今回は終幕、ガイアデルム。楽しんでいただければ幸いです。
「その姿、まさに悪魔だな。悪魔だったら大人しく退治されろ。絶滅タイムって奴だガイアデルム!」
「グルルルルルルオオオオオアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
俺の宣言に、咆哮で返すガイアデルム。見た目がだいぶ変わってる、最終形態ってところか。両手でヤツカダキの死骸をむんずと掴み、結晶を纏わせて結晶のチェーンアレイにすると二本のそれを縦横無尽に振り回し、さらに大地母蜘蛛の脚翼とチェーンアレイの赤い結晶にキュリアのエネルギーを溜めてレーザーをでたらめに放ってきた。お前はシンゴジラかなにかか!?
「あぶねっ」
ヘビィボウガンのシールドでレーザーを受け止めて逸らしながら片手剣を右手に握り突撃。周りでも避けたり防いだりで凌いでいる中、ヘビィボウガンを左腕の義手にしていてタイムラグなく防げる俺だけが動けたらしい。いや、俺だけじゃないか。
「メル・ゼクス!乗らせろ!」
「
結晶を展開してレーザーを反射する盾にしていたメル・ゼクスの背に、地面にヘビィボウガンを撃った反動で跳躍して飛び乗ると片手剣を背中の結晶の間に突き刺して固定、メル・ゼクスは反射したレーザーの向かう先にさらに結晶を展開。
「オラオラオラオラッ!」
「
それを繰り返してレーザーを加速させ反射することでガイアデルムに返しながら突撃するメル・ゼクス。その上から貫通弾を乱射して全身を撃ち抜いて行き、赤い光が全身から溢れて悶え苦しむガイアデルム。
「グルルルルルルオオオオオアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
「
「インパクトクレーター・廻!」
俺達目掛けてガイアデルムの左腕が伸びてきたが、自分が飛ばした翼を推進力として受け止めた追躁射セルレギオスの飛び蹴りと、その背に乗っていたアンテムの回転を加えた急降下打ちが炸裂、巨腕を蹴り砕いてくれたので、俺達はそのまま飛びつつレーザーを跳ね返しながら結晶のチェーンハンマーを弾いて行く。しかしアンテムと力を合わせたとはいえなんて威力だ、メル・ゼクスのお兄ちゃんはすごいな。
「
「どおおりゃああああっ!」
そこに雪夜叉ゴシャハギがガイアデルムと同じようにヤツカダキの死体から伸びた糸を掴んで凍らせた氷の巨大ハンマーを振り回して下顎に砕け散る勢いで叩き付け、さらにレーザーの爆発跡から飛び出してきた黒焦げのナギがブラストダッシュで吹っ飛んできてランスを勢いよくガイアデルムの右目に突き刺してから引き抜き、着地した。
「グルルルルウオアオオアアアアッ!?」
「…なんでもありだなそのキュリア」
左腕が折れて、下顎は凍り付き、右目が潰れて赤い光を溢れさせ悲鳴を上げたガイアデルムはじりじりと後退。しかしキュリアの群れを左腕と右目に集らせると結晶にして纏わせることでギブスと義眼を作るガイアデルム。
「グルルルルルルオオオオオアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
「
「
「にゃにゃにゃにゃあああ!」
咆哮したガイアデルムは今度は義眼からレーザーを放って来て薙ぎ払わんとするが、猛毒に覆われた体を盾にした毒牢姫リオレイアの後ろから飛び出してきた、エスラを乗せた灼翼王リオレウスの炎に包まれた翼の斬撃と四肢から鋭い爪を生やしたエスラの引っ掻き攻撃をギブス結晶に覆われた腕で受け止め口から放出した炎の様なエネルギーを結晶ギブスを通して叩きつけて吹き飛ばした。
「
「模倣剣術、始末剣…!私は!剣の!天!才!だぁあああああっ!!」
すると走ってきたのは何故か太刀を目の前に置いて正座してその背に乗っているミクマリと四肢から雷を溢れさせながら突進する滅雷刃ジンオウガ。ガイアデルムは結晶ギブスを広げて刃の形にすると大きく振るい、滅雷刃ジンオウガの雷を爪に集束させた巨大な雷電の剣と激突。さらにその背に乗ってたミクマリがいつの間にかガイアデルムの背に移動、その大地母蜘蛛の脚翼の付け根に太刀を突き刺すと、大きく引き抜いて高らかに叫んだ。さすがに土佐弁は恥ずかしかったか…。さらにもう一つの翼も一瞬のうちに斬り落とされたばかりか切り刻まれる。見れば、二刀流の剣士二人がいがみ合っていた。
「あーもう、邪魔するな、極断刀!」
「
アホなのかそれともライバルと認識してるのか、ルーツを同じくする太刀で斬り結びながらガイアデルムに突撃していくマシロと極断刀ショウグンギザミ。そのままマシロはマガド大剣の爆発で跳躍、極断刀ショウグンギザミもそれを追いかけて体勢を低くして跳躍し、口からまたエネルギーを放射しようとしているところに突き進んでいくもんだから驚愕するガイアデルム。
「グルルルルオオオオオ…オアアアアッ!?」
「邪魔だ(ギシャシャアッ)!」
瞬間、両肩を大きく斬り裂かれてその巨体を転倒させるガイアデルム。そこにメル・ゼクスが結晶を降り注がせて結晶でその巨体を固めて行く。
「グルルルルルルオオオオオアアアアアアアアアアアッ!!!!!」
すると力づくで結晶固めを崩しながら突進してその跡にエネルギー溜まりを作って爆発させ、さらに岩盤崩落を起こして俺達を迎撃するガイアデルムは、壁に巨腕をかけてさらに他の脚にも結晶でストッパーを作って、凄まじい勢いで登って行く。翼を失ったのにこのまま地上に出るつもりか!?させ……あぶねえ!?全身の結晶からレーザーをばら撒いて妨害してきやがった。
「メル・ゼクスでも無理か…?」
『
「逃がすかよ!」
「グオアァアアアアッ!!」
すると共鳴音珠を生成し、それを狩猟笛をバットの様にして打ち上げるヒビキ。打たれた共鳴音珠は塵魔帝ディアブロスの砂嵐でさらに高く打ち上げられてガイアデルムに炸裂。ほどけて網になるとヒビキの演奏に合わせて鉄蟲糸が動いて絡み付きその場に縫い止める。さすがだヒビキ。ガイアデルムは鉄蟲糸をほどこうと暴れる。
「待たせたな!」
「グゴアァアアアアッ!」
すると天高く上空からネグレマガラに乗ったフィオレーネが戻ってきた。ネグレマガラが上空に狂竜ウイルスの煌めく塊を撃ち上げるとそれを合図にしたのか撃龍槍が降って来てガイアデルムの背中に突き刺さり、連鎖爆裂。しがみ付いていた岩盤も崩れて落下するガイアデルムの無防備な腹に向けて急降下するネグレマガラとフィオレーネ。その真下で構える俺達。
「いざ、いざ!気炎万丈!!!!」
「グゴアァアアアアッ!」
黒炎を纏い突撃するネグレマガラから飛び降りて己も渾身のシールドバッシュを叩き込むフィオレーネ。それに押されて急転直下してくるガイアデルムに、俺達も各々の技を叩き込んだ。
「曇天は何時か晴れる!大地納刀・抜打激昂斬!!」
「夜は必ず明ける!竜激砲!!」
「永遠に続く闇など存在しない!気炎万丈・昇竜笛!!」
「お前は世界にとっての敵だ!狙撃竜弾……ヘビィナックルファイア!!」
外天種やミクマリ達と共に、俺達猛き炎は深淵の悪魔にとどめを刺し、夜明けを迎える。全身から赤い光を漏らして崩れ落ちたガイアデルムの群がるキュリアたちもまた次々と絶命していくなかで、一匹のキュリアが強い光を放って空へと登っていくのを見て俺は咄嗟にヘビィボウガンを向けてそいつを撃ち抜いた。
「これ以上の厄ネタは御免こうむる、大人しくしておけ」
ひらひらと最後の一匹も堕ちて行き、俺は眩しい空を見上げた。
ハンター8人+外天種9体の数の暴力。究極の群にして究極の個でも勝てなかったよ。
メル・ゼクス×バレット。追躁射セルレギオス×アンテム。雪夜叉ゴシャハギ×ナギ。毒牢姫リオレイア×灼翼王リオレウス×エスラ。滅雷刃ジンオウガ×ミクマリ。極断刀ショウグンギザミ×マシロ。塵魔帝ディアブロス×ヒビキ。ネグレマガラ×フィオレーネといった組み合わせ。撃龍槍も見せ場がありました。
もはやティアマトのモデルらしいシンゴジラみたくなるガイアデルムよ。怪獣王には怪獣オールスターズで挑まないとね、しょうがないね。
ちゃんと後顧の憂いも始末したバレット。逃がしたらヤバいのに見逃す手はない。次回はエピローグ、最後の掲示板の予定です。
次回も楽しみにしていただければ幸いです。よければ評価や感想、誤字報告などもいただけたら。ここすき機能などで気に入った部分を教えていただけたら参考にします。感想をいただければいただけるほど執筆速度が上がります。
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