厨二病の男が勘違いされる話   作:D.D.D_Official

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今日は前書きグレン君はおやすみ……


すると思ったか!たわけめ!
俺だ、グレンだ!!!
俺は実は健康優良児だからな!何故かって?
それは勿論、世界の巨悪と戦う為に決まっておろうが!
知らなかったのか?貴様らが毎日平和に過ごせているのは、俺が裏世界で日々戦っているからだ!クク、フハ、フハハハハハハハ!!!!!


世界最強の聖騎士グレン(本名:佐藤紅蓮)

 

いよいよ待ちに待った入団式だ!

 

実はあの後、モードレッドに報告しに行こうと思ったんだがどこにも居らず断念したんだ。この喜びを分かち合いたいと思っていたのだが…。

 

まぁ、いずれ会えるだろ。同僚なんだし。

 

式が始まるまで少し時間があるから、今のうちに同期の連中の顔を拝んでやろうかな…

 

「フォーウ」

 

「ん、こんな所にネコが…誰のネコだ?」

 

「フォーウ、キュー!」

 

見ると、真っ白なネコが俺の足元をてちてち殴っていた。かわいい。俺はネコを抱き上げ頭の上に乗せた。

 

「フォウフォーウ!」

 

どうやら喜んでくれたみたいだ。因みに俺は猫派だ。無論、どちらかと言えば…の話ではあるが。

 

「これより入団式を始める!王の言葉である、総員傾注!」

 

紫の鎧を着た騎士が叫ぶと、高台からアーサー王が出てくる。やっぱり偉い人は高い場所が好きなんだろうか?

 

「私はブリテン王、アーサーである。我ら騎士の本質とは何か?それは民を、誇りを守る事。これから騎士になる貴君らはそれを努、忘れないでほしい。以上だ」

 

「王よ、ありがとうございました。それではこれより、配属分けを決める!全員食堂にて待機せよ!」

 

はぁー…カッコよかったな。あれこそ正に、“王のオーラ”って感じだ。何となく従ってしまいそうな気になる。

 

その後はこれといった事件もなく、俺はガレス卿の隊に所属することになった。

食堂から出る際に、ランスロットさんから小声で「貴公がガレスを助太刀してやってほしい」と言われた。

 

いや俺、なんのチート能力も持ってないただの高校生なんですけど。困るなぁ…でもまぁ、"白い手"のガレスの副官的ポジションなら他の円卓メンバーの隊より活躍できそうかな?

 

実際、ガレスは俺よりも強いんだろうがそれでも円卓の中では最弱のイメージがある。舎弟ムーブの印象が強すぎるからな。

 

そういえば、あの時のネコはどこに行ったんだろうか。気がついたら消えていたのは、やはりネコが神秘的な存在だからか?まぁ良い。

 

ひとまず、ガレスの副官…最低でも使える部下を目指すとしよう。

 

 

○○○○○○○○

 

 

「わぁ!あなた達が私の部下なんですね!よろしくお願いしますっ!」

 

目の前にいるのは、ガレス卿…だよな。

確かに、女性らしい美しい手をしているとは知っていたけど…。その胸、誤魔化せて無いぞ。

 

「ガレス卿……つかぬ事をお聞きするが…」

 

「はいっ!何でしょうか!?私に答えられる事ならなんでも!」

 

「ガレス卿、貴公は女性…ではないか?」

 

「……………………なぜ、わかったんです」

 

「いや、肉体構造が完全に女性なのだが…逆に気づかれぬとでも思いましたか?」

 

少なくともC、Dはありそうな胸をしておいて「私は男です」は無いだろ。てか有り得ん。

 

俺が指摘するとなぜか頬を膨らせながらジト目で無言の抗議をしてくるガレス。何だ?この世界は女性騎士が普通なのか?

 

だとしたらアーサー王は女でも……いやいや、あの人は既婚者だ。同性同愛の可能性は…いや、モードレッドが産まれている時点であり得ないな。

 

俺にそんな趣味はないが、妖妃とも呼ばれるモルガンと美ショタアーサーのおねショタ…刺さる奴は居そうだな。

 

「全く、業が深い……」

 

「へ?何がですか?業?」

 

「あぁいや。何でもないのだ。忘れよ」

 

思わず声に出てしまったようだ。気をつけなければ。

俺の厨二エピソードとして、思考をたまに洩らすという事がある。何故ならカッコいいから。だってそうだろう?熟考の末に洩れ出た言葉は何か深い意味があるに違いないのだから。

 

「えっへんおっほん!皆さん、聞いてください。今から私たちの任務を説明します!私たちの今季の任務は、キャメロット内の治安維持です!比較的安全な任務ですが、いざという時には1番大切な仕事です!心してかかってください!」

 

「「「Yes.Sir!」」」

 

「イエスマム…Sir!」

 

女性であるという認識を改めなくちゃな。

ガレスは男!ガレスは男!ガレスは男!

 

 

よし。精神統一は完了した。

さーてこれで任務に集中できるぞ!

クク、フハハハハハハハハハ!!!!!

 

 

 

 

だが、この時は思いもしなかった。

このちょっとした性別認識があんな事件を産むなんて。

 

〜〜〜〜〜〜

 

「ふぅん、彼女にかけた幻術も見破るか。彼は一体、何者なんだろうね?」

 

高塔の上、王以外誰も入れぬ魔術師塔で夢魔は独りごちる。その視線はとある男に注がれていた。名を、グレン。グレン・ヴァン・インフェルノと言う。

 

「アルトリアにかけていた強い幻術をも見破っていたようだしねぇ。どんな人間…いや、どんな怪物なのかな?彼がたまに見せる黒いオーラ、あれから感じる力は恐らく神代のもの。いや、それ以上に昔か。それに…」

 

夢魔はその続きを言いかけ、やめた。

なぜなら、キャスパリーグ…第四の獣がてしてしとマーリンの頭を殴るからだ。

 

「キャスパリーグ。やめてくれないかな?爪が地味に当たって痛いんだ。ああっ、噛まないで」

 

「フォーウ!グレンフォーウ!」

 

「ああはは、彼の事をそんなに気に入っているのかい?でも、彼は綺麗なものではないかも知れないよ?」

 

「フォーウ!キューウ!フォーウ!」

 

「君がそこまで言うなら仕方ない。ただし、君は絶対に暴れちゃダメだよ。グレンが死んじゃうからね」

 

「フォーウ…」

 

「まさか!君、グレンの為に暴れる予定だったのかい!?やめてくれよ、折角苦労して鎮めたのに…」

 

「フッ、フォーウ」

 

「笑ったね!?今僕を笑ったね!?」

 

 

夢魔は今日も塔上で世の行末を見る。




フハハハハハハ!!!!!俺だ!グレンだ!!!
俺の預かり知る所では無いが、Earth Quakeがあったらしいな!
無論、俺は貴君らの無事を祈っているとも……ククク!
それは兎も角!まさかガレスが女だとは思うまい!

まぁ良い!次回予告だ!
抗う運命〈サダメ〉にある勇者達は、ついに絶望へ見える…
次回「AVALON計画、始動」

グレンの初登場時の特異点/異聞帯

  • 特異点F(冬木)
  • 特異点4(ロンドン)
  • 特異点5(ケルトアメリカ)
  • 特異点6(キャメロット)
  • イベント特異点(影の国)
  • 第六異聞帯(妖精國ブリテン)
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