「__身体に異常はありません。脳波も安定してきていますので数時間もすれば起きると思います」
ボーダー専属の医者にそう伝えられ、小南を除いた玉狛のメンバーは安堵の息を漏らす。
小南は白堊の側にいたいと病室で眠っている白堊と共にいる。
「ですが、念のため明日、改めて精密検査をした方が良いと思います」
「はい、白堊を、宜しくお願いします。
玉狛の面々はそれぞれお礼を言い、小南にも伝えるために部屋を出ていくが、林道はもうすこし話をすると言って残った。
「そんで……詳しい所はどうなんだ、
林道は先程までの敬語を外して話しかける。
瓦灯はため息を吐きながら向き直りメガネを外した。
「どうもこうも、白堊さんの体は未だに謎だらけだ。身長も体重も退院前と一切変わっていない」
林道は渡された白堊のカルテに目を通すと眉を寄せた。
瓦灯の言った通り身長も体重も、小数点以下の数字まで以前と変わっていなかった。
「食事も生活リズムも改善されたというのにここまで変わっていないとなると、ネイバーの技術によるものだろうね。___反吐がでるよ。本当に」
苛立った様子で更に里津は林道にカルテとは違う資料を押し付けられ、目を通した林道は青筋を浮かべた。
「正直こんなことは言いたくないけど……あの子の体はもう、人間の枠から、外されてる」
「………だから、なんだってんだよ。あいつは、ハクは人間だ」
「そんなことはわかりきっているよ………この話はこのくらいにしておいて、ここからが本題だ」
瓦灯は白堊の日常生活について林道から聞き出し始める。
最初こそ林道は不思議に思いながら受け答えをしていたが話をするにつれて迅や宇佐美に送られてきた写真まで見せながら語っていた。
一方で瓦灯は話を聞くにつれて何か考え込むような表情になった。
「………林道、白堊さんを一人にするなよ。絶対にな」
「お?ど、どうしたんだよ急に…」
「私の憶測からの結論だが、白堊さんは
「どういう、ことだよ、それ」
「…………直球で言うぞ、他人を思いやれる奴が人を殺して平気思うか?___そんなわけないだろ、確実にトラウマになる。
『ねぇ君、大丈夫?どこから来たの?』
『…………』
『う~ん………まぁいっか!とりあえずボクの家に来なよ』
ずっと、ずっとずっと不思議だった。
『何で、こんなに傷だらけなの?…ぅうん、いいの、言わなくていいから』
なんで泣いてるんだろうって、
なんでお前が顔を歪めるんだろうって
『だいッじょう、ぶ、わかってるから…』
なんで、
命令内容を首輪を通して直接脳内に伝えられ、待機する。
命令内容は
〔テキコクフキンノシュウラクヲカイメツサセヨ〕
〔テキコクシュウゲキコウサクガカンリョウシダイサクセンヲジッコウ〕
〔コウサクカンリョウマデセンプクシタイキ〕
わたしは
「お前は
と命令されて、ご主人様に
命からがら逃亡してきたように服はぼろぼろに
敵に襲われたように裂傷、銃跡を作って貰って
女らしく犯されて
行き倒れのように目標ポイントに捨て置かれる
『ねぇ君、大丈夫?どこから来たの?』
埋め込まれたトリオン金属の名称!!
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強化パーツ
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強化骨格
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ムカデ
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ワイが考えたるわ!(コメントへ)