無職転移 -魔王も一緒に転移しちゃった件-   作:かまぼこポテト

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閲覧頂きありがとうございます。

第3話までは導入になります。

あたたかい目で見ていただければと思います。




第一部
異世界で本気だす。


ニート、無職。この単語を聞いて良いイメージを持つ者は少ないだろう。

 

男は雨の中を歩いていた。

外出時に着るには相応しくないような、身だしなみがなっていない格好で。

親の葬式にも参列せず、自宅で自慰行為に耽っていたために兄弟に殴られ蹴られて着の身着のままで追い出されたのだ。

 

男は口喧嘩をしている男女を見ていた、向こうからトラックが近づいて来ている。居眠り運転である。

男女は気づかない。トラックも止まらない。

「あ、危ねぇ、ぞぉ!」

男は走り出した、男女3人の内の1人を引っ張り出したが勇気虚しくトラックに轢かれた。

 

 

 

男は赤ん坊になっていた。

前世の記憶を持ったまま。

いわゆる『転生』だ。

近代文明など無いファンタジーの世界に。

 

〝ルーデウス・グレイラット〟として。

 

 

 

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ルーデウスは仕事をしていた。

今回は無職ではない、仕事をしている。

〝次は本気で生きよう〟と誓った男は今、上司と次の仕事の打合せをしていた。

ルーデウスの目の前には彼の上司、龍神オルステッドが座っている。

銀髪、金眼、剣呑の男である。

龍〝神〟というだけあってとても強い、オルステッドコーポレーションの社長である。

ルーデウスはオルステッドの配下である。

『ヒトガミ』と呼ばれる〝神〟を倒すために行動している。

ヒトガミ打倒の為に行動するオルステッドと、かつてヒトガミに拐かされたルーデウス。

ルーデウスは家族の命を人質に取られ、オルステッドと戦った。

しかしルーデウスは敗北し、オルステッドの配下となったのだ。

ヒトガミを殺したいオルステッドと、ヒトガミを憎むルーデウス。

家族をヒトガミから守るため、ルーデウスは今日も戦っている。

 

「では準備をして、明日出発します」

打合せを終えてルーデウスが立ち上がる。

「ああ」

椅子に座ったままオルステッドが頷く。

「では、失礼します」

一礼してルーデウスは事務所を後にした。

 

 

 

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帰りの道中、ルーデウスは物思いに耽っていた。

(こっちの世界に来てから、いろいろあったな)

 

赤ん坊に転生し、小さな村で幼少期を過ごした。

『転移事件』と呼ばれる大災害に巻き込まれ。父を亡くし、結婚をして、子供が生まれた。

本気で生きてきた結果が今の自分である。

 

今はヒトガミ打倒の準備で世界中を飛び回っている。

 

この先どうなるかは自分にもわからない。

 

「ん?」

ふと道端に光る物を見つけた。

(石、じゃないな。なんだ?)

手に取ってみた。石というには光り輝いている。

(メッキ?)

シルバーに輝くその石を空にかざしたその時、石から眩い光が漏れ出した。

「なんだ!?」

急いで石を捨てようとするが、石は手から離れない。

(これって転移じゃないよな?)

かつて経験した大災害の記憶が思い出される。

 

光がルーデウスを飲み込んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

時を同じくして4つの魂が光となって消えていた。

 





お読みいただきありがとうございました。

雑な導入で申し訳なく思います。

ちなみに時系列は原作20巻の前になります。
シーローン王国での戦いの後、という設定です。
原作を読み直しながら書いた為、設定的な矛盾があるかもしれません。

なるべくわかりやすく、かつ深みのある文章にしようと思いますので、今後もよろしくお願いします。
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