健康優良不良ウマ娘は三冠ウマ娘になれるか?   作:文章力皆無マン

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はい、2話です。
前話を読んで下さった方も当話を読みに来て下さった方にも、いっぱいの感謝を!
それと今度からここには作者の競馬関連のコメントを書いてみようと思います。
先週の金曜日に金鯱賞とフィリーズレビューをテレビで見ました。ジャックドールが大阪杯に出走するならエフフォーリアとの対決が楽しみですね。自分的には昨年の有馬を制したF4に強さを見せて欲しいですが、ジャックドールが逃げ切って勝つ姿も見てみたいものです。ちなみに作者は競馬にわかなのでそこの所は暖かい目で見てくださると嬉しいナリ!


第1話 入学と邂逅

 入学式の前日、ゴールドウイングは柄にもなく若干の緊張を含んだ面持ちで来たる明日の修学旅行の準備を済ませ、これまた柄にもなく早めにベッドに入った。

 

「……なんか眠れねぇ……」

 

 彼女は大事な行事の前日あるある、なかなか眠れない現象に苦しまされていた。その結果がこの寝坊である。

 それはもう、当日の朝は大騒ぎだった。ジリリリという喧しい音を撒き散らす目覚まし時計を思いっきりぶっ叩いて止めて時間を見るなり一言。

 

「は、は、8時13分だとお"お"お"お"お"お"お"お"お"お"!?!?!?」

 

 入学式の入場時刻は8時半。いくら既に入寮しており、寮からトレセン学園はさほど時間がかからないとはいえさすがにまずい。ルームメイトかつ幼なじみのシダーブレードがなぜ自分をおこしてくれなかったのかという疑問を感じる余裕すらないほどに、圧倒的掛かり気味に高速で準備を済ませてすっ飛ぶように寮を出ると一心不乱に駆け出す。

 

「クソ、なんか今日赤信号多すぎだろオイぃぃ!」

 

 お次は遅刻寸前の時あるある、赤信号にハマりがちである。そうこうしてる間に時刻は8時26分。距離はだいたい3000Mと少し。ちょうど長距離レースくらいの距離ということで、スタート。ゴールドウイングは死力を尽くして走った。それはもう、後に本人がこれほどの激走は93年有馬記念くらいだと言うくらいには___

 

 

 ****

 

「ギリギリ、セーフ。この俺程のウマ娘ならこれくら、い、余裕、だっつの……」

 

 マジで危なかった……長距離走るのはあんま好きじゃねぇけどこればっかりはしょうがねぇ。間に合っただけ御の字だぜ、マジで。

 

 肩で息してたせいで両隣のヤツには変な目で見られたが気にしねぇ。特に言えば左隣のやつがちょっとキョドってやがって面白かったな。_いや待て、そういやシダーブレードのやつなんで起こしてくれなかったんだ? 話はボコしてから聞こうじゃねぇか……とか考えてたらなんか新入生代表の言葉? とか言うのが始まったぞ。今まで式典にマトモに出て来なかったからよく分かんねぇけど、あの芦毛のメジロマックイーンとかいうのにはちと運命的な何かを感じた。

 __にしてもあんだけ走ったもんだから、さすがに眠くなっ___

 

 ****

 

 無敗の三冠ウマ娘たる生徒会長、シンボリルドルフに憧れるウマ娘のトウカイテイオーは困惑していた。入学式も直前に迫り、ほとんど(というか1人を除いて)の入学候補生が自分の席に座っているのに自分の右隣の席は開始まで1分を切ってなお空席だ。_まぁ、病欠ってこともあるのかなぁ? 

 それならそれでよかったが、ここからがトウカイテイオーにとっての動揺ポイントであった。刻一刻と過ぎて行く入学式開始までのタイムリミットが残り10秒を切ったあたりでようやく空席の持ち主が現れた。現れたのは、金髪長身おまけに目つきも鋭い(あと少し癪だがボクよりナイスバディ)な不良風なウマ娘だ。そいつが肩で息をしながらドカッと椅子に座るのを見て、テイオーの脳は見事に混乱した。なんせ展開がやや掛かり気味すぎるので無理もないだろうが

 挙句、隣の不良ウマ娘はなんと居眠りをし始めたのだ。

 憧れの生徒会長シンボリルドルフの歓迎の言葉を寝てスルーするのには少し腹が立ったが、疲れているようだし寝かせてあげようと思ったテイオーだったが、なんちプログラムには名前を呼ばれたら立ち上がり、返事をしなければいけない氏名読み上げがあったのだ。

 テイオーはいかにもな不良ウマ娘を起こすはめになったのだ。

 

 _もうっ、なんでボクがこんな怖い見た目の子を起こさないといけないのさぁ! 

 

 テイオーが心の中で叫ぶのも無理はないほどゴールドウイングは派手な見た目をしていた。

 

 _ボクは会長みたいになるって決めたんだ……こんな所で怖がってらないよ……

 

 そしてついに、断腸の思いで気持ち良さそうに寝ている彼女を起こす決意を固めたテイオーは恐る恐る小声で声をかけた。

 

「ねぇ、君! そろそろ君の番だよ!!」

 

 と言いながら彼女の肩に指を触れた瞬間に、

 

 バチッッ!! 

 

 っと目を開いた彼女に驚いたテイオーは

 

「ヒゥッ」

 

 と変な声が出てしまった。それと同時に小柄な理事長が右隣の彼女の名を呼ぶ。

 

「〜〜番、ゴールドウイング」

 

 __へぇ、名前、ゴールドウイングって言うんだ_

 

 ***

 

 入学式が終わり、生徒が各クラスの教室に移動した後の最初のHRが終わると少しの間の自由時間が始まり教室がざわつき始める。

 

 \ワタシツインターボッテイウンダー! /\ヨロシク! ツインジェット! /\チガウツインターボダー! /

 

 ずいぶんと賑やかになった教室で頬ずえをついていたゴールドウイングだったが、隣の席のトウカイテイオーをじっと見つめて

 

「さっきは起こしてくれてありがとな。マジでちょー助かったぜ! これからよろしく頼むぜ?」

 

「どういたしまして。ボクはトウカイテイオーって言うんだ。夢は無敗の三冠ウマ娘になることで、憧れの人はシンボリルドルフ会長!」

 

「へぇ、奇遇だな。俺も三冠ウマ娘になるのが夢でよ。憧れは最強のウマ娘ミスターシービーさんで「ちょっと、最強はカイチョーだよ!?」いやいや、シービーさんの方が強いだろ?」

 

「「いやいやシービーさん(カイチョー)だろ(でしょ)!!!!」」

 

 この言い争いはチャイムが鳴ってからも続いた。

 

 ***

 

「明日からは授業が始まります。選抜レースや体育の授業ではトレーナーさん達の目に留まる機会もあります。言い争っている2人は今すぐ静かにしなさい。決着はレースで付けるように」

 

 担任の先生の一言で周りはくすくすと控えめに笑っていたが、トウカイテイオーとゴールドウイングの両者の空気は完全に勝負モードとなっていた。

 

「「上等じゃねぇか(だよ!)」」

 

 かくして終生のライバルである2人は出会ったのである。




はい、2話終わりです!
主人公とテイオーの因縁はここで始まります。
参考程度に今教えられる主人公の設定を載せておきます。

ゴールドウイング
身長171cm (B:89W:61H:92)
尾花栗毛(金髪)
地元の田舎では有名な不良ウマ娘で公道でスピード違反をしていたが、結局無事故だった上地域の人に可愛がられていたため駐在のオジサンも目を瞑ってくれていた。

とんぷー様 naomansamu様 aiowa様 超暗黒転生ヨーグルト様 ドラゴニール様 pokojwmtj様 白のトラジマ様 JUMPの女様 しらす(°∀°)様 エクステン様

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