学校からの帰り道で、半ば強制的にハ○エースに乗せられ、今は薄暗い部屋に居ます。どうも、比企谷八幡です。
はぁ、俺死んじゃうのかな。小町、先立つお兄ちゃんを許してくれ。
奥からこちらに向かってくるヒールの足音がする。少し離れたところで、その足音は止まった。そちらを見ると、短めのタイトスカートにやや深めのスリット…ゴクリ。顔は部屋の暗さで見えないが、スタイルがいい女性というのはわかった。
「比企谷八幡さん、急にこちらに来ていただいて、申し訳ありません。こちらも時間がなかったものですから」
そこそこの年齢とも17歳ともとれる女性の声。
「どうも。それで、俺はどうなるんですかね?」
「それは私から話そう」
もう一人、こんどはダンディな声とともにスーツの男性。顔は絶妙な暗さで確認できない。
「今、千葉に危機が迫っている」
「千葉に…危機?」
「そうだ。千葉は今、侵略されそうになっている」
おいおい、物騒だな。
「まさか、がいこ…」
「そう、東京から!」
え?
「千葉は東京からの侵略の危機にあるのだ」
何言ってんだ、このおっさん(推定)。
「いや、東京からの侵略って…」
「君も薄々は気がついているんではなあかな?」
まさか…。
「そう、成田空港。ディスティニーランド。ドイツ村…」
「くっ!あの頭に「東京」が付くのは、そういうことだったのか」
なんということだ。
「これ以上の東京からの侵略を許してはならないと、私は千葉県知事から特命を受けた。そして、君にも戦ってもらいたい」
「そうです!東京からの侵略を止めなくては!…戦う?へ?」
「そう!これを着て!」
スポットライトが当たり、見えたのはニチアサでおなじみのヒーロースーツのような衣装が…。しかも黒。
「君には、正体を隠し【チバレンジャー】として戦ってもらいたい」
いやいやいや!無理でしょ!
「俺、弱いですよ」
「大丈夫だ。このスーツはパワーアップ出来るし、ケガもしにくい。しかもマスクには変声機能付きで正体もバレない」
「いや、でも…」
「このマスクをかぶると、声が江○拓也に激似になるぞ」
うっ!それは…いい。でもなぁ…。
「基本、土日祝日のみで、給料も出る」
何っ!ラノベの新刊にゲームに円盤…。しかも、何故土日だけなんだ?
「相手も土日しか攻めてこない」
「心を読まないでください。それに負けたら…」
「向こうも退かせるのが目的だから、そんなに激しい攻撃はない」
「でも、なんで黒なんですか?」
「黒は嫌いなのかね?いいぞ黒。『黒の剣士』とか『ノワール』とか」
うっ!俺の中二心を揺さぶってくる。
ん?女性の携帯がなった。
「幕張にヤツらが現れました!4人はすでに向かっています」
「平日にくるとは…。頼む!比企谷八幡君!」
断っても無駄なんだろうな。
「わかりました。やりますよ」
「そうか!ありがとう!では、改めて…。チバブラック!出動!」
「了解!」
あっ!勢いで言っちゃった。
久しぶりの投稿です。お嬢様と〜の続編も構想中です。