ようこそ非日常なスクールライフへ   作:白ノ宮

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よう非読者の皆さま、お久しぶりです。
不意に創作意欲が刺激されたので4話書きました。


4話 TSの醍醐味をことごとく無視するだけ

一之瀬の熱烈な関係(?)を受けた後、自室に入った。

 

寮と聞いて大して広くない部屋を想像していたが、建物の大きさは超巨大な事もあり、二人か三人で暮らしても窮屈感を感じさせない広さだった。

 

そこでふと思った事がある。

 

『これ、掃除が面倒なパターンでは...?』

 

広い部屋で喜ぶ人はいるだろう。

しかし、寮で生活するのは一人である。

一人一人部屋が用意されていて一人でこの広さである。

 

「これは明日、綾小路にどうするか聞いてみるか...」(参考になるかは別として)

 

いつまでも玄関に突っ立っているわけにもいかないので靴を脱いでリビングのテーブルにレジ袋とカバンを置く。

 

ひとまず椅子に座って一息。

 

ふと部屋を見渡すとあることに気づいた。

 

『この部屋って広いけど、一部の家具が無いな』

 

机やベッドやエアコン、IHコンロやガスコンロ、電気ポットや炊飯器、フライパンなどの調理器具や洗濯機やドライヤーは置いてあるのに、テレビやラジオと言った現代において必要性が薄くなっているものが置いてないのだ。

 

学園敷地内にはおそらく家電量販店などもあるのであくまで娯楽として購入しろという事なのだろう。

 

部屋にあるノートパソコンを起動して、ネットに接続できることを確認する。

 

情報収集や娯楽は学園から支給されたスマホとパソコンで行えという事だろうな。

ただ、学園に直接的に関することを書き込もうとするとエラーが発生するようだ。

 

何だその謎セキュリティは...。

 

ギュルルルル....

 

うーん、お腹が減った。

ふとベランダを見ると高い位置にあったお日様がオレンジ色になり、地平線に消えゆくところだった。

 

「夕飯でも作るか...あっ、米炊き忘れてた」

 

凡ミスを犯したので明日のお昼に食べる予定だった弁当を開けて食べる。

安い弁当だったが、結構美味しかった。ただそれだけ。

 

それはそれとして米を炊飯器にセットしてスイッチを入れる。

おそらく40分後辺りには出来ているだろう。

 

そういえばこの身体は老廃物が出ないという話だったが、一応人間であることを忘れないためにも風呂は入っておくべきだろうか。

 

しかし、やらかしたな。

体の性別を女にしてしまったばかりに、精神が男なせいで風呂に入ることに抵抗を感じる。

 

こう、思考が暴走しているときは後先考えずに行動してしまうのは反省するべき...ではあるが、この身体なら問題ないか。

 

よくよく考えたら自分の体に欲情なんてするものではない。

見慣れている自分の体...いや、見慣れてないな。初見だったわ。

 

無言で脱衣所に行って、無心で服や下着を脱ぐ。

髪も解いてストレートヘアにする。

そして目を開いて鏡を見る。

 

「あっ...アカンっ!!」

 

童貞の私には、幾らぺったんこでも美少女の裸はダメージが大きかったです。

(何が起きたかというと鼻から血が出た)

 

鼻を左手で押さえながらバスルームに入って、右手でシャワーの温度調整をしてお湯を出す。

シャワーを持って顔に持ってくる。

外的要因では流血したところで瞬時に回復するのだが、精神が関連する要因で血を出してしまった場合、少し治りが遅いようだ。

意外な弱点を発見したなとドヤ顔をしながら鼻血を洗い流す。

 

因みに今シャワーを鼻に当て始めてから80秒経っている。

その間僕はずっと呼吸をし続けている、鼻で。

 

何を行っているんだお前はと思われるかもしれないが、これは転生特典のバケモノが由来しているのだ。

あらゆる環境でなぜか呼吸ができる。

原理は謎である。

この身体のことだし、酸素はおそらく体内で作られているのだろうな。

 

鼻血がようやく止まったのでそのまま頭からお湯を被る。

 

「あ〜...最っ高〜♪」

 

こんな些細なことでも幸福感を得られるのだから人間の精神構造は面白いなと我ながら思う。

 

ある程度浴びて身体が火照ってきたところでお湯を止める。

 

そして身体の表面を一瞬で数億回震わせて水分を飛ばした。これタオルやドライヤー要らずだからすごく楽。

 

バスルームから出て足拭きマットで足を軽く拭くと水気はしっかり取れた。

 

ゴムを片手に髪に触れると一瞬にして先ほどのツーサイドアップが完成していた。

 

脱いだものを再び着る。

普通の人間であれば汚いだろう。

しかしこの身体は先ほど説明した通り老廃物を出さない。

つまり今着たものはほぼ新品のようなものだ。

相変わらず下着はサラサラとした肌触りで、服もベタつきは見られない。

匂いも柔軟剤の優しい甘い香りだ。

 

リビングルームに戻ったが、未だに炊飯器は唸りを上げていた。

携帯の時計を見るとまだ10分も経っていなかった。

そりゃそうだ。だってお湯浴びてただけだもん。

 

石鹸つけとかなくていいのかだって?

この身体に体臭はないし、何故か石鹸の香りがするから問題ないんだよ。

多分体質だな。ホント怖いわこの身体。

 

僕は炊飯器が炊き上がるのをボーっとしながら待つ事にした。




アニメってこんな難しい内容だったっけ...?
いや、多分私が脳死で見てるから分からないだけなんだ。そうに違いない。
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