々の仕事をこなし世界的に注目を浴びる中、AKBを卒業。同時に芸能界も引退する。
しかし芸能界を去った約2年後突如としてAKBに復帰、GEKOKU嬢の再結成を皮切りに活動を再開。
世界的スターである
近年では活動を休止(非公式)しているがAKB元メンバーなどのSNSを通じ姿を確認できる。
また、既婚者であり相手は一般人と公表している。
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俺の名前は浦山実(男)。
AKBとはだいぶ複雑な関係である為、詳しいことは省略するが今はAKBグループでの運営の仕事を行ってる。
世間はAKBを筆頭に数々のグループアイドルが存在している現在、それでもAKBグループは未だにトップを走っているし総選挙や曲が発表される度に世間はざわつくほど不動の人気を誇っている。
現役の頃とは違い今ではどうしたらこの子達はもっと輝けるかを照らし続けるスポットライト役として俺は勤しむ。
現場経験を活かした改定案を行ったり劇場の利用スケジュールや人事までと仕事内容は多彩だが次期AKBを支えるリーダーの発掘などはなんとも言えない充実感もある。
時代も変わり、現メンバーで俺があの【浦川みのり】とは思う人はいない。
いや… 全面撤回。
一部メンバーにはバレてる。
あの時代を経験したメンバーは数名未だに現役だからだ。正直凄いの一言である、頭が上がらない。
そんな充実感溢れる生活は、ある出来事で崩壊する事になる。
あの時の事は今でも鮮明に覚えている。
あいつは
アポなしでオフィスに突撃してきたんだ。
(うわー。来月公演入れすぎたな、スタッフさん大丈夫かな)
困ったな…最近皆に無理させすぎだな。と頭の中で反省する。
ちょっとでもスケジュール見直すかと背伸びをしコーヒーを飲み干しモニターとにらめっこしていると、奥のほうで電話が鳴り受付の女性が対応しだす。
見慣れた光景だし意識もせず己の仕事に勤しむ。
「はい、〇〇課受付で」
「はい、少々お待ちください」
電話を保留し女性は手慣れた様子でパソコンを操作しスケジュールを確認していく、のだが次第に顔が曇っていく。
手を止めある程度考えた結果、保留した電話を取り話始める。
「失礼ですがアポイントメントはおとりになっておりますでしょうか?」
困った声で女性は優しく声を掛けると電話越しでも聞こえる大きな声で叫びだす。
「だーかーらー!!浦山くんに用事があるんだってー!!」
オフィス内に木霊する声に俺は仕事をしていた手を止める。
まてまてまて!今さ浦山って聞こえた気がするんだが、、いや聞き間違えだよな?と自分に言い聞かす。
「いやですから」
受付の人と言い合いが始まった。
ざわつくオフィスの中、俺は必死こいて否定していくのだが、
あの喋り方と子供っぽい声、絶対にそうに違いない。
「もーいいです!直接電話するんで!」
ガチャっと乱暴に受話器を戻す音までも丸聞こえである。
オフィス内全員の手が止まり俺のほうを見ているのだが俺は気づかない。
なぜかというと俺は顔を手で覆っていたからだ。
♪♪僕の迷いはギンガムチェーック♪~~♪
間髪入れずに俺の個人携帯から音楽が流れだした。
「…失礼」
俺はその一言だけ発し下を向いたまま誰からの電話かすら確認せず電話を切りオフィスから逃げ出すかのように走りだす。
小走りにオフィスの外に出ると遠目からでも分かるほどイライラしている小柄な女性が立っており、俺に気づくないなやピョンピョンとジャンプしだした。
「先輩ー!電話に出てくださいよ!!」
返事をする前に目の前の女性の頭にガン!という音と共にチョップをかます
「あいて!」
「いてーじゃねーよ!お前何でここにいるんだよ」
こいつの名前はアリス
俺の親友なのだが、簡単にいうとアホな子である。
ラジオ番組に出演しては俺(浦川みのり)のあーでもないこーでもない噂を流し世間様に迷惑をかけたり、デパート迷子事件や
あっ。
ちなみに俺が浦川みのりだったなど黒歴史は知らないし知ってはならない事でもある。
「てか来るなら事前にアポ取ってこいって、社会の常識だろが…ていうか俺に用事あるなら俺に直接連絡すりゃいいだろーが!」
アリスと浦山(男)の繋がりは世間的には薄いんだからオフィスに押しかけてくんじゃないって!
こいつにガミガミ怒っても何も徳はないし、、ほらもう聞いてないよ。
アリスはすでにそっぽ向いていた。
俺は目頭を押しため息を吐き落ち着け落ち着けと心の中で整理を付けてから話を続ける。
「で、なんだろ押しかけるぐらいの用事なんだろ?」
これで子供にどれくらいお小遣いあげてるの?とかの相談だったら怒るぞ!…ありえる!!
アリスの旦那さんとは男の盃を交わすぐらいなら仲ではあるし、こいつの大変さを理解できる友人Aとして力になってあげたい。
のだが、小声でアリスは続ける。
「先輩、ちょっと耳貸してください」
少し抵抗を感じつつアリスに耳を近づける。
いっとっけど浮気とかではないからな。ひろこナンバーワン!
「実はですね… ごにょごにょごにょ」
…その言葉を聞いてぞわっときた。
整理が追い付かないほどのパワーワードで理解しがたい。
ははははは。
「すまん、もう一度言ってくれ」
頭の中で整理が追い付かず俺はアリスにもう一度お願いする。Once more, please!
「だから!!
1日だけ限定のライブを開催するのでよろしくです!」
~~fin~~~?