今回は一足早いアイツとの対決。【急募】狩猟笛の正しい使い方 本領発揮です。楽しんでいただければ幸いです。
ヌシモンスター。モンスターハンターライズに登場する特殊な個体であり、百竜夜行を率いる力を備えた極めて強力なモンスター。まるで嵐に巻き込まれたかのような傷跡と黒ずんだ体色が特徴。罠には掛からず、操竜も不可とかいう古龍以上のチート性能を有している上に、咆哮によって自身の怒りと恐怖を周囲に波及させて百竜夜行そのものを活性化させるとかいう傍迷惑な能力も持っている厄介極まりないモンスターだ。ぶっちゃけ、ゲームでもヌシ素材で作れる百竜武器のため以外には絶対戦いたくないモンスターだ。アホみたいに強い。
ゲームに置いて初めて顔を出すのが今戦ってるヌシ・アオアシラ。ラージャンと並ぶ牙獣種最強格のモンスターで、前足が発達していて凄まじく硬く最上位の強咆哮でこちらを拘束してくる。その火力はほとんどの攻撃で確定気絶、ガンナーなら2、3発食らえばほぼ即死。怖すぎる。まあ拡散弾で怯ませまくればなにもさせずに倒せるのだが。
「ヌシが行ったぞ!アンテム殿!エスラ!」
「タイミングさえわかれば!」
「にゃにゃにゃにゃにゃー!」
逃げるために、逃げ道を阻む大扉を破壊せんと大技を放たんとしていたヌシ・アオアシラ。しかし跳躍した先には大きく轟槌【虎丸】を振りかぶったアンテム殿と、飛び込むエスラがいて。勝利を確信すると同時に討伐。勝鬨が上がった。
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64:名無しのギルド所属ハンター>>1
いやー、ヌシアオアシラは楽勝でしたね
65:名無しのRS
いや、うん…あんなに拡散弾を頭に叩き込まれたらそりゃなにもできずに死ぬよ…
66:名無しの日向家次女
情け容赦なくて可哀想だった…
67:名無しのゼクトルーパ―
彼もイブシマキヒコから逃げてここまで来た被害者なんですけどね…
68:名無しの帝丹小学校6年生
もう記憶は薄れてるけど…ここでイブシマキヒコが顔見せだっけ?
69:名無しの49人目のマスター
たしかそうだね。ヒノエさんだかミノトさんだかが共鳴して…
70:名無しの魔導師
>>69
たしか姉のヒノエの方だな、イブシマキヒコは
71:名無しのドンキンタロウ
しかしマシロが族長の継伝の太刀【無銘】とマガド大剣手に入れたからか滅茶苦茶強くなったな
72:名無しのくだん
おっ、原作イベント……なんか様子が可笑しくないか?
73:名無しの霊媒師
なにか、風が…?
74:名無しのG級太刀使い(元)
なんだ、何が起こっている?
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「どうにか守り切れたな。ヒビキたち里のハンターやバレット殿、G級チームの皆のおかげだ。憎み血塗られしマガイマガドが乱入しそうな中、皆よく耐えてくれた!」
そう高らかに笑う里長フゲンさん。いや、多分貴方がいたから血塗れマガマガ乱入しませんでしたよ…。しかし今回は大変だった。マップ兵器フゲンを始めとして、トリガーハッピー団子屋のヨモギに、ガルク達を自在に操るオトモ斡旋人のイオリ、槍を弓を武器にするヒノエとミノト姉妹、範囲内のモンスターを全て躁竜待機状態にするウツシ教官とカムラの里オールスターズだった。それほどヌシとヌシが操る群れは強大だった。G級がいたから楽勝だったが。
「なあに里長。俺はいつも通り笛を鳴らしてただけだ」
「ヨツミワドウ二体を相手にパワーで押し勝ってた奴がなにを言う」
「そうだよヒビキ。もっと自分が強いことを認めてよ」
「マシロも人の事言えないと思うけどね」
「ナギ、お前も空を飛んでアケノシルムやプケプケを叩き落としてたの見過ごしてないからな?」
「バレットも中々だったぞ。二丁ボウガンはすごいな」
「にゃー、リーダーも大暴れだったにゃー」
「百竜夜行…クッソ忙しがったな!なあ、マキアナ!」
「そういうもんじゃないですよエルヴァス」
まあ手練れのハンターが八人もいたんだ。負ける理由がないか。司令塔も優秀だしな、と崖内の拠点を見やると包帯を巻いたミクマリが手を振っていた。可愛いな。
「百竜夜行…此度は何時まで続くのでしょう?やはり憎み血塗られしマガイマガドが影響しているのでしょうか…」
「いいや、あやつは50年前からたびたび姿を見せているが百竜夜行は50年ぶりだ。あまり関係はないだろう」
「うーむ、原因が分からん以上何とも言えんでゲコねえ。…こう言い続けてはや数百年。過去最強の戦力が揃っている今解決したいところでゲコが…」
そう言うのはヒノエさんとフゲンさん、ギルドマネージャーのゴコクさん。すると突如暴風雨が吹き荒れ始め、ミノトさんが上空を見やって「あれは…」と声を出し全員がつられてそれを見た。
「始めて見るやつだ……!」
「グオアァアアアアアッ!!」
上下逆さまの状態で空に浮かぶ不可思議な、巨大な龍。そう、龍。アレは古龍だ。灰色を基調としたゴム質の皮膚と甲殻に覆われ、各部位に「風袋」と呼ばれる器官が存在する、風を操る古龍。その名を転生者の俺達は知っている。百竜夜行の原因の一つである禍群の息吹、風神龍イブシマキヒコ。
「っ…!?」
「姉様!?」
「ヒノエ、どうした!?」
すると頭を押さえて蹲るヒノエさん。共鳴現象か。だが、周囲に巻き起こってる突風はなんだ?原作とは違うぞ…!?
「……“対は
「グオアアァアアアッ!!」
原作よりも長い台詞をヒノエさんが述べると同時にイブシマキヒコが咆哮。さらに強烈な突風が吹き荒れて、バリスタや大砲に速射砲、固定式竜炎砲台に竹爆弾、撃龍槍の土台や最終兵器と言ってもいい破龍砲が巻き上げられる。嫌な予感がしたと同時にヒノエさんが正気に戻って警告の声を上げた。
「この孤独と焦燥は、あのモンスターの衝動……!来ます!」
「来ますって何が…!?」
バリスタなどの引き金や撃龍槍や破龍砲の起動の為のレバーが浮かび上がった岩が飛んできて激突。悉く作動し、次の瞬間百竜を撃退するための兵器が一斉放射。さらには高威力の砲撃と回転する巨大槍の雨が降り注ぎ、俺達は慌てて退避する。
「なんて力だ…風を操る古龍、か…?」
「まさに風神龍…!」
「里長とギルドマネージャーは下がってください!」
「里守たちも全員下がれ!巻き込まれるぞ!」
「ミノトさんもヒノエさんを連れて逃げるにゃ!」
俺に続いて、こいつの危険性に気付いたヒビキとエスラが警告の声を上げる。残ったのは俺、ヒビキ、マシロ、ナギ、エスラ、アンテム殿、エルヴァス、マキアナ。上空から迫りくるは怒り狂った風神龍。兵器を巻き上げ、岩を巧みに操り再び作動させて一斉砲火するイブシマキヒコ。
「そこ、にゃあ!」
「ぶっ飛べー!」
動力源から外された撃龍槍と破龍砲は作動せず、エスラが鬼人化して跳躍して破龍砲の砲身に飛び乗り、ナギがガンランスで空を飛び撃龍槍の土台を足場にしながらイブシマキヒコに迫る。
「叩き落とすにゃ!鬼猫乱舞!にゃにゃにゃにゃ、にゃああっ!」
「くーらーえー!」
砲身を駆け上ったエスラの、イブシマキヒコの背を沿う様な斬撃の嵐が炸裂。さらに撃龍槍の土台を大きく踏み込んでガンランスのブラストダッシュで加速したランスの一撃が風袋の一つにぶっ刺さってもぎとるナギ。たまらずイブシマキヒコは落下して地面に激突した。
「音撃打打打!」
「全力握撃、真・滅・激昂斬ッ!」
「ダッシュブレイカー!」
「高圧廻填斬りィ!」
「貫通電撃弾!」
ヒビキの滅多打ち、全力でマガド大剣を握ったマシロの斬撃、アンテム殿のスピードを乗せた打撃、エルヴァスの回転する斬撃、マキアナさんの貫通電撃弾が炸裂、同時にナギとエスラが着地する。
「やったか!?このデカブツめ…!?」
「エルヴァスの馬鹿!フラグ建築という奴だとリーダーから言われてたでしょう!?」
しかしイブシマキヒコはビクともせず起き上がり、口から青白く発光するブレスを放射しながら風の力を帯びた龍属性のエネルギー弾をばらまき、爆発。一発で森林を薙ぎ払って更地に変える威力の突風を打ち付けられて俺たち身体が浮き上がり、その巨体で全員纏めて薙ぎ払われる。
「こんのおお!」
「負けてたまるかあ…!」
「にゃんのこれしき…!」
俺達のほとんどは壁に打ち付けられたが、見ればマシロ、ナギ、エスラが己の得物をそのゴム質の皮に突き刺してくっ付いており、もう片方の得物である大剣、ガンランス、双剣の片割れを何度も叩き込んでダメージを与えていた。岩盤に身体を打ち付け破壊しながら暴れ狂うイブシマキヒコ。
「グオアァアアアアッ!!」
「二度も同じ手を喰らうかよ!」
「怖くなんかねえからなあ!」
「今度こそ守る!」
大暴れするイブシマキヒコから再びばら撒かれるエネルギー弾を俺とエルヴァス、マキアナがシールドで防御、シールドを斜めにずらして天空に受け流す。まともに受けたら死ぬ。
「アンテム、頼む!」
「行くぞヒビキ!どっせい!」
さらにアンテム殿のハンマーで打ち上げられたヒビキが狩猟笛を振りかぶり、強烈な一撃をイブシマキヒコの右腕の爪にブチ当てて叩き割りバランスを崩すも致命傷には至らない。
「エスラあ!嬢ちゃん方!そいつをこっちに誘導できるか!?」
「やってみるにゃ、リーダー!」
するとアンテム殿がヒビキとエルヴァス、そして俺とマキアナに目配せしてから叫び、マシロとナギ、エスラは攻撃する箇所を一定方向に纏めて暴れ狂うイブシマキヒコをまっすぐ俺達の方に向かわせ、俺とマキアナさんは麻痺弾をセットして乱射。勢いそのまま麻痺しながら突っ込んでくるイブシマキヒコに、アンテム殿とエルヴァスが飛び上がり、まるで居合の様にヒビキが構える。
「インパクトォ…クレーター!」
「アックスホッパー!空中高出力属性解放斬り!」
飛び上がった二人の打撃と斬撃が炸裂し、顎から地面に叩きつけられたイブシマキヒコは、マシロたち三人が飛び降りてなお突っ込んできた勢いのままずりずりと土煙を上げながら直進し、その前方でヒビキが居合の構えから振り抜いた。
「擬似・特殊納刀。
クルクルクル!と気炎の旋律を奏でるようにしながら居合の如く高速で振り抜くトンデモ技がイブシマキヒコの鼻面に炸裂、吹き飛ばす。
「ヒノエは俺の、カムラの里の家族も同然だ。苦しめたお礼の演奏だ、たっぷり聞いて逝け」
そんな怒りに満ちたヒビキの言葉と共にダダダダダン!という連続する打撃音と爆発が遅れて響き渡り、イブシマキヒコは吹き飛ばされた勢いのまま天高く昇り、雲の中に消えて行った。
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106:名無しの鬼殺隊
いや、なんだ今の技
107:名無しのくだん
巨大な古龍を打ち上げた!?
108:名無しのギルド所属ハンター>>1
【急募】狩猟笛の正しい使い方【震え】
109:名無しのガンランス使い
さすがの私も開いた口がふさがらないよ…
110:名無しのRS
>>108
原点回帰なんだけど震えしか出ないぞ
111:名無しのG級太刀使い(元)
なんであのヒビキという男はG級じゃないんだ…?
112:名無しのG級双剣使い
ぶっちゃけ私達より強くないかにゃ?
113:名無しの帝丹小学校6年生
それはそう
114:名無しの魔導師
転生者でもないのにあの力…何か理由があるとしか考えられないな…
115:名無しのゼクトルーパ―
>>111
まだハンターになりたてだかららしいですよ
116:名無しの49人目のマスター
しかしイブシマキヒコがこの段階で襲ってくるとはな…
117:名無しのドンキンタロウ
何故、あそこまで荒ぶっていたんだ?
118:名無しの霊媒師
……ナルハタタヒメの能力を持つ血塗れマガマガ…まさかね
119:名無しの鬼殺隊
ナルハタタヒメ捜索が必要かもしれないな
120:名無しのギルド所属ハンター>>1
対の存在がいるって言う情報はあるからそれで調査を頼むしかないな
荒ぶるイブシマキヒコ。なにがあったんじゃろね(すっとぼけ)それすら撃退するヒビキの化け物っぷりよ。本当にただの現地民なんですかね。
次回も楽しみにしていただければ幸いです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。ここすき機能などで気に入った部分を教えていただけたら参考にします。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
サンブレイク編はいる?
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いる
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いらない
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ライズ編を続けてほしい