健康優良不良ウマ娘は三冠ウマ娘になれるか? 作:文章力皆無マン
やってしまった。いつも朝は早めに起きていたからよかったものの、今日に限って少しだけ寝坊したせいでゴールドウイングを起こさずに家を出てしまった。絶対怒ってるだろうな……でもでも昔から自分で起きないゴールドウイングだって悪いわけだし……
がちゃり。と音を立てて部屋の扉が開いた
_終わった。もうこれ面倒なの確定だ……
「たっだいまぁ〜!」
柄にもなく小さい子供のようにるんるんしているゴールドウイングが気になるが、なんか機嫌良さそうな感じ……?
あれ? こいつもしかして今朝のこと忘れてないか?
まぁゴールドウイング、昔からレースバカで天然なところもあったしな。
ふふ、バカめ。このまま話を逸らして機嫌を取ってしまおう。
_ちなみに、早めに結論を付けて深く考えないのはシダーブレードの良くないところの1つである。
「おかえり、ウイング。やけに楽しそうな感じね?」
「いやいやそれがさぁ、帰り道でいいもん見つけてよぉ」
どれどれ?
ん? 今ゾンビって書いてあるDVDが見えたような……
「じゃじゃーん! 最近レンタル開始したゾンビパニックものの映画でした!」
「わ、私ちょっと用事を思い出したから行かない__「今朝」やっぱ用事なんてないけどちょっとそれは勘弁して欲しいというか……」
畜生! ゴールドウイングのやつわざと機嫌良さそうにして……!
「ごめんほんと勘弁して! 起こさなかったのは悪いと思ってるから!」
「ダメ」
ちっ……。だが、それならこちらにも切り札というものがある。
「そういえばさっきウイングが好きなりんごジャムの材料買って来たのよ。でも、こんな映画見せられたらちょっと作れないかなぁ? りんごジャムはいらない?」
「イル」
「じゃあ映画はなしね?」
「ダメ」
「りんごジャムは?」
「イル」
「わがままはいい加減にせぇ! だいたい朝自分で起きるのなんて当たり前なんだからね!」
「おお? なかなか言ってくれるじゃねーか?」
「そんな緩いメンチ切ってもビビらないけど?」
「上等じゃねえか。奥歯パタパタ言わせてやるよ」
「パタパタってなによバカなんじゃないの?」
「あー! ついに言った! バカって言った! お前がバカ!」
「そっちがバカ!」__
***
どっちも小学生かな? まさしく類友というものだ。結局、ホラー映画を見て1人で寝られなくなったシダーブレードは、「辱めだこんなの……」とか言いながらゴールドウイングと一緒に寝たとか寝てないとか。
***
その頃の美浦寮
寮長、ヒシアマゾンは……
「……タイマンの気配がする……!!」
ナリタブライアンには全く意味のわからない事を言っていた。
生徒会副会長、エアグルーヴは……
「どうやら絞り甲斐のありそうな奴らが入ってきたなぁ……」
苦笑いを浮かべるファインモーションの横で額に青筋を浮かべていた。
脳筋ウマ娘メジロライアンは……
「とても良い筋肉を近くに感じるよ!」
これまたアイネスフウジンには理解出来ないことを言っていた。
「意味わかんないなの……」
***
今日も美浦寮は平和である。
というわけで間の話でした。
シダーブレードのもととなったシャコーグレイドはミスターシービーの産駒で、アニメでも運命的な何かを感じていましたね。そういうわけで2人は喧嘩しつつも仲良しといった感じです。
1000UA突破ありがとうございます!