海軍と訳あり賞金首のお話   作:人よりのごりら

9 / 10
9話目です。
そして予定とは違いますが、ONEPIECEの二次創作が熱くなってきたので
これが最終話です。




とある大将がそろった場合

 ここは「偉大なる航路」(グランドライン)前半の海にある「ボッタクーリ島」

 この島には「ウワズミシティ」と呼ばれる都市がある。

 この都市は温泉をメインとした観光業がメインな産業であり、他文化を受け入れていることもあって特に娯楽文化が多く流入してきている。

 特に「麻雀」というボードゲームが今この都市で大流行している。

 

 

 最近では目と目があったら雀荘と呼ばれる「麻雀」をすることができる場所へと行く人々が多いらしく、

 明け方になると負けた敗北者たちがよろよろとおぼつかない足取りで帰路につく光景が見られている。

 その姿はまるでゾンビのようであるといわれており、「麻雀ハザード」と地元住民から揶揄されている―――

 

 

 

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 「ウワズミシティ」にある、とある雀荘

 ここは立地のせいなのか空前の「麻雀」ブームにも関わらず、人が一組を除き一人もいなかった

 ...つまり店員すらもこの場にはいなかった、ここにいるのは4人のおっさんだけである

 どれも負けず劣らず堅気ではないオーラを放っており、ついには全員が逃げ出してしまっているのだ

 

 一人はとても険しい表情を浮かべ、マージャンをしているはげたおっさんである。

 20代のはずだがその表情のせいでぱっと見50代くらいに見えるくらい老け込んでしまっている

 

 そんな様子をにやにやとした表情で見ている3人のおっさんはそれぞれ赤、青、黄色を基調としたスーツを着ている

 いつもの「正義」と書かれたコートは持ってきていないため、まるでやくざの首領たちである

 

「だあああああ!これだぁ!リーチ!」

 そう叫びながらおっさんは牌と呼ばれる立方体をテーブルへとたたきつける

 その牌には「中」と書かれていた。

 

「「「ロン」」」

 そう言いながら牌を倒す3人のおっさん

「大三元」「四暗刻単騎」「国士無双」

「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!何回目だよぉああああ!」

 そう叫びながら倒れこむおっさん、その光景を見ながらカラフルなおっさんたちが話し合いを始める

「で?この場合は誰が飛ばしたことになるんじゃ?」

「ん~同時だからねぇ~...さすがに座った順番で決めると良くないし仕切り直しかねぇ~?」

「まぁ仕方ないわな...じゃあさっさと積みなおすか

 ほら、早く起き上がって準備しなさいよ」

 

 

 そう言いながら倒れたおっさんに手を差し伸べるもじゃもじゃ

「何回目だよ、俺なんか悪いことしました?なんで何回もこんな目に合わなきゃいけないんすか!」

「あー...まぁそれはあれだな、諦めてくれ」

「諦めるのはそっちのほうだよ!」

 そう叫ぶおっさん、その悲痛の叫びはしかし3人のおっさんには届かなかったようだ

「馬鹿垂れが、わしは負けたくないんじゃ、諦めんぞ」

「そうだねぇ~面白そうだからもう少し続けようかねぇ~」

「ま、そういうわけなんで...諦めて座ってくれ」

 そう言われるとうなだれながら座るおっさん

 

 

 ことの原因は自身の言い放った一つの疑問だった

「そういえば俺って海軍に入ったら誰の下に配属されるんです?」

 それを聞いたパンチパーマが面白がって二人に報告し

 長い「話し合い」(殴り合い)の末、「先におっさんを麻雀で飛ばした奴の勝ち」

 となったのだ、真夜中にたたき起こされて連れてこられたおっさんは災難であるが仕方のないことである。

 

 

 

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 駄々をこねていたおっさんが席に座りなおし、4人のおっさんが牌を混ぜ合わせる

 数回同じことをやっているが毎回必ず自分が持ち点をすべて失って負けているのだ

 それも全員が自分にロンと言ってである

 ...聞いたことがある、確かこのゲームはイカサマができるはずだと

 そう思い、3大将の手をじっと見る...混ぜている様子からは何かをしている様子はなさそうだ

「...何しちょるんじゃ、早う山を積まんかい」

「...悪いな」

 そう正面に座っていた角刈りに怒られてしまった、相変わらずのしかめっ面である

 

 

 

 山を積み終わり、そこから牌をとる

 手牌はそこまで悪くない、このままうまくいけば上がれるだろう

 使わなさそうな牌をつかみ、場に置こうとしたとき、ふと前に聞いた話を思い出す

 

 

 ―――この世には覇気と呼ばれるものがある

    これを習得したものは無敵の自然系(ロギア)にも触れるようにもなるし

    ほかの人の気配も感じ取ることができる

    極めることができればきっと大将になれるだろうな―――

 

 

「...大将、もしかして...覇気使ってます?」

 そう言いながらいらない牌を場に置いた。

  

「なんじゃ?ようやっと気づいたんか、遅いのぅ」

「まぁ...こいつにしちゃ早いほうなんじゃないの?」

「やるねぇ~、その調子だよぉ~」

 そう言いながらパタパタと牌を倒していく大将たち

 自分がいらないと思っていたこれがどうやら当たりのようだ

 ...やっと土俵に乗れた気がする

 にやにやとこっちを見ながらぱちぱちと手をたたいている

 

「じゃあ第二ラウンドじゃな?」

「ようやくちゃんとできるねぇ~」

「面倒なんだが...まぁ仕方ないよなぁ」

 各々言いたいことを言って片付けようとしている

 満足しかけていたがこれで分かったことはもう一つある、指摘しなければならない

「あの...大将イカサマやってますよね?」

 

 無言で山を崩し、手牌を崩していく大将たち

「えっと、たいしょ「早う片付けんかい」...え?いやだから大将たちイカサ「早くやるよぉ~?まだ決着はついてないからねぇ?」...いや、あのだってまだ一巡「あんちゃん、早く混ぜて待たせてるよ」...はい」

 

 おっさんたちの夜はまだまだ長くなりそうである―――

 

 




約2か月間の間でしたがこんな駄文に付き合っていただきありがとうございました!
忙しい間になぜかONEPIECEの二次創作が盛り上がりを見せ始めたので迷いましたがここで終わらせることにしました、元々の目的だったので...

また下火になったときにちらっと現れる予定なのでその時はよろしくお願いします!
作者の方々の作品が失踪せずに完結することを祈っております。
頑張ってください!
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