奴隷兵の帰還   作:メヴィ

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|д゚)チラッ


20話

 「う~ん………」

 「…………」

 

 倒れていた白堊を連れ帰った少女は連れてきたは良いものの、何も話さない白堊の扱いに困っていた。

 そして改めて白堊を見直すと、服はボロボロで土埃で汚れていた。

 

 __よし、まずは綺麗にしないとね!

 

 

 少女は善は急げと言わんばかりにバタバタと走り去って自身の服を一式持ってくると白堊に軽く声をかけてから手を引いて風呂場へと向かった。

 

 「とりあえずお風呂入ろうね。はい、ばんざ~..い……」

 

 白堊の服が脱がされ、露になった体を見て少女は目を見開く。

 火傷や裂傷、更にはまだ塞がっていない生々しい傷跡もあった。

 

 「なに…これ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

_____________

 

 徐々に意識が覚醒していく。

 身体に伝わってくる感覚を察するにベッドの上だと言うことがわかった。

 何故いるのかを目を閉じたまま思い出そうとすると、ズキッと痛んだ。

 

 「うッ………?こな、み?」

 

 誰かに頭を撫でられて目を開けると、小南は目を合わせた途端に寝たままのボクに抱きついて良かったと小声で言った。

 

 「……おはよ、具合はどう?」

 「平常だよ。それより____()()()()()()()()()

 「ッ!…け、今朝帰ってきたの」

 「…?そっか、お帰り」

 

 体を震わせてどもる小南を不思議に思いながらも納得する。

 小南が起き上がるのにあわせてボクも起きて回りを見てみると小南の部屋でもボクの部屋でもなかった。

 

 「ここは………病室?」

 「お、起きたのか」

 「ぁ、レイジさん」

 

 レイジさんに続いて烏丸さん、うさみが入って来て抱きついてきた。

 

 「わ、うさみ?」

 「よかったぁぁ~……」

 「?え、えぇと……」

 

 訳もわからずにレイジさん達を見るけど、レイジさんも烏丸さんも何故か安心したような表情をしているだけだった。

 

 「え、と……何でボクは病院に…?」

 

 

 

 

 

 「え、と……よく、覚えてなくて…ごめんなさい」

 

 瓦灯先生の話を聞いてみれば【過換気症候群】、所謂過呼吸でボクは意識を失ったらしい。

 ボクが今朝からの記憶を失っているのもそれが関係しているのだとか。

 

 「無理はしなくて良いさ、記憶が無くなるのは不安だろうが「それは、大丈夫です」……何?」

 

 瓦灯先生の言葉を不定すると怪訝そうに眉を曲げた。

 言葉を遮るのは良くなかったな、と反省をしながら言葉を続ける。

 

 「記憶が無くなるのは、()()()()()()()()()なので特別何かを感じる訳では無いです。口を挟んでごめんなさい」

 

 ペコリ、と頭を下げると一瞬リンドウの声が聞こえた気がしたけど、瓦灯先生が話し始めた。

 

 「そうか、まぁとりあえず今日はもう帰って良いぞ。たが明日の…………10時頃にまた来てくれ。深刻な事がないか一応精密検査をしたいからな」

 

 そう言いながらほら、と印刷された診察券をボクに寄越すと後ろに居た皆が退出し始めたのに続いてボクも部屋を後にした。

 

 

 

 リンドウが運転する車の中で皆から今日あった出来事を教えて貰った。

 まず、修と遊真、千佳が玉狛所属のボーダー隊員になって、修は烏丸さんに、遊真は小南で千佳がレイジさんの弟子になった。

 ボクは全員の細かいところの指導をする、と言うことになったらしい。

 

 「まぁ今日あったのはこんくらいだなッと、ほらちゃっちゃと降りろ」

 

 玉狛に入ってリビングへ行くと修と遊真がレプリカを囲んでいた。

 

 「お帰りハクちゃん。大丈夫だったの?」

 「お、お帰り…なさい、です」

 「ただいま、うん。特に異常は無かったけど明日精密検査をするから本部に行くことになったよ」

 「そっか、じゃぁ俺たちもう帰るからさ、またね」

 「え、ちょッ!空閑!?」

 

 遊真は修を引っ張って帰っていった。その後をすこし遅れてレプリカが追いかけて、部屋をでる時にボクにしっかり休むようにいってから出ていった。

 その日は皆でご飯を食べて小南達とお風呂に一緒に入って早めに寝た。

 

 

 

 

 

 




明けましておめでとうございます

埋め込まれたトリオン金属の名称!!

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  • 強化骨格
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