『ねぇ、マリリン~、私、世界一綺麗な宝石を見つけたわ、あなた宝石好きでしょ~』
「えぇ、好きよ、でも、私も次のターゲットの居所見つけられそうなのよ」
『へぇ~、良かったわね、あ、その宝石の写真送っておくわね~』
「あら、それはどうも、けどね、今、私が狙っているターゲットのポケモンはダイヤをいくらでも作り出せるそうよ」
『えっ!?』
「いいでしょう~」
『なによ、作り出せる宝石よりも世界にひとつしかない綺麗な宝石の方がずっといいわ!!』
『姉さん、早くしてよね、こころのしずくの力を試すんだから』
『はいはい、わかったわよリオン、じゃあね、マリリン』
そして、通信は途切れ代わりにマリリン・フレイムのPCに画像ファイルが届いた。
「ファイル名は『こころのしずく』……?」
マリリンがその画像を開くとそこには青く輝く美しい宝石が映っていたのだ。
「……なんて素敵なの、このダイヤ………盗聴なんて趣味が悪いわよ、ライオット」
マリリンは近くの木の上に立っていたニンジャ・ライオットを見たのである。
「よく気づいたな、マリリン、しかし、盗聴してるのは私だけではない」
「……とっくに気づいてるわ……アルガスにミリス」
上空に浮かぶ飛行艇、その中に盗賊の親子、アルガス・スティールとミリス・スティールがいた。
「マリリン、お前のパソコンのデータは丸見えだ」
そう言いアルガスはチョコレートを口に入れたのだ。
「お父さん!!チョコレート今日何個目よ」
「いいじゃないか、ミリス、カカオは……」
「カカオ効果ね、健康にいいんでしょ、はいはい、でも、そのチョコレート甘いから病気になるわよ」
「それはきついな……っと、ミリス見てくれマリリンのパソコンに届いた画像だ」
「なにこれ?綺麗な宝石ね」
「ああ、こころのしずくというそうだ」
「ふぅん、次はこれ狙うの?ターゲットはディアンシーじゃなかったけ?」
「もちろん、ディアンシーだ、それに、このダイヤは既に同業者の手にわたったそうだ」
「同業者?」
「怪盗姉妹さ」
「ああ、ザンナーとリオン、あいつらか……なんであいつらが盗みでナンバーワンなのかしらね?」
「それはもちろん、派手にやってるからだ」
「ああ、目立ちたがりだもんね」
それから少ししてザンナーとリオンが逮捕されたことがニュースになったのである。
そして、怪盗姉妹が取り逃したこころのしずくを狙い、マリリン・フレイム、ニンジャ・ライオット、スティール親子はアルトマーレへと向かうのであった。
アルトマーレの桟橋、そこへ1隻のボートが着岸した。
「うわぁぁ、アルトマーレ素敵な所ね~、ケンタ」
「そうだな」
ケンタとマリナは水の都、アルトマーレへとやって来たのだ。
少し前、
久しぶりに故郷のワカバタウンに帰ってきたケンタは幼馴染みであるマリナと再開したのである。
「うわぁぁぁ、ケンタ、久しぶり、ジョウトリーグ以来ね」
「そうだな、マリナ」
マリナは未だにアイドルトレーナーを目指し各地を巡っているようだ。
「マリナはこれからどうするんだ?」
「少し家で休んでからアルトマーレに行こうかなって」
「アルトマーレ?水の都って呼ばれてる所だよな」
「うん、アイドルトレーナー目指すのはいいけど最近アイドルトレーナーアイドルトレーナーって言ってるだけになってるのよね、だから色んなところを回ってこれからどうするか決めるの」
「そうか、たしかに俺も最近やることなくなってきたしな」
「……ケンタ、アルトマーレ一緒にくる?」
「えっ…」
「せっかくだし、何かいい経験できるかもよ!!」
「お…おう…」
こうして、ケンタとマリナは水の都、アルトマーレへやって来たのだった。
「すげぇ、他の町とは前々雰囲気違うな」
「でしょ~、一度来てみたかったんだ……ここね最近大波で町ごと沈みそうになったんだって」
「町ごと!?」
「どうやって回避したのかはわからないけど、でも被害は最小限だったらしいわ」
「そうか、ならよかったな」
「そうね、さぁここがアルトマーレの観光名所、大聖堂よ、ま、中の古代の何かの装置の様なものは修復作業が完全に済んでないみたいらしいけど」
「ふぅん」
その頃、ひとりの少女がアルトマーレの町中を歩いていたのだ。
その少女を監視するのかのように小型のカメラを取り付けたヒトツキがいたのである。
そして、そのカメラの映像を見ていたミリスはアルガスとともにアルトマーレで人気のクレープを食べていた。
「しかし、本当に上手に人に化けるものね、カメラに特殊なレンズ使わなかったらわからなかったわ、ねぇ?」
しかし、アルガスはチョコレートのクレープを何個か食べていたのだ。
「……クレープを何個も頬張る人、見たことないわよ」
「チョコレートもそうだがこの生地とクリームも実に美味だな!!」
「……たしかに美味しいけど…………!!マフォクシーにゲッコウガ!!マリリンとライオットだわ!!」
カメラの映像には少女(レンズ越しにはラティアス)がマフォクシーとゲッコウガに襲われていたのである。
「行くわよ、ニダンギル!!」
「おぉっと、行くぞ、ギルガルド!!」
スティール親子はそれぞれニダンギルとギルガルドに乗ってその場所を離れたのだった。
その少女がいた場所ではケンタとマリナがいた。
「バクフーン、かえんほうしゃ!!」
『バクフーン!!』
「ワニワニ、ハイドロポンプ!!」
『オーダイル!!』
大聖堂を見終えたケンタとマリナはマフォクシーとゲッコウガに襲われている少女を助けようと交戦していたのだ。
「トレーナーはどこだ!?」
「……ケンタ、どうやら、あのポケモン、仲間同士ってわけじゃないようね」
「……あのポケモンは?初めてみた」
「何かでみたことあるわ、たしかカロス地方のポケモンで炎タイプがマフォクシーで水タイプがゲッコウガよ!!」
「……よく知ってるな」
「アイドルトレーナーとして勉強してるから……!!ワニワニ、ハイドロポンプ!!」
『オーダイル!!』
マフォクシーのかえんほうしゃをワニワニのハイドロポンプで打ち消したのである。
「はやく、逃げてくれ……くっ、なんであの子を狙うんだ」
ゲッコウガの放ったみずしゅりけんがバクフーンに直撃した。
「バクフーン!!……負けるなバクフーン、俺たちはいつでも直球一本槍だ!!」
『バクフーン!!』
「かえんぐるま!!」
『バックフゥーン!!』
そして、バクフーンのかえんぐるまがゲッコウガを飲み込んだのだった。
「OK、完璧!!」
『バクフーン!!』
しかし、その直後ハイドロポンプが放たれバクフーンは後方へと飛ばされたのだ。
「バクフーン!!」
その時
「いつまでも邪魔をするな」
「あら、ライオット、私が見つけた情報なのに偉そうに」
そして、青い忍者のような姿をした男性と赤い魔女のような姿をした女性が現れたのである。
「誰だお前ら!!」
『バクフーン』
「話す必要はない!!」
『ゲッコゥ』
「綺麗なダイヤ、こころのしずくは私のものよ!!」
『マフォ』
その時
狙われていた少女がその場から逃げ出した。
「追ってマフォクシー!!」
『マフォ!!』
「ゲッコウガ、マフォクシーに先を越されるな!!」
『ゲッコゥ!!』
「行かせるな、バクフーン!!」
「ワニワニ!!」
『バクフーン!!』
『オーダイル!!』
ケンタとマリナの活躍もあって少女はこの場から逃げることに成功したのだった。
そして、少女は迷路のような町を抜けて壁の前まで来るとその壁の中へと姿を消したのだ。
その光景をヒトツキはずっと追跡しており秘密の庭の入り口がスティール親子に見られてしまったのである。
マリリンとライオットは同じ場所で少女を探していた。
「逃げられたわね」
『マフォ』
「しかも、スティール親子のポケモンが追跡をしている」
『ゲッコゥ』
「ライオット!!」
「ああ、マリリン、ここは一旦休戦としよう!!」
そして、マリリンはメガヤンマ、ライオットはテッカニンを使い移動していったのだ。
「待ちやがれ!!スピアー」
「ムーちゃん!!」
ケンタはスピアー、マリナはムウマのムーちゃんをモンスターボールから出したのである。
「スピアー、変なやつらがいないか空から探してくれ!!」
「ムーちゃんもお願い!!」
『スピッ!!』
『ムゥゥ!!』
スピアーとムーちゃんは捜索へと消えていった。
そして、スピアーとムーちゃんはマリリンたちは発見できなかったがすぐにニダンギルとギルガルドで移動していたスティール親子を発見したのだった。
「よくやったわヒトツキ、さてと、この壁はフェイクで向こうへ進めるのね」
「ミリス、恐らくこの先にダイヤがあると思うぞ、さぁ、行こうか」
「えぇ」
そして、スティール親子は壁の向こうへと消えていったのだ。
『スピッスピッ!!』
『ムゥゥ!!』
スピアーとムーちゃんはこの事を報告しにケンタとマリナの所へ戻ったのだった。
そして、スピアーとムーちゃんはケンタとマリナの所へ戻ったのである。
「なにかあったのか!?」
『スピッ!!』
『ムゥゥ!!』
「ケンタ、行こう!!」
スピアーとムーちゃんの案内でケンタとマリナは壁の前へとやって来た。
「スピアー、ここは行き止まりだけど」
『スピッ!!』
『ムゥゥ!!』
スピアーとムーちゃんはそのまま壁の中へと消えていったのだ。
「スピアー!?」
「ケンタ、この壁もしかして……」
「…………………ぐっ、行くぞ、マリナ、バクフーン、俺たちはいつでも直球一本槍だ!!」
『バクフーン!!』
「私とワニワニは一本槍じゃありません……」
『オーダイル……』
そのままケンタたちも壁の中へと消えていったのだった。
「あらら、あの坊やたちを追いかけてきて正解だったわね」
「!!マリリン、向こうから誰か来るぞ……あれはラティアスの少女と誰だあのじいさん?」
「ライオット、ラティアスはあの少女の姿に化けていたのね、あの少女はサーモグラフィで見てもラティアスと違って普通の体温よ」
「そのようだな」
その頃、壁の中では、
「これがこころのしずくね」
「こいつは価値のありそうなダイヤだな、さてと」
アルガスはこころのしずくを引き抜こうと握ったのである。
その時
「お前ら!!」
「そこで何してるの!!」
『バクフーン!!』
『スピッ!!』
『オーダイル!!』
『ムゥゥ!!』
「あら、マリリンたちと戦ってた子達ね」
「ミリス、任せる」
「はいはい……ブリガロン!!」
ミリスはブリガロンをモンスターボールから出した。
『ガロン!!』
「あれもカロス地方の草タイプのポケモン、たしかブリガロン」
「草タイプか!!よし、バクフーン、かえんほうしゃ!!」
『バクフーン!!』
「ニードルガード!!」
『ブリガロン!!』
かえんほうしゃはブリガロンのニードルガードで差ほどダメージを与えられずに終わったのだ。
その時
『ガロン!!』
「ブリガロン!?」
ブリガロンは何かの攻撃を受けてその場に転がったのである。
「ミリス、あれを見てみろ」
「えっ……!!あれは……」
そこにいたのはむげんポケモン、ラティオスだった。
『シャォォ!!』
「こころのしずくの番人といったところか」
「そのようね」
そこへ、
「あなたたちなにやってるの!!」
「こころのしずくに触ってはならん!!」
そこにはマリリンたちに襲われていた少女とお爺さんがいた。
「あ、襲われてた女の子!!」
『バクフーン!!』
「……私が襲われてた?……はっ!!ラティアス」
「襲ってたのは誰なんじゃ!!」
「それでしたら」
「我々のことだろう!!」
そこへ、マリリンとライオットが現れたのだ。
「あっ、お前らは!!」
「坊やありがとうね、君たちがここまで案内してくれたから!!」
「ふざけるな!!バクフーン」
『バクフーン!!』
「マフォクシー!!」
『マフォ!!』
「ワニワニ」
『オーダイル!!』
「ゲッコウガ!!」
『ゲッコゥ!!』
「さてと、今のうちにこころのしずくを……」
アルガスが再びこころのしずくに手をかけようとしたのである。
その時
「クゥゥゥ!!」
ラティアスが現れてアルガスを妨害した。
「ブリガロン、ラティアスを何とかしなさい!!」
『ガロン!!』
『シャォォ!!』
ラティアスを攻撃しようとするブリガロンをラティオスが妨害したのだ。
「スピアー、ラティアスたちと戦ってくれ!!」
「ムーちゃんも!!」
『スピッ!!』
『ムゥゥ!!』
「あなたたちは泥棒じゃないようね」
「カノン、この子たちはラティアスを守ってくれたそうじゃ」
「そうなの?」
「知り合いからカノンが他の地方のポケモンを連れたトレーナーに襲われていると聞いた、それをバクフーンとオーダイルを連れた少年少女が守っていたと聞いたのじゃ」
「そうなんだ、疑ってごめんなさい」
「いいって前々……来る!!」
「マフォクシー、かえんほうしゃ!!」
『マフォ!!』
「バクフーン、迎え撃てかえんぐるま!!」
『バクフーン!!』
「ゲッコウガ!!」
『ゲッコゥ!!』
「ワニワニ!!ハイドロポンプ」
『オーダイル!!』
「ブリガロン、やっちゃいなさいよ!!」
『ガロン!!』
『シャォォ!!』
『クゥゥ!!』
『スピッ!!』
『ムゥゥ!!』
マフォクシーとバクフーンの攻撃、ゲッコウガとワニワニの攻撃、ブリガロンとラティアス、ラティオスの攻撃、スピアーとムーちゃん、ヒトツキたちの攻撃がそれぞれぶつかり合ったのである。
そして、暫くその戦いが続いた。
その時
「あっ!!」
カチャリという音が聞こえアルガスの手にはこころのしずくが握られていたのだ。
「こころのしずくが……」
「やめんじゃ!!」
「ミリス、撤収だ」
「了解!!」
「させないわ、マフォクシー!!」
『マフォ!!』
マフォクシーがアルガスに向けて攻撃しこころのしずくはマリリンの手に渡ったのである。
「これは私の物よ!!」
『マフォ』
しかし、マリリンの手にあったこころのしずくはゲッコウガの舌に巻き取られてマリリンの手から離れた。
「ワニワニ、こころのしずくを奪い返して!!」
『オーダイル!!』
ワニワニはゲッコウガの舌に噛みつき舌からこころのしずくを奪いこころのしずくは地面を転がりカノンの所で止まったのだ。
「私にそれを渡しなさい!!」
『マフォ』
「ゲッコウガ、もう一度奪え!!」
『ゲッコゥ』
「ブリガロン、あの子から奪って!!」
『ガロン』
そして、盗賊たちのポケモンが一斉にカノンの手にあるこころのしずくを奪おうと動き出したのである。
その時
「あっ!!」
カノンの手にあったこころのしずくが強く光始めて連動するかのようにラティアス、ラティオスの目も白く光っていた。
そして、その場の景色が一気に変化したのだ。
「お爺さん、これって……」
「ゆめうつしじゃ!!」
そして、
『ピカチュウ、もう友達が出来たのか?』
『ピカピカ』
『ありがとう』
『その服どこで買ったの?ラティアス』
『この子のファッションチェックしてあげてるだけよ』
『嫌がってるじゃないか!!』
『なぁ、さっきの奴は何なん……あれ?』
『ピカチュ』
『どこ行っちゃったんだ』
『ねぇ、君!!さっきはどうして急にいなくなっちゃったわけ?』
『なんのことかしら?』
『なんで怒ってるんだ?』
『ピカ?』
『あなたたちどこから入ってきたの!!』
『ラティアス、お前はこの子と遊びたかったのか?』
『ラティアス!?』
『ねぇ、ラティアスってポケモンの名前だろ』
『ラティオス、ラティアス、お前ら面白すぎるぜ』
『けっこういいところね』
『私の別荘ここに作ろうかしら?』
『これで敵の侵入を防いでいたのね』
『こころのしずくは私が貰うわよ、いいわね』
『さわっちゃいかん!!』
『えっ』
『こころのしずくが……』
『悪しき者こころのしずくを使うとき、心は汚れしずくは消える、この町と共に……』
『町が沈む……』
アルトマーレへ迫る大波、そして、ラティオスとラティアスは町を守るためその大波へと向かっていったのである。
そして、光の中、宝石のようにラティオスは輝いていた、ラティアスがラティオスの手に触れるとラティオスは鈴のような音がなった、そして、ラティオスは光輝きアルトマーレの空に一直線の光が射していた。
『お前が見せてくれてるんだよな、ラティオス』
『青い水の星、綺麗……』
そして、カノンの手にこころのしずくが降りてきたのだ。
『ラティオス……』
『ピカ……』
『世界で一番綺麗な光じゃ』
『ずっとこの町を守っていてね、ラティオス……』
『カノン!!』
少女は一枚の紙を渡した、そして、そのまま少女は少年の頬に自分の唇を近づけるとそのまま振り返ることなく走り去っていったのである。
そして、少年がアルトマーレを去る際上空を通過したラティアスと2匹のラティオス、そのうち1匹は今、この場にいるラティオスだと皆が自ずとわかった。
このゆめうつしはきっと
そして、ゆめうつしが終わり元の景色に戻ったのだ。
「ラティオス……」
カノンはその場に崩れたのである。
「ザンナー、リオン、あなたたちてっきりダイヤを奪い返されて失敗しただけかと思ってたけど……これは、酷すぎるわよ」
『マフォ』
「マリリン」
「ライオット、わかってるわ、さぁ、本来のターゲット探しに戻りましょう」
「ディアンシーか?そうだな」
そういってマリリンとライオットはこの場から去ったのであった。
「お嬢ちゃん、申し訳ないことをした」
アルガスはカノンへと近より謝罪した。
「えっ」
「我々はたしかに盗賊だが、盗賊にも盗賊なりのルールと礼儀がある、それを思ったから他の2人も手を引いたんだろう、もし、それを大きく破ることがあれば俺とミリスは盗賊を続けられないだろう」
「今回は破ってないのかよ!!」
『バクフーン!!』
「グレーゾーンだな、だが、そう簡単に足を洗うわけにはいかない」
そして、アルガスはギルガルドへと飛び乗ったのだ。
「もし、足を洗ったら昔の夢だったチョコレートショップでも開きたいな……さ、いくかミリス」
「えぇ」
そう言ってスティール親子もこの場から立ち去ったのだった。
その後、こころのしずくは元の位置に戻されたのである。
「2人とも本当にありがとう、自己紹介がまだだったわね、私はカノン、この人はお爺ちゃんの……」
「ボンゴレじゃ」
「俺はケンタ」
「マリナです」
「ケンタ君にマリナさん、こころのしずくとラティアスを守ってくれて本当にありがとう」
「ワシからも礼を言わせてくれ」
「いえ、そんな」
『バクフーン』
「けど、こころのしずくも無事だったし良かったわ」
『オーダイル』
「そうだな、マリナ、また、いい経験ができたんじゃないか?」
「アイドルトレーナーとして?」
「ああ」
「アイドルトレーナー?」
「うん、私、歌って踊れるアイドルトレーナーを目指してるの」
「へぇ~所で2人ともここのこと……」
「わかってる、誰にも言わないよ、なっ、マリナ」
「もちろん……それにさっきのゆめうつしだっけ?あれで見たけどこころのしずくって……」
「……ラティオスの命の結晶よ……」
「……尚更、誰にも言わないわ」
『オーダイル』
「ありがとう!!」
「ケンタ、そろそろ行こうか」
「ああ」
その時
「マリナちゃん」
ボンゴレが急にマリナに話しかけた。
「はい?」
「アイドルトレーナーっていうのはワシにはわからんが、それには有名になる必要があるんじゃろ?」
「えぇ」
「ならばとりあえずポケモンコーディネーターを目指してみたらどうかの?」
「ポケモンコーディネーター?」
「うむ、ホウエン地方という場所で盛んなポケモンを華麗に魅せるコンテスト、ポケモンコンテストに出場するトレーナーのことをポケモンコーディネーターというらしい、ワシも詳しくは知らないがの」
「魅せるコンテスト……!!やります、私、ポケモンコーディネーターやります」
「おいおい、即決かよ!!」
「だって、ジョウトはもう殆ど巡ったし、アイドルトレーナーアイドルトレーナーって私、自称アイドルトレーナーじゃん、けど、ちゃんとそういう所で実積残せれば皆が認めるアイドルトレーナーになれるかもしれない」
「そうか、頑張れよ」
「……ケンタも来てよ!!」
「はっ?」
「だって知らない土地にひとりじゃ不安だし仲間がいれば……」
「…………考えとく……」
「うん、いい返事期待してるね」
ケンタとマリナが去ったあとボンゴレとカノンは元の位置に戻されたこころのしずくの前へと立っていたのだ。
「やはり、世界で一番綺麗な光じゃ」
「うん……」
…最後に助けてくれてありがとう……ずっとこの町を守っていてね……ラティオス…
やっと書けたぜ、ラティアスだけは力入れたかったのに思うように書けなかったな、それから、ゆめうつしのシーンはだいたいアルトマーレの誓いの冒頭シーンの引用です、あの冒頭お気に入りなので少し変更して使いました~では、ここら辺で