領域の支配者   作:ルルーラ・ランドー

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二十八話 姉妹校交流戦開幕

姉妹校交流戦のため何度目かの東京校への遠征。

 

『特級術師』は“指名”されるため、全国を飛び回るという特異な存在であるため東京校と京都校で滞在時間はあまり変わらない。

 

「あれ?乙骨いねぇじゃん。」

 

「わざわざ、お出迎え?気が利くわね」

 

「うるせぇ、手土産よこせよ、八ツ橋葛切りそばぼうろ」

 

「しゃけ」

 

「釘崎さん、向こうの美味しい和菓子を買ってきたので後で食べましょう、直毘人様のお気に入りの高いやつです。」

 

「なんだよ琴音ぇ、気が利くじゃねえか」

 

「………あそこの和菓子か……よく、ここまで持ってこれたな。京は食べなかったのか?」

 

「大福1ケースで足らせました」

 

心配する真希姉さんに得意げな顔をする琴音

 

「あれ?五条先生は?」

 

「またバカは遅刻なのね?」

 

「バカが時間通り期来るわけねぇだろ?」

 

「おーーまたせーーー!!」

 

和やかなムードで交流が進む二校をぶった切るように五条先生が巨大な箱の台車を転がして登場する。

 

「京都校のみんなにはお土産があるよお!!僕ね、最近海外に行ってたからねー、そのお土産!」

 

「東京校のみんなには…………………故人の『虎杖悠仁』君です!!!」

 

空気が……………………凍った………………

 

しょぼくれる虎杖、しょぼくれた虎杖をゲシゲシ蹴る釘崎。

 

「え?虎杖生きてんの?まじ?じゃあ、学長!俺も出るわ、いいよね?」

 

「宿儺の器!?どういうことだ?」

 

「楽巌寺学長ー!良かった良かった、びっくりして死んじゃったらどうしようかと心配しましたよ。」

 

「糞餓鬼が!!」

 

「……半年前の京の嘘のおかげで耐性ついたかもしれない」

 

「あら姉さん、珍しく意見が合いそうね」

 

騙されてボコボコにした人と泣きながらビンタした人だ面構えが違う。

 

 

京都校ミーティング

 

「宿儺の器、虎杖悠仁を殺せ」

 

「じゃあ俺は交流戦パス、行こうぜ東堂先輩、琴音も姉さんも行くよ」

 

「おう」

 

「待て東堂、桐ヶ谷、学長の話は終わってないぞ」

 

「禪院の意思は伝わっているはずだ、アレを祓う気なら先に『五条悟』の首を取ってこい、話はそれからだ。」

 

「謀略策略勝手にやれ」

 

「……はぁ、もうアンタら行っていいわ」

 

「真依まで何を言っているんだ?」

 

「私と琴音で残って話聞いて後で話すわ……二人がいないほうが話が早く終わりそうだし……どうせあんたは真っ直ぐ行ってぶっ飛ばすしか考えてないでしょう?」

 

二人がその場を去ると楽巌寺学長もその場を去り、本当の意味での京都校ミーティングが始まった。

 

「加茂先輩、お願いします」

 

「では………まず、虎杖なんだが。全員でかかろうと思う。相手は狗巻を気にしてバラけてしまう方が相手の思うつぼだと考えている

相手は『武器使い』1 『格闘家』2 『術師』2『呪言師』1

こちら『剣士』2 『格闘家』1『射撃手』2『術師』2

残念ながら向こうのほうが人数は少ないが粒ぞろいで単純な出力の方は相手に歩がある。1vs1になったら勝てない者が多いだろう。」

 

「ダカラ可能ナ限リ東堂ヲ利用シタイカ?」

 

「私らは東堂についていけば勝手に勝ってるわよ、乙骨いないんでしょ?」

 

「それは、さんせーい、宿儺の器のトドメなんてその時手が空いてる人がやればいいのよ。」

「一年生にやらせるわけにはいかんし、真依はどうせ呪力が持たんだろうしな」

 

「チッ……」

 

「はいはい、仲間同士で煽り合わないのすぐに本番なんだから。」

 

歌姫先生が場を締めると各々武具の調整をし始めるのであった。

 

 

 

その頃東堂と別れた京は会議室にいた。

 

「今日は喧嘩売らないのねぇ。つまらないわぁ」

 

「…………冥冥さんに売ると安く買われて高く転売されそうなので嫌です。売るならいつものトップレートで買ってくれそうな東堂先輩や五条先生に売りたいですね」

 

「私はちゃんと古物商許可申請してる友達に売るわよ?」

 

「古物商許可申請してても呪詛師に売られると困るんですよ」

 

「そうねぇ………最近物騒だもんねぇ」

 

「……………去年の俺の喧嘩は高く売れましたか?」

 

「売れなかったわぁ、君強すぎ、『五条悟』や『夏油傑』『伏黒甚爾』の再来なんて言われているわね。すぐに喧嘩売るのは『五条』にそっくりよ」

 

「五条先生より弱くて俺より強い呪詛師っていないんですか?言い値で情報買いますよ?」

 

「そこまで強かったら君から隠れてないし呪詛師って呼ばれないのよ………」

 

「確かに、違いないですね……………」

 

京と冥冥が話していると先生方が集まり始める

 

「冥冥さん。桐ヶ谷さん。本日はよろしくおねがいします。」

 

「『公平』な判断してねー?」

 

「「わかってるよ」」

 

こうして交流戦は開始した。

 

 

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