月曜日の教室。
「ねぇ、アンタ」
ん?
「か、川…川…さーちゃん」
「さーちゃんて言うな。殴るよ」
「ごめんなさい」
「あ、アンタにさ、聞きたいことがあるんだ…」
「俺にか?」
「あ、アンタってさ、その…」
モジモジしてどうした?
「お、お、お姫様抱っこってしたことある?」
は?何を言ってるのこの娘。
しかも、由比ヶ浜と三浦と海老名さんがこっちガン見してるんですけど…。
ここは無難に答えるか。
「ふっ、あるに決まってる」
川崎のなんとも言えない驚いた顔。由比ヶ浜と三浦と海老名さんが立ち上がったよ。
「あ、アンタそれ本当なの?」
「ああ、本当だ」
「そ、そうなんだ…」
なんで川崎は落ち込んでるんだ?落ちはこれからなんだが。
「小町がソファーで寝落ちしてると、よくベッドまでそうやって運んでる」
「あ、ああ、小町ね」
今度はほっとした顔してる。
「結衣…小町って誰だし」
「小町ちゃんはね、ヒッキーの妹」
「ま、ヒキオじゃそんなところか」
「あぁ、私もブラック様に…」
「あはは…」
何を言ってるんだ、あの三人は?
「んで、それがどうかしたのか、川崎」
「いや、聞いてみたかっただけ」
やっぱり、川崎は俺がブラックだと怪しんでいるよな。
…海老名さんがエビ女で、三浦がドリル女か…。女子って、なんであんないい匂いがするんだ?柔らけぇし。やべぇ、お姫様抱っこした時のこと思い出しちまったよ。
ん?三浦がこっち見てるけど…。目があったんですけどなんですかね?三浦にもバレた?いやいや、声もイケボになってたはずだから、大丈夫…、たぶん。
時は流れて体育の授業。
「時に八幡よ」
「んだよ、材木座」
「格好いい登場のセリフを知らぬか?」
「なんだ急に?」
「い、いや、ちょっと…もははは」
「まぁ、いいや。『銀のつばさにのぞみをのせて灯せ平和の青信号』はどうだ?」
「我、鉄オタではないぞ」
「じゃあ、こんなんはどうだ」
………。
我ながら、ナイスなチョイスだ。次こそはこれで…。
「ん?どうした八幡。はよう我に教えよ」
「あぁ、『俺の心に鎧が走る』とか?」
「それ、次回予告ではないか?」
「レッツ!コンバインとか?」
「合体ではない」
仕方ない、教えてやるか。
「特別だぞ。『天が呼ぶ地が呼ぶ、人が呼ぶ。悪を倒せと俺を呼ぶ。聞け悪人ども!俺は正義の戦士!仮面ライダーストロンガー!!』」
「八幡?」
「なんだ材木座」
「何歳なんだ?」
「うるせー!」
「い、痛いぞ、八幡!ストレッチストレッチ!関節きまってるから!」
〜〜〜〜
ところ変わって、千葉県内某所
男「あそこを工事した業者は?」
女「✗✗建設です」
男「以前から、手抜きなどの噂があったからな。黒い噂も絶えない」
女「ホワイトからも、徹底的にやって欲しいと伝え聞いています」
男「わかった。では、行ってくる」
女「議会の方、お願いします。こちらは同業者としてアプローチします」
もうバレバレですね