比企谷君、ヒーローになる   作:おたふみ

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三話

千葉県内某所

 

円卓を囲む三人。件の謎の男性と謎の女性、そしてチバレンジャーのホワイト。

 

男「ホワイト、急な出動への対応ご苦労だった」

 

ホ「いえ」

 

女「彼はどうしてたか?貴女の推薦だから、問題はなかったと思うけど」

 

ホ「初めての出動で戸惑ってはいましたが、概ね問題ないかと」

 

男「平日の夕方に攻めてくるとは…」

 

女「おそらくは、彼をこちらに引き入れたことだと思われます」

 

ホ「彼は向こう側の脅威になる存在ですから」

 

男「やはり、お前が買っている男ということか」

 

女「この戦いが終わったら、例の話を…」

 

男「うむ、そうだな。彼を買っているお前の望みでもあるからな」

 

ホ「はい…///」

 

 

 

~~~~~~~~~~~~~~~~

 

昨日は千葉を救ったので気分がいい。

 

「そう思うべ」

「だな」

「それな」

 

いつもはうるさく感じるリア充グループも気にならない。

 

「ヒッキー、何ニヤニヤしてるの?キモいよ…」

 

「おう、由比ヶ浜。おはようさん」

 

「あ、やっはろー!ヒッキーがキモくて挨拶忘れちゃったよ」

 

そんなにキモいの俺。あ、キモいですね。

 

「ふたりともおはよう。何話してるの?」

 

「おはよう、戸塚。録音するからもう一回挨拶してくれ」

 

「もう、八幡は何言ってるの」

 

「ヒッキー、やっぱキモい」

 

「うぐっ!し、仕方ねぇだろ」

 

「あ、先生来た。またね八幡、由比ヶ浜さん」

 

「おう。ほれ、由比ヶ浜も席に戻れ」

 

「また後でね」

 

朝一から数学とは…。ん?例のアプリに通信が…。なになに、『数学もキチンと勉強しなさい』…。なにこれ、怖い。

 

 

~~~~

 

体育だるい。しかも材木座とペアを組まないといけないとか拷問ですか?

 

…ん?

 

「材木座、体のキレが良くなってないか?」

 

「ほほう、貴殿にもわかるか!これは僥倖。実は体重が少し減ったのだ。ぬはははっ!」

 

「うぜぇ。気の所為だろ」

 

 

~~~~~~~

 

…。

 

あ、ありのままを話すぜ。

放課後、部室に入ったら雪ノ下が鼻歌歌いながら、紅茶を淹れているんだ。

 

「こんにちは、比企谷君」

 

「お、おう。なんかご機嫌だな」

 

「そうね。少し計画の目処がたったから…かしら」

 

やっべぇ、スゲエ笑顔だよ。思わず告白しちゃいそうだよ。告白してフラれちゃうよって、ここまでがテンプレ。ん?計画?

 

「ところで比企谷君、数学はきちんと受けたの?」

 

「なんで、うちのクラスの時間割知ってるんだよ。まぁ受けたけどさっぱりだ」

 

「時間割は由比ヶ浜さんに聞いたのよ。まぁ、苦手な数学をいきなり理解しろなんて言わないわ。わたしが見てあげましょうか?」

 

どうした雪ノ下!!いつもの罵倒は!!

 

「と、とりあえず、一人でがんばってみるよ。ダメだったら頼む」

 

ヤバイヤバイヤヴァイ!!こんなの雪ノ下じゃないよ!

 

「やっはろー!!」

 

ナイスタイミングだ由比ヶ浜。

 

「なんで、ヒッキー一人で来ちゃうし!」

 

「す、すまんな、由比ヶ浜。考え事してたからな」

 

あ、暴れるな由比ヶ浜!どことは言わないけど、体の一部も暴れてるから!そういえば、ピンクも暴力的なボディしてたな。

 

「比企谷君、今いかがわしいこと考えてなかったかしら」

 

何故、バレる。

 

「考えてねぇよ」

 

「それより、考え事とはなに?力になるわよ」

 

「ヒッキー!私も!」

 

「いや、大丈夫だ。もう終わったから」

 

どうしたの?ふたりとも…、特に雪ノ下。

 

 

 






~~~~~~~~

次回、女幹部登場!!(予定)
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