「で、どうだ?シラヌイ」
「レックウザはやはりホウエンのこのポイントに出現する模様ですね、順調に進めばブラックレックウザも直にこのポイントに現れます。また、飛来してくる隕石ですが生命反応があり限りなくデオキシスに近いものであり隕石にデオキシスが潜んでいる可能性が高いです」
「まずはレックウザの捕獲が先である、レックウザの捕獲をボルグ班及び特務工作部はこの場が終わり次第決行せよ」
そして、ボスであるサカキが去り一部の団員だけになった。
「でもよ、普通色のレックウザは捕獲してもシャドーの方で使っちまうんだろ?」
「ブソンの言う通りだ、ボルグ、なんでも貴様の実験材料になると思うな」
「そうだぜ、オーレで捕獲した伝説のポケモン盗られてしまうしな、なぁ、バショウ」
「その通りだ」
「何を言うかな、お宅らは伝説のポケモンの捕獲も失敗した分際で、ましてや、シラヌイ博士のクリスタルシステムを使ってあの結果、笑わせるな」
「やめろ、ブソン、バショウ、それにお前もだ、ボルグ、我々は今回の作戦で行動を共にするのだぞ」
その後、ロケット団たちはレックウザの捕獲のためホウエン地方へと向かったのだった。
「さて、ここら辺か」
オーレ地方のトレーナー、レオはホウエン地方に来ていたのだ。
「ロケット団の作戦が行われるのはここら辺のはずだ」
…シャドーの上位組織、ロケット団、今回こそは必ず…
その時
レオのP★DAにメールが入ったのである。
レオの協力者に元国際警察の人間がおり、レオはその人物からロケット団の情報を受け取っていた。
レオはロケット団の情報を追いジョウトを巡っていたが今回、このホウエン地方にてロケット団の活動が確認されたのでレオはホウエンへやって来たのだ。
そして、情報提供者から現在、ロケット団員たちがいる場所が判明したのである。
「レックウザ、確認、ブソン」
「了解、ミサイル発射!!」
もえぎいろをした通常色のレックウザにロケット団員たちがミサイルを発射し攻撃した。
「ラブリナ」
「ボルグ先輩、了解~」
ボルグたちの装置から電撃が放たれレックウザを攻撃しあっという間にレックウザを拘束したのだ。
そして、作戦の司令官であるシラヌイはブラックレックウザが現れるまで待機を命じたのである。
その時
「エンテイ、かえんほうしゃ!!」
『エンテイ!!』
エンテイのかえんほうしゃがブソンたちのミサイル装置を破壊した。
「!!お前は……」
「ボルグ、やはり貴様が絡んでたか」
「レオ……こんなところまで現れて我々の邪魔をするか」
「ロケット団を解体するまで続けるさ」
「何者だ」
バショウはモンスターボールからハガネールを出したのだ。
「ボルグ、お前の知り合いか?」
『ハガネェ!!』
「奴の名はレオ、オーレ地方にてシャドーを半壊滅させた男だ」
「シャドーを半壊滅?ああ、元スナッチ団の団員か」
ブソンはモンスターボールからエアームドを出したのである。
『エアームドッ!!』
その時
「これはこれは、貴方がレオさんですか」
「誰だ?」
「私はシラヌイ、ロケット団の科学者で、その貴方が着けているスナッチマシンの開発者ですよ」
「!!……………スナッチマシンの開発者だと……」
レオはボルグを見た。
「そして、ダークポケモンの開発者………俺の戦いの元凶がここに…………ちょうどいい、絶好の機会だ」
レオはモンスターボールからブラッキー、エーフィーを出したのだ。
「排除しろ、エアームド!!」
『エアームド!!』
「ハガネール!!」
『ハガネェ』
ロケット団員たちはレオと戦闘したがあっという間にロケット団員たちは無力化されてしまったのだった。
「なんだこいつの強さ……」
『エアァ……』
「まさに手も足も出ない……」
『ハガネェ……』
「シラヌイ博士……ここは撤収を……」
「そうだな、ボルグ、レックウザを連れて一旦撤収しよう」
「了解」
「逃がすか……エンテイ!!」
その時
どこからか2つのエネルギーがレックウザの拘束装置に直撃しレックウザは拘束から解放されたのである。
「あれはなんだ……」
『ブラッキー』
『エーフィー』
触手のような物を持つ謎のポケモンが2体飛来してきた。
「!!あれは……デオキシス」
「ボルグ、何故、ここにデオキシスが?」
「……シラヌイ博士、どうやらレックウザを救出しに来たようです、ラルースシティでの一件以降レックウザとデオキシスは敵対関係ではなくなっているからか……」
その時
レックウザは怒り暴れ出したのだ。
レックウザはロケット団へ攻撃を放ち機器などを破壊しロケット団を蹴散らしたのである。
「あのレックウザとかいうポケモンを止めるぞ!!」
『ブラッキー』
『エーフィー』
デオキシスたちもアタックフォルムにフォルムチェンジしサイコブーストを放ちレックウザを制止させようとするも我を失ったレックウザは過去に和解した筈のデオキシスたちにまで攻撃をした。
「こいつら姿が変わるのか……こんなポケモン初めて見た……おっと、そんなことより……」
レオはモンスターボールからオーダイル、スイクン、ライコウを出したのだ。
「レックウザを止める、一斉攻撃だ!!」
『ブラッキー!!』
『エーフィー!!』
『オーダイル!!』
『エンテイ!!』
『スゥゥゥ!!』
『ラァァァァ!!』
レオのポケモンたちの一斉攻撃とデオキシスたちのサイコブーストでレックウザにダメージを与えたのである。
「!!気を付けろっ……」
レックウザがドラゴンクローを使用しライコウが食らってしまった。
「大丈夫か?」
『ラァァァ……』
レオはデオキシスたちと協力し暴れるレックウザを静めようと奮闘していたのだ。
「こんなでかいの相手にするのダークルギア以来だな」
レオも今まで数多くの修羅場をくぐり抜けた男でありポケモンたちもこの程度で戦闘不能になるほど柔ではないがさすがにこのレックウザの暴れっぷりは堪えるものがあったのである。
「スイクン、オーロラビーム!!」
『スゥゥゥ!!』
スイクンのオーロラビームが直撃するも相変わらずレックウザは暴れ続けていた。
「しまっ……」
今度は避けきれずレックウザの攻撃を受けてしまいそうになったのだ。
その時
「!!」
デオキシスたちがディフェンスフォルムにフォルムチェンジしレックウザの攻撃からレオたちを守ったのである。
「また姿が……こいつら状況に応じて姿が変化するのか」
しかし、紫色のコアを持つデオキシスがレックウザの攻撃を受けて触手が消滅してしまった。
「なっ……」
だが、すぐにデオキシスはその触手を再生させたのだ。
「再生……なんでもありだな」
更に暴れ続けるレックウザの攻撃に耐えきれずデオキシスはとうとう蹴散らされてしまったのである。
「一斉攻撃!!」
レオのポケモンが再びレックウザに一斉攻撃を仕掛けるも構わずレックウザは突撃してこようとした。
その時
「!!」
突如、何者かの攻撃がレックウザを襲ったのだ。
「……………レックウザ」
それは黒いレックウザだったのである。
黒いレックウザは暴れるレックウザを攻撃するもレックウザも黒いレックウザの首に噛みついた。
「!!まずい、スイクン、オーロラビーム!!」
『スゥゥゥ!!』
スイクンのオーロラビームをくらいレックウザは黒いレックウザを口から離したのだ。
そして、黒いレックウザはドラゴンクローでレックウザを攻撃しさらにりゅうのはどうで止めを刺したのである。
黒いレックウザの攻撃でようやくレックウザは我にかえり攻撃をやめたがレックウザは既に動けない状態だった。
「なんとかなったか……あとはロケット団を……」
その時
「!?」
黒いレックウザが電撃により拘束された。
「ボルグ、貴様……」
「ご苦労、レオ、君のおかげで緑のレックウザが簡単に捕獲できる、あとはこいつを拘束するだけだ」
「ボルグ先輩~、めっちゃ悪党~」
そして、ボルグは何かの装置を起動させ黒いレックウザの身体にリングのような物が装着されたのだ。
『ラァァァ!!』
ライコウはボルグの装置に電撃を放ち破壊したのである。
「くっ……」
「どうだ、ボルグ、自分がダークポケモンとして使ってたライコウに攻撃されるのは?」
「………黙れ」
「ボルグ先輩、逃げましょうよ……」
「ラブリナ?」
「あれあれ……」
黒いレックウザはりゅうのはどうをボルグたちに放とうとしていた。
「なっ……」
そして、黒いレックウザはりゅうのはどうを放ちボルグたちは直撃はしなかったもののほぼ無力化されたのだった。
「おのれ……レオ、貴様だけは……」
その時
「ん?」
殆ど動けないでいるレックウザ、黒いレックウザ、デオキシスたちは一斉に空を見上げたのだ。
「どうした?………メールか」
それと同時にレオのP★DAにメールきたのである。
「!!なんだと……」
『レオ君、聞いてくれ、今、トクサネ宇宙センターから緊急の連絡があり隕石が大圏に間もなく突入し恐らく突破するらしい、このまま隕石が地球に衝突する場合、予測される地点は君の出身のオーレ地方のようだ、もし、衝突した場合、オーレ地方は壊滅的な被害を受けると予測される、現在、隕石の迎撃体制がとられているが恐らく防ぎきれない、もう時間がない』
そして、ボルグの無線機に無線が入った。
「………………なんだと、隕石は大気圏に突入する際に消滅しコアのみ地球に飛来する筈では………規模の想像を遥かに越えていただと……」
…隕石のことはニュースでやっていた、しかし、確実に隕石は消滅してしまうと言われていたが……ロケット団内でもそう言う話になっていたのだろう…
その時
黒いレックウザが雄叫びをあげたのだ。
「レックウザ……まさか、隕石を破壊しに行くのか」
黒いレックウザはゆっくりと頷いたのである。
「……………………………………………………」
レオは装着していたスナッチマシンを外し他の余計な物を全て外した。
「………レックウザ、俺も一緒に連れてってくれ」
『ブラッキー!?』
『エーフィー!?』
『オーダイル!?』
『エンテイ!?』
『スイクン!?』
『ライコウ!?』
「お前たちは来るな」
『ブラッキー!!』
『エーフィー!!』
『オーダイル!!』
『エンテイ!!』
『スイクン!!』
『ライコウ!!』
「隕石を破壊しても中になんかあるんだろ?それがオーレに落ちたらどっちしろ大変だ…………だから、俺は少しでもオーレからずらせるように俺もいく」
『……………』
「頼む、レックウザ!!」
『………………』
そして、黒いレックウザは頷いたのだった。
「感謝する……」
レオはオーレでバイクの運転の際に着用していたバイザーゴーグルを着用し黒いレックウザに乗ったのだ。
「お前たちはここにいろ、ここなら安全だ……時間がない、レックウザ!!」
そして、黒いレックウザはレオを乗せて飛び去ったのである。
「うっ……ぐぉぉぉ……」
黒いレックウザはレオの身体がもつ限界ギリギリの速度で滑走していた。
「気にするなっ…レックウザ、間に合わなくなる…」
そして、あっという間にオーレ地方が見えてきたのだ。
…早いな…………久しぶりのオーレ…
「!!隕石はあれか……」
既に大気圏を突破した隕石がオーレ目掛けて着々と近づいていたのである。
黒いレックウザはりゅうのはどうを隕石に放つも隕石は砕ける所か進路を変えることもなかった。
「駄目か………」
……俺は……
レオは今までのことが頭に過ったのだ。
…辛いこともあった……けど、
「絶対にオーレを守る!!……俺の気持ちに答えてくれ!!……レックゥゥザァァァ!!」
オーレ地方から離れたホウエン地方、そこにそびえ立つそらのはしら、そこの頂に眠っていたポケモンは目を覚ましたのである。
それは今回の個体とは違うそらのはしら周辺を縄張りとする通常色のレックウザだった。
そして、そのレックウザが雄叫びをあげるとホウエン地方のどこかにある巨石が反応し巨石から光が放たれた。
「!?」
巨石から放たれた光はオーレ地方の天空で隕石と対峙していた黒いレックウザに届き黒いレックウザは眩い光に包まれたのだ。
「レックウザ……」
そして、
「!!姿が変わった……」
黒いレックウザはメガレックウザへとメガシンカを遂げたのである。
「レックウザ、いけるか?」
黒いメガレックウザは上昇し隕石より遥か上空に行こうとした。
その時
「ぬわっ!?」
レオは耐えきれず黒いメガレックウザから落ちたのだ。
『!!』
「気にするな!!レックウザ、隕石を破壊するんだ」
黒いメガレックウザは隕石目掛けて急降下したのである。
黒いメガレックウザはガリョウテンセイを使った。
そして、黒いメガレックウザによって隕石は木っ端微塵に砕け散ったのだった。
その時
砕け散った隕石の中から紫色の水晶の様なものが現れその水晶からチョキチョキと触手のような物が現れたのだ。
そして、その水晶はデオキシスへと姿を変えたのである。
その時
黒いメガレックウザがボルグに取り付けられたリングのような装置がデオキシスのコアへレーザーを掃射してさらに黒いメガレックウザから離れデオキシスをリングが拘束し何処かへ連れ去った。
…よかった…これで…
レオは落下していた……誰がどう見ても助かる見込みは無さそうだった。
その時
「!!」
落下していたレオの身体が急に停止し浮いたのだ。
「……これは……」
そこへ、
「!!デオキシス……お前たちが……」
デオキシスたちがレオを助けたのである。
そして、黒いメガレックウザはレオを背中に乗せるとメガシンカを解除しレックウザに戻った。
レオは今度はゆっくりとした速度でデオキシスたちと一緒にホウエン地方へ戻るのだった。
そして、レオは黒いレックウザに乗りホウエンの先程までいた場所に戻ってきたのだ。
『ブラッキー!!』
『エーフィー!!』
『オーダイル!!』
『エンテイ!!』
『スイクン!!』
『ライコウ!!』
「……ボロになったが生きてるぜ…………………………どうした?」
レオのポケモンたちはレオの生還に喜んでいるが何処か浮かない表情だったのである。
「!!緑のレックウザはどうした!?」
レックウザの姿が何処にも見当たらなかった。
「ボルグたちもいない……!!まさか……」
そう、レオが隕石に対応している間にロケット団は力尽きかけていたレックウザを確保し連れ去ったのだ。
「ボルグ……次あったらただじゃおかねぇ……」
施設内で拘束されたレックウザは電気を浴びせられ実験材料にされていたのである。
「素晴らしい、レックウザ、このポケモンの力は素晴らしい」
シラヌイ博士はレックウザのデータを見ながら興奮していた。
「しかしようボルグさん、あんだけ機器とかを破壊しといてレックウザだけか?デオキシスも2体いたろ、それを逃して隕石のデオキシスも含めれば3体」
「フッ、ブソン君、非常事態時に現場にいなかったのはそちらだと思うがな」
「なんだと貴様」
「やめろ、ブソン、今回は完全にボルグの手柄だ」
「バショウ……クソッ!!」
「シラヌイ博士、このレックウザはシャドーで使わせてもらいますがよろしいですかな?」
「ああ、データを採取したら異論はない」
「博士……」
「ブソン、元々、このレックウザはシャドーへの予定だった、そもそもブラックを確保できなかったのはお前たちだろう?」
「………はい」
「ブソン、バショウ、暫くはオーレへ向かい恐らくオーレに落下したと思われるデオキシスを捕獲せよ」
「了解……」
「了解」
「では、俺はこれで失礼する」
ボルグはレックウザに背を向けてこの部屋を出ていったのだった。
…バカめ、オーレを探してもデオキシスは見つからん、あれは既にシャドーのラボへ運んだ…
流石に無茶が過ぎてレオはホウエン地方の病院に入院していたのだ。
「流石に無茶をし過ぎたか」
そこへ、
「具合はどうだ?」
「……来たか、タクト」
「これ、お見舞いだ、ヒメリのみ、皮剥いてやろうか?」
「いらん」
「と、まず隕石の件、感謝している、そうそう、ハンサムさんが言うには感謝状が出るそうだぞ」
「……いらん、あれはレックウザの力だ」
「……そうか」
「で、ロケット団の情報は?」
「ない」
「……嘘をつくな、わざわざホウエンまで来といてないわけないだろ」
「………わかった、しかし、体が治るまで動かないって約束できるか?」
「…………いいだろう」
「わかった、ロケット団だがいずれイッシュ地方へ進出するつもりのようだ」
「イッシュ地方へか……」
「ま、まだまだ先だな、それより、優先はこっちだ、君から頼まれていた仮面の男の目撃情報が出ている」
「!!ハデスのか」
「落ち着け、シンオウ地方にて化石ポケモンとエンテイを使う仮面の男の目撃情報があった」
「わかった、完治したらシンオウへ向かう」
「ほんとに完治してからな」
「ああ……所で……」
「なんだ?」
「目が泳いでいるが他に何か隠してないか?」
「え……ないない……」
「タクトさん!!」
「ミレイさん」
「レオに情報提供しているんですよね」
「うん、まぁ……」
「レオはどこにいるんですか?」
『プラプラ!!』
「すまない、彼との約束でミレイさんに場所を教えないことになってるんだ」
「……………」
「ミレイさん?」
「……レオに会いたいんです!!まだ、私、レオに気持ち全て伝えてない!!タクトさん、お願いします!!」
「…………………………場所は教えられない……けど、レオ君に提供している情報を教えよう」
「本当ですか!?」
タクトはミレイの押しに負けてシンオウ地方の情報を話してしまったのだった。
「……………いや、別に……おっと、こんな時間だ、失礼するよ、あ、ヒメリのみの他にロメのみとかもあるからね」
「ああ」
そして、タクトは病室を後にしたのである。
「何か隠してやがるな………まぁいい……」
レオはヒメリのみをひとつ取るとかじった。
…ロケット団もそうだが、まずはあの仮面の男、ハデスを何とかしてエンテイを助けなくては……久々に行くかシンオウ!!…
レオ活躍し過ぎと思った……、レックウザに関しては普通のレックウザ=デオキシスの映画レックウザ、黒いレックウザ=フーパの映画のレックウザ、そらのはしらレックウザ=最強メガシンカのレックウザという設定です。