今回は前回の舞台裏と…?楽しんでいただければ幸いです。
数刻前
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61:名無しの転生千刃竜>>1
だれか俺達の世界の奴、へるぷみー
62:名無しの星雲龍
不覚ぅ……
63:名無しの転生傘鳥
どうしたんライゼクスちゃん止めに行ったんじゃないの?
64:名無しの毒牢姫
あれから数日たっているのですが、我等外天種が三体もいてこの様とは…
65:名無しの灼翼王
あそこまで強いとは……正直なめてた
66:名無しの滅雷刃
まさかライゼクスの奴に負けて逃がしたのか?
67:名無しの転生千刃竜>>1
ライゼクスのやつ、キュリアのウイルスに感染していた…あの馬鹿でも考え無しに暴れる訳がないと思ったらこれだ…現在岩盤に押し潰されていて全員動けない。一応あちらに赴いて状況は伝えたんだが……メル・ゼナを倒した上で喰らってメル・ゼクスとかいうのに進化したらしい
68:名無しの転生大海の王
メル・ゼクスとかなにそれやばくないか?いやハンター側の転生者が事情を知ってるならまだマシだけどさ
69:名無しの雪夜叉
経験者として言うがとにかく暴れたくてしょうがなくなる上にいつも以上に力を出せる。そりゃ勝てないわな
70:名無しの転生銀嶺巨獣
ただでさえ戦闘狂なライゼクスがそうなった上に進化した…ってことぉ?
71:名無しの転生先生
未知の存在な上に見境なく暴れるなら早く止めないと不味いですよ!
72:名無しの転生ドス狗竜
最悪、人里を襲ってハンターとの戦争になるぞ
73:名無しの塵魔帝
砂原に来たら俺が止めるが……灼翼王やネグレで駄目なら無理そうだな
74:名無しの星雲龍
ぐう…こうなれば奥の手……
75:名無しの毒牢姫
なにをする気ですかネグレさん、爪に狂竜ウイルスを集めて…?
76:名無しの星雲龍
さすがに外天種は危険だがセルレギオス!お前に狂竜ウイルスを感染させる!上手く行けば極限化して脱出できるはずだ!覚悟はあるか!?
77:名無しの転生千刃竜>>1
俺はあいつの兄貴分…いやお兄ちゃんだからな。当たり前だあ!
78:名無しの転生轟竜
英雄の紛い物か海賊王になりそうな台詞だあ
79:名無しの転生赤甲獣
自分から狂竜ウイルス受けるとか
80:名無しの星雲龍
その意気やよし!喰らえ毒突き!
81:名無しの転生千刃竜>>1
ぐうあああ!?
82:名無しの灼翼王
いやあの、尋常じゃないほど苦しんでるんじゃが…具体的に言うと我が伴侶の毒を受けたモンスターが如く
83:名無しの転生岩竜
そりゃ狂竜ウイルスの、ネグレのはたしか濃縮したやつだろ?死なないだけすごいわ
84:名無しの毒牢姫
私の毒は苦しませないタイプと苦しめるタイプの毒に変えれるので私の方が凄いです
85:名無しの転生傘鳥
なんであんたが自慢げなんです…?
86:名無しの転生大海の王
その毒牢姫を退けた結晶皇とかいうやばいやつ。いや今はメル・ゼクスか
87:名無しの星雲龍
正直あれ以上強いとか止めれる気がしないからセルレギオスがそれと同等かそれ以上に強くなるのを願うしか…
88:名無しの塵魔帝
最悪、外天種全員集まるしかなくない?
89:名無しの転生赤甲獣
ただでさえ大地母蜘蛛の一派を見張ってて忙しいんですけどねえ
90:名無しの転生先生
そうだ蜘蛛の連中もいましたね
91:名無しの転生ドス狗竜
俺その世界にいなくて本当によかった
92:名無しの灼翼王
とはいっても我らの傷も深い。治癒には時間がかかるだろう
93:名無しの毒牢姫
毒を生成する器官の一部が雷電を受けて機能しませんし…
94:名無しの雪夜叉
なに、任せておけ。俺が一人で何とかしてやろう
95:名無しの滅雷刃
寝言は寝て言え。俺一人で十分だ
96:名無しの転生轟竜
最高戦力が喧嘩しないでくれよ……
97:名無しの狂竜化千刃竜>>1
どけ!!!ネグレマガラ!!!俺はお兄ちゃんだぞ!!!
98:名無しの転生岩竜
え、なにごと?
99:名無しの星雲龍
やばい。極限化したはいいけどバーサーカーになってる、やめて、蹴らないで
100:名無しの極限千刃竜
今行くぞライゼクス、いやメル・ゼクス!全力でお兄ちゃんを遂行する!!
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前回の直後。密林に向けて、自分以上に巨大な古龍もどきを両足で掴んで運んでいる飛竜がいた。その飛竜もまともには見えないが。泣き喚き暴れる巨体の妹分メル・ゼクスを物ともせず、千刃の追跡者セルレギオスは怒鳴り散らす。
「ビエエエエエンッ!ごめんなさいー!ゆるしてお兄ちゃん!」
「こんのお馬鹿!もうちょいで転生者仲間とこの世界の主人公殺すところだったんだぞ!?最悪原作のラスボス倒せなくて詰むんだぞ!?お前頭いいからわかってたはずだよなあ!?」
「だってアタシから逃げれるぐらい強いのが悪いんだもんー!いだぃいいいいっ!?」
ギィアアァアァァアッ!?と悲鳴を上げるメル・ゼクス。セルレギオスが瞬時に飛ばしてミサイルと化した鱗がおでこに直撃したためだった。結晶の鶏冠に罅が入ってメル・ゼクスは涙目だ。ただでさえ痛みには弱いのだ。
「お前がキュリアのウイルスに侵されていたのはわかっているがなあ、メル・ゼナを殺して取り込むのはやりすぎだ!てかどうやって取り込んだ!?お前そんな特典じゃないだろ!?
「いだだだ……それはあ、キュリアのみんながアタシの身体を作り変えて……」
「それを受け入れたのかお前は……」
「だってそっちの方が楽しそ……いだぁあいい!?」
全然反省してないのでメル・ゼクスのおでこに再度ウロコデコピンを叩きつけるセルレギオス。溜め息を吐いていると目的地が見てきた。メル・ゼクスの生まれ故郷にして縄張りである密林だ。
「ほら、ついたぞ。当分大人しくしておけ」
「はーい。…遊び相手になってくれる?」
「当たり前だ、俺はお兄ちゃんだからな!」
「ありゃ?いつもと違ってすぐ認めてくれた……変なの!お兄ちゃん大好き!」
「ぐわあ!?しがみつくなあ!?……うん?」
背中を鷲掴みにされたまま器用に翼と尻尾を回して抱き着いてくるメル・ゼクスに暴れるセルレギオスだったが、異変を感じ取る。いつもは生物が満ちているはずの密林に、気配がまるでしない。メル・ゼクスもそれに気付いたのかふざけるのはやめて臨戦態勢となり、二体揃って高台に着地する。
「…なんだろ、これ?」
「環境生物やヒトダマドリすらいないのは妙過ぎるぞ、警戒しろ」
「じゃあ、キュリアのみんなに探索してもらうね!お願い!」
メル・ゼクスが翼を羽ばたかせると、全身に紅い結晶としてくっ付いていたキュリアが10体ほど分離して密林に飛び散って行く。便利だな、とそれを眺めながら掲示板で情報を得ようとするセルレギオス。だいぶ前の己の醜態は見なかったことにした。
「…ふむふむ。あれ、一匹消えた?あれ?あれ?あれあれあれ!?」
「外天種のみんなや赤甲獣ニキと連絡つかないな……どうした?」
「斥候に飛ばしたキュリア達が、みんないなくなった……なんでえ!?」
頭を抱えて泣き喚くメル・ゼクスとは対照的に考えるセルレギオス。気配すら感じない突如として消えた生物、次々と消えて行ったキュリアたち。導き出される答えは……。
「そこだ!」
「ギシャアァアアアッ!」
バサッと翼を広げて飛び散った刃の鱗をミサイルの如く射出するセルレギオス。捕らえたのは、崖の下から這いよって不意打ちしようとしていた、たった今擬態に使っていた糸を斬り裂かれて存在を露見したヤツカダキ。ただし通常と異なり本来の二倍ほどの大きさで。
「お前の仕業かあ!」
赤雷に包まれ目の前まで瞬間移動したメル・ゼクスが巨大ヤツカダキを蹴り落とし、そのまま地表に激突。本来は飛竜の巣であるエリアに叩き落す。絶命した巨大ヤツカダキを踏み潰してふんすっ!と鼻息を鳴らすメル・ゼクスの背後から襲いかかる動く景色に刃の鱗が突き刺さり粉砕する。
「はえ!?」
「気を付けろメル・ゼクス!囲まれているぞ!」
傍に着地したセルレギオスが警戒し、メル・ゼクスが見渡すとたった今倒したヤツカダキ二体の他に、擬態していたのかワラワラと姿を現す巨大ヤツカダキ達。完全に囲まれた。
「いけるな?」
「もちろん!」
二体揃って咆哮を上げ、飛翔するメル・ゼクスとセルレギオス。最強の飛竜兄妹誕生の瞬間であった。
全力でお兄ちゃんを遂行する!!!私の好きな言葉です。
最強バーサーク兄妹誕生。そして溢れだすは様子がおかしいヤツカダキ軍団。ただのヤツカダキじゃないぞ。
次回も楽しみにしていただければ幸いです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。ここすき機能などで気に入った部分を教えていただけたら参考にします。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
好きな外天種及び特殊個体、転生モンスターは誰?
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淵虎竜マガイマガド
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毒牢姫リオレイア
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雪夜叉ゴシャハギ
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滅雷刃ジンオウガ
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塵魔帝ディアブロス
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極断刀ショウグンギザミ
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星雲龍ネグレマガラ
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大地母蜘蛛ヤツカダキ
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千刃の追跡者セルレギオス
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首狩り稲妻旋風オサイズチ
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毒蝋翁オロミドロ
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雪傘鳥アケノシルム亜種
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轟雷童ヨツミワドウ亜種
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爵電龍メル・ゼクス