術式が『ホワイトグリント』ってマ? 作:隣の家に晩飯凸する止まらないゴルシ
マジですんません…モチベとテストの右ストレートくらいました…
あと来週の火曜から期末テストです。
やったぜ(白目
呪術高専にやってきて数週間。見覚えのある奴がやってきた。
「伏黒恵です」
伏黒恵───確か、原作───呪術廻戦の方だ───のキャラクターだった筈だ。彼がここに来たということはつまり原作が開始するという事。ここから更にめんどくさいことになる。そんな予感がしていた。
予感は的中した。数回任務に行っただけで伏黒は仙台に行かされていた。そう、虎杖悠二との遭遇だ。もしカミサマがいるなら―――なぜ俺を関西に産み落とさなかったのかを問い詰めたいところだが、時間は待ってくれない。色々と、対策を練らなければならないのだ。嗚呼、面倒だ。ふと、気がつく。心臓の鼓動が昂っている。血がたぎっている。面倒―――面倒だ。だというのに、身体は闘争を求めている。口を歪ませている。闘志は昂り、血は沸騰するように滾る。もしやAC乗りの宿命か?
「く…」
自嘲気味に嗤う。カネの為に戦う―――所詮はそれも、己の気付かぬ建前だったのだ。口が歪む。愉しい、愉しくなる。これは。恐らく、否必ず面白くなる。
人間はゴミだ。いつまでも争いを繰り返し、いつまでも罵り合う。生かす必要性を感じない。可能性を感じない。殺さねばならない。滅ぼさなければならない。いつまでも人間は利己的で身勝手だ。勝手に人を助け、勝手に見返りを求める。救わねばとか何とか言うくせに、その自分に救う気はない。外道めが。
クソッたれだ。ぶち殺す。ぶち殺してやる。分かっている。こう語る己も、所詮は人間だと。所詮は、人間なのだ。故に、人をやめた。故に殺す。
どうしても、何としてでも殺す。
確固たる意志を胸に、裁定者は漆黒の巨体を落下させ、今日もまた呪術師殺しを始めた。
伏黒は自分が来る少し前に転校してきた先輩を見た夜、悪夢を見た。
ゆっくり、ゆっくりとそれは始まった。目の前に広がる血の荒野をそれは進む。その荒野を進み続けるそれの足元には幾つもの鉄が―――否、鉄でできた腕や足が転がっているのだ。
それはその中を歩いている。白い何かに身を包み、歩いている。
伏黒はその景色に酷い嫌悪感と恐怖を覚えた。不気味な何かはいずれ己を殺すのか。いや、わからない。でも、まるでその姿は───鬼神のような、死神のような異質さを解き放っていた。
準は知らない。己の内に眠る傭兵としての己を。
裁定者は知らない。彼の中に眠る更なるどす黒い復讐心を。
彼らは知らない。平和というものを知らない。闘い以外の何かを知らない。