領域の支配者   作:ルルーラ・ランドー

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双子と行く特別一級呪術師お仕事見学②

府中

〇〇城跡

 

「うわぁ、めっちゃ居そう、っていうか『城』無くてただの森じゃん」

 

「『居そう』じゃなくて『居る』んよ」

 

「真依!引っ付くな動けねえだろ」

 

「無理無理無理無理無理無理………なんで私まで……」

 

「今回は二人は動かんほうがええで下手に動くと死ぬから、京は二人の護衛や。こういうのもあるからなー」

 

「わかりました」

 

「じゃっ、俺は『一級』相手にしてくるから。残りは頼んだ。」

 

直哉は『投射呪法』で加速して消える

 

「『陣』」

 

「どれぐらいいるんだ?」

 

「『陣』範囲内でも結構いるけどそんなに強いやつはいないね。だからそこを動かないでね。間違えて切っちゃうかもしれないから」

 

「わかったここにいる、というか動けねえ!!」

 

「私は目を瞑ってるから!!」

 

『陣』を狭めて集中する。

 

「『桐ヶ谷流』『抜刀』」

 

 

 

 

 

 

「『閃』」

 

 

「『断』」

 

 

 

 

 

『術式』を用いずコスパのいい無刀剣術で近づいてきた『呪霊』のみを祓い続ける。

 

「……………姉さん達……悪い知らせがある………そろそろ『呪力』が切れそう」

 

「はぁ!!」

 

「あわわわわわわわっ」

 

驚怖に真依は気を失いその場でをへたり込む

 

「真依!!……………よし、私も動けるぞ!!」

 

「いや、真依姉さん起こしてよ!!真希姉さん『呪具』無いと戦えないじゃん!!」

 

「くっそぉ!!起きろ真依!!小さくてもいい!!なんか作れ!!」

 

「……ふぇ?」

 

「『ふぇ?』じゃねぇ!!なんか『術式』で作れってんだよ!!」

 

「『構築術式』……」

 

『構築術式』で小さな指輪を作る

 

「この大きさで限界……」

 

今度は呪力切れで気を失った

真依の『呪力』の籠められた指輪をはめると真希は立ち上がる

 

「これで戦えるだろ!!」

 

「『呪力』感じられるからいけると思う!」

 

「三級が一体来た、祓える?」

 

鳥のような『呪霊』が真希目掛けて飛び込んでくるがそれを指輪をはめた拳で叩くと祓うことができた。

 

「祓えた!?………祓えた!!」

 

「よーーし、じゃあまだ何とか耐えられるな!!!直哉さん早く帰ってきてくれー!!」

 

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「やっぱ無理だわ………」

 

『呪霊』に囲まれた真ん中で呪力切れで京は意識を失う。

 

「京!!」

 

 

 

「なんや、思ったより減ってるやん」

 

『投射呪法』

 

『一級呪霊』を祓った直哉が帰ってきた。

囲んでいた3級と4級を祓うと倒れている京と真依を肩に抱える

 

「ほな、帰ろかー」

 

真希も緊張の糸が解れたのかその場で座り込む

 

「……………なんや……ビビッて立てへんくなったか?」

 

「…………そんなんじゃねえよ……少し疲れただけだ……」

 

「しゃーないなー」

 

京を肩から落とすと真希を小脇に抱える。

動けない真希は借りてきた猫のように黙っている。

 

「………あのー自分はー?」

 

「お前さんは昼あんだけ食ったんや歩けるやろ?両腕埋まってんねん這ってでも車までこいよー」

 

京を置いて直哉は駐車場に向かう。

 

「ちくしょおおおおおおとおおおお」

 

叫び声を背後に聞きながら歩みを進める

 

「真希……初めての『現場』はどうやった?」

 

「……………」

 

「怖かったやろ……その気持ち忘れたらアカンで……」

 

「……………」

 

「アイツ(京)はそこのところぶっ壊れてる。……どんな方法でもストッパーやれねえなら身を引いて正解だと思うぜ。」

 

「………知ってたのかよ………」

 

「今度アイツに充てがうための女子が分家筋から選定されたって話が来たんだよ……」

 

「……………」

 

「お前らのせいとちゃうで……その子の両親が呪詛師に呪殺されたから本家で引き取ることになったんや」

 

「……………おい、それ………」

 

「お前もそう思うよなぁ…………でもちゃうねん。親父が一番驚いてたわ」

 

「……………」

 

「まあ、俺はアイツのストッパーができるなら誰でもええねん、アホみたいに格上に喧嘩売って、そのまま死んでもらったら困るからな」

 

「…………zzZ」

 

「寝言かいなぁ……まあええわ」

 

抱えていた二人を車へ放り込むと自分も乗り込む。

這って駐車場に現れた京を補助監督官が見つけたのは数十分後になる。

 

 




名古屋編はまた今度

原作『死滅回遊編』が終わるまで、番外編「日常回」どこら辺を読みたいか。

  • 禪院家の日常
  • 双子と行く特別一級術師の仕事見学会
  • ピク○ンが来た
  • 卒業旅行の一コマ
  • 京都校の日常
  • 桐ヶ谷流剣術講習会
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