厳密な統制の概念がないため、あくまで包括関係は目安です。
組織紹介
頭領府
世襲制の頭領を頂点とする、図書庫の城邦における最高意思決定機関。行政分野の大部分については衙堂への委任を行っているため、残る行政分野と立法、司法などを扱っている。
法務審議会
事実上の立法機関。古帝国法をベースに各種の判例や専門家の意見などを参考に事後立法なども含めたやり方で法体系を管理している。やり方は大陸法よりも英米法に近い。
蔵計員
衙堂から納められた税を確認し、不正が無いかどうかを確認する人たち。衙堂はこの人たちから徴税権を委託されている形になっている。あらゆる産業に精通し、衙堂に気が付かれないよう各地を歩き回るという特徴から多くが「刮目」と繋がりを持っているとかなんとか。
量地司
測量を行い、地図を作る人達。その特別性を受けて独特の教育システムを持っていたが、教育部分を頭領府府中学舎に移管することになった。
衛兵
図書庫の城邦の城壁通過時の検問や、頭領府内の警備や雑用を担当する人たち。巡警のような長剣を持つことは少なく、区別のために槍や短刀を用いることが多い。
外交局
キイの発案で設立された部署。各所に使節官を送り、情報収集と図書庫の城邦の関係者の援助を行っている。設立時から「刮目」の影響を強く受けている。
図書庫の城邦の軍
図書庫の城邦における暴力装置。頂点は巡警将軍と外征将軍の二名。
外征軍
図書庫の城邦の範囲外で戦う軍。それなりに強く、少ない犠牲で重要な部分での勝利をもぎ取って周辺国から無視できないぐらいの成果を挙げている。
巡警
図書庫の城邦における治安維持、犯罪捜査、逮捕を担当する。赤い外套と腰に下げた長剣が特徴的。原則、図書庫の城邦では剣の所持が禁止されているが例外として認められている。有事には再編成され、徴募兵を組み合わされて外征軍と同様の編成に組み直されることになっているためそういう訓練もきちんと積んでいる。
長卓会議
頭領府が招集する有力者や専門家の会議であり、意見収集機構としての役割がある。ここでの決議の多くは事前に根回しが済んだものであるが、特別な事例についてはその場の決定が大きく政策に影響を与えることがある。古帝国法に基づいて開催の義務と決定内容の遵守が定められているが、ちょっと解釈が怪しいので古帝国の系譜を継いでいるところでもちゃんとやっているところは少ない。図書庫の城邦はそういう意味でしっかりしているのである。
府中学舎
キイが計画している教育機関。まだ計画段階。
衙堂
大陸規模のネットワークを持つ宗教組織。とはいえ特定の神の教えを布教するというよりは現地の信仰を補助するとともに公的機関のような働きをしていることが一般的。図書庫の城邦では委託された徴税権を用いて収穫管理、計量、梱包、輸送などを行っている。地域から若く有能な人を集め、図書庫の城邦にある大衙堂で教育を受けさせ、司士や司女として育成するという教育システムを持っている。
「総合技術報告」編集所
今のキイの仕事場。キイが司女名義で活動しており、衙堂から給金を得ているので一応衙堂の下部組織のような扱いになっている。
図書庫(大図書庫)
庫長とその下の書官によって事務が行われているこの世界で最大の典籍保存施設にして、教育研究機関。世界中から遊学のために人が来る。写本の販売などである程度の収入はあるが、頭領府からの援助が大きい。
講官
図書庫から講義義務と引き換えに研究費と給金を得る事ができる人たち。一通りの学問を修めた上で、特定の分野における特筆すべき功績を認められて任命される。
書字生
図書庫で写本の作成や版木彫りなどをやっていた人たち。文字版印刷機の導入により人数が大幅に減ったが、それでもまだ写本の需要が残っているので働いている人がいる。
印刷物管理局
キイが初代局長を務めた図書庫の城邦における印刷物に関する問題全般を扱う機関。最近は発案所持権の問題まで扱うことになったのでキイへの恨み言を言いながら局員が仕事をしている。
印刷物研究班
印刷物管理局の中に作られた研究部署。最近「時勢」の印刷所が作った輪転印刷機に悔しがっている。
図書庫の中の図書庫
大図書庫のコレクションの中核。歴史的記録を含むこの世界の「本」の多くが納められているが、基本的に講官以外は閲覧禁止となっている。
商会
長髪の商者の商会
複数ある商会の中でもここ数年で一気に力をつけた商会。実は長髪の商者と呼ばれる男は代表ではない。代表からは早く代表になってくれと言われているが責任を避けられる今の立場がいいらしい。
実験工房
長髪の商者が出資して作った実験所。様々なところから集められた人が新製品の開発や技術研究をしている。無線機の開発は頭領府管轄で別の場所で行われることになった。
工房
図書庫の城邦は交易の中心地であり、多くの商品が輸入されてくるがある程度のものは自給している。最近は商会の介入もあって統合や整理が進んでいるが、現場で働いている人には大きな影響はまだない。
報知紙印刷所
新聞に相当する「報知紙」を印刷する組織。図書庫の城邦で有名な報知紙は「時勢」と「視線」の二つ。他の地域でも似たような取り組みが行われているらしいが、識字率の低さもあってあまり浸透していない。
「時勢」
若い編集長が作っている報知紙。輪転印刷機の発明によって一気に投資をかき集めたがそれをさらに新しい印刷機の製造につぎ込んで事業を拡大したためいつも自転車操業。
「視線」
元頭領府というカバーを持っていた「刮目」の関係者が編集長を務める。体制寄りであり、プロパガンダ色が強いが城邦内の問題とか頭領府の活動をちゃんと扱っている。
「刮目」
図書庫の城邦を中心に活動する諜報組織のようなもの。代表の女性はツィラと名乗っているが、偽名は多いらしい。