スーパーロボット大戦Z 魔王が進む覇道   作:有頂天皇帝

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まえがき
今回はアッシュフォード学園にてZEXISとルルーシュが会談を行います。本格的な戦闘は2話くらいあとからになります。



第五話 ZEXISとの会談

 

現在、アッシュフォード学園の周りを囲うように巨大なバリケードが設置されておりその周りを皇帝陛下であるルルーシュの姿を拝見しようと人だかりが出来ており、その様子を少し離れたところからアッシュフォード学園の元を含めた生徒会メンバーであるリヴァル・カルデモンド、ニーナ・アインシュタイン、ミレイ・アッシュフォード、シャーリー・フェネットが見ていた。

 

「・・・もうすぐ、この学園にルルーシュとライが来るんスね・・・」

 

「ここでZEXISと会談するそうよ」

 

「ZEXIS・・・。地球連邦軍の外部独立部隊・・・」

 

「確かソレスタルビーイングとか色んな組織が参加してるんだよね(ルル・・・。どうしてゼロだったルルが皇帝になったの?)」

 

上からリヴァル、ミレイ、ニーナ、シャーリー。同じ生徒会メンバーであったルルーシュが皇帝になったことそしてライがその騎士の1人になったことに驚きを隠せないでいた。特にルルーシュが黒の騎士団総帥ゼロであったことを知っていたシャーリーにとってルルーシュがブリタニア皇帝となったことを知った時何がどうなっているのか分からず困惑した。

 

「ZEXISって確かこの間のムゲ・ゾルバトスとかいう異星人との戦いで一気に名を上げた部隊っすね」

 

「一般的にはね。でも、一部の報道関係者にはかなり名の知れた人達らしいわよ。噂では影で世界のピンチを何度も救ってるんだって」

 

「流石、会長・・・!新進気鋭のレポーターは伊達じゃないっスね」

 

「私はただの見習いよ。でも、就職したおかげで少しは世界が広がったけどね」

 

リヴァルはミレイの博識ぶりに賞賛の目を向けるが、ミレイは困ったように苦笑いをうかべる。報道関係者になったことで多くのことを知ったミレイにとってほんの一端とはいえ世界の闇を知ったのだからあまり誇れることではなかった。

 

「そのZEXISに黒の騎士団もいる・・・」

 

「ニーナ・・・あんまり顔を上げちゃ駄目。誰かが見てるかもしれないから」

 

「ありがとう、ミレイちゃん・・・」

 

ニーナは少し顔を強ばらせながら黒の騎士団が見えるかもしれないとアッシュフォード学園に目を向けるが、顔は割れていないだろうがフレイヤ開発者であるニーナが見つかるのは危険だと考えるミレイがそう注意するとニーナは感謝の言葉を伝えながら帽子を深く被る。

 

「でも、よかった・・・。ニーナが無事でいてくれて」

 

「本当なら私は・・・フレイヤを作った私はこんな風に生きていてはいけないのに・・・」

 

「ニーナ・・・」

 

「私・・・わかってなかった・・・。自分が作り上げたものが、どんな結果を生むことになるのか・・・私の作ったフレイヤでトウキョウは・・・」

 

ミレイはニーナが無事に生きていたことに喜ぶが、ニーナにとってそれは苦痛でしかなかった。かつて自分を助けてくれたユーフェミア・リ・ブリタニアがゼロによって殺されてからその仇をとるために狂気に染まった憎悪の心でただゼロを殺すその一心で兵器を開発した。そして完成したのが先の第二次ブラックリベリオンにて放たれた大量破壊兵器《フレイヤ》。

 

しかしニーナはデータ上による漠然とした破壊力しか把握しておらず、フレイヤによってどれほどの被害が生まれるかなど考えもしなかった。その結果、フレイヤが放たれたことでトウキョウ租界にいた非戦闘員を含め数十万もの命が消え去ってしまった。その惨劇を目の前にしてようやく自分がどれほど恐ろしい兵器を作ってしまったのか気づき、怖くなったニーナはシュナイゼルの元から逃げ、ミレイ、リヴァル、シャーリーと再会しその厚意で現在アッシュフォード学園で匿われていた。

 

「だから、どうしていいかがわからなくなって、こうして軍を抜けて、身を隠しているんでしょ」

 

「うん・・・」

 

「だったら、気の済むまで考えようよ。・・・って、モラトリアムを卒業したばかりの私が言う台詞じゃないけどね」

 

今のニーナには落ち着く時間が必要だと考えるミレイはそう言ってニーナを落ち着かせる。

 

「相変わらずですね、会長は」

 

「沙慈・・・!」

 

「沙慈くん・・・!」

 

「お前、また唐突に現れやがって!・・・ルルーシュとライを見に来たのか?」

 

「うん・・・」

 

声をかけられたミレイたちが振り向くとそこには同じ生徒会メンバーであった沙慈・クロスロードの姿があり、ミレイとシャーリーは思わず声を上げリヴァルは久しぶりの再会に喜びながら肩を組みながら沙慈が来た理由を確認すると沙慈も苦笑しながら頷く。

 

「にしても考えてみれば、すごいよな俺たちの生徒会って・・・」

 

リヴァルは周りの生徒会メンバーを見渡しながら思わずそう呟く。

 

「ルルーシュは皇帝陛下で、ライはその騎士《終焉の騎士(ナイトオブゼロ)・・・」

 

「スザク君は前皇帝陛下の第七席(ナイトオブセブン)・・・。リリーナさんは初代地球連邦代表のクイーンで、カレンとマーヤ、マリオ君は黒の騎士団の団員・・・」

 

「ニーナもすごい科学者になったし、ミレイ会長もテレビ局に就職して・・・」

 

「僕とリヴァルとシャーリーとルイスぐらいだね。平凡なのは」

 

上からミレイ、シャーリー、リヴァル、沙慈がそう言う。振り返ってみてもここまで異彩なメンバーが揃った生徒会など他にないだろう。

 

「って沙慈、お前ルイスが何をやってるのか知ってるのか?」

 

「今日はここに来られなかったけど、いつか必ず僕が連れてくるよ。あの日と変わらないルイスを・・・」

 

「沙慈・・・」

 

リヴァルは今まで音信不通だったルイスのことを沙慈が知っていることに驚くが、沙慈はそれに対して決意のこもった目をしながらそう告げる。この中で唯一ルイスがアロウズに所属していることを知っているニーナは何も言えなかった。

 

「彼女たちがルルーシュにとって大切な女どもか・・・。ふふっ、私の花嫁として迎え入れるのもいいかもしれんな」

 

その時、沙慈たちが話しているのを少し離れた場所で見ていたエンブリオがシャーリーたちを舐めまわすように見ているのを誰も気づいていないのであった・・・。

 

◆◆◆◆◆◆

 

「・・・・・・・・・」

 

「ルルーシュ・・・」

 

アッシュフォード学園・校舎前。

ライとモニカ、ミリアルドを含めた数人の護衛と少し離れた場所に小型ゾイドであるラプトール、スコーピア、スパイデスたちを待機させながらルルーシュはバリケードの向こう側に集まっている民衆に手を振りながらゆっくりと歩いていた。

 

その様子を離れたところで久しぶりにルルーシュの顔を見たカレンは悲しそうに顔を歪めそうになるがそれを決して表に出さず対応する。

 

「初めまして。ZEXIS、黒の騎士団所属の紅月カレンさんですね」

 

「・・・はい、私以下3名が会談の会場へご案内させていただきます」

 

「・・・・・・」

 

「・・・・・・」

 

初対面であるかのような態度をとるルルーシュに吼えかかりそうになるのをぐっと堪えながらカレンは両隣にいるヒイロ・ユイと張五飛と共に案内をすることを伝える。ヒイロと五飛はゼロを警戒するように睨んでいるがルルーシュは特に気にせず笑みを浮かべる。

 

「久しぶりだなヒイロ、張五飛。まさか君たちがこうしてこの場に来るとはな」

 

「ゼクス、トレーズはこの会談に顔を出す気はないのか」

 

「生憎だが閣下はお忙しい身である。此度の会談には残念ながら参加なされない。何か伝えたいことがあるのならば私から伝えておこうか」

 

「不要だ。その男と手を組んだ時点で奴という男の器は知れた。やはり奴とは相容れぬようだ」

 

五飛は吐き捨てるようにミリアルドにそう答えるとそれ以上語ることはないのか黙る。

 

「ゼクス、それがお前がエピオンで見た未来か」

 

「ヒイロ、お前がゼロシステムでどのような未来を見たのかは知らない。だが、私はこの選択を決して後悔することは無い」

 

「それがリリーナの願いと反するものであってもか」

 

「そうだ」

 

ミリアルドとヒイロは多少言葉をかわすとそれ以上言うことは無いのか話を終わらせる。

 

「ライ、ミリアルド、モニカ。私は少し遠回りしていきたい。いささか緊張しているので少し1人で歩きたいんだ」

 

「了解しました。では、我々は先に会場で待機しています。案内を頼んでもいいかな、ヒイロ、五飛」

 

「俺の目的はもう済んだ。五飛、後は任せる」

 

「なるほど、ヒイロ。君も敵を見極めに来たというわけか」

 

事前にルルーシュからその事を伝えられていたライたちはその命令に従いヒイロと五飛の案内の元会場へと向かう。しかしヒイロ自身は目的を果たしたのかその場を離れる。ライはそのことからヒイロの目的を察した。

 

「では、お願いします、カレンさん」

 

「はい」

 

そのままルルーシュはカレンの案内に、ライとモニカ、ミリアルドは五飛の案内の元でそれぞれ会場へと歩いていく。

 

◆◆◆◆◆◆

 

アッシュフォード学園・図書館。

カレンに学園内を案内してもらいながら会談の会場へと向かうルルーシュ。そこで数々の思い出に浸る中、あと数分で会談が始まるというところに差し掛かった時、最後に行き着いたのが、この図書館である。

 

「・・・懐かしいな。学園が無事でよかったよ」

 

会談の会場として生徒など全ての学校関係者が退去したことで、完全に無人となったこの図書館を見回し、ルルーシュは言った。

 

「フレイヤの効果範囲から、ギリギリで学園は外れていたからね」

 

「そうか・・・」

 

素っ気ないが事実を告げるカレンのその言葉に、ルルーシュは胸の中で安心して、頷いた。

 

「・・・私、あなたには感謝してる・・・」

 

カレンはそう言って、ルルーシュを振り返った。

 

「あなたがいなければ、私達はシンジュクゲットーで死んでいた・・・黒の騎士団もZEXISもなかった。私は嬉しかった。ゼロに必要とされたことも光栄で、誇らしくて、誇らしくて・・・」

 

「・・・・・・」

 

「でも、ゼロがルルーシュだってわかって、訳が分からなくなって・・・。それでも、世界と戦うあなたを見て・・・。そんなあなたがライやトレーズと一緒に多くの人たちを巻き込んで世界中を混乱に叩き込んで、今度は何をやりたいの・・・?」

 

「・・・・・・・・・」

 

カレンの表情は、静かで、まっすぐとしたものだった。笑ってもいない。怒ってもいない。悲しんでもいない。真実(りゆう)を知りたい。ただそれだけのまっすぐさだった。

 

「力が欲しいだけ?地位がお望み?それとも、これもゲームなの・・・?ブラックリベリオンの時、扇さんはあなたを守れと言った!私のお兄ちゃんの夢を継ぐ者だって────!!ルルーシュ・・・!!あなたは私の事、どう思ってるの!? どうして斑鳩で私に・・・『君は生きろ』と言ったのよっ・・・!?」

 

とうとう耐えきれず悲痛な表情となったカレンは、ルルーシュの胸ぐらに縋り付いた。

しかし、ルルーシュが答える様子はない。いや、答えることができない。結果として自分ととライが、全てを賭けてでも進めているあの計画のためにも、答えたくても、答えてやることができなかった。

 

「「・・・・・・・・・」」

 

悲痛な表情で、互いをしばらく見つめあった後。

カレンが、ゆっくりとルルーシュの両頬をそっと手で包むようにして掴んで。

 

「「────」」

 

カレンが、ゆっくりとルルーシュと唇を交わした。今までの感謝、誠意、そして、訣別を込めての口づけを。それを数秒行った後、唇を離して、また互いを見つめあった。もう二度と同じ道を行くことはない、わかりあうことはないからこそ、悲痛な表情で・・・。

 

「・・・失礼しました、代表。会談は体育館で行われる予定です」

 

敬語に口調を戻したカレンはそう言い残し、一足先に図書館を後にした。運命の会談が行われる体育館への案内に、戻るために。

 

「さようなら・・・カレン」

 

その後ろ姿に、自分にしか聞こえない程度の声で別れの言葉を投げかけた後、ルルーシュも静かに歩き出した。

 

 

アッシュフォード学園・生徒会室。

かつてルルーシュやライたちが生徒会メンバーと共に多くの思い出を作ったその場には現在ZEXISから代表してスメラギ・李・ノリエガ、ロジャー・スミス、ジェフリー・ワイルダー、F.S.、アムロ・レイ、クワトロ・バジーナ、星刻が揃っていた。それに対してルルーシュは後方にライたちを護衛に待機させていた。

 

「さてルルーシュ皇帝陛下、まずは我々に会談を申し込んだ理由を聞かせて頂きましょう」

 

「随分と他人行儀だなロジャー・スミス。それとも俺を追放したという事実を無かったことにする気かな」

 

ロジャー・スミスがまずルルーシュに会談を開いた理由を訪ねるが、ルルーシュはそれに対して皮肉で返す。その言葉にゼロとして何度も助けられたのにロジャーたちは黒の騎士団がゼロを追放した時に何もしなかったことを悔やみ顔を歪める。

 

「辛辣だな」

 

「その口の利き方・・・皇帝陛下と言うよりもゼロと呼ばれる方が似合うわね」

 

「好きにするがいいさ。この会談は外部に漏れる事は無い」

 

「では、君の本音も聞けるわけだな」

 

「さて、それはどうかな・・・」

 

ジェフリー・ワイルダーとスメラギ・李・ノリエガはかつて共に戦ったゼロらしい口ぶりの彼に思わずそう言ってしまう。F.S.はこの非公式の会談ならルルーシュの本音を聞けるのかと尋ねるがルルーシュは笑みを浮かべながら曖昧に答えるだけだった。

 

「変わらないな。その露悪的な物言いも」

 

「流石はZEXISですね。愚かな黒の騎士団とは違ってルルーシュの事を多少なりとも理解されてますね」

 

「ライ・・・君がルルーシュ共に行動しているとはな」

 

「当然です。僕はゼロの、ルルーシュの騎士です。ルルーシュに寄生することしかしなかった蛆虫共>(彼ら)と違って彼のためにその全てを捧げることに躊躇いなどない」

 

クワトロはゼロの頃と変わらない言葉遣いに彼らしさを感じるが、ZEXISとして共に戦ってきたころには見せなかった黒の騎士団を侮蔑するライの氷のように冷たい瞳に思わず息を飲みそうになった。

 

「薄々あなたがたも感づいているとは思われますが、既にイノベーターは地球連邦から手を引いております。彼らは人類の愚かさに絶望したそうですよ」

 

「リボンズ・アルマークのいいそうなことだ」

 

モニカがリボンズ・アルマークたちイノベーターが既に地球連邦から手を引いていることを伝えるといかにもリボンズらしいとアムロは呟く。

 

「彼らはシャルル・ジ・ブリタニア皇帝陛下に世界の統治権をお返ししたそうだが、その皇帝陛下は消滅したと聞く。イノベーターもブリタニア皇帝も女王リリーナもいない世界のために、トレーズ閣下も起たざるを得なくなってしまったのだよ」

 

「シュナイゼルに世界を任せる気はないというわけか・・・」

 

ミリアルドがトレーズが地球連邦総司令の座に着いた理由を語るのを聞いたクワトロはブリタニアの宰相であるシュナイゼルに託せないとトレーズが判断したのだと理解した。

 

「これから先、世界を動かすのは俺かシュナイゼルのどちらかになるだろう。その上で聞こう」

 

「────貴様らは俺の敵になるか」

 

ルルーシュは一度目を閉じてからゆっくりと目を開くとスメラギたちをその力強い瞳で睨みつける。魔眼(ギアス)によるものではなく、王としての圧倒的なカリスマによって放たれる重圧は今までZEXISとして戦ってきたズール皇帝やムゲ・ゾルバトスなどの強敵に匹敵するものでありスメラギたちは思わず息が詰まった。屈しそうになってしまうのを必死に耐えながらスメラギはルルーシュに対して返答を返す。

 

「・・・私たちはZEXISとしてこれからも世界の敵と戦い続けるわ。例えそれがシュナイゼルやあなたたちだとしても」

 

スメラギは力の籠った瞳でルルーシュを睨みながらそう宣言する。ロジャーたちも同じようにルルーシュを睨んでおりそれはここにはいないZEXISのメンバーを含めた全員の総意であることを察したルルーシュはスメラギたちに気づかれない程度の小さな笑みを浮かべる。

 

「そうでなくてはZEXISではないな。ではそんな君たちに私から2つのプレゼントをあげようじゃないか」

 

「プレゼントだと?」

 

ルルーシュの言葉に反応した星刻が怪訝な顔をする。

 

「1つ目は前地球連邦軍総司令の行方に関する情報だ」

 

「エルガン・ローディックの・・・」

 

ルルーシュからの1つ目のプレゼントはZEXISを結成した地球連邦軍総司令エルガン・ローディックの行方に関する情報だった。破界事変以降姿をくらましたエルガンの事を知れるのにF.S.は驚きの表情を浮かべた。

 

「エルガン・ローディックは現在イノベーターの所にいる」

 

「やはり、そうか・・・」

 

「でも、一体何のために?連邦軍の指揮権を自由に使うための傀儡にする以上の意味があるというの」

 

「残念だがそこまでは俺も知らない」

 

(リボンズは人類を代表する神を気取っている。それに必要な何かをエルガン代表が持っているというのか・・・)

 

スメラギとルルーシュはエルガンがイノベーターにいる理由が分からないでいるが、この中で唯一アムロはリボンズに監禁された時にある程度彼らの目的を知ったためにエルガンがその目的を果たすために必要な何かを知っているか、あるいは所持しているのではないかと考える。

 

「そして2つ目は────」

 

「こ、皇帝陛下・・・!緊急のお知らせがあります!!」

 

「どうした、マリーカ」

 

ルルーシュがもう1つの内容を語ろうとした時だった。顔を青くさせたマリーカが慌てた様子で生徒会室に入ってきた。

 

「て、帝都ペンドラゴンがフレイヤらしき攻撃で消滅したとの事です!?」

 

「何っ!?」

 

マリーカからの報告にルルーシュだけでなくスメラギたちも驚きのあまり目を見開いてしまった。するとプトレマイオスIIのオペレーターであるフェルト・グレイスから通信が入ってきた。

 

『スメラギさん、シュナイゼル殿下から我々とルルーシュ皇帝に通信が入っています』

 

「シュナイゼル殿下から・・・」

 

「フェルト君、回線をこちらに」

 

『了解です』

 

(シュナイゼルめ・・・先手を打ってきたか・・・!)

 

このタイミングでのシュナイゼルからの通信にスメラギは確信めいたものを感じながらジェフリーはフェルトに回線を繋げるように指示を出す。その中でルルーシュはシュナイゼルに対して内心舌打ちをしながら顔を顰めていた。

 

 

同じ頃、帝都ペンドラゴンへ移動中だったグランベリーでも。

 

「エニアグラム卿!! き、緊急入電ですっ!!」

 

「え・・・ウソ!? ペンドラゴンが!!」

 

艦橋のオペレーター席で、エリシア・マルコーアとエリス・クシェシスカヤが、ひどく取り乱した様子で叫んでくる。

 

「今度は何だい!? 報告は正確にしな!」

 

モニターに目を向けながら、ノネットが尖った声を出すと、エリシアが悲鳴じみた声でこう叫んだ。

 

「ふ・・・『フレイヤ』投下により、帝都ペンドラゴンが消失しました!!!」

 

「「「────!!?」」」

 

ノネット、そしてオルドリンたちが驚いて振り返る。

そしてノネットがエリシアとエリスにすぐさまモニターを切り替えさせると、そのモニターに新たに映し出されたものを見て、環境にいる誰もが言葉を失った。

 

「ッ────!!」

 

「こ、これは・・・!?」

 

モニターの中に映し出されたのは、神聖ブリタニア帝国の首都・ペンドラゴン────が、あった場所だった。

 

そこはまるで、いつかのトウキョウ租界のように巨大な空洞と化しており、あの壮大かつ荘厳で華やかなブリタニアの帝都の姿は、もう見る影もない。

 

そしてこの帝都にいた人間すべても、トウキョウと同じくそっくりそのまま消え去っただろう。オルドリンたちが戦々恐々とこの有様を見つめる中、ノネットは怒りの形相でギリッと唇を噛み締めた。

 

こんな馬鹿げた芸当をやる人間は、たったひとりしかいない。それもあの弾頭(フレイヤ)はもちろん、悪魔の兵器としてギアス以上に恐れられるアレを決戦兵器として多数積み込んだあの要塞を作った、男────。

 

「おのれ・・・シュナイゼル・・・っ!!」

 

今はここにはいない第2皇子の名前を自分にしか聞こえない程度に呟き、ノネットはさらに唇を噛み締めた。

 

「そんな・・・!?」

 

「これは、なんとも・・・」

 

そしてグランベリーと同行しているヒリュウ改のモニターで、フレイヤによる帝都ペンドラゴンの消滅した映像を見て、ヒリュウ改の艦長であるレフィーナ・エンフィールドと副長であるショーン・ウェブリーはあまりの光景に言葉を詰まらせていた。それはクロガネの艦長であるテツヤやデューカリオンの艦長であるダルザナ・マクバレッジも同じであり、それぞれの艦のブリーフィングルームで同じようにその光景を見ていたキョウスケ・ナンブ、リュウセイ・ダテ、界塚伊奈帆ら戦士(パイロット)たちも、ある者はその威力に恐怖し、ある者は息を飲み、ある者は表情を曇らせ、またある者は顔を険しくさせていた。

 

北欧神話にて豊穣や死者を迎える存在として語られる女神の名を与えられた恐ろしき兵器が再びこの世界で放たれた。

 

そして場所は戻ってアッシュフォード学園生徒会室。通信パネルを挟んでシュナイゼルとルルーシュ、兄と弟が向かい合っていた。

 

やがて、先に口を開いたのは兄────シュナイゼルのほうだった。

 

『他人を従えるのは楽しいかい? ルルーシュ』

 

「シュナイゼル・・・っ!」

 

いつもと変わらない笑みを浮かべるシュナイゼルに対してルルーシュは顔を険しくさせる。ルルーシュの周りには護衛であるライ、ミリアルド、モニカ、マリーカ。そしてZEXISのスメラギ、ジェフリー、F.S.、アムロ、星刻、クワトロたちがシュナイゼルを睨むように見ていた。それに対してシュナイゼルは穏やかに告げた。

 

『《終焉の騎士(ナイトオブゼロ)》、《運命の騎士(ナイトオブフォーチュン)》、そしてマリー率いる大グリンダ騎士団たち・・・。いずれも確かに強力な精鋭>(エース)だが、今、フレイヤ弾頭の全ては私の手にある。同盟国であるディガルド武国と神聖ミスルギ皇国を含めた私についてきてくれる者たちと合わせれば、君の持ってる切り札>(ジョーカー)たちに対抗できるのに相当の戦力となるだろう』

 

「・・・・・・」

 

ルルーシュは険しい顔をしたまま何も答えず、黙ってシュナイゼルの言葉を聞いていた。そして少し間を置いてからミリアルドが口を挟んできた。

 

「随分と大胆不敵な手を打ってきましたなシュナイゼル殿下。使えるべき主君である皇帝陛下に弓を弾くとは、乱心なされたか」

 

『生憎だが私やコーネリア、《皇卓の騎士(ナイトオブラウンズ)》を含め我々は君を皇帝と認めていない。確かに父上は皇帝に相応しくない人物だが、ルルーシュはそれ以上に相応しくないということを自分で証明したんだよ』

 

「なるほど・・・。皇帝にふさわしいのは自分だと?」

 

ルルーシュはシュナイゼルの言葉に対してそう呟きながら鼻を鳴らした。

 

「違うな。間違っているよ、ルルーシュ」

 

シュナイゼルはルルーシュの言葉に対してそう否定すると、画面が変わり別の人物が画面に映る。

 

「皇帝に相応しいのは私でも君でもない────彼女だ」

 

途端に、ルルーシュの顔が引きつった。いや、ルルーシュだけではない。横にいたライやモニカ、ミリアルド、そしてスメラギたちですら、愕然としたように表情を強張らせた。

 

「なっ────!?」

 

「ナ・・・ナナリー!?」

 

ライに名を呼ばれた途端、それまでやや下を向いていたナナリーはすいと顔を上げる。

そうして低い声で、こう言い放った。

 

『お兄さま、ライさん。私は、お2人の敵です』

 

そこにはかつてアッシュフォード学園にて蝶よ花よと大切に育てられた争いとは無縁だった優しい少女の姿はなく、1人の皇女としてルルーシュとライにその盲目の瞳の奥に戦う決意決めたルルーシュにとって命よりも大切な存在だった妹のナナリーが映っていた。

 

「ナ、ナナリー・・・生きて、いたのか・・・」

 

ルルーシュは顔面を蒼白させ、額に汗を流しながらも何とかナナリーにそう言うと、ナナリーはそれに対して静かに頷いた。

 

『はい。シュナイゼル兄様のおかげで』

 

「シュナイゼル殿下の!?」

 

モニカが驚きの声を上げる一方、ルルーシュの唇は、動かなくなってしまった。先ほどまでの冷静さも余裕もない。ただ、ナナリーは死んでいなかった────その事実の前に、立ち尽くすことしかできないでいる。

 

茫然自失とし、精神的に無防備になりかけていたルルーシュのそばにミリアルドが駆け寄って後ろへ引き戻し、代わりにその前にライが進み出る。この状況はまずい。おそらくそう思って、ルルーシュの代わりに矢面に立つつもりなのだろう。

 

「ナナリー、君はシュナイゼルが何をしたのか、わかっているのか?」

 

そのライに問いかけられ、ナナリーはやはり淡々と答えた。

 

『はい・・・帝都ペンドラゴンに、フレイヤ弾頭を撃ち込んだ』

 

「それがわかっていて、何故っ────!?」

 

ライが声を荒げる。だが、ナナリーは露ほども動じなかった。むしろ冷たくこう言い返した。

 

『────ではギアスの方が正しいと言うのですか?』

 

「っ!」

 

冷気すら含んだナナリーの言葉。言外にギアスという人の尊厳を踏みにじり操り人形のように操る力を肯定するライにそのようなことを言われる筋合いはありません、引っ込んでいてください、という意味が込められている。それを悟って、さしものライも絶句した。

 

『フレイヤを否定しますが、多くの人たちを狂わせたギアスの方が正しいと?ユフィ姉様を滅茶苦茶にしたた力のほうが正しいと?そうおっしゃるのですか?ライさん』

 

「・・・・・・」

 

ライは、ナナリーの問に対して何も答えない。そして、ナナリーはもうライを相手にしようとはしなかった。

 

『お兄さまも、ライさんも、ずっと私に嘘をついていたのですね。本当のことを、ずっと黙って。でも、私は知りました』

 

硬直していたルルーシュの頬がびくりと震えた。

 

『お兄さまが、ゼロだったのですね……!』

 

ナナリーは、膝の上に置いた手を握りしめた。

 

『どうして・・・?それは、私のためですか・・・?もし、そうなら・・・私は────!』

 

続く言葉は、喉の奥に消えてしまう。鉛のように重い静寂が通信空間に満ちる。

 

「フ・・・フフ・・・」

 

不意に笑い声が上がった。

 

ルルーシュであった。端正な顔が不敵に笑っている。顔は蒼白いまま。

 

「お前のため・・・?お前のため、だと?我が妹ながら図々しいことだ。その程度の生半可な覚悟で、啖呵を切ったとでもいうのか」

 

「え・・・」

 

さすがにナナリーが戸惑ったように唇を開けた。その姿を、ルルーシュは嘲りの目で見た。そして、ナナリーには見えない。いや、そもそも通信機の画面に「それ」は映っていない。

 

「ゼロ・・・?」

 

実の妹であるナナリーに対してそのような態度をとったルルーシュに対してスメラギたちは戸惑ったような声を零す。そして気づかれないように傲岸不遜な態度をとるルルーシュだが、その手が間断なく小刻みに震えているのに気づいたモニカは、そんなルルーシュの姿からほんの少し苦しげに顔を背けていた。

 

「お前はまさか、人からお恵みをいただくことが当たり前だと考えているのか?それで今度は、ギアスを持つ俺を絶対悪だと断じ、自分を絶対正義だと信じながら、シュナイゼルに寄り添り、フレイヤを解き放つという我が物顔の凶行に手を貸したというのか。自らは手を汚さず、他人の行動だけを責める・・・お前は俺が否定した古い権力そのものだな。そんな奴らもいたからこそ(・・・・・・・・・・・・)

俺たちがあんなことになった(・・・・・・・・・・)

のを忘れたとでもいうのか。どうなんだ、ナナリー・・・言ってみろ!!」

 

『そ、それは・・・』

 

ルルーシュのその言葉に、今度はナナリーの顔が引きつった。互いの会話は、もはや傷の抉り合いに等しかった。

 

「誰のためでもない。俺は俺自身のために、世界を手に入れる。もうこれ以上、シャルルやシュナイゼルのような奴らに我が物顔の好き勝手にはさせない為にもだ。お前がシュナイゼルと手を組み、我が覇道の前に立ちはだかると言うのなら、もう俺はお前を妹だとは思わない。俺やライを絶対悪だと断じ、自分を絶対正義だと言った時点で、もう容赦はしない・・・叩き潰すだけだ。次に会う時までに、覚悟を決めておけ」

 

『お兄さま────!』

 

「ゼロ・・・」

 

「君は・・・」

 

ナナリーが呼びかけた時、カメラの位置がまた変わった。その様子をスメラギとロジャーは驚いた様子でルルーシュをみていた。

そして映像がシュナイゼル側に戻った時、シュナイゼルは相変わらず悠然とした態度で、ライに呼びかけた。

 

『ライくんと言ったかな。我々は偽皇帝ルルーシュを討つために戦力を集結させている。そこに君も参加してくれることを願う』

 

呼びかけられたライの眉が、ピクリと動いた。

 

『君のことは父上やラウンズの諸君からも色々と聞いている。そして今まで君の実績から父上たちの言うように君には見るべき点が大いにあると評価させてもらった。私と共に来るのならば、ナナリー同様君も迎え入れてあげよう。それに、君はルルーシュとナナリーの盟友(ともだち)だろう?これ以上ルルーシュが自分の手を罪と血と涙で汚していくのは見るに堪えないと思うが、どうかな?』

 

「・・・・・・」

 

険しい表情で腕を組み、黙ってシュナイゼルの言葉に聞き入っていたライ。シュナイゼルの勧誘の言葉が終わった後、彼はゆっくりと口を開いた。

 

「話にならないな」

 

『ほう?』

 

シュナイゼルが聞き返そうとすると、ライは先ほどのナナリーに負けないくらいの冷たさと鋭さをもって、拒否の理由を述べた。

 

「宣戦布告もなしに大量殺戮兵器を使うようなやり方は、あなた方が悪逆の偽皇帝だと糾弾している陛下と大して何ら変わりはないと思わないのか。それに、あなたは表向きは偽皇帝を討つという大義名分を掲げているが、その表情とその口ぶりはどう見ても大義のために立ち上がった人間のものじゃない。ナナリーという駒と、フレイヤという武器を担ぎ出した時点で、あなたは自分でそれを証明したようなものだ。・・・そもそもシャルル・ジ・ブリタニアにギアスをかけられ、駒として好きに扱われた時点で貴様らブリタニア皇族の腐った性根は僕にとってたかが知れている」

 

『・・・・・・!』

 

そのライの言葉に、シュナイゼルは一瞬驚きに目を剥いた。そしてナナリーも、驚きに唇を再び開けた。

 

「ライの言う通りだな。貴様らのやり方は恐怖で人々を支配するものだ。そのような連中を俺たちは決して認めない」

 

そしてライに同意するようにZEXISから代表してアムロがシュナイゼルに対してそう告げる。ライとZEXISたちをあわよくばこちら側の戦力に取り込もうとしたがそう返されてしまったため、シュナイゼルはこれは一本取られたとばかりに少し苦笑した後、元の穏やかで不敵な表情に戻った。

 

『・・・なるほど。まあ、君たちのその言い分も概ね間違ってはいない。だからこそ残念だよ。君たちは友のため、平和のために戦ってくれると思っていたのだがね』

 

「残念な思いは私も同じです、シュナイゼル殿下」

 

そこで今度は、ライと入れ替わるようにモニカが会話に割って入った。ライと同じように腕を組んだモニカは、シュナイゼルを鋭い目付きで睨んでいた。

 

「思想は違えどあなたも所詮はシャルル前皇帝陛下の子供。あなたもほかの貴族や皇族たちと同じように堕落と腐敗に満ちた今までの帝国を失うことはもちろん、敗者となることを認められていない。罪もない民たちをフレイヤによって滅ぼしたあなた方は、もう既に私が騎士として仕え、身を置く資格も価値も無くなってしまったようですね」

 

『そのようだね』

 

モニカの皇族に対して不敬としか言いようがない不敵な弾劾をシュナイゼルはいつもと変わらぬ笑みを浮かべながら受け流す。モニカは後ろのルルーシュを一度振り返ってから、一呼吸おいてこう言った。

 

「─────僭越ながら陛下と筆頭騎士に代わって私が宣告させていただきます。1週間後と致しましょう(・・・・・・・・・・・)

 

モニカはそれだけしか言わなかったが、シュナイゼルは彼女の言葉の意味が出来たようだった。

 

『それが、決戦の時かな』

 

「ええ。それで雌雄を決しましょう。かつて初代ブリタニア皇帝が繁栄を築いた土地である古都コンスタンティンにて、あなた達をお待ちしております。よろしいですね、陛下」

 

「・・・・・・」

 

モニカに振り返られたルルーシュは、答えなかった。ただただ、黙って項垂れるだけだった。

しかし、そんなルルーシュの答えも待たずに、シュナイゼルは不敵に笑って頷いた。

 

『いいだろう。ではルルーシュ・・・一週間後に会おう。無論、ナナリーも連れていくよ』

 

『お兄さ────!』

 

ナナリーが呼びかけた時、通信は唐突に切れた。シュナイゼルの返事を受け取った後、モニカによってルルーシュの側から一方的に切られたのであった。

 

本心を言えば、これ以上の会話と『演技』の続行はいくらなんでも厳しいものだとモニカによって判断されたということだろう。

ナナリーの手が通信画面に向かって差し出されていた。だが、その手に応えてくれるものは、先ほどのルルーシュの訣別の言葉と、無慈悲な雑音を奏でる灰色の画面だけ。

 

「・・・・・・・・・」

 

「ルルーシュ・・・」

 

「帰るぞ、ライ、モニカ、ミリアルド」

 

通信を切ってしばらくの間、内心が様々な感情でごちゃ混ぜになりながらも必死に耐えながら険しい目付きになっているルルーシュを心配するようにライは声をかけるが、ルルーシュは何とかその言葉を絞り出すとライたちを伴ってシュナイゼル達との戦いに備えるため生徒会室から退出しようとする。

 

「ゼロ・・・!」

 

「ミス・スメラギ・・・世界を総べる資格はなんだと思う?」

 

退出しようとするルルーシュに思わずスメラギが声をかけてしまった。それに対してルルーシュは踵を返すとスメラギに対して1つ問いかけるとスメラギは一呼吸置いてからこう答える。

 

「私はそれに答える資格はないわ」

 

「なるほど。ソレスタルビーイングらしい返しだ」

 

「あなたの答えは?」

 

スメラギの答えを肯定するルルーシュにスメラギは驚くが、スメラギはルルーシュに対して自らはどのような答えを持っているのか尋ねると、ルルーシュは一度目を閉じてからゆっくりと瞳を開けて答える。

 

「壊す覚悟・・・世界を!自分自身すら!」

 

ルルーシュはその瞳にゼロとしてZEXISにいた頃は決して見せることのなかった世界に対する激しく燃え盛るような煉獄の炎のような怒りやどこまでも冷徹な魔王としての絶対零度の如し冷たさを宿しながらそう答えた。

 

「世界と自分自身を壊す覚悟・・・」

 

「君の決意・・・聞かせてもらった」

 

ルルーシュの決意を聞いたスメラギとロジャーは今のルルーシュを言葉だけで止めることなどできないと理解してしまった。

 

「さらばだZEXIS。またいつか会おう」

 

ルルーシュはスメラギ達に短くそう告げると、ライ達を伴って生徒会室を退出していくのをスメラギたちは黙って見ることしか出来ないのだった。

 

「・・・・・・」

 

「決戦は1週間後か・・・」

 

「それで世界の覇者が決まるのか・・・」

 

ジェフリーとF.S.は眉をしかめながらルルーシュとシュナイゼルの決戦に対してZEXISとしてどう動くべきかをかんがえるのだった。

 

「ですが、それを静観する訳にはいきません」

 

「ミス・スメラギ・・・」

 

スメラギはこの場にいるZEXISのメンバーに対して聞こえるようにそう言う。彼女の表情は静かで力強い決意に満ち溢れており、それはジェフリーたちも同じであり全員がこの会談によって確かな決意を固めたのだった。

 

「─────私はソレスタルビーイングです。ならば、それに相応しいやり方をするだけです」




あとがき
今回の話はコードギアス原作とスパロボZの展開と余り変わらない感じで進んでおりますが、次回はそれぞれの陣営にて決戦に向けて行動している感じの話を書こうと考えてます。今のところライくんが黒の騎士団フルボッコするのがやりたいです

ルルーシュの未来はどちらがいい?

  • 原作通り悪逆皇帝
  • オリジナルとして賢帝
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