領域の支配者   作:ルルーラ・ランドー

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中学生の京、真希、真依は直哉を保護者として『最強』五条悟を見るために夏休みを利用して東京高専に来ていた。
直哉は真夏の繁忙期に休暇?のような小旅行を強行する代償にいくつかの任務を請け負うことになったのである。


双子と行く特別一級呪術師お仕事見学①

「ほら起きろ、仕事や……」

 

高専の車を降りる。

寿司屋で『最強』とは別れて原宿に来ていた。

表通りを一本入ったところにある会社が入っていたような建物が現場である。

 

「今日はこれから長いで…さっさと終わらせようか…」

 

『投射呪法』

 

一瞬で視界から直哉さんが消えた。

 

 

 

 

 

ホコリを払いながら直哉さんが建物から出てくる。

 

「終わったで」

 

「早すぎてわっかんねぇ」

 

「私もだよ……」

 

「……移動か〜…タピオカ飲みたかったなぁ……」

 

「あ?飲みたいんか?金渡すから全員分買ってきな。俺はコーヒーで甘いのが良い」

 

「………ありがとうございます」

 

中学生3人はタピオカ屋に走る。

 

「すげぇ!!生クリームとかのせれんの!!」

 

「私チョコチップのせる!!」

 

「私は抹茶で」

 

直哉にはとりあえず全部のせてみた。

 

 

 

 

 

「なかなか美味しいやん」

 

次の現場へ向かう車の中で3○Sを開いている直哉は初めて飲むタピオカの感想をつぶやく。

 

「「「…………」」」

 

「……………?なんや?」

 

「何やってるんですか?」

 

「『うご○モ』や……『術式』の練習になるからやってんねん」

 

「…………珍しいですね」

 

「せやな……昔は和紙に筆で描いてたのが親父の代でペンとノートになって、俺はコレや……文明の利器は使わんとな、京だって映画見まくっとるやろ?」

 

「………たしかに」

 

「本家にいると『伝統』に縛られ過ぎやねん。新しいものを取り込まねえと先に進めへん。このタピオカの味知っとる禪院家の人間が何人いるか?新しい物事に挑戦すればそれが経験になり選択肢を増やす、それだけの話や」

 

「扇さんも甚壱さんもぜってえ飲まねえだろ」

 

「それじゃ『当主』になれねえだろうよ」

 

直哉は描いたアニメーションを再生しながらタピオカをすする

新宿の現場に到着すると直哉は車から降りて京に告げる。

 

「『陣』であの建物覆ってみな、大体この間の任務で行った教会と同じぐらいのサイズや………」

 

「『陣』………!!」

 

現場に指定された物件を『陣』で覆う。

 

『投射呪法』

 

「よう見とけ……」

 

直哉はその場で貯めの動作を付けたあとに加速し建物へ入っていく。

 

 

 

 

 

 

「はい、おしまい」

 

直哉が屋上から飛び降りる

 

着地の瞬間に『投射呪法』で無理な動きをコマ打ちすることで動きを一時的に止めて着地する。

 

「いや見えねえよ!!」

 

「『当主』目指すんなら視えなきゃ無理やで、『甚壱』も『扇』のおっさんも対処できずともちゃんと視えとるで」

 

「今の着地がすごいですね………『物理法則』ガン無視じゃないですか……」

 

「止まるなら、止まることを利用すりゃええねん。次行くでー」

 

既に真依は車から降りることを放棄して車で待っていた。

 

「次は俺は見てるから3人で祓ってもらうで」

 

 

 

南千住のオフィスビルの階段を登る

 

「以来があったのはこのビルの三階や帳は今降ろしてもらってる。休館になっとるけど他のフロアにはオフィスが入っとるから建物に傷をつけたらアカンで。」

 

「真依…そろそろ諦めろよ……」

 

真希が見上げた先には真依のすごく嫌そうな顔がある。

行きたくないと愚図ったため直哉に担がれて運ばれているのである。

 

「視えるなら、最低限の『呪霊』は祓えるようになってもらわねえと危ねえからな。京もいるし大丈夫だろ?今のうちに慣れとけ」

 

三階に着くと真依をおろしベンチに座る直哉。

 

「『陣』」

 

京は気配を探し始める。

 

「居ますね…………4級3体です。」

 

「一人一体で終わる終わる」

 

「………」

 

「真依、行かねえといそうな場所に投げ飛ば「行きます」

 

「で、『呪具』は?」

 

「何言うてんねん、『術師』の基本は徒手空拳やで?」

 

「…………真依………私も行きたくなくなってきた……」

 

「京は先行ったで?」

 

「ちょっと待て私らを置いていくな!!」

 

「待ってええええええ!!」

 

双子が走って京を追いかけるのを見届けると、直哉は3○Sを開きアニメーションの確認をする。

 

「……………壁何枚で済むかなぁ?2枚ぐらいで済めばええけどなぁ?」

 

数分後

 

パリンッ

 

「ぎゃああああああああああああああ」

 

真依が走ってきた。

肩で息をしながら直哉に報告をする。

 

「………京が2体祓いました。もう一体は窓から外に飛び出したためそれを見て京も飛び出しました。真希姉さんは上から指示を出しています。」

 

「んじゃもう終わるかな。真希ぃ!!終わったかー?」

 

「終わったよ。」

 

真依が出てきた部屋から真希も出てくる。

 

「被害は窓一枚で済んだよ」

 

「それなら上出来やな。俺らも降りようか」

 

緊張の糸が途切れた真依その場にへたり込む

 

「…………立てない………」

 

「真希、真依を頼むわ〜」

 

「わかった、行くぞ真依」

 

「うん……」

 

真希は真依をおんぶして降り始める。

 

「………真希……暗器は常に何か仕込んどけ」

 

そう話す直哉は懐から『呪具』のナイフを取り出す。

 

「………徒手空拳が基本じゃねえのかよ……」

 

「『己が持つ武器をすべて使わない』ってのも『縛り』の一種やねん。あといざというときの保険や、『呪力』が錬れなくても戦えないといけないときがいつか来るかもしれへんからな。高専入る前に考えとき」

 

「………ありがとうございます。」

 

「はぁ、今日はあと1件やぁ………」

 

既に日は暮れそうになっている。

これからは『呪霊』の時間である。

原作『死滅回遊編』が終わるまで、番外編「日常回」どこら辺を読みたいか。

  • 禪院家の日常
  • 双子と行く特別一級術師の仕事見学会
  • ピク○ンが来た
  • 卒業旅行の一コマ
  • 京都校の日常
  • 桐ヶ谷流剣術講習会
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