今回は空飛ぶガイアデルム君VS相変わらず規格外なヒビキ他。楽しんでいただければ幸いです。
「飛んだ…!?」
「行かせるか!」
変形させたヘビィボウガンに特殊弾を装填。翼の膜に撃ち込み爆発、バランスを崩させて落下させた。しかしガイアデルムは落下することなく。両腕を伸ばして岩肌に引っかかっている巣の残骸である糸に手をかけるとそのままゆっくりと着地。掴んだ糸を勢いよく引っ張り、岩雪崩を起こしてきた。
「私流威合…!滅多斬り!」
岩壁そのものが崩れてきたと言ってもいいとんでもない質量の岩雪崩に、納刀している太刀と大剣に手をかけたマシロがヒキサキマクリ極とマガド大剣を引き抜くと同時に振り回して細切れにして粉砕。ナギが鉄蟲糸を繋いだクナイをぶん投げてガイアデルムの頭部に突き刺しデュエルヴァインを発動、引っ張って天高く舞い上がる。
「流転突き+フルバレットファイア!」
さらに翔蟲を飛ばして伸ばした鉄蟲糸に引っ張られる形でランスの青いオーラを纏った刺突とガンランスの砲撃、竜杭砲、竜撃砲を全てを放出して大爆発でガイアデルムの頭部を覆って着地するナギ。しかしてガイアデルムは不動。キュリアだった赤い結晶が散らばっただけでまるで効いていなかった。
「私の最大火力なのに…!」
「危ない!」
するとガイアデルムは掴んだままだった糸の先端にキュリアを移動させて結晶のトゲトゲに覆われた鞭を形成してまるで前世のゴーストライダーの鎖の様に振り回し、次々と地面を抉りながら俺達を襲う。ナギなんかはヒビキが狩猟笛で殴って吹っ飛ばしてなかったら危なかった。
「ぐっ!?」
「翼を治す時間稼ぎ…!?」
「防ぐので精一杯だよ…!」
「ならこいつだ!」
縦横無尽に動く蛇の様な結晶鞭を、俺とナギは盾で防ぎ、マシロは斬り弾いていたが、ヒビキは紙一重でひょいひょいと避けて行きながらグルグルとソーのミョルニルの様に回転させたホルマゼンタを投擲する。
「
「グルルルルルルオオオオオアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
投擲された必殺の狩猟笛。しかしガイアデルムは咆哮すると勢いよく結晶鞭を持っていない左腕を地面に叩き付け、真っ赤なエネルギーを爆ぜさせて吹き飛ばしてしまう。クルクルと回転して弾かれたホルマゼンタは跳躍したマシロがキャッチ、ヒビキに投げ渡した。
「キュリアから得たエネルギーか、なんて圧だ…!」
それに気圧されている間にも結晶を動かして糸と繋げて膜を形成していくガイアデルムがまたもや浮かび上がる。そして大きく息を吸い込み始め、俺達は踏ん張って耐える。吸い込まれていった落ちていた結晶が風の勢いのまま翼に張り付いて強固にしていった。
「大技か!?」
「あの結晶を吸い込んでくれれば自滅するかと思ったけどそんな間抜けじゃないか!」
「むしろ散らした結晶で翼を強化しちゃってるね!」
「なに、引いてダメなら押すべきだ!」
「は?」
思わず呆けると、馬鹿なことを言いだした張本人であるヒビキは踏ん張るのをやめて跳躍、自分から奴の口に突っ込んでいきながら狩猟笛二本を構える。
「グルオア?」
「今更止めようと遅い!」
さすがに予想外だったのか呆けて吸い込むのをやめたガイアデルムの顔に向けて鉄蟲糸を伸ばし、それに引っ張られるように回転しながら空中から突撃、まるで大砲の砲弾の如く、撃龍槍の如く、狩猟笛二本を突き出して回転、弦をぶつけ合って演奏しバフをかけ続けながら高周衝撃波を放ちつつ、怒涛の猛打撃を叩き込むヒビキ。とんでもない技だ。
「
「グルルルルオオオアアアッ!!?!?」
浮かんでいたことで露わにしていた胴体にまともに受けて吹き飛び、翼を羽ばたかせるも虚しく背中から叩きつけられるガイアデルム。そのままガシッと岩壁を抉り取って巨岩を投げつけてくるが、ナギが一突きで粉砕。生じた隙を狙って貫通弾を叩き込むと返しにストンプしてきて、爆発をマシロが大剣で受け止めた。
「グルルルルルルオオオオオアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
怒り心頭のガイアデルム。再び壁に垂れかかっている巣の残骸である糸を掴むと結晶鞭に変え勢いよく叩きつけて咄嗟に避けた俺達の中央、大地を両断する。凄まじい威力だ、と思っていたら結晶鞭の先端にキュリア達が変形した結晶がくっ付いたのか巨岩を引っ張り出してきて、ブンッと振り上げると壁の巣の残骸にくっ付き固定。ガイアデルムが腕を振り上げた隙だらけの体勢なので俺達が攻撃を叩き込む中、空中に待機していたキュリア達が巨岩に集い真っ赤な結晶の塊に変貌。
「グルアァアアオオオオオオオンンンンッ!!!!」
ガイアデルムは勢いよく結晶鞭を引っ張るとズポンッと巣の残骸から抜け出た巨岩だった真っ赤な結晶の塊が勢いよく急降下。俺達の中心に叩きつけると衝撃に連鎖する様に連続して紅く煌めき、核爆発の様な大爆発が俺達を襲い、四人纏めて岩壁に叩きつけられた。
「ぐああぁああっ!?」
血反吐を吐いて倒れ伏す俺は、普通に耐え抜いたらしいナギ以外のマシロとヒビキもダウンしているのを見てヘビィボウガンに回復弾を装填。近場のマシロに撃って回復させる。ヒビキは…右側か、重傷の体に鞭打って体勢変えるよりライトボウガンの方が速いな。
「どりゃああっ!」
「金剛大車輪斬り!」
巨岩が外れた結晶鞭を振り回すガイアデルムの攻撃を一人でランスとガンランスを振るって耐え抜くナギにマシロが加勢し、結晶鞭をヒキサキマクリ極で真っ二つに斬り裂くも、ガイアデルムはそのまま六本脚を駆使して突進。二人を巻き込んで吹き飛ばしてしまう。なんてパワーだ今畜生。だけど、ヒビキは回復させたぞ。
「グルルルルルルオオオオオアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
再び翼を羽ばたかせて宙に舞い上がると、転がった二人と俺を大きく息を吸い込んで眼前の空中に引き寄せ、赤熱しさらに帯電した両掌を合掌せんとするガイアデルム。しかしその眼前に、吸引を利用して走り高跳びで跳躍していたヒビキが、まるで居合の様にマガド笛を構えながら飛び出す。
「擬似・特殊納刀。
空中でクルクルクル!と気炎の旋律を奏でるようにしながら居合の如く高速で振り抜き、振り抜いた勢いでまた居合の構えを取り振り抜き、を五回連続で繰り返す、人間業とは思えない猛攻を叩き込むヒビキ。連続で頭部を殴りつけられたガイアデルムは力を失ったかのようにダウン、地面に叩きつけられ、普通に自己回復したナギとヒビキが俺とマシロをそれぞれ横抱きで受け止めた。
「ヒビキ、この傷じゃさすがに不味い。フィオレーネ達と交代だ」
「了解だ」
そういって閃光玉を取り出し、顔を上げたガイアデルムの眼前で発光させたヒビキは、モドリ玉でベースキャンプに四人揃って帰還した。すると待機していたフィオレーネ、ミクマリ、エスラ、アンテムが駆け寄ってきた。
「バレット!マシロ!酷い傷だ…」
「削れるだけ削った、俺達が回復している間は頼んだぞフィオレーネ」
「…ああ、任せろ!」
「別に倒してしまっても構わんのだろう?」
「「それはフラグだ(にゃ)!」」
余裕たっぷりのアンテムと、それに怒るミクマリとエスラを引き連れて翔蟲を使い降りて行くフィオレーネ。…いやさすがに限界だ。頼んだ。……傷が癒える間、スレでも覗いて鬼殺隊ニキたちになんか使えそうな手を聞くかなあ。
相変わらずぶっ壊れすぎるヒビキ。防御力チートなナギ。斬撃の鬼マシロ。サポート得意なバレット。
実は身体が重すぎてゆっくりとしか上昇できない飛翔能力。そもそも結晶を動かして翼を羽ばたかせてるから筋力依存でもないのだ。
空亡ガイアデルムくんの特徴
・キュリア結晶から発電した雷電を纏う能力
・キュリアによる結晶生成
・巣の残骸にくっついてた大地母蜘蛛の足を結晶で一体化して糸を膜にした翼にして飛ぶ飛翔能力
・飛翔能力+吸引能力による、落ちた結晶での翼の補強
・飛翔能力+吸引能力による、回避不能の合掌攻撃
・巣の残骸を被って偶然得た蜘蛛糸鎧による防御力
・巣の残骸を利用しての落石、岩雪崩
・巣の残骸を利用しての結晶鞭(エリアを両断する程度の威力)
・結晶鞭と巨岩を使った巨大結晶爆弾(エリア一帯を飲み込む大爆発)
と、このように大体巣の残骸があるこの場ありきでの強化となっています。大体大地母蜘蛛のせい。
次回はフィオレーネ達のターン。次回も楽しみにしていただければ幸いです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。ここすき機能などで気に入った部分を教えていただけたら参考にします。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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