宿儺成り代わりについて考えてみた   作:かりん2022

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特級呪霊と間抜けな魔女

特級呪霊の対応をするという依頼がきた。

 

ついにである。

 

「行くわよ、まる! くろ!」

「行くぞ玉犬」

「頑張ろうな、宿儺!」

 

 奥まで進み、名札をゲットして撤退を決める。 

 予習が完璧だったのもあり、ここまではスムーズだった。

 

 ちゃんと警戒もしている。

 

 だから。

 

「釘崎っ!!」

「わかってる!」

 

 敵の接近にも気付けた。

 

 怯えて動きが止まるのを、先手を打たれて攻撃される。

 でも、身代わり人形をしこたま作ってあるんだよなぁ!

 

 呪霊は目測を誤り、その隙に撤退。

 

「伏黒! 釘崎! 先に行ってくれ! 俺は宿儺がいるから大丈夫!」

(悠仁、守る)

「まる! 任せた! いくぞ釘崎!」

「あんたやられるんじゃないわよ!」

 

「よし、じゃあやるわよ、悠仁」

「わかった。雫」

 

 虎杖、自分の腕にナイフを走らせる。

 

 溢れ出た血が、ぽたた、と地面に落ちた。

 

 その血を媒介に、魔界の生き物を召喚する!!

 

「我が血を対価に、願いを聞き届け給え! 出でよ、妖精!」

「はぁーい。ご主人様。僕の遊び相手はあいつかな?」

「ちっちゃ!」

「げっ 想定より強いの出たわね。地獄の生き物舐めんじゃないわよ。手綱離したら終わりと思いなさい!」

「お、おう!」

 

 呪霊が攻撃してくるのを、妖精はそのまま跳ね返す。

 カウンターしか取れないため時間はかかったが、なんなく倒し、後には指が残った。

 妖精は嬉しそうに声を上げる。

 

「あは♡ その指、ちょーだい♡」

「だーめ。魂は地獄の宿儺のとこに送らないとだし、呪力は俺がもらうんだから。飴あげるからさ」

「ちぇー。次はいいのを用意してよ。金髪碧眼の子供とかさ」

「無茶言うな」

 

 魂を地獄へ送り、呪力だけを取り込む。

 そして、妖精を送還した。

 

「ふぅ……大丈夫そうね」

「サンキュ、雫」

(悠仁。大丈夫だった?)

 

「ああ、サンキュ、まる。時間くっちまったな。伏黒達は無事か?」

 

 急いで出ると、釘崎と伏黒が倒れていた。

 

「くろが、くろが誘拐された……!」

「ラインを辿って後を追えないのか」

「あ、どこにいるかわかりそう」

「くろを助けに行かないと……」

 

 二人は大怪我なのに立とうとする。やれやれ。

 

「この飴玉でも舐めていろ」

 

 ポーション飴を二人に舐めさせ、スライムを追う。

 だが、向こうも追われていることに気付いたらしく、追いかけた先には無惨に砕かれた核だけがあった。

 

 

 

 

「ごめんね、ごめんね、くろ……」

「釘崎、俺にもっと力があれば……」

「ごめん、俺が別行動って言ったから」

「そうか……くろが……」

 

 お通夜状態の一年生&担任を慰めるの大変だなこれ。

 

「核の欠片を寄越せ。それをもとに二代目くろを作ってやるから」

「宿儺大好き! 愛してる!」

「すげー! そんなんできるの!? 記憶引き継ぎってやつ!? 転生!?」

「すごいな」

「よかったね、野薔薇。まるの時もよろしくね」

「やれやれ。手の掛かる奴らだ」

 

 

 その日の晩、虎杖に優しい魔女だと言われた。おま、そんなんだからあっさり罠に掛かるんだぞ。

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