若手の陸自幹部さん、トレセンに行く   作:Ο(オミクロン)

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お疲れ様です。
本編、投稿します。

トレーナーのヒミツ⑦
実は、射撃が得意。

ここまでの流れ
防大4年生の妹との電話に加え、ライスシャワー、カレンチャンと遊園地に行って帰ったら川原に襲われたりとトラブルばかりの一日を過ごしたトレーナー3尉。
川原の一件以降、合同トレーニングや見回りなど、学園の生徒を見守りつつ、トレセン学園で愉快な仲間達と過ごす中、メジロ家から川原の後ろ盾を潰すことに成功したと連絡を受ける。
このまま無事に解決すれば良いものだが…。


8話 暗雲

警察の巡回も終わり数日が立ったある日、僕は校舎内のある所に向かう。

「入るよ。」

ノックをして扉を開ける。

するとそこには一人のウマ娘が座っている。

「やあ、よく来たね。トレーナー君。待っていたよ。」

彼女はアグネスタキオン。

同期のチームの1人で、そのよしみで親交がある。同期のチームについてはまた今度紹介しよう。

「今日は何の用かな?」

椅子に腰をかけ、要件を聞く。

「実は、この部屋に少し違和感を覚えてね。というのも、誰かが触ったような感じがするんだよ。」

「具体的には?」

「そうだなぁ…。例えばここに何かを置いていたとするだろう。それを誰かが動かしたように思うんだよ。」

ふむ……。考えられることとすれば…。

 

「カフェのお友だちが動かしたんじゃないの?」

カフェとはマンハッタンカフェのことである。

彼女も同期のチームの1人で、アグネスタキオンとこの部屋を共有している。

『お友だち』とは彼女だけに見えている謎の存在である。

しかし、たまに僕に対して何かしたり、メジロマックイーンに付きまとったりしているらしい。

それはさておき、

「その線も考えたが、カフェから何も触ってないと教えられてねぇ…。」

違うようだ。

 

となると、

「誰かが立ち入ったとか?」

「そうなんだよ。トレーナー君。私はそうにらんでいるのさ。」

彼女は既に結論に至っていたようだ。

 

「そして、さらに最悪なことに、薬品がいくつか盗まれた。」

「え!?︎本当かい?それは大変じゃないか!」

「そうさ。だから、君に相談…いや、警告さ。」

「何だ…?」

嫌な予感しかしないんだけど。

 

「しばらくは、私以外の君と親しいウマ娘には近寄らない方が良い。」

 

「……どうして?」

「いくつか盗まれんだが、その一つはヒトに対するウマ娘の好感度を反転させる薬さ。それを何者かに使われた。」

「そんなものが実在するのか…。」

よくアニメとかの二次創作で耳にする代物だ。本当にあるとは…。

「ああ。だが安心してくれ。3日もすれば治るはずだ。気化して使われたのだろうか、それがせめてもの救いだ。」

「分かった。気をつけるようにする。」

「頼むよ。気をつけてくれ。」

 

「ところで、なんで君は平気なんだ?」

「ん?ああ。盗まれたことに気づいた時に効果を打ち消す薬を飲んでね。ちなみに理事長にもあげた。」

おかげでその薬はゼロさ。とアグネスタキオンは嘆く。

 

「なるほど。それを作ってみんなに飲んでもらうのはできるの?」

「できるが、製作日数と被害者の数を考慮すると効果切れを待つ方が早くてね。大変だと思うが承知してほしい。」

「了解。ちなみに、犯人の目星はついているのか?」

「ああ。…川原だよ。」

「あいつ…。」

してやられた。何か企んでるとは思ったが、こうきたか。警備が手薄になったところを狙われたといったところだろう。好感度反転というのも、嫌われ者の川原にとっては都合の良い状況だ。

 

「とにかく、無理しない程度に頑張ってくれたまえ。そうだ、これを渡しておくよ。」

アグネスタキオンは錠剤を3つ手渡す。

「何だい?これ?」

「ヒトの身体能力を数分間、ウマ娘並にする薬さ。あまりアテにしてほしくないが、どうしてもという時に飲むといい。」

そんな便利なものもあるのか…。

「ありがとう。助かるよ。」

「できれば、教職員や他のトレーナー達にもこのことは共有してほしい。これは学園の危機になり得る。」

「了解。任せて。」

彼女のお願いを聞き、僕は部屋を出て真っ先に教職員室に向かった。

 

 

教職員やトレーナーに対し、好感度反転薬が散布されたことを報告した。

最初はみんな半信半疑だったが、ウマ娘の同期が来てないこと、水野さんがマヤノトップガンにやられたのかボロボロになった姿を見て認識を改めた。

しばらくすると、理事長が現れ、緊急事態ということで学園全体を臨時休校することになった。

 

その夜、寮に戻ると、ドアの前に人影があった。

近づくにつれてそれが誰なのか分かってくる。

シンボリルドルフだ。

非常にまずい…。最も遭遇したくないウマ娘ランキングトップ3に入る。

ちなみに残り2人は、同期とSP隊長。

 

僕は回れ右をしてその場から離れようとした。が、 気づかれてしまった。

「逃げるとは感心できないな。」

僕は観念して振り返る。

「やあ、トレーナー君。ちょっと話があってね。少しいいだろうか?」

口調は普段と変わらないが、耳が絞られているので、機嫌の悪さがひと目でわかる。

 

「後にしてくれないか。」

「そう言うな。君の今後の活動に関わることだぞ。」

「明日聞くよ。」

「ふぅん。まあいい…。それなら、力づくで行かせてもらう!」

彼女は一気に間合いを詰めてくる。僕は反射的に避けるが、彼女はそれを読んでいたかのように蹴りを入れてきた。

「ぐっ!」

なんとかガードしたが、威力が強く体勢がくずれた。

そこに彼女はすかさず足払いをかけ、僕は地面に倒れ込む。倒れたところを彼女は足で押さえつけた。

「いてて…。」

「さあ、トレーナー君。お話をしよう。」

「話すことなんてない。」

「そう言わずに。」

「なら、足をどかせ!」

「そうやって逃がすとでも?」

 

その時、背後から聞き覚えのある声が聞こえた。

「カイチョー、そのへんにしときなって。」

「会長。それでは私達の楽しみも減るじゃありませんか?」

「えー?もっとやっても良いと思うんだけどなー?」

「おいおい、ゴルシちゃん抜きで面白いことしてんじゃねーよ。」

僕が担当しているみんなだ。

「みんな集まってきて何事だ。」

シンボリルドルフに腹を踏まれたまま声を振り絞る。

彼女達の用件はおおむね予想がつく。

 

「カイチョー。もういいんじゃない?」

「そうだな。一旦止めよう。」

彼女は足を退かしながら言う。

「さて、トレーナー君。話をしようじゃないか?」

「後でって言ったはずなんだけど?」

「まあまあ、そうおっしゃらないでくださいませ。」

「そうだぜ?カイチョーがキレる前に大人しく話聞けっての。」

「私は別に怒ってなどいないのだが?」

ウソつけと内心でつぶやく。

しかし、これ以上刺激するのはまずい…。

僕は覚悟を決めた。

 

「…わかった。話を聴こう。」

「話が早くて助かるよ。では、単刀直入に言おう。」

シンボリルドルフは一呼吸おいて、続ける。

「我々と契約解除してくれ。」

「了解。」

僕は即答する。予想通りの展開だったからだ。

嫌いなやつに担当してもらいたくないといったところか。

 

「随分とあっさり承諾してくれるんだな。」

「ああ。ただし、条件がある。」

「なんだ?」

僕は淡々と答える。

「3日だけ待ってくれないか?5人同時に解除するとなると色々と手続きが要るからね。」

まあ、嘘なんですけどね。

 

しかし、彼女達は契約解除できればそれで良いという気持ちが強かったのか、

「なるほど。了解した。」

すんなり了承してくれた。

「では、3日後の放課後に。その時に契約解除書を渡すからね。」

これで何とかなりそうだ。

「じゃあ、そういうことでよろしく頼むよ。」

寮に帰るのを諦め、その場を立ち去ろうとすると…。

 

ガシッ、肩を掴まれる。

恐る恐る振り向くとそこには鬼の形相をした彼女達が居た。

「何を勘違いしている?」

「え?」

「誰が帰って良いと言った?」

「いや、話は終わったんじゃ…。」

「まだ終わってないぞ。」

そう言うと、シンボリルドルフは壁を殴りつけた。

見事にクレーターができている。

これがウマ娘の力か。

「次は貴様がこうなる番だ。」

彼我の力の差に圧倒されていると、皇帝から死刑宣告に近い言葉をいただく。

「勘弁して下さい。お願いします。」

さすがにここで死にたくはないので、僕は必死に懇願した。

 

「ダメだ。」

わかっていたが、無慈悲に願いを拒否される。

本能が命の危機を察したのか、身体の震えが止まらない。

「アハッ、怯えてるー!」

「逃がしませんわよ。」

「ほら、行くよー♪」

「観念しやがれ!」

担当達に引きずられていく

その後、僕はボロ雑巾のようにされ、ゴミのように捨てられた。

 

 

目が覚めると、そこは見慣れない天井だった。どうやら保健室らしい。隣には泥にまみれたOD作業服が置いてある。

 

「なんでこんなところに?」

確か僕は彼女達にボコられて……。そこからの記憶がない。

ただ、ケガの手当はされている。誰かが処置してくれたのだろうか。

 

「チャオ☆お目覚めかしら?」

僕は驚いて飛び起きる。

「何だこのおば…変人!?」

目の前には金髪サングラスの女性がいた。

「失礼なこと言わないでくれるかしら?」

「あ、はい。申し訳ございません。」

僕は反射的に謝ってしまう。

おそらくこの人が手当をしてくれたのだろう。恩人に無礼を働いてしまった。

 

しかし、このままでは誰かがわからないので質問する。

「ところで、あなたは何者ですか?」

「ワオ!私を知らないの?」

「ごめんなさい。知りません。」

「そう、なら自己紹介しないとね。」

そう言って彼女は名乗った。

 

「私は安心沢刺々美よ、ワォ、あんし〜ん。」

 

聞いたことあるような無いような名前だ。

 

「私のことは刺々美でいいわ。」

「分かりました。刺々美さん。僕はトレーナーです。」

「あら?あなたが噂のトレーナーさんなのね。」

「僕のことをご存知で?」

「ええ。有名よ?自衛隊の人で、あの皇帝シンボリルドルフと契約したトレーナーがいるって。」

「そ、そうですか…。」

「それにしても、随分と派手にやられたみたいね。」

「ええ。ウマ娘の力はヒトのそれよりもはるかに強いとは存じてましたが、実際にこうして体感するとは思いもしませんでしたよ。」

久しぶりに死を覚悟した。

 

「ふぅーん。でも、よく生きてたわね。」

「はい。手当をしてくれて、本当にありがとうございます。」

「気にしないで頂戴。それより、あなたの担当の子達だけど……。」

「何かあったんですか?」

「いえ、むしろ何事もなかったかのように楽しそうにトレーニングしてるわ。しかも、いけ好かない男と一緒に。」

「え?」

「せっかくだから教えてあげる。そのトレーナー、チームを持っているのよ。確か、そのチームの名は…。」

嫌な予感しかしない。

「『フォース』」

 

 

「まさかこんなに計画が上手く行くとは、予想外だ。」

川原はチームのトレーニングを見ながら独りごちる。

その場には、『フォース』のみんなはもちろん、トレーナーの担当達、同期の女性自衛官のチームもいる。

 

「これでこの学園も、その関係者も、アイツも終わりだ。」

川原は笑みを浮かべる。

 

「川原さん。」

同期の女性自衛官が声をかけてくる。

「おう、どうした?」

「これを見て下さい。」

彼女はタブレット端末を差し出す。そこには……。

「ヤツは生きておりました。」

トレーナーの姿があった。

「生きていたのか。まあ、そんな簡単にくたばられても困るな。」

「次はどうしますか?」

「そうだな…。」

川原は考える。

 

「よし、決めた。」

川原はそう言い、みんなを集める。

「アイツを徹底的に潰す。周りのヤツらも巻き添えにしてな。」

 

 

トレセン学園教職員室。

今、この場は阿鼻叫喚の嵐となっていた。

「痛てぇ…。ウマ娘やべぇよぉ…。」

「クソっ。なにもできない自分が憎い…。」

「なんで俺達がこんな目に合わなくちゃいけないんだ!?」

「俺もうトレーナーとしてやっていけないよ…。」

 

被害は、無視や嫌がらせ、暴行に暴言と様々だ。また、トレーナーだけでなく、教職員や用務員の方も被害に遭っている。

そして、わかったことがある。ウマ娘との強い信頼関係があるほど、被害は大きい。

 

「隊長さん!なんとかならないんですか!?これじゃ死人が出かねませんよ!」

1人のトレーナーが僕に詰め寄る。

「申し訳ありません。今の僕にはどうすることも……。」

「やめてやれ!隊長も被害者なんだよ…。」

「落ち着けって。」

「うるさい!俺は……俺は……。」

彼はそのまま泣き崩れてしまった。

その時、ドアが開く。

「ここにいる者は動くな。」

入ってきたのは、生徒会を始めとしたウマ娘だった。

 

「抵抗すればタダではすまない。」

その言葉を聞いて全員が震え上がる。中には失禁している者もいた。

 

トレーナー達が彼女達から逃げても、彼女達が一方的に追い詰める。

絶望からは逃げられない。

ならば、立ち向かう他ない。

 

「「「「「隊長!?」」」」」

シンボリルドルフの前へ立ち塞がる。

「何しに来た?」

「貴様が来てくれるとは都合が良い。何、ちょっと話し合いがしたいだけだ。」

どうせ話し合うといって鬱憤晴らしに危害を加えるつもりだろう。

「断ると言ったら?」

「力づくでも押し通してみせるさ。」

やはりか。

「まあ、そういうと思ったよ。」

 

僕はOD作業服の胸ポケットに手を入れる。

「それは何の真似だ?まさかとは思うが、我々と戦うつもりなのか?」

「うん。」

「バカを言うな。たかがヒト風情が、我々と戦おうというのか?」

「そうだね。でも、真っ向から戦うつもりは無い。」

「ほう、面白い。ならば見せてみるがいい。」

「言われなくても。」

胸ポケットからアグネスタキオンからもらった錠剤を取り出す。そしてそれを飲み込む。

 

「なんだ、それ?」

「ただの薬だ。」

「ただの薬だと?貴様はジョークの才能があるようだな。しかし、いくらなんでも無謀すぎるだろう?」

「心配してくれてありがとう。それに、君にジョークを褒められるとは光栄だよ。」

「減らず口も大概にしろ。」

彼女がこちらに向かってくる。そして、僕の腕を掴む。

「ほら、さっさとどけ。」

僕は同じように彼女の腕を掴む。

「何をしている?」

「か細い腕だなぁって。」

「なんだと!?」

彼女は怒りに任せて僕を横に投げ飛ばそうとする。

しかし、

「ダメだよルドルフ。乱暴したら。」

彼女の手を振りほどき、抱きしめて拘束する。ベアハッグというやつだ。

「ぐあっ……。」

「貴様ぁ!」

「お前、よくも会長をっ…!」

「許さんぞ……。」

「殺す……。」

おっと皆さん、殺意剥き出しですね。

「まあ、落ち着いてよ。君たちの望む話し合いをしようじゃないか。それとも…。」

少し声にドスをきかせる。

「僕と殴り合いでもしたいのか?」

「「ひぃっ!?すみませんでした!」」

シンボリルドルフを置いて、ウマ娘達は蜘蛛の子を散らすように去っていく。

もちろん、殴り合いなぞするつもりは毛頭ない。大切な生徒だからね。ただ、良い抑止力にはなったようだ。

「それで、お話というのはなんだったんでしょうか?」

教員の方が質問する。

「この場にいるみんなをボコボコにするつもりだったんでしょうね。」

「ひぇっ…。」

周囲から悲鳴があがる。

「それで、隊長はいつまでそうするのですか?」

あ、シンボリルドルフを抱き抱えたままだった。拘束を解く。

「はぁはぁ…。次はこうはいかんぞ……。」

およそ皇帝に似つかわしくない捨て台詞をはきながら去っていく。

ちょうどアグネスタキオンからもらった薬の効果も切れたようだ。

これにて一件落着。

というわけにもいかなかった。

 

「貴様。あの娘達に何をした?」

冷ややかな目をした同期が現れた。口調もいつもと違い冷たさを感じる。

あぁ…ついに最も会いたくない人に出会っちゃった。

 

「何って。ちょっとお話しただけだよ。」

「嘘をつくな。じゃあ、あの娘達の怯えようは何だ?」

「だから、お話しただけだって。」

「そうか…。あくまでシラをきるつもりか…。」

そう言うと、同期は僕の首を掴む。

「うっ…ぐぅっ!」

「や、やめてください!同期さん!」

桐生院さんが止めに入るも、振り払われる。

「邪魔をするな!!」

「きゃっ!?」

桐生院さんは尻もちを着いた。

 

「これからお前に地獄を見せてやる。」

そう言うと、同期は僕のみぞおちに拳を入れる。

「かはっ…。」

呼吸がうまくできず、僕は意識を手放した。

 

 

目が覚めると、あたり一面が真っ暗闇だった。目隠しをされているのだろう。しかも、身体が縛りつけられている感覚がする。

 

「いてて…。ここはどこなんだ?」

「やっと起きたか。」

またしても同期の冷たい声が聞こえる。

「まずはこれを見てもらおうか。」

すると、目隠しが外される。

「えっ?」

驚きの光景が目に入る。

「なんで…。みんながここに…?」

そこには、見知った顔がたくさんいた。

僕の担当の子達や同期のチームのみんなチーム『フォース』のメンバーにアグネスデジタルと勢揃いだ。

 

「そんなもの決まっている。貴様の罪を裁くためだ。」

「罪だって!?僕は何もしていないけど?」

「オイオイ。そんなこと言われたら困るなぁ…?」

憎い声がする。その声の正体は…。

「川原…。」

「お前、俺のこと嗅ぎ回っては散々邪魔をしてくれたなぁ…?」

「因果応報だろ。」

「うるせぇ!!お前のせいで俺は……!」

どうやら逆恨みらしい。

 

「だが、お前はもう終わりだ。」

「はぁ……?」

「これから、お前を再起不能にするまでボコボコにするんだよ。とはいえ、俺は手を下さねぇ。俺は優しいからな…。」

川原は振り返り、みんなを指さす。

「お前を壊すのはコイツらだ!他でもない、自分の大切な仲間に壊されるんだよ!お前は!」

「なんだそれ。ふざけてるのか?」

「ふざけているのはどちらだろうな?おい、やれ。」

「はい。」

みんなは一斉に襲いかかろうと攻撃態勢に入る。

「ハハハハハっ!いくら身体が強いお前でも心が壊されるとどうなるんだろうなぁ?自衛官と言っても所詮は人間。二度と、日の目を見れないようにしてやるぜ!」

川原は邪悪な笑みを浮かべていた。

 

「さあ、素敵な悪夢の始まりだ。」




俗に言う、嫌われ展開ですね。

ここから主人公はどう学園のピンチを救うのか。お楽しみください。
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