今回は大規模攻撃が得意同士の規模が桁違いな外天種対決となります。楽しんでいただければ幸いです。
気に入らん。気に入らん。俺自身が狂竜ウイルスという病原菌を有しているというのもあるが、
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女王気取りの奴の腹部に取りついて前足と牙で糸を引っ張る。斬撃には滅法強いがモンスターのパワーで引きちぎることはできるとくだんニキから聞いている。体格差は圧倒的だが、逆に取りつくことで奴に手出しは……む?
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「「「ギギギギッ……」」」」
両前足と首に何かを巻き付かれて振り向く。見ればさっき二体潰した残りのヤツカダキが口から恐らく糸を伸ばして引っ張っていた。マザーを護ろうってか。面白い。蟲如きが古龍に勝てると思うなよ?
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鱗粉をばら撒き、俺の両前足を拘束しているヤツカダキの足元に地雷を設置して爆散。大地母蜘蛛から飛んで離れながら首を動かして残ったヤツカダキを空中に引っ張り上げ、喉笛に噛み付き砕くことで即死させて残骸の上に乗って地面に着地。
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瞬間、咆哮と共に口に熱を溜めて行く大地母蜘蛛。見えないが炎を溜めている?嫌な予感がして空に逃れると、凄まじい勢いで細く収縮されたらしい熱線が放射。避けた先の岩盤に当てて融解させたのを感じる。アレを喰らったら俺の防御力でもやばそうだ。
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さらに口から赤熱されているらしい糸が幾重にも放たれ、空中を舞って回避すると巨岩が細切れにされて崩れ落ちる。ならばと空中から奴の顔に目掛けて飛び付き、俺の胴体程の大きさはある顔に零距離でレーザーを放つも、その糸の防御は貫けない。なんて防御力だ、引きちぎってやるとばかりに前足で顔面を覆っている糸を剥がそうと試みる。
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すると俺が引っ付いたまま折りたたんだ首を伸ばして、俺を背中から岩盤に叩きつける大地母蜘蛛。たまらず離れてしまい地面に崩れ落ちる。そこに襲いくる槍の様な節足のストンプ。身を捩って回避し糸に包まれている足に噛み付いて引きちぎり、爪の一撃を叩き込んでバランスを崩すも、そのまま大地母蜘蛛は足を振るって俺をまた蹴飛ばしてきて、空に吹き飛ばされて翼を広げ急制止。
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こちらも空から再びレーザーを放射。すると大地母蜘蛛は足をバネの様に縮めてなんとその巨体で跳躍して回避。思わず見上げれば、大地母蜘蛛は急降下して来てその腹部に押し潰され、地面に叩きつけられる。
「グゴアアアアッ!?」
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さらに糸に囚われて身動きが取れず、大地母蜘蛛の腹部に磔にされて振り回され、岩盤に叩きつけられる。これは不味い。全身を覆っている狂竜ウイルスの粘膜が薄くなってる。ここまで強いか。デカさは強さだな。だが殺されてたまるか。
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粘膜にしている狂竜ウイルス全てを地雷化。大爆発の勢いで糸を引きちぎり脱出し空に舞い上がる。こうなったら必殺技で勝負だ。
傍らで大地母蜘蛛とヤツカダキ軍団相手に星雲龍ネグレマガラが大立ち回りをする中、俺とナギ、ヒビキとフィオレーネは復活したルナガロンと対峙する。ゲーム画面を見ると瀕死マークが消えている。なんか知らんが回復もしたらしい。
「どうするヒビキ。もし捕獲できたとしても奴らが暴れている中では自殺行為だぞ」
「最悪こやし玉を使うが、ネグレマガラを今は信じる。俺達は俺達ができることをするしかない!」
「モンスターを信じるとかぶっ飛んでるなバレット!」
「でも、それしかないね!」
「ウォオオオオオン!!」
構える俺達に対してルナガロンは咆哮を上げ、二足歩行形態になって華麗なステップで突進。爪を振り下ろしてきたのを、ナギが受け止めフィオレーネが滅・昇竜撃を顎に叩き込み殴り飛ばす。
「ウォオオン!?」
「こいつも喰らっとけ!」
さらにふらついて後退したルナガロンの顔面をヒビキが渾身の振り下ろしで殴りつけてスタン。その隙をついて貫通火炎弾を叩き込む。するとルナガロンはスタンから回復するなり地面を爪で抉りながら高速で突進。同時に岩盤に熱線が炸裂して溶け落ちる。大地母蜘蛛か、危ない。
「ウォオオオン!!」
「散開!」
咄嗟に散開の指示を出してタゲを散らせることでルナガロンの攻撃を受け流す。そのまま俺達はすれ違いざまに攻撃、俺も火炎弾を叩き込んで反撃。すると立ち止まって冷気を放出しながら跳躍し、上空から氷柱を落としてくるルナガロン。鋭く尖った殺意だらけのそれを回避する俺達だったが、ルナガロンはその隙を突いて再び大地を抉りながら突進。
「っ!?」
「バレット!」
俺の装備に噛み付いて背中を地面に引きずりながら突進するルナガロン。拘束技だと!?やばいやばいやばい、ゲーム画面の俺の体力バーがどんどん削れていく。くっそ、さっきの仕返しってわけか。怒りに身を任せている状態か。
「な、め、る、なあ!」
「ウォオオン!?」
パンチ。パンチ。パンチ。パンチ。ヘビィボウガンでとにかく顔面を殴りつける。ルナガロンは怯みながらも俺を離さず、俺も負けじと殴りつけて行く。すると癒される感覚と共に体力バーが回復する。これは大粉塵、フィオレーネか。ありがたい、まだやせ我慢できる!
「回復は任せろ!」
「バレット、耐えてくれ!」
「こっちこっち!」
ゲーム画面の地図を見れば突進する先に罠の表示。しかし少しずれている。どうしたものかと考えていたら進路方向に先回りしていたナギがシールドバッシュ。無理やり進路方向を変えてくれた。このまま俺ごと罠にかけようってことか、上等!空いている右手でポーチから捕獲用麻酔弾を取り出し、ルナガロンの鼻面に腕を置いて無理やりヘビィボウガンに装填。撃ち込んでいく。
「ウオォオオオオッ!」
「ウォオオオオンッ!?」
そしてルナガロンは、落とし穴に落ちて俺を解放。もがいているところにヒビキとフィオレーネが「音撃打打打」と「ジャストラッシュ」を叩き込んで瀕死に追い込み、ルナガロンは麻酔が効いたのか眠りに落ちた。
「や、やった…」
「バレット、大丈夫か!?」
「大丈夫じゃない…かな」
フィオレーネに弱弱しく応える。さすがにきつい。よろよろと立ち上がりながらネグレマガラと大地母蜘蛛の対決を見やる。レーザーと熱した銀の糸が飛び交う派手な戦いを繰り広げている。すると大地母蜘蛛はまさかの大跳躍。あの巨体を跳躍させるってどんなパワーだ。そのままネグレマガラを押し潰して腹部に拘束してしまう。アレは不味いか!?
「助太刀を…ぐっ」
「無茶だバレット!」
「やめとけ。手を出したら標的は俺達だぞ、バレット」
「助けたいけど私達じゃどうしようもないし…」
もがきながら岩盤に何度も叩きつけられるネグレマガラを見ていることしかできない。くそっ、あの糸を斬る手段さえあれば……と思っていたら全身が星雲の名の通り煌めいて爆発し空中に逃れるネグレマガラ。上空で翼を広げて、そこから燐粉を圧縮したらしい流星群みたいな攻撃を降らして、大地母蜘蛛の巨体に次々と炸裂。
「すごい…」
「とんでもないな」
流星群は黒炎の様に大地母蜘蛛の全身に残留し、そこ目掛けてレーザーを放ち続けて大爆発させるネグレマガラ。
「グゴアァアアアアッ!」
空中で勝利の勝鬨の如く咆哮をを上げるネグレマガラ。だがしかし爆発が晴れると、そこには無傷の大地母蜘蛛が健在だった。するとボトボトと腹部から落ちて行く数匹のヤツカダキ。大地母蜘蛛本体はともかく腹部に潜んでいたヤツカダキ達までは耐えれなかったらしい。
「ギギギギギッ…!」
それを見て悲しげな声を上げると口を上に向けて火炎放射。炎の雨を降らす大地母蜘蛛。俺達がその対処に駆られている間に、そのままヤツカダキたちの死体を首を伸ばして噛み付いて腹部に回収していくと大地母蜘蛛は姿を消した。擬態で撤退したか…。
「グゴアアッ…」
ネグレマガラもそれを確認したのか俺達を一瞥すると翼を羽ばたかせて飛び去って行き、俺達は緊張状態が切れて一息つくのだった。……味方だと分かっていても古龍のプレッシャーはとんでもないな。それにあの技、恐らく必殺技だ。……敵対したら勝てるビジョンが見えないから考えない様にしよう、うん。
地味に大地母蜘蛛が糸や肉弾戦以外の攻撃を披露。熱線だったり熱した糸の斬撃だったり人間が喰らったら即死のものばかり。しかも身軽って言うね。
ネグレマガラの必殺技。名付けて狂竜星雲群。狂竜ウイルスの塊を流星群の様に飛ばし、それを起点にレーザーを当てることで大爆発させる技となっています。大地母蜘蛛の防御は貫けなかったものの子供ヤツカダキを倒すことに成功。死骸を回収した大地母蜘蛛はどうするんですかね?
次回も楽しみにしていただければ幸いです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。ここすき機能などで気に入った部分を教えていただけたら参考にします。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
好きな外天種はどれ?
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淵虎竜マガイマガド
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毒牢姫リオレイア
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雪夜叉ゴシャハギ
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滅雷刃ジンオウガ
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塵魔帝ディアブロス
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灼翼王リオレウス
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極断刀ショウグンギザミ
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星雲龍ネグレマガラ
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大地母蜘蛛ヤツカダキ