奴隷兵の帰還   作:メヴィ

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三輪さん達との関係をどうしようかとだらだらしてたらこんなに遅くなりした。本当にすいません。
今回肝心の三輪さん達はでません。


遅れてすいません……

 「お、おはようございます白堊さん!」

 「おはよう修」

 

 ボクが鬼怒田さんの所に行ってから修に指定された時間に訓練室に来ると既に修がいた。修は何故か少し申し訳なさそうにしていた。

 

 「すいません午前中に指定してしまって……ご迷惑じゃなかったですか?」

 「大丈夫。それより修は?この後予定があるの?」

 「あ、はい。この後ち…友人と会う約束があるんです」

 

 予定表で修に指定された時間は8:00から10:30までの二時間半だった。このあと予定があるなら前回みたいに疲れさせる訳にはいかないかな。

 

 「そっか。なら今日はレイガストじゃなくてアステロイドの訓練にしよう」

 「わ、わかりました!」

 

 そう言ってボクと修は訓練室に入った。けど前みたいな広くて大きな訓練室じゃなくて隊員同士が一対一で模擬戦闘をするような場所で、トリオン体が破壊されればベイルアウトするものだった。 

 そしてフィールドを河川敷に設定して訓練室に入ったボクと修だったがいつもの(アッシュトリガー)のトリオン体ではないことに修が疑問を浮かべていた。

 

 「ボクのトリガーにアステロイドは無いから鬼怒田さんから借りてきたんだ。____さて、今日はアステロイドの訓練だけど、覚えるのは大きく分けて2つだ」

 「一つは相手の行動や攻撃を制限する目的の弾幕射撃、

  二つ目は一点集中の収束射撃だ」

 「あの…弾幕はわかるんですけど、収束射撃と普通の射撃は何が違うんですか?」

 「ピンポイントは複数のアステロイドを収束して撃つこと」

 

 修によく見えるように左手で通常のアステロイドを、右手で収束射撃をして河川敷の土手を射撃すると二つの穴が出来上がり、右の穴はより深くなっていた。それを見た修は驚愕の声を漏らしていた。

 それを横目に今度は両手で収束射撃でタイル張りのコンクリートをビンゴカードの様に穴を開ける。

 

 「最終的にはこれを出来るようになって欲しい」

 「……頑張ります」 

 「でもまずは弾幕射撃からこっちの方が簡単_____やり方は単純。細かくしたアステロイドを広範囲にばら撒く。慣れれば縦だけの弾幕、横だけの弾幕で相手の動きをある程度コントロールできる」

 「……あの、白堊さんってなんでこんな色々なことが出来るんですか?」

 「?やっていたら出来るようになっただけ、修も出来るようになるよ」

 「なるほど……?」

 

 修は半分思考を放棄したような声で返事をした。

 

 それからの訓練時間はアドバイスをしながら射撃訓練をして、修は弾幕射撃に関してはすぐに習得できた。

 けど収束射撃はまだ難しいらしく収束が甘かったり、そもそも出来ていなかったりした。ボクも最初から出来るとは思って無かったけど修は必死に覚えようとしてくれて基礎の形はもうしっかり出来てるから後はひたすら練習するか実践で鍛えるだけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 「またボクの勝ち……ん、時間だね。修、お疲れ様」

 「あ、もうですか……ありがとうございました」

 

 訓練は途中から〇✕ゲームのようになっていた。ボクが通常射撃で小さい穴、修が収束射撃で大きめの穴だ。

 土手のタイル張りのコンクリートを的にしていたから見える全部のコンクリートは穴だらけ。

 結果を言うとボクの全勝だ。

 

 「あの白堊さん、その、次の訓練日のことなんですけど……本当にボクが予定を入れて大丈夫なんですか?」

 「?いつでも良いよ?修がスケジュールに入れて」

 「わ、わかりました…では先に失礼します」

 

 そしてボクと修は別れた。修はパタパタと小走りで訓練室を後にしてボクは鬼怒田さんに借りたトリガーを返しに行くことにした。

 道中に自販機に寄ってみると珍しくココアが残っていた。何故かいつも売り切れているのに珍しいと思って鬼怒田さんへの差し入れも含めて二つ買うと丁度売りきれになった。

 

 暖かいココアを二つ持って開発室に着いて挨拶をして部屋に入っても何も反応が無くて解析室へ行くと、鬼怒田さんがボクが壊してしまったトリガー(試作ナックル型トリガー)とナックル型トリガーシステムの解析をしていた。どうやら夢中になっていてボクに気づいていないみたいだった。

 集中しているところを邪魔するのも悪いと思ってココアと借りたトリガーを置いて帰ろうかと迷っていると鬼怒田さんが急にボクがいる方を向いてきた。

 

 「あぁ白堊ちゃん!来てくれてたのに気づかなくて申し訳ない。トリガーを返しに来たのかね?」

 「はい、それとこれ(ココア)も差し入れにと思って、ココア苦手じゃないですか?」

 

 ココアを差し出すと鬼怒田さんは甘いのは好きだと言って受け取って一口飲んでほっとため息をついていた。

 

 「しかしよく買えたね?いつも売りきれているというのに」

 「たまたまですよ。二つ買ったら売りきれになってしまいましたし____それよりどうですか?そのトリガーの回路(ナックル型トリガー回路)は、随分と集中していましたけど……変な所があったりしました?」

 

 すると鬼怒田さんはハッとした表情をしてからさっきまで見ていた画面をボクに見せてあるところを指差した。

 

 「ここだよ!"インパクト〟の回路!こればっかりはどうもうまく理解が出来んのだ……」

 

 鬼怒田さんはそう言うとがっくりと頭を下げて項垂れてしまった。

 鬼怒田さんが指を指していたのは"インパクト〟の発動条件と発動の仕組みについての回路だった。

 確かに"インパクト〟の回路は難しいけど……いや、ややこしいのかな?

 

 「えと、インパクトの発動段階は雑に分けると、トリオン変換、マーキング、蓄積、発動です」

 「マーキング…発動…トリオン変換と蓄積とは?」

 「インパクトを発動させる前にはトリオンを追加する必要があります。そのトリオンは殴った衝撃を蓄積するトリオンに変換されるんです。最初にそのトリオンを作り、殴った場所に付着してから発動、となります」

 

 インパクトの回路説明をしている間鬼怒田さん顎に手を当てながら真剣に聞いてくれていた。説明を終えた後にすこしブツブツと呟いてからボクの目をしっかりと捉えた。

 

 「____インパクトは任意発動ではなく自動発動ではダメなのかね?」

 「それは…トラストされていれば良いんですけど、普通のトリガーじゃ…トリガー自体が耐えられないと思います。その、最後のレイジさんみたいに……」

 「……なるほど、確かにあれではなぁ……」

 

 レイジさんが最後にノータイムでインパクトを発動させた後の事を思い出して鬼怒田さんと一緒に天井を見上げる。

 ………やっぱりレイジさんのナックル型トリガーの適性はおかしいよね……

 爆裂四散するトリオン兵を思い出していると、鬼怒田さんは壊れたトリガーを持っていた。トリガーはひび割れて黒ずんでいた。

 

 「…つまり、トリガー本体が衝撃に耐えられずにオーバーヒートすると言うことか……」

 

 鬼怒田さんは壊れたトリガーを上に掲げながらそう呟いた。

 

 「まぁそれはこちら側の問題だ。ありがとう、白堊ちゃん」

 「?」

 「白堊ちゃんがこう言った技術を教えてくれるから我々ボーダーもさらに強化できる」

 

 鬼怒田さんはニカッと笑って言ってくれた。

 

 

 

 

 

 




投稿おっそいうえにこんなみっじかいってマ?
本当にすいません……
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