書きたくなったので書きました。
タイトルのまんまです。

1 / 1
I-ZAKKUさん、誤字報告ありがとうございます。


もしGXのカイザーがヘルヨハンとのデュエル後にARC-Vのエクシーズ次元に飛ばされたら

『速攻魔法[サイバネティック・ゾーン]発動![サイバー・エンドドラゴン]を除外!』

 

[サイバー・エンド・ドラゴン] ATK16000

 

『何だと!?攻撃力16000の、[サイバー・エンド]だとォ!?』

 

『カイザー…俺はアンタ以上に輝いて、奇跡を起こしてみせる!』

 

『十代…お前はもう、子供じゃない……』

 

 

 

 

◆◇◆◇◆◇

 

 

 

 

「……」

 

 とある次元のとある場所に、一人の男がいた。男の名は丸藤亮。彼は今、困惑していた。

 

(あの時俺は死んだはず…一体どうなっている?)

 

 というのも、彼はデュエルでの敗北がそのまま死となる異世界にて、ヨハンの体を乗っ取ったユベルとのデュエルに敗北し、消滅したはずだった。

 にも関わらず、何故自分は生きているのか、亮には分からなかった。が、それについてはもう考えるだけ無駄だと判断した亮は、自分が今どこにいるのかを知るべく周りを見渡す。

 そこはユベルとデュエルを繰り広げた砂漠ではなく、それこそ戦争でも起きたかのように荒れ果てた土地だった。

 しばらくそこらを歩いている途中、ふと足元を見ると、2枚のカードが落ちていた。それを拾い上げると、亮は怪訝な表情を浮かべる。

 

「黒い枠のカード…?いや、それよりも……()()()()()()()()()だと?」

 

 そう、そのカードはテキストはおろか、モンスターのイラストすらなかった。

 このカードは一体何なのか。考えていた時だった。

 

ドガァァァアアン!!

 

 突然爆音が響き、大気が強く震える。突然の出来事に、亮はしばらく立ち尽くしていたが、

 

「……行ってみるしかないか」

 

 そう呟くと、亮は2枚のカードをポケットに入れ、音がした場所へ向かう。そして、物陰から様子を伺っていると、音がした方向から亮がいる方向へ走ってくる一人の少女と、その後ろから少女を追いかけている仮面の男を見つけた。どういう経緯があったかは亮には分からなかったが、仮面の男が少女を捕らえようとしているのだけは明白だった。

 

「はぁ、はぁ…うっ!」

「お前は生身で連れ帰れと命令されててな。大人しく一緒に来てもらおうか」

「待て」

『!』

 

 仮面の男が転んだ少女に近付こうとした時、亮は物陰から飛び出した。そしてその間に入り、無言でデュエルディスクを構える。

 

「随分と古いデュエルディスクだな。まぁいい、邪魔者は排除するのみ。

オベリスク・フォースの精鋭たるこの俺にデュエルを挑んだことを後悔するがいい!」

 

 

 

決闘(デュエル)!』

 

 

 

亮 LP4000 手札5枚

VS

オベリスク・フォース LP4000 手札5枚

 

「俺の先攻。[古代の機械猟犬(アンティーク・ギアハウンドドッグ)]を召喚!」

 

[古代の機械猟犬] ☆3 ATK1000

 

「このカードの召喚に成功した時、相手に600ポイントのダメージを与える!ハウンド・フレイム!」

 

亮 LP4000→3400

 

「さらに、[猟犬]の効果発動!手札・フィールドから融合素材モンスターを墓地に送り、[アンティーク・ギア]融合モンスターを融合召喚する!」

「融合魔法無しで融合召喚だと?」

「俺は手札の[古代の機械兵士(アンティーク・ギアソルジャー)]2体を融合!

古の魂受け継がれし、機械仕掛けの兵士たちよ!今隊列を組み、混じり合い、新たな力と共に生まれ変わらん!融合召喚!

出でよ、レベル8![古代の機械魔神(アンティーク・ギアデビル)]!!」

 

[古代の機械魔神] ☆8 DEF1800

 

「[機械魔神]の効果発動!1ターンに1度、相手に1000ポイントのダメージを与える!」

 

亮 LP3400→2400

 

「魔法カード[アイアンドロー]を発動。自分の場のモンスターが機械族の効果モンスター2体のみの時、カードを2枚ドローする。

最後にカードを1枚伏せ、ターンエンドだ」

 

オベリスク・フォース LP4000

[古代の機械猟犬] ATK1000

[古代の機械魔神] DEF1800

伏せカード1枚 手札2枚

 

「俺のターン、ドロー。[サイバー・フェニックス]召喚」

 

[サイバー・フェニックス] ☆4 ATK1200

 

「そして、魔法カード[融合]を発動!」

「え!?」

「[融合]だと!?貴様、エクシーズ次元の残党ではないのか!?」

 

 亮が[融合]のカードを発動させると、少女と敵は驚愕の表情を浮かべた。亮はその反応に疑問を抱いたが、無視してデュエルを続ける。

 

「…?手札の[サイバー・ドラゴン]2体を墓地に送り、[サイバー・ツイン・ドラゴン]を召喚!」

 

[サイバー・ツイン・ドラゴン] ☆8 ATK2800

 

「このモンスターは、1ターンに2回攻撃が可能!バトルだ![サイバー・ツイン・ドラゴン]で、[猟犬]を攻撃!エヴォリューション・ツイン・バースト!!」

 

「ぐおっ!」

 

オベリスク・フォース LP4000→2200

 

「さらに[サイバー・ツイン]で、[機械魔神]を攻撃!エヴォリューション・ツイン・バースト、第二打!!」

「[機械魔神]が戦闘で破壊された時、デッキから[アンティーク・ギア]モンスターを1体、召喚条件を無視して特殊召喚出来る!

その効果で、俺は[古代の機械巨人(アンティーク・ギアゴーレム)ーアルティメット・パウンド]を特殊召喚!」

 

 [機械魔神]が破壊された直後、その残骸から亮の恩師であるクロノスのエースモンスター、[古代の機械巨人]と同じ姿のモンスターがフィールドに現れる。[サイバー・フェニックス]の攻撃力では届かないので、亮はバトルフェイズを終了させる。

 

「カードを1枚セットして、ターンエンド」

 

亮 LP2400

[サイバー・ツイン・ドラゴン] ATK2800

[サイバー・フェニックス] ATK1200

伏せカード1枚 手札1枚

 

「俺のターン、ドロー!魔法カード[強欲で貪欲な壺]!デッキの上から10枚裏側表示で除外し、2枚ドロー。バトル!」

「バトルフェイズ突入前に、リバースカードオープン![重力解除]!フィールドの全モンスターの表示形式を変更する!」

「無駄だ!カウンタートラップ[ギャクタン]!トラップカードの発動を無効にし、そのカードをデッキに戻す!

バトル続行だ![アルティメット・パウンド]で、[サイバー・ツイン・ドラゴン]を攻撃!アルティメット・パウンド・パウンド!!」

 

亮 LP2400→2200

 

「まだだ![アルティメット・パウンド]はバトルでモンスターを破壊した時、手札の機械族モンスターを捨てることで、連続攻撃が出来る!

手札の[古代の機械巨人]を捨て、[サイバー・フェニックス]を攻撃!」

 

 墓地に送られたカードから力を得た[アルティメット・パウンド]が再び拳を振るい、[サイバー・フェニックス]を粉砕する。

 

「ぐうううっ!!…[サイバー・フェニックス]が戦闘で破壊された時、カードを1枚ドローする」

 

亮 LP2200→400

 

「仕留め損なったか…まぁいい。バトルを終了し、メインフェイズ2に移行。

魔法カード[古代の採掘機(アンティーク・ギアドリル)]発動!自分の場に[アンティーク・ギア]モンスターがいる時、手札を1枚捨て、デッキから選んだ魔法カードをセットすることが出来る。

俺は[古代の機械爆弾(アンティーク・ギアボム)]をセット!

このターン、このカードは発動出来ないが、次の俺のターンでこのカードを発動させれば、それで俺の勝ちだ!

最後にカードを1枚伏せ、ターンエンド!!」

 

オベリスク・フォース LP2200

[古代の機械巨人ーアルティメット・パウンド]

伏せカード2枚 手札0枚

 

 男がターンを終え、亮にターンが移る。そんな中、亮はユベルとのデュエル、そして、その敗北後の十代たちとの会話を思い出していた。

 

(俺がこんな無様な敗北をすることなど、許されるはずがない…。俺はまだ、あの時の輝きの半分も出せていない!俺は、俺自身の最高の輝きを超えてみせる!)

 

 その決意の下、亮は逆転への最後の望みを懸けてデッキに手を伸ばす。

 

「俺のターン、ドロー!!」

 

ドクンッ!!

 

「ぐっ!?」

 

 ドローの直後、亮はポケットから異様な気配を感じた。不思議に思い先程拾った2枚のカードを取り出すと、その中の1枚にいつの間にかモンスターのイラストが浮かび上がっていた。

 

「(どういうことだ……?いや、今はこのカードに賭けるしかない!)相手フィールドにのみモンスターが存在することにより、手札から[サイバー・ドラゴン]を特殊召喚!さらに魔法カード[サイバー・レヴシステム]!その効果で、墓地から[サイバー・ドラゴン]を復活させる!」

 

[サイバー・ドラゴン]×2 ☆5 ATK2100

 

「そんな奴らを並べて何を…ま、まさか!?」

「俺はレベル5の[サイバー・ドラゴン]2体でオーバーレイ!2体の機械族モンスターで、オーバーレイネットワークを構築!」

 

 2体の[サイバー・ドラゴン]は螺旋を描きながら上昇し、空間に出来た穴に飛び込む。そして、そこから爆発したかのような光が溢れると共に、1体のモンスターが姿を現した。

 

「エクシーズ召喚!現れろ、[サイバー・ドラゴン・ノヴァ]!!」

 

[サイバー・ドラゴン・ノヴァ] ★5 ATK2100

 

「[サイバー・ドラゴン・ノヴァ]の効果発動!オーバーレイ・ユニットを1つ使い、墓地の[サイバー・ドラゴン]を特殊召喚する!

そして、今特殊召喚した[サイバー・ドラゴン]を除外し、[ノヴァ]の第二の効果を発動!自身の攻撃力を、ターン終了時まで2100ポイントアップする!」

「何!?」

 

[サイバー・ドラゴン・ノヴァ] ATK2100→4200

 

「凄い…[アルティメット・パウンド]の攻撃力を上回った!」

「[サイバー・ドラゴン・ノヴァ]で、[アルティメット・パウンド]を攻撃!エヴォリューション・ノヴァ・フレイム!!」

 

 攻撃力が上昇した[サイバー・ドラゴン・ノヴァ]は、業火と見紛うほどの炎を放つ。その炎は、[アルティメット・パウンド]を灰も残さず焼き尽くした。

 

オベリスク・フォース LP2200→1000

 

「ぐっ…!トラップカード[道連れ]発動!モンスターが俺の墓地に送られた時、フィールドのモンスター1体を破壊する![サイバー・ドラゴン・ノヴァ]を破壊!

さらに[アルティメット・パウンド]が破壊されたことにより、効果発動!デッキから[融合]を、墓地からこのカード以外の[アンティーク・ギア]カード、[古代の機械猟犬]を手札に加える!

これで次のターン、[猟犬]の効果で600ポイントのダメージを与えてジ・エンドだ!!ハハハハハハハハ!!!」

 

 男は墓地から加えたカードを見せびらかすと、勝利を確信し高笑いを上げる。が、亮はそれを聞き流し、不敵な笑みを浮かべながら口を開く。

 

「それはどうかな?」

「…何?」

「[サイバー・ドラゴン・ノヴァ]の効果発動!相手の効果によって墓地に送られた時、EXデッキから機械族の融合モンスターを特殊召喚する!

現れろ、サイバー流奥義![サイバー・エンド・ドラゴン]!!」

 

[サイバー・エンド・ドラゴン] ☆10 ATK4000

 

「そ、そんな、馬鹿な……!」

 

 亮のエースモンスター、[サイバー・エンド]の姿を見た男は、敗北を察した。

 ついさっきまで勝利を確信していた分、その顔はより深い絶望の色に染まっていた。

 

「地獄を彷徨い、次元を超え…なお進化を続けるサイバー流の全力…喰らうがいい!

[サイバー・エンド]!エターナル・エヴォリューション・バーストォォ!!」

 

 亮が攻撃宣言すると同時に、[サイバー・エンド]の三つの頭が一斉に攻撃を放つ。その一撃は、男をまるごと飲み込み吹き飛ばした。

 

「ぐわぁああああぁーーーーーっ!!」

 

オベリスク・フォース LP1200→0

 

 

 

 

「お、おのれ……!やむを得ん、撤退する……!!」

 

 そう言うと、男はディスクから放たれた光に包まれ消えた。「撤退する」と言っていたので、死んだわけではないのだろうと自らの中で結論を出した直後、体に激痛が走り、思わず顔を歪め膝をつく。その様子を見るや否や、少女は亮のそばに駆け寄った。

 

「大丈夫ですか!?」

「問題ない。それより、ここはどこだ?そして、奴は何者なんだ?」

 

 亮はこの世界に来てから気になっていたことを少女に問いただす。

 そして少女から、ここがハートランドシティという場所であること。先程のデュエリストは別の次元からこの世界を侵攻しようとしている『アカデミア』という組織の一員だということなどを聞き出した。

 

「私が知ってるのはこれくらいです。それで、あなたはどうしてこんな所に?」

「…分からない。気が付いたらここにいた。とにかく、今はどこかに身を隠さなければ」

「それじゃあ、私たちが使ってる避難所まで案内します!えっと……」

「…丸藤亮だ。お前は?」

「瑠璃。黒咲瑠璃です。」

 

 互いに自分の名を告げた後、亮は瑠璃の肩を借りて避難所へ向け歩き出した。

 こうして、ヘルカイザーの新たな戦いの日々が幕を開けたのだった。

 

 




続きません。本編にどう繋げればいいか、そして本編でどう活躍させればいいかが分からないので。
良かったら誰か書いてください。

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。