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前回のあらすじ、家を追い出されました。
今回のあらすじ、ララのお父さんにご挨拶します。
俺の人生急ピッチすぎない?ここ2日位の密度半端じゃないよ?もっと間を置いてから来いや、シャーマンキングじゃねぇんだよ。
まぁ愚痴言ってなんとかなる状況ではもちろんないので巻き込まれに行くんですけども。
俺は今、ララさんとララさんの護衛らしいザスティンさんと一緒に街の少し外れにある森に向かっていた。
因みに沢山いた黒服には帰ってもらった、普通に大所帯だし悪目立ちは間違いなかったので。
さて何でこんなことになっているのかと言えばそれは。
「……………………すまない」
隣で俯いている
俺が帰った後、結城家家族会議が家にいない2人を含めたリモートで行われた後のこと、
遂にララさんがデビルーク側の追手に補足されてしまったらしい。
それを察知したララさんと巻き込まれる形でリト達はデビルーク側の追手とから逃げ回る羽目になったのだとか。
追い詰められたララさんは追手を撃退する為に攻勢の発明品を発動何とか戦闘不能にし、それでもなお自分を追ってこようとする追手に言ったんだそうだ。
「私は
ララさん的には大切な人というのはリトや美柑も入っていて俺個人を指す言葉として言ったのではなく俺の名前が頭に来たのは恐らく偶々である。
だがララさんを追っていたデビルーク側はそうは思わなかったらしい、ララさんはテルという地球人と一緒に暮らしたいから地球に残ると言い出したと思った、結果。
→ララさんはテルという地球人と暮らしたいから地球で暮らす
が
→ララさんはテルという地球人が好きになってしまったので結婚して地球で暮らす
に変化し。
→ララさんはテルという地球人と結婚したいので王に婚約者だと認めろと伝えろと言った。
最終的にこの形で追手を統括していたザスティンさんに伝わったそうな、
一応ララさんが俺を婚約者にしようとしてるという件については誤解が解けたらしいのだが、その時にはザスティンは王に報告をしており、しかも王が俺と話したいと命令を出して来ており、後に引けない状態になっていた。
出来るだけ穏便に済ませるのですまないが王と話してくれないか?っと頭を下げられそして今王が待つところに向かってる途中なのである。
だが悪いことばかりでもない。
正直婚約者云々は置いといてララさんのお父さんと話すこと自体は悪いことじゃないと思ったし、ここで王様にララさんの地球滞在を許して貰えればララさんに地球での時間を作れる
俺はその時そう思っていた。
♥
「あのララさん、ザスティンさん聞いときたいことがあるんだけど」
俺の言葉を聞いて2人は振り返る、王様に会う前にどうしても確認しときたいことがあったのだ。
「そもそも何でララさんの結婚をこんなに急ぐんだ?ララさんの見た目俺と歳そんなに変わらないだろ、それなのに毎日お見合いして婚約者を見繕おうとしてるのは、何か事情があるのかなって?」
俺の視点で言えばララさんの歳で毎日お見合いを強制される状態は異常だが王族という枠組み、しかも宇宙の王族である、俺の理解が及ばないこともあるだろう。
ぶっちゃけ俺はいいとこ部外者である、そんな俺が事情もわかってないのに口を挟むのは正直憚られる、何かデビルーク側に退っ引きならない事情がある可能性もあるからだ。
もしそうなら先に聞いとくべきだろうそう思って訪ねたんだが………
2人は顔を見合わせ、そしてザスティンさんが話し始めた。
そして聞いたララさんの事情は悪い意味で予想外だった。
そしてその説明を聞いた俺の感想は「ふざけるな!」だった。
ザスティンが話しララさんが補足を入れてくれたのだが2人の説明はお互いに多分に感情的で主観が入っていたが要約するとこうだ。
ララさんの父親、現デビルーク王は戦乱の中にあった宇宙を統一し全銀河の覇権を握った偉大な人らしい。そこはいい!本気でどうでもいい!!
ただその治世に1つ問題があった。
『後継者』の存在である。
そもそもデビルーク王の力とカリスマによってなりたっているのが今の銀河統一という状況、そこが崩れるとたちまち瓦解することになる。
家臣達はそれがわかっていたので王にハーレム作って沢山王の血を引く子供を作って王を継ぐ後継者を作って欲しいと願ったらしい、だがそれを王は却下し1人の女性を后とし生涯1人を愛すると宣言したんだそうだ。
正直それもいい、事情があったとはいえ女の人をものみたいに扱う家臣にも腹は立つし1人の女性を愛し続けることは素晴らしいことだと思う。
だが問題はそのしわ寄せがララさんに回ってきたことである。
結果王の子供として産まれてきたのはララさんと妹さんを含めた3人だったらしく、全員女の子。
家臣としてはララさん達に今度こそ多く婿を娶って貰い嫡男を産んでもらいたいと王に願い出て、多くのお見合いを王宮に持ち込んだ。
そしてそれは王の思惑とも合致していた。
王は早く隠居を決め込みたかった、だがララさんには銀河統一を成し遂げたデビルーク王を継げるほどのカリスマも力もまだない。
だからララさんをフォローできる婿を見つけ、婿を後継者として定め自身は引退しようと考えたのである。
だが当たり前だがそんな婿はそう簡単には現れない、なら分母を増やせばいい。
それがララさんのお見合い漬けの真相だった。
「勿論ララ様を守る意図もあった、ララ様と結婚するということはデビルーク王の後継者となること、その座を狙ってくるものは昔から多くいた。
婚約者を決めることはそういう者達に対する牽制の意味もあった」
ザスティンさんが王の行動をフォローするがそんなのフォローにもなってない、自然腕に力が入ってしまうのも感じた。
何か特別な事情があるのかもと思ってた。
でも違った
ララさんは父親が通してきた我儘のツケを払わされてるだけなのだ。
歯の奥に力が入る血が熱くなるのを感じる。
何だよ……!何だよそれ!!
気づいたらザスティンさんに詰め寄ってた。
「ザスティンさん……結局それって国の事情と王様の事情を纏めてララさんに押し付けようってことですか?」
「…………………………………………………………」
ザスティンさんが押し黙る、せめて言い返してくれよ……。
「ララさん人形じゃないんですよ?挙げ句こんな
「ララさん大切じゃないんですか!!何で……何でララさんがそんなもんに振り回されて、したくもないこと押し付けられて、結婚なんて一生ものなんですよ!?それを自由に決められない理由が親父の我儘?
ふざけんなよ!!!」
「テル………」
思った以上に声が出た、声を出した後でザスティンさんに言うことじゃないと気づいた、ザスティンさんは悪くないこんなの当たってんのと一緒だ。
「すいません、部外者なのに言い過ぎました……」
「いや………君の言うとおりだ」
俺は罪悪感からザスティンに謝った、だがザスティンから帰ってきたのは穏やかな声だった。
「デビルーク王に仕えるのが私の使命……私はララ様の気持ちを知らず………いや知らないふりをしていた」
「本当は気付いていたんだ……ずっと誰かに言ってほしかったのかも知れない、君の言葉で目が覚めたよ」
「ありがとうテルくん」
そう言ってザスティンさんが俺の頭に手をおいた
ちょっと照れくさい。
「本当は君のような子にララ様を任せたかった」
「いやそれは勘弁してください………」
割と切実に。
「ザスティンさん………、俺、言いたいこと出来たんで王様と早く話させて貰えませんか?」
直接問いただしたいことが出来た、言ってやりたいことも出来た、宇宙の帝王?知るかボケ!こちとらララさんのが大切なんじゃボケ!
そう言うとザスティンは「わかった」といい宙にクリスタルのようなものを展開した。
展開したクリスタルから画像が現れる。
『よぉ三上テル』
偉そうな声がした。
『チッ、ホントにあのバカに似てやがる』
その声を聞いて俺はこいつとは仲良くなれねぇなと思った。
おかしいな……今回でデビルーク王との会話まで終わらせる予定だったんですがザスティン書くのが途中で楽しくなってしまって長くなってしまいました。
この小説主人公の味方になってくれるのはおそらくザスティンとペケ位なのでここの関係性は大事にしたいところ最後の防波堤でもあるので
次回も主人公激おこです。