ポケモン・ザ・ムービースペシャル   作:中2病人間M

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本編EPISODE『ミュウツー』~『ゲノセクト』
EPISODE『ミュウツー』


ライコウをめぐるロケット団との戦いの後、ケンタは友人のマリナとともにジョウトリーグに出場した。

 

 

結果はどうであれ満足のできるバトルをしただろう……

 

 

それから暫くしてケンタはとある都市に来ていたのだ。

 

 

「大きな街だな」

 

 

ケンタはとりあえずその街のポケモンセンターで手持ちのポケモンを回復をさせたのである。

 

 

「はい、みんな元気になりましたよ」

「ありがとうございます」

 

 

ケンタはポケモンを受け取りソファに座ると近くの少年2人の噂話が聞こえてきた。

 

 

「お前……見たのかよ!?」

「ああ、間違いない」

 

 

少年は何かを見たらしくどうも気になりケンタはその少年に聞いてみることにしたのだ。

 

 

「何を見たんだ?」

 

 

ケンタの質問に少年は気がつき教えてくれたのである。

 

 

「この街の都市伝説だよ」

「都市伝説?」

「この街に正体不明の謎のポケモンが現れるらしいんだ」

「正体不明の謎のポケモン?」

「俺は見たんだよ、なんか人みたいな、たぶんエスパータイプじゃないかな」

「人みたいなエスパータイプのポケモン?何だそれ」

 

 

…どんなポケモン何だろう……気になるし、戦ってみたいな……よし、探してみよう!!

 

 

その後、ケンタは都市伝説のポケモンを探して街中を散策するも特徴も殆どわからないし存在するのかも不明なポケモン、そう簡単に見つかる筈もなかった。

 

 

その時

 

 

「強盗だ!!」

 

 

とあるショップが強盗の被害にあっており、中から3人組の強盗が出てきたのだ。

 

 

「お前ら行くぞ!!」

 

 

3人組は金品を強奪すると逃走用のバイクに乗ろうとしていたのである。

 

 

しかし、目の前で強盗が起こり正義感の強いケンタがそのまま見逃す筈もなかった。

 

 

「お前ら待てよ!!強盗なんて許さない、いけっ、バクフーン!!」

 

 

ケンタはそのまま強盗の前に立ち塞がりモンスターボールからバクフーンを出したのだ。

 

 

「……邪魔だ」

「クソガキめ」

「やっちまえ!!」

 

 

3人組はモンスターボールからカメックス、リザードン、フシギバナを繰り出したのである。

 

 

「バクフーン、かえんほうしゃ!!」

 

 

バクフーンはかえんほうしゃを放った。

 

 

しかし、

 

 

「カメックス、ハイドロポンプ!!」

 

 

かえんほうしゃはカメックスのハイドロポンプに押し破られバクフーンに直撃したのだ。

 

 

「バクフーン!!」

『バら、バクフーン……』

 

 

相性の悪い属性の攻撃を急所に受けてバクフーンは膝をついたのである。

 

 

「バクフーン!!」

 

 

バクフーンが怯んでる所を空かさずに3人組がポケモンに攻撃の指示を出した。

 

 

「やっちまえ、リザードン、かえんほうしゃ!!」

「ソーラービーム!!」

「ハイドロポンプ」

 

 

そして、3匹の攻撃がバクフーンとケンタに向かってきたのだ。

 

 

「!!しまっ……」

 

 

やられる……

 

 

ケンタは敗北を悟り戦意を喪失しそうになったのである。

 

 

その時

 

 

攻撃が直前で停止したのだった。

 

 

「なにっ!?」

『バクフーン……』

 

 

そして、攻撃は3人組と彼らのポケモンの方へと向きを変えるとそのまま直撃した。

 

 

「なんだ!?」

「何がおきた!?」

「逃げろっ……」

 

 

3人組は意味もわからずにダメージをうけたポケモンをモンスターボールに戻して走り去ろうしたのだ。

 

 

しかし、3人組は宙に浮き上がり振り回され気絶してしまったのだった。

 

 

「これはサイコキネシス……」

 

 

ケンタが上を見上げるとそこには1体の明らかに他のポケモンとは違う古いマントのようなものを身に付けた初めて見るポケモンがいたのである。

 

 

『……』

 

 

そのポケモンはケンタを一度見るがすぐにその場を立ち去ってしまったのであった。

 

 

…もしかして、あれが都市伝説のポケモン…

 

 

 

 

その頃、白いスーツを纏ったスキンヘッドの男を筆頭に赤いスーツを纏った集団が人目につかない路地裏にいたのだ。

 

 

「キムチ隊長、今回の任務内容を確認します」

「ああ」

「今回の任務はミュウのまつ毛より人工的に生み出されたポケモン、ミュウツーの肉体データの採取、可能であれば捕獲し、イッシュ地方の研究所へと移送すること」

「そうだ」

 

 

 

 

そして、夜、建物の上にミュウツーはいたのである。

 

 

…私はピュアーズロックでコピーポケモンたちを解放した、しかし、私はこの後、どうすればいいのだろうか、人間の味方になる?しかし、人間はいつも犯罪をおかす、今朝の強盗のように……しかし、サトシのような人間や昼間の正義感に溢れる少年のような者もいる…

 

 

その時

 

 

「お嬢ちゃん、金出してくれよ」

「やめて!!」

 

 

赤いスカートでピンクの帽子を被った少女が男に喝上げされかけていた。

 

 

『また愚かなことを……』

 

 

ミュウツーは建物から飛び降りて喝上げ男の前に降り立ったのだ。

 

 

「!?と、都市伝説のポケモン!?」

 

 

喝上げの男は都市伝説であるミュウツーを見て心底驚き恐怖し死に物狂いで逃げ出してしまったのである。

 

 

「怖いわ……」

 

 

少女はその場にうずくまっていた。

 

 

『心配するな、もう大丈夫だ』

 

 

少女は立ち上がりミュウツーを見たのだ。

 

 

「あなた……ポケモン?」

『そうだ、私は……ポケモン……ようやく、そのように堂々と言える』

「あ、ありがとう、私はセレナ……そうだ、これお礼……」

 

 

セレナはカゴからケーキを取り出すとミュウツーに差し出したのである。

 

 

『これは?』

「ポフレって言うの、私の住んでるカロス地方の伝統的なポケモンのお菓子よ」

 

 

ミュウツーはポフレを受け取った。

 

 

『まだ、震えている、恐怖心が残っているようだな』

 

 

ミュウツーは手をセレナの頭に当てたのだ。

 

 

「なにをするの?」

『今回のことを頭から消してしまう、恐らく反動で私をまた見ても思い出しにくくなるだろう』

「どうして?」

『私に記憶を消されると私の姿を次回見たときに思い出しにくくなる、再び私を見ることがあればすぐにではないが思い出すかもな』

「そう、私ね、サマーキャンプで助けてくれた男の子を探しに飛行機でこの街の空港まできたんだ、これからコガネシティからカントーに行くの、その男の子の名前は、サ……」

 

 

ミュウツーはセレナの言葉が終わる前にセレナの記憶を消すとその場を立ち去ったのだった。

 

 

そして、夜の街でセレナから貰ったポフレを口に入れたのである。

 

 

『……こう言うものを食べるのは初めてかもな』

 

 

その時

 

 

「見つけたぜ!!」

 

 

ミュウツーを探していたケンタがとうとうミュウツーの元へやって来た。

 

 

『お前は昼間の……』

「コミュニケーションがとれるのか?俺はケンタだ」

『私の名はミュウツー』

「ミュウツー……OK、完璧、俺とバトルしてくれよ」

『……』

「いいだろう、少しぐらい」

 

 

ケンタはミュウツーの答えを聞く前にモンスターボールからバクフーンを出したのだ。

 

 

しかし、

 

 

『……どうやらそれどころではないようだ』

「えっ?」

 

 

そこへ、赤いスーツの軍団がミュウツーとケンタを取り囲んだのである。

 

 

「なんだお前ら」

 

 

赤いスーツの軍団はケンタを無視してミュウツーのみを見た。

 

 

「ミュウツーを確認」

「なんだこいつら……」

『敵なのは間違いなさそうだな』

 

 

そこへ、

 

 

「ご苦労ご苦労」

 

 

白いスーツを纏った男、キムチが現れたのだ。

 

 

「ヘルガー!!かえんほうしゃ」

 

 

キムチはモンスターボールからヘルガーを出すとかえんほうしゃを放たせたのである。

 

 

しかし、かえんほうしゃはミュウツーのサイコキネシスで弾かれた。

 

 

「なんて強力なエスパー技……なに突っ立てるだ、お前らも戦え」

「「「「「「了解!!」」」」」」

 

 

赤いスーツの軍団はそれぞれズルズキンを繰り出したのだ。

 

 

「なんだ、あのポケモン、見たことないな……他の地方のポケモンかな、まぁいい、いけっ、バクフーン!!」

 

 

ケンタはバクフーンでズルズキンを蹴散らそうした。しかし、

 

 

『必要ない』

 

 

ミュウツーはサイコキネシスで全てのポケモンの動きを止めたのである。

 

 

「すごい、なんてエスパー技だ」

『バクフーン』

 

 

しかし、

 

 

「かかったな、やれ」

「キムチ隊長、了解です」

『なに!?』

 

 

空から雷のようなものが落ちてきてミュウツーに直撃した。

 

 

『なんだと!?』

「ミュウツー!!」

『バクフーン!!』

 

 

そして、空からメカが降りてきてミュウツーを電気で拘束したのだ。

 

 

「バクフーン、かえんほうしゃ!!」

『バクフーン!!』

 

 

バクフーンはかえんほうしゃを放つが歯が立たなかったのである。

 

 

「無駄だよ、少年、その装置の発する電気はどんなポケモンでも拘束でき頑丈なのだ」

 

 

そして、ケンタの上にミュウツーのマントが落ちてきた。

 

 

ケンタはマントを拾うと拘束されているミュウツーを見たのだ。

 

 

「ミュウツー……」

『バクフーン!!』

 

 

バクフーンとケンタはアイコンタクトをし合ったのである。

 

 

「ああ!!バクフーン、あいつらを倒せ!!」

『バクフーン!!』

 

 

しかし、バクフーンはズルズキンやヘルガーの攻撃を受けて怯んでしまった。

 

 

「負けるな!!俺たちはいっつも直球一本槍だ!!」

『バクフーン!!』

 

 

バクフーンはケンタの言葉に応じてフルパワーでズルズキンたちを蹴散らしたのであった。

 

 

一気に形勢逆転されてキムチに焦りが見え始めたのだ。

 

 

「ミュウツーを連れて退却だ!!」

 

 

キムチは早急にミュウツーを連れ出すことにしヘリコプターを呼び寄せたのである。

 

 

「キムチ隊長、装置が移動できません!?」

「なんだと!?」

 

 

ミュウツーがサイコキネシスで装置の移送を止めていた。

 

 

『この私が……このら程度で、完全に拘束されるものか』

「まずい、装置が持たない、ミュウツーの生体データをスキャニングしろ!!」

「了解!!スキャニング開始」

 

 

キムチは最後の手段でミュウツーの生体のデータを採集しようとミュウツーに違うタイプの電気が流れたのだ。

 

 

『ぐっ、これは……』

 

 

そして、数秒で装置から機械音がしてスキャニングが完了したのだった。

 

 

「スキャニング完了!!」

「よし、保存も完了した、撤退!!」

 

 

キムチと赤いスーツの軍団はヘリコプターに乗り込こみ飛び立とうとしたのである。

 

 

「まて!!」

『バクフーン!!』

『私がやる』

 

 

ヘリコプターが少し飛んだ所でミュウツーはシャドーボールを放った。

 

 

シャドーボールはヘリコプターに直撃したがヘリコプターは持ちこたえ飛び去ってしまったのだ。

 

 

『逃げたか』

「ミュウツー、体は大丈夫か?」

『問題ない、少しあれば体力も傷も回復するだろう』

「そうか……はい、これ」

 

 

ケンタは途中で落ちたマントをミュウツーに渡したのである。

 

 

『……これはお前が持ってくれ』

「えっ?」

『私の存在の証として』

「存在の証?お前、何者なんだよ」

『……私は人間の手によって人工的に造られたポケモンなのだ』

「えっ!?」

『本来、私はこの世界には存在しない』

 

 

ミュウツーは宙に浮いた。

 

 

『お前の名前を言ってくれ』

「ミュウツー……ケンタ、ワカバタウンのケンタだ!!」

『ケンタ、覚えておこう……お前は何処かあの少年に似ている気がする』

「あの少年?」

 

 

ミュウツーは背を向けて飛び去ろうとしたのだ。

 

 

『ピカチュウを連れたあの少年に……』

 

 

ミュウツーは夜の闇に消えて行き、そして、消える際に小声でその少年の名前を呟くのであった。

 

 

『……サトシ……』

 

 

そして、ミュウツーは暗闇に消え見えなくなったのである。

 

 

その後、ケンタは暫くミュウツーのいた場所を見つめた。

 

 

「ミュウツー……」

 

 

そして、バクフーンをモンスターボールに戻してその場を去るのだった。

 

 

……ミュウツー、また会おうな、そして、今度こそバトルしような……




初めまして、今回はミュウツーの作品でした。主人公はミュウツー!!人間の主人公は『ポケットモンスタークリスタル ライコウ雷の伝説』に登場したケンタにしました、次はルギアの話を作成します。お楽しみに~
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