137:イッチ
あー、それでですね、ドラゴンの騎士さんは今感動の再会の真っ最中なわけで
いや聞いてくださいよ、だから今まで黙ってたんですよ?
そういう一直線なところは美点だと思ってますけど今回ばかりは話は別です
いや剣向けられたって落ち着くまで話しませんよ
本当に斬るつもりかどうかくらい流石にわかりますからね?
138:名無しの転生者
おぉ、珍しくイッチが鍛冶ニキ相手に強気に出ている
139:名無しの転生者
壁ドン一発で逆に丸め込まれそう
140:名無しの転生者
鍛冶ニキはそんなことしないから
141:名無しの転生者
割と手段選ばないところあるから有効だってわかってたらやりかねない気がするけど
142:イッチ
いいですか?さっきも言いましたけど
今、ドラゴンの騎士さんは息子さんとの再会をかみ締めてるんです
もう一度言いますよ
息子さんが、いるんです
言ってる意味分かりますよね?
143:名無しの転生者
……ん?
144:名無しの転生者
あれ、これなんか企んでるときのイッチじゃね?
145:名無しの転生者
人質に取れとか外道なこと言い出さないだろうな
146:名無しの転生者
感動シーン見ながらその崩壊を待ち望むヤツだぞ
147:名無しの転生者
流石にショタに被害が出るようなことは避けると思うが
148:名無しの転生者
相変わらず信頼度が低い
149:名無しの転生者
だってこいつイッチなんだぜ?
150:イッチ
どんな伝承を見てもドラゴンの騎士は一人だけで、神剣だって一本です
……そうです、息子さん用の剣は別に用意する必要があるんですよ
オリハルコンを加工できるような鍛冶師は、あちらも望んでいるはずです
だから無理押しなんてしないで友好的にいきましょう
それだけでいくらでもチャンスが広がります
151:名無しの転生者
理路整然と取り入るための手法を考えてやがる
152:名無しの転生者
イッチが紹介すれば段取りも簡単に整うだろうなぁ
153:名無しの転生者
鍛冶ニキが魔族だってのもプラスに働きそう
154:名無しの転生者
人間を見限って魔王側の誘いに揺れてたくらいだもんな
155:イッチ
それに神剣は時間と共に再生するって度々話に出てくるんですよ
整備にかこつけてちょっと削るとか出来ませんか?
いっそ素直に剣を作るための研究用にって頼んでみるとか
156:名無しの転生者
おい、オリハルコンを恒常的に手に入れる方法まで編み出したぞ
157:名無しの転生者
そりゃ再生するなら無限鉱山だけどさぁ!
158:名無しの転生者
悪巧みしてるときはホント生き生きしてるよなこいつ
159:名無しの転生者
さっきまでのしおらしい態度はどこへ消えたんだか