あ、お久しぶりです
「__実は言ってなかったんだけど……この三人、俺の弟と妹なんだ」
「えッ、そうなの?」
遊真達の入隊を認めないと言い放った小南に迅さんは白々しい嘘をついた。小南はすぐに烏丸さんに確認を取ると逆に知らなかったのかと言う返事が帰ってきた。
純粋な疑問だけど、小南は烏丸さんによくこうしてからかわれているのになんで疑わないんだろう……
「「( ^ω^ )ハッハ~ン」」
「確かに言われて見れば似てるかも……ね、ハクとレイジさんは知ってた?」
「うん」
「よく知ってるよ、迅が一人っ子だって事」
「え、一人……え?ひとりっこ……どゆこと…?」
小南が狼狽えている間にうさみが遊真達に【すぐ騙されちゃう子】と紹介した。修と千佳はなんとも言えない顔をしている中、迅さんがまさか信じるとはと笑い飛ばした。
続けてうさみは烏丸さんを【モサモサした男前】、レイジさんを【暴れる筋肉】と紹介した。
「どうもモサモサした男前です」
「……暴れては、無い…」
「___三週間後まで新人3人を鍛えようと思う。正式にはレイジさん達4人に師匠になって貰ってマンツーマンで指導してもらうち」
「はぁ!?ちょっと私はまだこの子達の入隊を認「小南、これはボスの命令でもある」…ボスの?」
迅さんが言うとレイジさんと烏丸さんもボスの命令ならと承諾した。小南も不服そうだけど納得はした。
その代わりにと小南は遊真をこの中で一番強そうだからと引き抜いた。
「私弱い奴嫌いなの」
「ほほう?お目が高い」
『弱い奴は嫌いなの』
小南が言った瞬間に胸の中身を掴まれたような感覚がした。
……ボクも、もっと、強くならないと…嫌われたく、無い
「じゃあ千佳ちゃんはレイジさんで、修君は烏丸さんで」
「あ、あのすいません、僕今白堊さんに特訓つけて貰ってるんですけど…」
修がおずおずと手をあげながら言うと皆の視線が一気に集まった。レイジさんは目を大きくあけて、烏丸さんは「お前、マジか?」という顔をしている。
そんなに、驚く事かな?
「プッフ…は、ハクには三人全員をやって貰う。レイジさん達が任務でいないときを主にな。うし!じゃあ三人とも師匠の指導を良く聞いて三週間しっかり腕を磨くように!」
「励めよ」
よーたろうが腹をぽりぽりとかきながら言うと部屋にいた全員の視線が集まった。
うさみが迅さんはコーチをやらないのかと聞くと俺はやることがあるからと断った。
早速訓練をすることになって、迅さん以外の全員で訓練室へ移動した。
レイジさんと話し合った結果今回ボクは三人を短い時間で回る、ということになった。
最初は防衛任務が被ってしまったレイジさんと千佳だ。
スナイパーということもあって初めは簡単なことしかしない。的に当てる。これだけだ。
姿勢と構えかたを教えて試しに撃たせてみると中央からは外れてはいるけれど的にはしっかりと弾痕が残っていた。
「よし的には当たってるな。ボーダーの狙撃用トリガーは良くできてる。ちゃんと狙えばちゃんと当たる」
「ちゃんと狙えば、ちゃんと当たる」
「そうだ。悪いが俺は防衛任務が入ってる。トリオンが無くなれば弾が出なくなるからそれまで練習だ。細かいとこはハクに聞け。じゃ、後は頼んだぞハク」
レイジさんはボクの頭をポンと叩いて訓練室から出ていった。
レイジさんに言われた通りに姿勢や構え方の細かいところを直して、後は千佳の質問に答えたりした。
千佳は集中して一度言ったことはすぐに覚えてくれた。場所はどうであれ、的からは一発も外さなくなった。
「__時間だ。弾が尽きたら終了だから。がんばって」
「はい、ありがとうございました!」
「あ、おかえりハクちゃん~、千佳ちゃんどうだった?
「集中力があるし、覚えが早い。初日でこれなら三週間もあれば動く的にも外さなくなると思う……けど」
「けど?」
「………いや、なんでもない」
「?そっか、あ、見て見て小南と遊真君なんだけど__」
千佳に頭か胸の部分を優先的に狙うように言ったときの、あの目…傷つけるの怖がっていた。…馴れていないから、ならまだ良い。
________
結局、遊真は小南に全て任せることにした。今のところは小南が遊真に勝っているけれど、遊真の戦闘スキルはなかなかで小南が遊真との戦闘を楽しんでいる所もあった。
小南が楽しんでいるのを邪魔はしたくないからね。
体力を使い果たして動けなくなった修を引きずりながら訓練室から出てソファーの上に下ろすとうさみが水を渡してくれた。
「受け流しと射撃はまぁまぁだが……付け焼き刃って感じだな。本当にB級か?」
「おつかれ~、ほい水分水分」
「ゼエ…ハァ…あ、ありがとう、ございます…」
修が水を受け取ろうとすると小南達が入っていた訓練室の扉が開いて小南が出てきた。
「小南、おつかれ…小南?」
「まさか……ありえない…わたしが…?」
小南の表情が気になって近寄ると酷く同様していた。
遅れて出てきた遊真に目を向けると頭をボサボサにしながらピースをしていた。
「勝った✌️ま」
「ま、負けてないわよ!分けよ!相討ちでしょうが!!」
「い~や!俺のほうが早かったもんね」
「私よ!」
二人が言い合っている間にうさみに訓練室のログを見せて貰うと最後の1試合で小南と遊真がほぼ同時に戦闘不能になっていた。更に詳しく見ると遊真ほうがが僅かに早く小南を戦闘不能にしていた。
「___遊真のほうが早かったみたいだね」
「ほら、ハクちゃんだってこう言ってるぞ」
「は、ハクまでッ…」
余程遊真に負けたのがショックだったようでがっくりと肩を落とした。遊真がもう終わりかと聞くとリベンジだと言わんばかりに遊真を掴んで訓練室に入ろうとすると遊真と目が合った。
「あ、そうだ。ねぇ小南センパイ俺ハクちゃんともやってみたい」
「ボクと?」
「やめときなさい遊真。私に勝てないならハクとやっても無駄よ。私、まだハクに勝ち越したことないんだから」
「ほう?」
小南前に比べてすごく、強くなった。ボクの動きに慣れてきたからというのもあるだろうけれど、スピードも上がった。
「なるほど、ハクちゃんに挑戦したければ小南センパイを倒してからということか。動きには慣れてきたからすぐだな」
「なッ、調子に乗んないでよねゆーま!私に勝とうなんて1000年は早いんだから!ほら!次行くわよ!」
「ほいほ~い」
そういって二人は訓練室に入っていった。
それを見た修がやる気になったみたいで、たまに千佳の様子を見に行きながら修と訓練を続けた。
「…修は素の体での訓練が必要だと思う」
「…ですね…俺がメニュー組んでおきます」
「す、すいま…せん…」
目の前でぐったりとしている修を前にして烏丸さんとそんな話をしていた。流石に体力が無い状態でやる訓練なんて物は意味がないから修の今日の訓練は終わりにした。
修を運ぶのは烏丸さんに任せて千佳の所へ行くと弾痕が残った大量の的に撃ち続けている千佳の姿があった。
視界が歪んで、今と記憶が重なりあい、ノイズが走った。
もう、やだよ…助けて…
「……ちがう……ッ!なんで、いまさら…」
また、あの子と重なった。
ヒトを傷つけたくないあの子と千佳、
天然の恵まれたトリオン量、
ボクが、わたしがすてた、あの
「おい!ハク!」
「ッぁ、れ、いじさん」
肩を掴まれて意識を現実へと引き戻すと、レイジさんが心配そうに見ていた。千佳はボク達に気づいていないのか未だに撃ち続けていた。
「…疲れたんだろ、後はは俺が見ておくから先に休め」
「……うん、そう…する」
レイジさんの言う通りに任せて訓練室を出る。
「ん?ハクちゃ__!?____!」
「___!!」
【メヴィのトリセツ】
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「続き早くしろハゲ」
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埋め込まれたトリオン金属の名称!!
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強化パーツ
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強化骨格
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ムカデ
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ワイが考えたるわ!(コメントへ)